記録ID: 3121020
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無雪期ピークハント／縦走
赤城・榛名・荒船
裏妙義縦走（2年振りに丁須の頭をクライミング、今回は赤岩にも登ってきました）
2021年04月30日(金) [日帰り]
MonsieurKudo
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 09:15
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,221m
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日帰り
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 4:08
- 合計
- 9:11
14:32
| 天候 | 快晴なれど、風強し |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
2016年3月31日に閉鎖された国民宿舎裏妙義の前にある駐車場です。 45台くらい駐車可能です。 国民宿舎跡の入口に登山ポストが設置されています。 施設内は立入禁止、トイレは開放されています。 以下、登山口ナビさんのページ（ https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-2988 ）からの引用です。 緯度経度：36.307317 138.734955 妙義湖の奥にある閉館した国民宿舎裏妙義の駐車場。 アクセスは上信越道の松井田妙義ICを下りて横川方面へ右折、五科の交差点を国道18号線の小諸・軽井沢方面へ左折してすぐの脇道を妙義湖方面へ左折、行田中木林道を道なりに進みつき当たりを左折、妙義湖を過ぎて妙義荒船林道のゲート手前で右折して橋を渡ると国民宿舎の建物がある。 ゲート手前の広河原にも、15台ほどの駐車スペースがある。 国民宿舎の左脇の道路を進むと裏妙義の籠沢登山口、さらに進むと三方境・谷急山へ向かう巡視道がある他、表妙義の相馬岳方面の登山口は手前の林道分岐付近にある。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
＜国民宿舎跡〜丁須の頭＞ 最初は普通の登山道ですが、標高を上げるにしたがって、岩場に変化していきます。 鎖場はたくさんありますが、いずれも難易度は低めです。 ＜丁須の頭＞ 言わずと知れた、裏妙義（VRを除く）最大の難所です。 最初からオーバーハング気味になっているので、足場を決めた後は、鎖を両手で掴んで腕の力で身体を引き上げる必要があり、それが登頂難易度を高くしている一因だと思います。 オーバーハング部分の上に登ることができれば、そこからは手掛かりも足場も豊富なので、見た目ほど難しくありません。 丁須の頭の上は幅50cm〜1mほど、「丁」の端から端までは4、5mほどしかありません。 下りは下が見えないので、しっかりと鎖やガバ状の岩を掴み、足場を確認しながらゆっくりと下れば大丈夫だと思います。 最後のハング部分では一瞬だけ身体が宙釣りになりますが、焦らず鎖を振って着地します。 とはいえ、少しでも不安を感じたら登るのはやめた方がいいですし、出来れば経験者を含む複数人でビレイをとってチャレンジするのが安心だと思います。 ＜丁須の頭〜赤岩＞ 丁須の頭を過ぎるとすぐに、U字溝状のルンゼ内のチムニー20mの鎖場があります。 丁須の頭を登らない場合は、ここが最大の難所となります。 足を開き気味にして、鎖を掴みながら片足ずつ確実にゆっくりと足場を確保しながら下れば問題ありません。 ＜赤岩道標〜赤岩南端＞ VRですが、一応ピンクテープが設置されていてルートは分かりやすいです。 但し、手掛かり・足場が少ない難路でかなりの急登、生えている木を掴まないと登れないような箇所も多数ありました。 上は幅の狭いヤセ尾根になっています。 ＜赤岩道標〜三方境＞ 赤岩と烏帽子岩の直下を鎖場でトラバースします。 烏帽子岩直下のトラバースは、桟道が半分までしかありませんが、幅は狭いながらも足場はしっかりとあるので、鎖を掴んで進めば特に問題はありません。 岩場の岩質もザラザラとしていて滑りにくいです。 烏帽子岩を過ぎると、薄い壁のような小岩峰群を巻いて進み、尾根を下りきったところが三方境です。 ＜三方境〜国民宿舎跡＞ 下り基調のトラバース道が続きます。 岩場も鎖場もない、明瞭で歩きやすい登山道です。 ※まだコース上にヒルはいませんでした。 |
