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Yamareco

記録ID: 3094687
全員に公開
キャンプ等、その他
奥多摩・高尾

小仏峠道(旧甲州街道)の戦国遺構の調査

2020年11月29日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 東京都 神奈川県
 - 拍手
castle_hunter その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:14
距離
12.2km
登り
838m
下り
821m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:56
休憩
2:20
合計
7:16
距離 12.2km 登り 838m 下り 840m
10:08
14
10:22
10:26
18
10:44
33
11:17
11:29
3
11:32
12:05
43
12:48
12:58
58
13:56
13:58
0
13:58
14:01
30
14:31
14:45
5
14:50
15:39
67
16:46
16:53
8
17:01
17:05
10
17:15
17:17
7
17:24
小仏バス停
新人1名を伴って、旧甲州街道の小仏峠の西側(県道516号線)、小仏城山の相模湖側(東海自然歩道)をメインに、戦国時代末期に北条方が構築した遺構の調査に向かう。(作成日:2021/04/23)
天候 晴後曇り
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自転車
コース状況/
危険箇所等
メジャーなハイキングコースのためコンディションは良好
「7」小仏峠下駐車場は10時には満車。手前の駐車可スペースもほぼ満車で、諦めて引き返す車もちらほら。確実に止めたいなら、8時前でないと厳しい。近隣に8時間500円程度のコインパーキングを作れば儲かりそうだがw
「7」小仏峠下駐車場は10時には満車。手前の駐車可スペースもほぼ満車で、諦めて引き返す車もちらほら。確実に止めたいなら、8時前でないと厳しい。近隣に8時間500円程度のコインパーキングを作れば儲かりそうだがw
「9」2019年の台風19号で流されたコンクリートパネルの橋は仮設パイプ橋にグレードダウンして復旧。
「9」2019年の台風19号で流されたコンクリートパネルの橋は仮設パイプ橋にグレードダウンして復旧。
「11」この水場に水汲みに来る地元の人は多いが、流れ的には湧き水と言うより普通に沢の水なので、直接飲むには水質が心配ではある。
「11」この水場に水汲みに来る地元の人は多いが、流れ的には湧き水と言うより普通に沢の水なので、直接飲むには水質が心配ではある。
「14」旧甲州街道の小仏林道は沢道を抜ける所で終り。ここから尾根筋道の遊歩道を100m登ると小仏峠。峠までが都道516号線、峠から西側は神奈川県道516号線。この道は戦国時代の軍道がほぼそのまま残されている貴重な歴史遺構なのである。
「14」旧甲州街道の小仏林道は沢道を抜ける所で終り。ここから尾根筋道の遊歩道を100m登ると小仏峠。峠までが都道516号線、峠から西側は神奈川県道516号線。この道は戦国時代の軍道がほぼそのまま残されている貴重な歴史遺構なのである。
「16」峠道は所々無駄に掘り込んだつづら折りになっていて、そのすぐ上が格好の待ち伏せポイントとなっている。防御の向きとしては逆だが、本城の八王子城が落とされた後もここで迎え撃つという周到な配慮がされている。
「16」峠道は所々無駄に掘り込んだつづら折りになっていて、そのすぐ上が格好の待ち伏せポイントとなっている。防御の向きとしては逆だが、本城の八王子城が落とされた後もここで迎え撃つという周到な配慮がされている。
「19」30分で小仏関所(北)に到着。天気さえ良ければハイカーが途切れる事がない。
「19」30分で小仏関所(北)に到着。天気さえ良ければハイカーが途切れる事がない。
「20」小仏関所(南)は北より1m程標高が高い。週末は(自分より)著名な山地図屋さんが露天営業する。
