檜洞丸【源蔵小屋谷−檜洞丸−彦右衛門谷源蔵小屋谷界尾根】


- GPS
- 06:10
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,276m
- 下り
- 1,272m
コースタイム
※ルートは手書きで正確ではありません。
天候 | 終始泣き出しそうな雲行きも、一瞬だけ微笑む。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<日蔭沢橋〜源蔵小屋谷出合> 源蔵小屋谷出合までは彦右衛門谷の堰堤群を越えていきます。 6番目の堰堤までは左岸の経路(踏み跡)を進んでいけます。 7番目から最後の13番目までは河原に降りて、全て堰堤の右側(左岸)から鎖、手摺、経路を使って越えることが出来ます。 (確か10番目の堰堤の手摺部分には倒木がありますので、ザック等引っ掛かってバランスを崩さないよう注意しましょう。) 最後の13番目を越えると源蔵小屋谷出合です。 右手が彦右衛門谷、左手が源蔵小屋谷、中央が彦右衛門谷源蔵小屋谷界尾根取付きです。 <源蔵小屋谷と890m付近左岸からの枝沢> 源蔵小屋谷はこれと言った滝は無く、沢屋さんが楽しめる沢では無いと思います。 1050m付近からはじまるゴルジュ以外は、登山靴でナメや小滝を越えられ、楽しい沢歩きができます。 ただし、かなり滑っているので転倒には注意が必要です。 1050m付近からはじまるゴルジュですが、2番目の小滝から右岸を高巻きしてゴルジュ帯を通過しました。 この高巻きは危険を伴うものとなりました。 実はゴルジュの後半に、源蔵小屋谷で唯一の滝と呼べる8m滝があるのですが、大高巻きをしてしまったため、見物することが出来ませんでした。 ゴルジュの通過は感想のところで詳細を記します。 なお、890m付近左岸に出合う枝沢を10分弱進むと三俣になっていて、左俣の奥に25mぐらいの大滝があります。 <丹沢主稜一般登山道合流(1300m付近)〜檜洞丸〜彦右衛門谷源蔵小屋谷界尾根下降点(1520m付近)> 丹沢主稜一般登山道なので良く整備されています。 この区間に危険箇所はありません。 <彦右衛門谷源蔵小屋谷界尾根> 丹沢主稜一般登山道1520m付近から北東方向を見ると、幅広ですが尾根っぽくなっているのが分かります。 北東方向に進むと、明瞭な尾根に乗ることができます。 この尾根はとても歩き易く、北東方向にほぼ真直ぐ延びているので、迷うことは無いと思います。 また、尾根にはマーキングはありませんが、明瞭な踏み跡があります。 なお、末端付近はいろいろなルート取りが出来そうですが、私は左側(彦右衛門谷側)から岩場を立ち木に摑みながら下降しました。 下りの場合は右側、登りの場合は左側になる源蔵小屋谷側からが良いようです。 ※増水時、季節、天候、体調、スキル等により難易度も変わりますので、あくまでも参考程度として下さい。 |
写真
感想
ここ1ヵ月は週末ゆっくり休めず、たまたま休暇を取ったらちょうど天気が持ちそうなので、急遽山歩きすることにしました。
あまり記録の無い源蔵小屋谷と併せて、枝沢にあるという大滝を見物してから、檜洞丸に登り、下りは彦右衛門谷源蔵小屋谷界尾根としました。
情けないことに源蔵小屋谷の8mの滝を見逃してしまうミスをしてしまいましたので、それは後程。
<日蔭沢橋〜源蔵小屋谷出合>
平日に山歩きをするのは久しぶりで、日陰沢橋には一番乗りでした。
何となく静かな感じで、雰囲気が違います。
まずは、広河原までの林道歩きのウォーミングアップ区間で今日の調子を確認します。
そこそこいけそうです。
彦右衛門谷の堰堤群は何基あるのだろうと、往路で数えていたのですが、途中で面倒臭くなって断念しました。
なお、復路に確認したところ全部で13基でした。
すべて堰堤の左岸側から通過することが出来ます。
<源蔵小屋谷890m付近左岸からの枝沢>
先達の記録によると、この枝沢に大滝があるようなので、まずは寄り道して見物に行ってみます。
