御池岳(コグルミ谷〜丸山〜鈴北岳)



- GPS
- 08:24
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,393m
- 下り
- 1,393m
コースタイム
8:30 タテ谷取り付き
(谷を間違えて取付き1時間ロス)
11:55 御池岳(丸山)
12:15 奥の平
12:45 ボタンブチ
13:15 御池岳(丸山)
13:35 丸池
14:15 鈴北岳
15:10 鞍掛峠の祠
15:30 鞍掛峠登山口(三重県)
16:10 コグルミ谷登山口
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●コグルミ谷は荒れている ●鞍掛峠の祠を過ぎて三重県側へ下りる道は崩落個所が2カ所ある。慎重に歩けば問題ないが滑って落ちたら怪我をするので緊張感を持って行くこと。 |
写真
感想
昨日は会社の食事会が桑名市内であった。私は鈴鹿の人間なので21:00頃にはJRにて撤収。
明日はS隊員と亀山の「明星ヶ岳」という小さな山へ出かける予定だ。
朝起きてみると昨日の雨が上がり山の緑がとても綺麗だった。
こんな天気なら“あの日の御池岳”では難なくテーブルランドを満喫できたのではないだろうか?と惜しんでいたが、待てよ?今から行ってしまおうか…
もうすぐS隊員が待ち合わせ時間のam6:30に来るが「こんな天気なら御池岳に行こう」と相談してみようと思う。
彼もまた前回、精神的に御池岳に「やられた」一人である。
相談すると、すぐにOKが出た。
さ、じゃ急いで行って見よう。
我々は“コグルミ谷”から登ろうと思っている。前回は白船峠を歩いてみたく木和田尾を詰めた。
am8:00 コグルミ谷をスタート。しかし荒れ放題に荒れている。
仕方ない。
R306が手の付けようのないくらい国道が崩落しており、まだ、これからも崩落するのではないかという状態である。
これでは人が寄りつけない。
こんなアクセスが悪くてもコグルミが最高だと言う程度は可愛いもんである。
でも、でも、と言ってコグルミ谷に来る人間はよほど好き者か変態に違いない。
タテ谷付近から“ヤマヒル”の襲来である。
精神統一である。ヤマヒルごときで精神を乱してはいけない。
集中力を足元からヤマヒルへ外してはいけない雨上がりのぬかるんだ坂道を歩いている。足を滑らさないように集中すべきである。
コグルミ谷を歩くのは初めてでタテ谷を過ぎたあたりで谷は相変わらず荒れており左右に分かれた。1/50000では谷の詳細など書いていないが、1/25000で見て見ると気を付けて見れば谷筋は目的地以外へ走っているのが分かった。
何故、谷を右(南西)へ取ったか?それは目の前に木が横たわっており乗り越えるのが少し面倒に思えたし、別の行こうと思っている谷に古いリボンがぶら下がっているし、その方角と山頂は一直線だからである。「こっから左に向かっていくはずがない」という勝手な判断である。
結果的に歩くのが困難な坂までやってきて「一回、下りよう」と谷の分岐まで下りたのである。GPSでの軌跡を見たら分かる。
一旦、分岐まで下りて「面倒な横たわった木」を乗り越えてヒョイと顔を谷の上部へ覗かせてみた。
「なんだ!ちくしょう!」…そこには「御池岳」とでっかい看板があった。そんなこんなで1時間のロスである。こんな事が頻繁にあるから山へは朝早くから入るのが鉄則…分かっているのだが…
気を取り直して丸山へ…時間的にはどうか?登山計画を再度打ち合わせた。
「よし、気を取り直して行こう」
カタクリ峠にて白船峠から来たという男性一人と合流
7合目付近を過ぎると30代の男性とお母様が下りてきた。お母様は「何処から来たの?」と言った。
「コグルミ谷です」そう答えると目を輝かせ我々に向かって「えっ!国道は車が通れないのでは?」と驚いていた。
そう、車は通れない。
しかし、コグルミ谷の人気は異常な程だ。鈴鹿の山々で会う60代の女性は口をそろえて言うのである。「コグルミ谷、カタクリ峠がいいわぁ」
何故?コグルミ谷がいいのか聞くのを忘れた。非常に大事なことだった。
さて、ガスの無い山頂は前回とは違う山のようだった。正面北側には山が見えた。
山頂からどのようにテーブルランドへ行くのか気になっていたのだがやっと解決した。1/50000の山地図だけでガスの中を歩くのは無理というもの。スマホのアプリでもあれば別だが、あいにく、そんなものは持っていない。
奥の平・ボタンブチと今回は欲張らずに入門向けの歩きをして帰ることにした。勿論、東ボタンブチをチラリズム、土倉岳をチラリズム、T字尾根…は、ここはどうでもいいかな。
全部、次回のお楽しみとしよう。
鈴北岳方面にルートを取り左手に出てくる池。真の池だろうか?前回と全く違う雰囲気に驚いた。どちらが雰囲気があるのかといえばガスのかかった真の池だ。茶色の水面を見ていると黒い魚がヒラヒラと泳いでいた。「まさか?」と思った。S隊員に「今の見た?」と聞いたら「見ていない」という。
何故、驚いたのかというと不気味な形の魚。色が真っ黒。こんな場所に魚なんかいるわけない。そんな思いから驚いたのである。後日、アカハライモリだということが分かった。
日本庭園には鹿が沢山走っていた。ここは本当に別世界だ。素晴らしい。
もっとじっくりと頂上台地で遊びたいがそろそろ時間切れ。
鈴北岳経由にて鞍掛峠へ墜落するのである。
アカハライモリ
ヤマヒル@コグルミ谷
初めてのコメントが苦言になってしまい,大変心苦しいのですが,
赤テープの設置はもう少し慎重になられてはいかがでしょうか。
最低限,そのルートを往復で歩き通した上で取付けて頂きたいです。
前回と今回の御池岳,いずれも確信を持って歩かれているようには見えません。
今回の道迷いもそうですし,前回も最後は道を外して真ノ谷を最後まで詰めていませんね。
そのような状況で,復帰したと思ったその道が正しい道であると言い切れますか?
