富士嶽山〜独鈷山

2021年04月23日(金) [日帰り]

• GPS: 06:40
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,544m
• 下り: 1,530m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:50

10:00 スタート地点
16:50 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

別所温泉駅→上田駅→千曲バス中丸子バス停

コース状況／危険箇所等

踏み跡なし、獣道、倒木多数、落石危険あり、道迷い、熊出没注意

その他周辺情報

別所温泉

写真

4/23 8:26

別所温泉線で上田駅へ

4/23 8:58

最近復旧した千曲川の赤い鉄橋

4/23 10:15

千曲バス鹿教湯温泉行き、中丸子バス停で降りて、徒歩で登山口のある宗龍寺

4/23 10:18

依田城跡登山口へ

4/23 10:18

扇子の形をした池

4/23 10:30

登山口

4/23 10:33

岩場の急登

4/23 10:33

浅間山　お天気最高

4/23 10:34

蓼科山

4/23 10:40

アオダモ

4/23 10:41

依田城跡

4/23 10:41

浅間山アップ

4/23 10:41

根子岳、四阿山　菅平方面

4/23 10:41

鹿島槍ヶ岳など北アルプス北部方面

4/23 10:41

戸隠山と高妻山

4/23 10:51

井戸跡

4/23 10:55

痩せ尾根の連続

4/23 10:56

火打山も見えました

4/23 11:03

分岐地点　間違わないように

4/23 11:26

三角点

4/23 11:38

全域で倒木が多く、踏み跡があったりなかったり、獣道のようだったり

4/23 11:46

とにかく急登

4/23 11:58

下りるのも大変

4/23 12:33

ナイスキャッチ　こんな巨石も転がり落ちるほどの急斜面

4/23 13:02

富士嶽山東峰頂上到着。　富士嶽神社の奥宮の祠

4/23 13:15

富士嶽山西峰には三角点

4/23 13:40

谷筋を下りて平井寺トンネル方面へ

4/23 13:45

ここから独鈷山にかけてヒトリシズカの群生がたくさん

4/23 14:01

平井寺トンネルを横断

4/23 14:06

ここから長い長い緩やかな舗装路を登って歩く

4/23 14:37

やっと独鈷山の登山口に到着

4/23 14:58

雪でもないのに軽アイゼンが欲しくなるほどの急斜面に大変苦労しました。

4/23 15:16

頂上直下の稜線は鎖場の連続

4/23 15:18

独鈷山頂上到着

4/23 15:21

夕方でも槍や穂高がくっきり見えました

4/23 15:21

美ヶ原台上

4/23 15:30

西前山方面へ下山開始。こちらも頂上直下はしばらく鎖場の険しい道を下る

4/23 15:57

谷筋の登山道はネコノメソウが群生していました

4/23 16:13

無事登山口に到着

4/23 16:20

独鈷山を振り返る。やはり見た目も恐ろしく険しい

4/23 16:56

ひたすら歩いて別所温泉駅に到着

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ85 パナソニック

感想

smedry

上田市の鹿教湯温泉を過ぎて平井寺トンネル付近から国道254号線の北側に平行して続く富士嶽山とその東側の峰々。それを全て縦走して、さらに独鈷山も登ってしまおうという山行に挑戦してきました。別所温泉駅に車を置いて、先日復旧全線開通した別所線で上田駅へ。そこから千曲バス鹿教湯温泉行きに乗って中丸子バス停で下車。徒歩で西に向かい依田川橋で依田川を超え、宗龍寺の依田城跡の登山口からスタート。依田城跡への登山道は急登ですが整備されていて、城跡からは早くも眼下の丸子市内の向こうに雄大な浅間山、右に美ヶ原と蓼科山〜八ヶ岳。西側は北アルプス、北側は四阿山や根子岳の菅平高原がすっきりきれいに見える大パノラマ。
依田城跡からは細く険しい尾根のアップダウンの連続。また倒木が大変多い。滑落の危険を伴うスリルある痩せ尾根、壁のような急登を何度も超えて行きます。道中案内板はほとんどありません。他の登山系SNSの山行記録を参考に、地図を印刷してスマホのGPS現在地軌跡と照らし合わしながら尾根を外れないよう読図をしながらの登山。幸いテープ（ピンクだったり赤だったり透明だったり）がほとんどの箇所に付いていたので、そちらが頼りになりました。富士嶽山の東峰は富士嶽神社の奥宮の祠があるのみ。西峰は小さな山頂標のプレートが木に付けてあるのと、三角点がありました。そこから平井寺トンネル方面は途中から足元が大変悪く踏み跡が無い谷筋を下りていきます。こちらも読図がある程度必要になります。
平井寺トンネルを横断してから、独鈷山への登山口は長い緩やかな舗装路の坂道をずっと歩くことになります。独鈷山は読図は必要なく分かりやすい道ですが、独鈷山の登山道はとんでもない急登。まだ急峻で危険な北アルプスの岩場の方が登りやすい！と思えるほどズルズルの獣道のような悪路。ランニングシューズでは絶対登れません。雨天なら登山靴でも無理です。雪でもないのにチェーンスパイクや軽アイゼンが必要だと思った程です。
急登が過ぎてからまた危険な痩せ尾根や鎖場をクリアして、やっと独鈷山山頂へ。北側の西前山方面へ下山開始も、しばらく危険な鎖場を下りる。急斜面を下ってから緩やかな谷筋をずっと下って行き登山口へ到着。ここから約4kmほど塩田平を歩いて別所温泉駅へ帰ります。外湯の温泉に浸かって疲れを癒やします。
独鈷山は相変わらず見た目通りの急峻な登山で滑落事故がたびたび発生しているのもうなずけます。富士嶽山側はずっと尾根を行きますが、踏み跡が分かりにくく、紙の地図を携行して読図することをお勧めします。滑落、落石、道迷い、クマ出没注意です。また、自販機、水場、トイレなど一切ありません。夏場の山行はお勧めしません。もちろん凍結や積雪の冬季もとても登るのはかなりの上級者じゃないと無理です。ある程度の登山技術、読図力、体力などいろいろな経験を試される今回の山行。こんなにお天気の良いハイキング日和な一日にも関わらず、今回の長い行程で他の登山者に一人も出会いませんでした。