源蔵小屋谷出合から15分ぐらい歩いた890m付近の左岸に水流のある枝沢が出合っています。
ちょっとした小滝を越えていくと、前方が三俣になっていて、左俣の奥に何かありそうな感じがします。
近づいていくと、水量が少なくてとても残念なのですが、25mぐらいの立派な滝が登場します。
この滝を登ろうなんて思いもしないので、見物だけで十分満足して、本流へ戻ります。
<源蔵小屋谷>
1050付近からはじまるゴルジュまでは、ナメや小滝、2箇所右岸の崩落地があったりで、私のレベルにはちょうど良い沢歩きを楽しめます。
(途中にある2条3mの垂直な小滝には癒されます。)
ゴルジュの最初の小滝は簡単だったので、2番目の3mぐらいの小滝も余裕だろうと思って近づくと、どうも私の技量と装備では厳しそうです。
容易に見えるのですが、とにかくどの岩も滑っているのと、利用出来るかと思った倒木も滑っているので、手掛かりがありません。
水流部分に手掛かりがありそうですが、濡れたくないのもありますが、ここも滑っているだろうと思い断念します。
そこで、右岸から巻けそうなので、右岸の岩壁に取付きます。
下から見ると、少し登ってからギリギリ岩場をへつられるだろうと思ったのですが、足場が厳しく無理と判断して、更に岩壁を慎重に攀じ登ります。
ようやく、根元のしっかりした立ち木があるところまで登り、ここまでで体力をかなり消耗したのと、バランスを崩してこんな奥地で落下でもしたらと考えると、久しぶりに危険を感じて、手持ちのロープで自己確保しました。
この後も緊張を要する登りをして、トラバース出来そうなザレた斜面に辿り着いて小休止しました。
もう一度ゴルジュに戻る気力は無くなり、慎重にトラバースして、ゴルジュ帯を高巻いて沢に戻りました。
情けないことに、この高巻きに30分以上費やしてしまう。(ほとんどがザレた斜面まで登る時間でした。)
ゴルジュ帯を高巻きするのであれば、安全を考えてゴルジュの入り口まで戻って高巻くべきでした。
ゴルジュを過ぎると傾斜も緩いゴーロ歩きとなり、最後の詰めも厳しいところがまったく無く稜線に抜けられます。
、、、、で、ここから山行終了後のこの拙文を書くまでです。
帰りの車の運転中、安全とは言えない高巻きをしたことを猛省しながら、源蔵小屋谷で唯一の滝と呼べる8m滝を見ていないことに気付く、、、まさかあの高巻きで、、、。
さっそく家に帰って、先達の記録を確認すると、ゴルジュの奥に8mの滝があるとのこと、、、、やっぱりそうでしたか。
これでは、フルコースメニューのディナーでメイン料理の前にお腹いっぱいになり、メインを食べずにデザートとコーヒーを味わったという感じになってしまいました。
まー自分の感覚で歩きたいのと、山行後に先達の記録をじっくり拝見させて頂くことで、自分との感じ方の違いを楽しんでいるので、こんな失敗も楽しいのです。
それよりも、先達はゴルジュの小滝を簡単に越えているので、自分の技術の無さを痛感しています。
<檜洞丸と丹沢主稜一般登山道>
とりあえず、檜洞丸へ向かいますが、久しぶりの山行で体力が落ちているのと、木の階段が苦手で完全にペースダウンします。
山頂で休憩してから、後は下るだけです。
<彦右衛門谷源蔵小屋谷界尾根>
彦右衛門谷源蔵小屋谷界尾根は非常に下降し易い尾根なのですが、変化に富んではいないので少し退屈です。
ただ、ブナはとても綺麗で、自然を満喫出来る美尾根ですので、残すのは踏み跡だけにしたいところです。
なお、末端付近はルートの取り方によっては多少面倒になります。
私は彦右衛門谷側を意識して下ったのですが、岩場(岩稜)を下ることになり、浮き石も多いので、転倒や落石には注意です。
<最後に>
体力の無さを感じているので、夏本番に向けて、じっくり長めのコースを歩くことと、高い山に登ることを考えています。
最後までお付き合い頂き有難う御座いました。
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