今回取り付けられたテープが結果的に適切であったかどうかは,
テープ設置後の現地を確認しているわけではないので分かりませんが,
少なくともテープ設置と言う行為自体は適切なものではないと思います。
山の中は,各人が良かれと思って取り付けたであろうテープで溢れています。
そして,その中には道迷いを誘因するようなものが珍しくありません。
goriraさんが他の登山者の為を思う気持ちは分かりますが,
そうであればこそ何をすべきで何をすべきでないのか,一度お考えになって頂けないでしょうか。
そうですね。ごもっともです。私自身も今回、「他人の付けた古いリボン」で道迷いをしたわけですが、結局、これは登山者のモノではなかったようです。ご存知のようにコグルミ谷は崩落個所も多く目印が付いた木がとんでもない所に流されていたり、倒れていたり、我々のような素人では大変でした。abeyさんの山行記録を拝見させて頂きましたら我々とは比べ物にならないような登山をされております。テープ設置の場所についてabeyさん達のようなベテランが「ここがいいだろう」と思うポイントと我々のような素人が「ここがいいだろう」と思うポイントもまた違います。何処が正しいテープ設置場所かとは?誰の物差しで見ているのかでも随分変わります。つまり、abeyさんの言う「テープ設置と言う行為自体は適切なものではない」ということに至るのかもしれませんね。長々と書きました。趣味のことでつまらない思いをしても仕方ないので、結論を言いますと次回行くチャンスがあれば私が設置したテープを外そうと思います。気を悪くされたのでしたら謝ります。お許しください。
しかし、他にも最近設置されたと思われるテープ、リボンが複数ありました。それについては申し訳ありませんが放置しますね。 こんな、つまらない山行をご覧いただきありがとうございました。
滋賀県の方なんですね、チャンスがあればご一緒願えませんか?土倉岳?など気になってます。有難う御座いました。
>前回も最後は道を外して真ノ谷を最後まで詰めていませんね
この部分ですが、木和田尾〜真の谷を歩いています。GPSがロストしています。分かりにくくてすみません。
よろしくどうぞ
今回の道迷いもテープが原因でしたか。
僕の場合も,これまでのルートロスを思い返すと,原因のかなりの割合がテープです。
たかがテープではありますが,道迷いを防いだり誘ったりするとても強力な道具で,
とても取り扱いが難しいものだと感じています。
ヤマレコに限らず,各所で議論が絶えない話題でもあります。
若干,誤解が生じているようなので修正させて頂くと,
> 少なくともテープ設置と言う行為自体は適切なものではない
と書いたのは,登山道全体を把握できていない状況に限った話です。
ルートを歩き通すなどして,そこが適切な場所であることの確認が取れていれば,問題無いと考えます。
テープの設置にはルートやエリアの熟知が必要ではないか,というのが前回のコメントの本旨です。
僕自身は,正規登山道には十分なテープがある方が良いというスタンスです。
何を正規登山道と言うかは難しいところですが,
山と高原地図の登山道,地形図の登山道,現地に掲示されている地図辺りが基準でしょうか。
現実には,鈴北岳御池岳間のように地図によっては一致していなかったり,
あるいは御池谷の様に廃道化していたり,地図にはない一般的なルートがあったりで,全く一筋縄ではいきませんが。
設置されたテープの回収を考えられているとのことですが,
不適切に取り付けたテープがあると認識されているので無ければ,
そこまでする必要はないと思います。もちろん,最終的にはご自身が正しいと思うようになさって下さい。
なお,
> 前回も最後は道を外して真ノ谷を最後まで詰めていませんね
は,ログが飛んでいる部分ではなく,
真ノ谷からカタクリ峠に抜けている部分の事を言いたかったのです。
真ノ谷は,ちょうど写真53の場所から南西に折れていて,そのまま七合目へ向かいます。
登山道があると言えるか微妙な程度の不明瞭なルートですが,
山と高原地図の登山道(点線)でもそうなっています。
例えば,カタクリ峠へのルートを正規登山道と認識していて,
その道中にテープを取り付けてしまうと,道迷いを誘因するテープに成り得ますね。
なるほど。前回の御池岳、写真53〜写真61へと行かなくてはいけないのですね。「山と高原地図」を照合しましたらそうなっていますね。
お恥ずかしい。
いやいや、流石、abeyさん。勉強になります。
実は左手に気になる谷筋があったのですが実際に歩いた方向は明るくていい感じでしたので…そのまま…
それだけの理由で歩いてしまいました。
反省。
少し雰囲気が暗くなる方に谷筋がありました。
そっちでしたか。
しかし、今回、指摘されるまで全く無意識に歩いていました。
だから「山と高原地図」で30分の所を60分も歩いたのですね。勉強になりました。
いやいや、我々は素人が2人、力を合わせて一生懸命やっております。
チャンスがあれば鈴鹿を是非一度、ご一緒願えたら助かります。また、abeyさんの山行記録拝見しましたら興味深い山行ばかり…期待しています。
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