「20」小仏関所(南)は北より1m程標高が高い。週末は(自分より)著名な山地図屋さんが露天営業する。
「21」明治天皇がここで休憩しましたという碑。登山キャリアのほとんど無い自分は脇の廃屋が茶屋だった頃は知らない。
「21」明治天皇がここで休憩しましたという碑。登山キャリアのほとんど無い自分は脇の廃屋が茶屋だった頃は知らない。
「26」峠から直接西に下らずに、小仏城山方面へ向かう。579mの見晴し台には茶屋の跡がある。幅20m以上の平場になっていて、峠道を守る兵の陣屋跡だろう。
「26」峠から直接西に下らずに、小仏城山方面へ向かう。579mの見晴し台には茶屋の跡がある。幅20m以上の平場になっていて、峠道を守る兵の陣屋跡だろう。
「24」見晴し台からの相模湖畔の眺め。左下は中央道。
「24」見晴し台からの相模湖畔の眺め。左下は中央道。
「33」小仏城山手前の巻き道分岐。通行止のロープとテーピングが切られている。その巻き道を進む。
「33」小仏城山手前の巻き道分岐。通行止のロープとテーピングが切られている。その巻き道を進む。
「38」巻き道の途中の小尾根を越えた所の土砂崩れポイント。辛うじて残っている道も亀裂が入っていて段差が出来ている。
「38」巻き道の途中の小尾根を越えた所の土砂崩れポイント。辛うじて残っている道も亀裂が入っていて段差が出来ている。
「44」すぐ先の浅い谷部では道が完全に崩れている。ここは大した急斜面ではないが、豪雨で地層に溜まった水の圧力で一気に流失したのだろう。
「44」すぐ先の浅い谷部では道が完全に崩れている。ここは大した急斜面ではないが、豪雨で地層に溜まった水の圧力で一気に流失したのだろう。
「49」巻き道と日影林道の交差点。日影林道側は通行止になっているが、50m程進んだ所から日影乗鞍尾根に入るコースがあるので、問題はない。沢の水が増水していない限り、林道を下っても問題はないが。
「49」巻き道と日影林道の交差点。日影林道側は通行止になっているが、50m程進んだ所から日影乗鞍尾根に入るコースがあるので、問題はない。沢の水が増水していない限り、林道を下っても問題はないが。
「56」そのまま巻き道を南下し、南高尾山稜コースに出る。この道こそ、戦国末期の北条方が整備した大軍道である。巻き道のほとんども同時期の整備と思われる。
「56」そのまま巻き道を南下し、南高尾山稜コースに出る。この道こそ、戦国末期の北条方が整備した大軍道である。巻き道のほとんども同時期の整備と思われる。
「70」南高尾山稜コース(大垂水峠方面)への分岐。実は南高尾山稜は未踏査だったりする。優先順位としては、北側の戸倉城方面が先かと。今熊神社(今熊城)の石垣は凄かった。
「70」南高尾山稜コース(大垂水峠方面)への分岐。実は南高尾山稜は未踏査だったりする。優先順位としては、北側の戸倉城方面が先かと。今熊神社(今熊城)の石垣は凄かった。
「75」小仏城山の4等三角点(670.4m)
「75」小仏城山の4等三角点(670.4m)
「76」在りし日の天狗様。あちこち朽ちて来て、アンパンマン状態に。
「76」在りし日の天狗様。あちこち朽ちて来て、アンパンマン状態に。
「80」小仏城山からの都心方向の眺めは、景信山と比較すると1段落ちる。
「80」小仏城山からの都心方向の眺めは、景信山と比較すると1段落ちる。
「81」電波塔はどこの会社のものかは知らないが、林道が完全復旧しないと整備機材も運べないという状況が1年半も続いている。コロナが余計な足枷に。ジムニーなら通れるようだが。
「81」電波塔はどこの会社のものかは知らないが、林道が完全復旧しないと整備機材も運べないという状況が1年半も続いている。コロナが余計な足枷に。ジムニーなら通れるようだが。
「82」山頂ベンチは陣取りにちょっと悩むくらいの混雑ぶり。トイレの前に陣取って、少し早めの昼飯。
「82」山頂ベンチは陣取りにちょっと悩むくらいの混雑ぶり。トイレの前に陣取って、少し早めの昼飯。
「87」相模湖方面の降り口には、緩斜面の下に幅3m程の帯曲輪がある。
「87」相模湖方面の降り口には、緩斜面の下に幅3m程の帯曲輪がある。
「92」城山相模湖尾根道(峰尾山)8合目の大堀道に差しかかる。深さは深い所で2.5m程度だが、掘った土砂を谷側に積み上げたとすれば、実質2m無いかも。以前はここで引き返して登り返した。
