北アの中では変わり種、イワカガミ見頃の焼岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 927m
- 下り
- 1,017m
コースタイム
広場 9:25
9:30
南峰北峰鞍部 10:30(噴気孔見学)
焼岳山頂 10:45
11:50
焼岳小屋 12:50
焼岳登山口 14:10
田代橋 14:30
河童橋 14:50
登り2:30
下り3:00
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新中の湯焼岳登山口7:50 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新中の湯登山口の駐車場は7時50分の時点ではもちろん満車、すれ違う登山者に聞くと朝5時の時点でも満車だったそうです。ただ途中の路肩に停められます。登山口からすぐに樹林帯の急登です、高度300Mほど稼ぐここが朝一にはかなりきつく、今回の行程で一番疲れました。上がりきると少しなだらかになり雪が現れ、前日の大雨とあいまってぐちゃぐちゃの様相です、1972Mの小さなピークを乗り越えると、傾斜が緩くなり、前方に目指す焼岳が初めて現れてテンションと元気がアップします。歩行も調子出てきたところで旧中の湯からの焼岳登山道と合流するベンチのある広場です。旧道にはロープが張られて入れません、荒廃しているらしいです。ここから登る焼岳の全貌、登山道を見渡し一息入れて左に方向を変え、右に雪渓を見ながら左の夏道を行きます、雪渓を登っても後ほど合流します、広場の手前と先の道上、雪解け水たまりの中にカエル?の卵がありますので踏まないように気をつけてください。階段、岩場の急登が続きますが、噴煙上がる山頂が登るほどに近づく迫力で樹林帯の急登に比べ疲労感は少ないです。雪渓を何度かキックステップで慎重に上がると2300Mの印です。帰路の登山者は雪渓をグリセードで何人か降りていました。ここからほどなく南峰北峰の鞍部に到着すると、神秘的な火口湖が間近に望めます。尖った南峰、青色をまとった火口湖、勢いよく噴煙上げる噴気孔とまさに火山の景観を形成しています。噴気孔見学を終え、右に山頂を巻いて上高地側からの道と出会うと山頂へ最後の岩場の登りです、山頂は意外にも草地で穏やかな小広場で30人ほどが休んでいました。山頂からは先ほどの噴気孔を上部から覗き込めます。ガスってきたので時間をかけ昼食を取りましたが、1時間経過しても変化ないため、あきらめ下山します。北峰山頂部を下り、今度はかなり下に屋根が見えている焼岳方面にざれた岩場をつづらに降りて行きます。下り始めからイワカガミが群生しており、ピンクの花が見頃で癒されます。急斜を降り切ると、ところどころ噴煙上がる中、傾斜が緩み草地に変わります。平坦な中尾峠を通り、6、70Mほど登り返すと展望台です。ここも周囲に何か所か噴気孔があり、まさに火口の真上なんだといった感じがします。草地から樹林帯に入るとすぐに簡素な焼岳小屋です。バッチ、飲み物等の販売してました。焼岳の2種類(カラー、シルバー)を購入し上高地側に下山します、右に崩壊していく枯れ沢を望みながら草地をつづらに降りて行きます、暫く下ると有名なハシゴが現れます、その後も何度か短いハシゴを降りたりしながら樹林帯に入り、うっそうとした森林に徐々になると傾斜が緩んできて、小さな沢を渡渉すると間もなく平坦な上高地焼岳登山口に出ます。ここでサルのお出迎えを受け、あとは上高地を観光気分でのんびり歩いて河童橋に到着です。 |
写真
感想
6月に入りさすがに梅雨の季節、刻一刻天気予報が変わり、今日は当日の天気次第でどこか決めるということで出発、朝4時の時点ではかなりの雨、西のほうが唯一良さそうということで西に進路、一応焼岳を目指すことに、しかし甲府を過ぎても雨、諏訪でまだ小雨が降り、ここで現地沢渡に電話、すると青空で今日は良さそうとのこと、勇気をもらい松本方面に進路をとる。沢渡に来ると晴れ間が出だし、現地到着の時が今日一番の天気でした。今日は忘れ物なしと思ったら、登山口を入りわずかに登ったところで軽アイゼンを忘れたことに気づき車に戻る。いつも思うが車で高地に一気に着くせいか、登り始めは息が苦しい、とくに今日はいきなりの急登で燕の時よりきつく感じた。道はしっかりしているが残雪が出だすとぐちょぐちょになり、スパッツあればと思った。広場からは新緑で残雪残り噴煙上げる焼岳の姿が印象的でした。北ア唯一の活火山で大正池を作った張本人はやはり異端児の風情でしょうが、上高地、北アルプスの景色に溶け込みつつ、自己主張もしっかりしているといった感じがしました。みなさんが書かれているように雪渓には大小の落石がごろごろしており、恐怖を覚えます、登ってわかる尖ってる南峰は入山禁止でいかにももろそうというかもろいのでしょう、当然落石するはずですね。上手にグリセードで下る人を見て一度やってみたく思いましたが、難しそう。鞍部右手のナンバーワン噴気孔はハート型でそれを覗けた人には恋愛の成就があるとかないとか?最初珍しいですが、この先小さな噴気孔は一杯見られます。山頂からは絶景らしいですが、ガスって半減で残念、1時間ねばったところであきらめ、下山、ざれた斜面にイワカガミが見ごろで大変きれいでした、豚に真珠ではありませんが、なんとなくこの山にそぐわないかわいらしい組み合わせでミスマッチでいいかも。焼岳小屋は質素な造りですが、しっかり、焼岳のバッチやらグッズを販売していました。有名なハシゴはそれほど怖くありません、上高地に出るとサルのお迎えがあります。上高地バスセンターからタクシーで新中の湯登山口に戻りますが、メーターで3600円でした。中の湯は大変いいお湯で、建物もきれい、露天も広く、展望は最高です。もう6月、登山口から硫黄臭い山頂までとにかく虫がいます、虫よけ対策が必要になりましたね。いろんな表情を持つ焼岳、展望もいいし、ピストンでない登山ルートも組め、タクシーの運転手さんも「何度来てもいい山だよ、俺なんか10回以上登っているよ」と言ってました、ではいつ来るのがいいんですか?と聞くと、今でしょ!」やっぱり。
ちょうど下山時に登山口近くですれ違っているようですね!
夜の駐車場では激しい雨の音を聞きながらどうしようか悩んでました・・・でも朝には雨もあがりいい登山できました。
未登だったので楽しい山行となりました
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