| その他周辺情報 | 今回はどこにも寄らず、速やかに帰宅しました。 |
写真
今はもう閉館した国民宿舎裏妙義前の駐車場に5時過ぎに到着。狙い通り、自分が一番乗り。
誰にも会わないうちに、さっさと出発してしまおうっと。
4/30 5:18
今はもう閉館した国民宿舎裏妙義前の駐車場に5時過ぎに到着。
狙い通り、自分が一番乗り。
誰にも会わないうちに、さっさと出発してしまおうっと。
狙い通り、自分が一番乗り。
誰にも会わないうちに、さっさと出発してしまおうっと。
国民宿舎跡の後ろに見えているのは、右が「御殿」、左が「軍艦岩」と呼ばれる岩峰です。
初っ端から道を間違えました（笑）。
それにしても、この東屋はいったい・・・？
展望台にしては、展望無いし。
それにしても、この東屋はいったい・・・？
展望台にしては、展望無いし。
東屋の先に進むと、遊歩道のような階段と柵がありました。
国民宿舎裏妙義が営業していた頃は歩かれていた道なんでしょうか。
国民宿舎裏妙義が営業していた頃は歩かれていた道なんでしょうか。
こんなとこ、通ったっけ？
2年も経過していると色々忘れていますねー。
2年も経過していると色々忘れていますねー。
大岩の2段8mの鎖場。
ここはなかなか急ですが、手掛かり＆足場が豊富なので見た目よりも簡単に登れます。
ここはなかなか急ですが、手掛かり＆足場が豊富なので見た目よりも簡単に登れます。
炭焼窯。
中に何か潜んでいるかもしれないので、覗くのは止めておきました（笑）。
中に何か潜んでいるかもしれないので、覗くのは止めておきました（笑）。
印象的な、門のように聳える岩。
あの向こうは切れ落ちた絶壁です。
あの向こうは切れ落ちた絶壁です。
岩の間から浅間山が見えました。
この間の積雪も、ほぼ解けてしまったようです。
この間の積雪も、ほぼ解けてしまったようです。
後方に榛名山（左）と赤城山（右）。
手前は、丁須の頭と御岳の間にある小ピークかな？
手前は、丁須の頭と御岳の間にある小ピークかな？
ミョウギコザクラを見ることができました！
妙義山の固有種で、コイワザクラの変種だそうです。
妙義山の固有種で、コイワザクラの変種だそうです。
あちらが肩です。
行く場合は細いリッジを渡る必要があるので、注意が必要です。
行く場合は細いリッジを渡る必要があるので、注意が必要です。
今日の目的は、丁須の頭の上からドローンを飛ばして撮影することだったので、ひとまずそれが達成できて満足です。
違う角度から、表妙義を入れて。
こうして見ると、結構ヤバい場所に立っていますね。
こうして見ると、結構ヤバい場所に立っていますね。
見切れている浅間山の右に、四阿山がチラ見え、その手前に留夫山と鼻曲山、浅間隠山、右奥に佐武流山と白砂山が見えますね。左手前は西大星です。
1
4/30 8:21
見切れている浅間山の右に、四阿山がチラ見え、その手前に留夫山と鼻曲山、浅間隠山、右奥に佐武流山と白砂山が見えますね。
左手前は西大星です。
左手前は西大星です。
浅間山を正面に。
剣ヶ峰の稜線に重なるように矢ヶ崎山が見えました。
剣ヶ峰の稜線に重なるように矢ヶ崎山が見えました。
左奥に妙義最高峰の谷急山、そこから烏帽子岩、赤岩と並びます。中央奥に見えているのは高岩です。
手前の中間峰には、このあと行く予定です。
4/30 8:23
左奥に妙義最高峰の谷急山、そこから烏帽子岩、赤岩と並びます。
中央奥に見えているのは高岩です。
手前の中間峰には、このあと行く予定です。
中央奥に見えているのは高岩です。
手前の中間峰には、このあと行く予定です。
さて、そろそろ下りよう。・・・あれ！？
カメラの横に置いたザックが無い！
（風に飛ばされて下の薮に落ちてました。この後に無事回収できました。よかった〜。）
2
4/30 8:26
さて、そろそろ下りよう。
・・・あれ！？
カメラの横に置いたザックが無い！
（風に飛ばされて下の薮に落ちてました。この後に無事回収できました。よかった〜。）
・・・あれ！？
カメラの横に置いたザックが無い！
（風に飛ばされて下の薮に落ちてました。この後に無事回収できました。よかった〜。）
丁須の頭のトップ真下にて。
上での自撮りは、三脚が立てられないので止めておきました。