「92」城山相模湖尾根道(峰尾山)8合目の大堀道に差しかかる。深さは深い所で2.5m程度だが、掘った土砂を谷側に積み上げたとすれば、実質2m無いかも。以前はここで引き返して登り返した。
「95」8合目の大堀道。下からハイカーが登ってくる。堀道はS字カーブになっている事が多い。
「95」8合目の大堀道。下からハイカーが登ってくる。堀道はS字カーブになっている事が多い。
「97」8合目の大堀道の中程から上を見る。この構造を生かすには、左右の高台に兵を並べる場所が必要だが、崩落しているせいか、明瞭な構造は残っていない。
「97」8合目の大堀道の中程から上を見る。この構造を生かすには、左右の高台に兵を並べる場所が必要だが、崩落しているせいか、明瞭な構造は残っていない。
「98」8合目の大堀道の下端側。堀道のルート測量に時間がかかったので、相棒が土手の上で暇を潰している。
「98」8合目の大堀道の下端側。堀道のルート測量に時間がかかったので、相棒が土手の上で暇を潰している。
「102」8合目の大堀道を下端側から見る。
「102」8合目の大堀道を下端側から見る。
「112」8合目下の堀道を下から見る。深さは最大で2m程。
「112」8合目下の堀道を下から見る。深さは最大で2m程。
「115」8合目下の堀道のすぐ下には、尾根鞍部を堀道を掘った土砂で埋めた土橋がある。道幅は1.5m、長さ30mと、かなりの造成規模である。このような土橋は、小仏峠から景信山・堂所山までの尾根道で数多く見られる。
「115」8合目下の堀道のすぐ下には、尾根鞍部を堀道を掘った土砂で埋めた土橋がある。道幅は1.5m、長さ30mと、かなりの造成規模である。このような土橋は、小仏峠から景信山・堂所山までの尾根道で数多く見られる。
「118」7合目堀道の上にあるお地蔵さんと山火事注意の木看板。
「118」7合目堀道の上にあるお地蔵さんと山火事注意の木看板。
「121」7合目堀道は軽くS字状になっているが、深さは1.5m程しかない。防御目的と言うよりは、下の土橋を作るために土砂を掻き出したとしか思えない。
「121」7合目堀道は軽くS字状になっているが、深さは1.5m程しかない。防御目的と言うよりは、下の土橋を作るために土砂を掻き出したとしか思えない。
「122」7合目下の土橋。幅2m、長さ30m。尾根の断面が綺麗な台形になっているので、人工的な構築物である事が分かる。
「122」7合目下の土橋。幅2m、長さ30m。尾根の断面が綺麗な台形になっているので、人工的な構築物である事が分かる。
「126」道が尾根の中央を避けているのは、中央の緩斜面を陣場にでもしたためだろう。
「126」道が尾根の中央を避けているのは、中央の緩斜面を陣場にでもしたためだろう。
「128」陣場のすぐ下の急斜面に巻き道を通している。上から攻撃されたら堪った物ではない。
「128」陣場のすぐ下の急斜面に巻き道を通している。上から攻撃されたら堪った物ではない。
「131」6合目に見晴らしの良いベンチがあるが、明らかに曲輪の跡である。
「131」6合目に見晴らしの良いベンチがあるが、明らかに曲輪の跡である。
「132」6合目の見晴し台からの眺め。
「132」6合目の見晴し台からの眺め。
「138」長い平尾根の根元の方から巻き道になっている。尾根の先端に新多摩線の送電線の鉄塔(No.65)がある。
「138」長い平尾根の根元の方から巻き道になっている。尾根の先端に新多摩線の送電線の鉄塔(No.65)がある。
「141」平尾根の先端方向から振り返る。この尾根上に4等三角点があるが、良く探さなかったので発見出来なかった。
「141」平尾根の先端方向から振り返る。この尾根上に4等三角点があるが、良く探さなかったので発見出来なかった。
「150」巻き道の終点からいきなり岩場のつづら折りの急斜面になる。
「150」巻き道の終点からいきなり岩場のつづら折りの急斜面になる。
「157」つづら道の下側は川石が敷いてあるが、いつの時代のものであろうか。過剰な期待は禁物であるが。
「157」つづら道の下側は川石が敷いてあるが、いつの時代のものであろうか。過剰な期待は禁物であるが。
「162」4合目曲輪の上にあるミニサイズのお地蔵さん。
「162」4合目曲輪の上にあるミニサイズのお地蔵さん。
「164」4合目曲輪は少し広めで櫓くらいは余裕で建ちそう。2合目の平尾根は更に広いが、山林のままになっていて、曲輪としての平坦部が不明瞭。
「164」4合目曲輪は少し広めで櫓くらいは余裕で建ちそう。2合目の平尾根は更に広いが、山林のままになっていて、曲輪としての平坦部が不明瞭。
「175」1合目から下は急斜面を斜めに下る。
「175」1合目から下は急斜面を斜めに下る。
「174」下に善勝寺の墓地と本堂の大きな屋根が見える。
「174」下に善勝寺の墓地と本堂の大きな屋根が見える。
「177」登山口にある富士見茶屋。朝は富士山が見えていたそうだ。年老いた女将さん一人になってからは買い置きの飲み物がメインに。近所に店も自販機もないのでやっていけるのだろう。
「177」登山口にある富士見茶屋。朝は富士山が見えていたそうだ。年老いた女将さん一人になってからは買い置きの飲み物がメインに。近所に店も自販機もないのでやっていけるのだろう。
「181」登山口の公衆トイレ。下手な公園のトイレよりは綺麗。
「181」登山口の公衆トイレ。下手な公園のトイレよりは綺麗。
「185」富士見茶屋の脇からいきなり結構な急坂を下る。これだけの高低差があれば、ここも結構な防御陣地となっていたと思われる。
「185」富士見茶屋の脇からいきなり結構な急坂を下る。これだけの高低差があれば、ここも結構な防御陣地となっていたと思われる。
「193」麓の道路沿い、底沢橋近くの紅葉が見頃。
「193」麓の道路沿い、底沢橋近くの紅葉が見頃。
「194」県道516号線(甲州街道ではない)沿いにある割烹旅館「五本松」。Go Toトラベルが一時停止しているせいか、人の気配は全く無い。コロナが無くても元々経営が厳しいのだろう。何とか存続して欲しいが。
「194」県道516号線(甲州街道ではない)沿いにある割烹旅館「五本松」。Go Toトラベルが一時停止しているせいか、人の気配は全く無い。コロナが無くても元々経営が厳しいのだろう。何とか存続して欲しいが。
「195」県道516号線のT字路にある道標。「林道栃谷坂沢線」の始点らしいが、これではどっちの方向を言っているのか良く分からない。ここでは県道516号線が林道の扱い。
「195」県道516号線のT字路にある道標。「林道栃谷坂沢線」の始点らしいが、これではどっちの方向を言っているのか良く分からない。ここでは県道516号線が林道の扱い。
「197」底沢は、その名の通り、底が深い。道から深さ10mはあり、下手な所で落ちたら命が危ない。
「197」底沢は、その名の通り、底が深い。道から深さ10mはあり、下手な所で落ちたら命が危ない。
「202」中央本線の底沢小仏トンネル口。沢に点検用の人道橋がかかっている。
「202」中央本線の底沢小仏トンネル口。沢に点検用の人道橋がかかっている。
「206」底沢の暗渠には台風19号の流木が溜まったまま。
「206」底沢の暗渠には台風19号の流木が溜まったまま。
「208」底沢の西支流の細い谷を渡る橋は何故か元の古い橋の上に嵩上げ増築されている。
「208」底沢の西支流の細い谷を渡る橋は何故か元の古い橋の上に嵩上げ増築されている。
「214」相模原側の旧甲州街道の登り口・・と思いきや、この分岐(中央道のトンネル用作業道入口)から100m先にある。
「214」相模原側の旧甲州街道の登り口・・と思いきや、この分岐(中央道のトンネル用作業道入口)から100m先にある。
「220」旧甲州街道の登り口は尾根先端を巻く道筋になっているが、元の道筋が作業道(舗装道路)で消されているかも知れない。
「220」旧甲州街道の登り口は尾根先端を巻く道筋になっているが、元の道筋が作業道(舗装道路)で消されているかも知れない。
「219」旧甲州街道の登り口の矢羽根。
「219」旧甲州街道の登り口の矢羽根。
「224」巻いて登った先から後ろを見る。中央道の土場を囲むフェンスでガードされていて、ここも元の道筋が消されているかも知れない。
「224」巻いて登った先から後ろを見る。中央道の土場を囲むフェンスでガードされていて、ここも元の道筋が消されているかも知れない。
「223」土場のすぐ上に尾根に堀切を切ったような道が現われる。明確な防御遺構である。
「223」土場のすぐ上に尾根に堀切を切ったような道が現われる。明確な防御遺構である。
「231」3合目の堀道に差しかかる。この辺からが防御遺構の本番。ここはU字に回っておしまいの構造。
「231」3合目の堀道に差しかかる。この辺からが防御遺構の本番。ここはU字に回っておしまいの構造。
「234」3合目の堀道のすぐ先に急斜面を登るつづら道が続く。この辺も絶好の防御ポイントである。
「234」3合目の堀道のすぐ先に急斜面を登るつづら道が続く。この辺も絶好の防御ポイントである。
「235」その先に緩い尾根を削った切り通し。深さは3m程。
「235」その先に緩い尾根を削った切り通し。深さは3m程。
「237」4合目の堀道の入口。道筋は「し」の字になっている。
「237」4合目の堀道の入口。道筋は「し」の字になっている。
「238」4合目の堀道に入る。両側が平坦な防御台になっている。この付近の深さは4m程ある。
「238」4合目の堀道に入る。両側が平坦な防御台になっている。この付近の深さは4m程ある。
「239」4合目の堀道の最後は登るにつれて段々浅くなる。
「239」4合目の堀道の最後は登るにつれて段々浅くなる。
「241」4合目の堀道の最初の写真の正面の防御台から逆方向に見下ろす。ここは真っ直ぐ登って来られる程の傾斜しかない。
「241」4合目の堀道の最初の写真の正面の防御台から逆方向に見下ろす。ここは真っ直ぐ登って来られる程の傾斜しかない。
「242」前の写真の位置から上方向を見る。右側の防御台の上が平坦である事が分かる。左右から挟みこんで、ここで一網打尽にしようという構造になっている。
「242」前の写真の位置から上方向を見る。右側の防御台の上が平坦である事が分かる。左右から挟みこんで、ここで一網打尽にしようという構造になっている。
「246」少し上手に移動して同じ方向を見る。左側の防御台は幅はあまり無い細尾根状になっている。
「246」少し上手に移動して同じ方向を見る。左側の防御台は幅はあまり無い細尾根状になっている。
「247」前の写真の位置から下方向を見る。
「247」前の写真の位置から下方向を見る。
「250」堀道の上は広い平場になっている。正面に新多摩線の送電線の鉄塔(No.67)がある事が分かる。間違っても鉄塔を建てる時に掘った道ではない。
「250」堀道の上は広い平場になっている。正面に新多摩線の送電線の鉄塔(No.67)がある事が分かる。間違っても鉄塔を建てる時に掘った道ではない。
「259」少し進んだ所に矢羽根がある。写真で見る限りは尾根の上とは思えないような広さ。左に籠型のエレベーターが付いた鉄塔が見える。
「259」少し進んだ所に矢羽根がある。写真で見る限りは尾根の上とは思えないような広さ。左に籠型のエレベーターが付いた鉄塔が見える。
「260-262」50m程進むと、半円形の造成した平場がある。竹薮が伐採されていて見通しは良いが、広さを測りに歩くには足元が最悪だった。尾根の幅方向で25m程ある。今時の住宅事情では4軒程建つ広さがある大きな陣屋跡。ここが中腹部の要衝であった証し。
「260-262」50m程進むと、半円形の造成した平場がある。竹薮が伐採されていて見通しは良いが、広さを測りに歩くには足元が最悪だった。尾根の幅方向で25m程ある。今時の住宅事情では4軒程建つ広さがある大きな陣屋跡。ここが中腹部の要衝であった証し。
「264」5合目堀道に差しかかる。尾根の右側から入って左側に抜ける。
2020年11月29日 15:43撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
11/29 15:43
「264」5合目堀道に差しかかる。尾根の右側から入って左側に抜ける。
「265」5合目堀道の中央付近。深さは3m程あるが、長さは20m程度と短め。脆い岩場を切り通している。
2020年11月29日 15:43撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
11/29 15:43
「265」5合目堀道の中央付近。深さは3m程あるが、長さは20m程度と短め。脆い岩場を切り通している。
「266」5合目堀道の出口付近。
2020年11月29日 15:44撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
11/29 15:44
「266」5合目堀道の出口付近。
「274」5合目堀道上のつづら道を上から振り返る。ここも防御に適した構造。
「274」5合目堀道上のつづら道を上から振り返る。ここも防御に適した構造。
「275」6合目下の堀道も直線的。深さ1.5m、長さは15m程。
「275」6合目下の堀道も直線的。深さ1.5m、長さは15m程。
「277」6合目の堀道の中央部から後ろを振り返る。直線的で、深さ2m、長さは10m程。
「277」6合目の堀道の中央部から後ろを振り返る。直線的で、深さ2m、長さは10m程。
「278」6合目の堀道の中央部から前方を見る。既にだいぶ陽が傾いている。
「278」6合目の堀道の中央部から前方を見る。既にだいぶ陽が傾いている。
「281」7合目下の堀道に差しかかる。長さは50m程あるが、深さは最大2m程。
「281」7合目下の堀道に差しかかる。長さは50m程あるが、深さは最大2m程。
「285」7合目下の堀道の中程。
「285」7合目下の堀道の中程。
「286」7合目下の堀道の緩いカーブが続く。
「286」7合目下の堀道の緩いカーブが続く。
「288」7合目下の堀道の終点が見えた。
「288」7合目下の堀道の終点が見えた。
「299」8合目の堀道に差しかかる。ここは以前、日没のタイミングで上から降りて来て確認済みではある。全長は更に長い100m程のS字。最大深さは2.5m。
「299」8合目の堀道に差しかかる。ここは以前、日没のタイミングで上から降りて来て確認済みではある。全長は更に長い100m程のS字。最大深さは2.5m。
「301」8合目の堀道の中程。
「301」8合目の堀道の中程。
「303」8合目の堀道の最後のカーブ。
「303」8合目の堀道の最後のカーブ。
「305」最後の9合目の堀道をルート測量後、上から振り返る。既に日没後の時間で、まともな写真が撮れない。
「305」最後の9合目の堀道をルート測量後、上から振り返る。既に日没後の時間で、まともな写真が撮れない。
「307」小仏峠から見る満月。
「307」小仏峠から見る満月。
「308」丁度エンジン音が聞こえて来たので、少し待っていると山茶屋のクローラーと遭遇。写真がブレまくり。
「308」丁度エンジン音が聞こえて来たので、少し待っていると山茶屋のクローラーと遭遇。写真がブレまくり。
最後にマップを制作して完成!(少し広域の紙版は景信山の山茶屋で販売予定)
最後にマップを制作して完成!(少し広域の紙版は景信山の山茶屋で販売予定)

装備

個人装備
折り畳み雑鋸 枝切り鋏 GPS(etrex30) GPS(GPSmap62s)

感想

小仏峠の東側は何度か歩いており、いくつか曲輪(くるわ)的なものを確認していたが、西側は深さ3mを越えるような堀道が10ヶ所にも渡って連続しており、『小仏峠は絶対に越えさせない』という北条方の執念を感じさせる。
特に送電線鉄塔のある4号目のものは、深さもさるものながら、堀道の両側が平坦な防御台になっており、ここに兵を置かれると絶対に越えられない陣地となている。そのすぐ上には、普通に家が3〜4軒は建てられる平場が造成されており、兵を置く陣屋跡である事が分かる。

小仏城山側も数は少ないが堀道が3ヶ所あり、どれも相模原市の遺構エリアには登録されておらず、戦国の城研究の大スクープである。
そもそも、陣馬〜高尾のハイキングコースは北条氏が整備したものであるが、これらの遺構も含めて、歴史的背景を知らずに汗を流しに来ているハイカーやトレランが99.9%以上である事は、残念な事実であり、実に勿体ない事だ。

小仏城山から相模湖側への下りは450mの標高差があり、後半のメインに差しかかる前に膝に来た。登りで歩いても楽なコースではなく、ご高齢の著名な城郭研究者が歩くのは無理だろう。

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