風も強かったし。
上での自撮りは、三脚が立てられないので止めておきました。
風も強かったし。
ギザギザの金洞山。奥には、これまたギザギザな両神山が見えます。
右奥には雁坂嶺、破風山、三宝山といった奥秩父山塊の山々も見えました。
1
4/30 8:48
ギザギザの金洞山。
奥には、これまたギザギザな両神山が見えます。
右奥には雁坂嶺、破風山、三宝山といった奥秩父山塊の山々も見えました。
奥には、これまたギザギザな両神山が見えます。
右奥には雁坂嶺、破風山、三宝山といった奥秩父山塊の山々も見えました。
妙義湖をアップで。
湖周辺には、釣りに来た人の車がたくさん停まっていました。
左は中木ダムです。
湖周辺には、釣りに来た人の車がたくさん停まっていました。
左は中木ダムです。
三国山脈の山々。
左から八十三山、佐武流山、白砂山、上ノ間山、上ノ倉山。
左から八十三山、佐武流山、白砂山、上ノ間山、上ノ倉山。
矢ヶ崎山をアップで。
中腹に見える岩は、「かまど岩」というらしいです。
中腹に見える岩は、「かまど岩」というらしいです。
榛名山。左から居鞍岳、掃部ヶ岳、烏帽子ヶ岳、榛名富士、三ッ峰山、二ッ山、相馬山。
よく見ると、後方に武尊山と日光白根山が見えています。
左下は上信越道の横川SAですね。
横川SAからも、丁須の頭が見えるんですよねー。
1
4/30 8:54
榛名山。
左から居鞍岳、掃部ヶ岳、烏帽子ヶ岳、榛名富士、三ッ峰山、二ッ山、相馬山。
よく見ると、後方に武尊山と日光白根山が見えています。
左下は上信越道の横川SAですね。
横川SAからも、丁須の頭が見えるんですよねー。
左から居鞍岳、掃部ヶ岳、烏帽子ヶ岳、榛名富士、三ッ峰山、二ッ山、相馬山。
よく見ると、後方に武尊山と日光白根山が見えています。
左下は上信越道の横川SAですね。
横川SAからも、丁須の頭が見えるんですよねー。
西大星をアップで。
「にしおおほし」と読みます。
こちらと同じく、険しい岩峰です。
「にしおおほし」と読みます。
こちらと同じく、険しい岩峰です。
肩から見る丁須の頭のトップは、「丁」ではなく、こん棒のようですね。
八ヶ岳。
左から権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳、根石岳、天狗岳。
今日は空気が澄んでいるのか、クリアに見えました。
左から権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳、根石岳、天狗岳。
今日は空気が澄んでいるのか、クリアに見えました。
台座の下段端から見ると、トップと肩が重なって、全く別物に見えますね。
よくあんなとこに登ったもんです。
ですけど、一度登るとクセになるものがあるんですよね。
ですけど、一度登るとクセになるものがあるんですよね。
隣りの赤岩をアップで。
正面に見える剥き出しの岩壁の下に登山道があります。
正面に見える剥き出しの岩壁の下に登山道があります。
赤岩直下の桟道トラバース。
金属製の桟道は半分ほどしかなく、残り半分は欠落しています。
金属製の桟道は半分ほどしかなく、残り半分は欠落しています。
岩峰を青々とした木々が覆い隠していますね。
ポツポツと見える白い部分は、遅咲きのヤマザクラかな？
ポツポツと見える白い部分は、遅咲きのヤマザクラかな？
初めて見たときはビビりましたが・・・。高岩（雄岩）のチムニー内3段30mの鎖場を何度も登り下りしているうちに、このくらいでは動じなくなりました（笑）。
4/30 9:36
初めて見たときはビビりましたが・・・。
高岩（雄岩）のチムニー内3段30mの鎖場を何度も登り下りしているうちに、このくらいでは動じなくなりました（笑）。
高岩（雄岩）のチムニー内3段30mの鎖場を何度も登り下りしているうちに、このくらいでは動じなくなりました（笑）。
両側がゴツゴツしているので、掴む場所も足も置き場もたくさんあります。
巨大なサルノコシカケを発見。
幅は50cmくらいあったと思います。
幅は50cmくらいあったと思います。
今回は赤岩に登ってみました。
かなりの難路でしたが、何とか稜線に到達。
この辺が赤岩のピークかな？
かなりの難路でしたが、何とか稜線に到達。
この辺が赤岩のピークかな？
烏帽子岩をアップで。
あっちには登れるのかな〜？
まあ、登れるとしても登攀装備が必要そうですね。
あっちには登れるのかな〜？
まあ、登れるとしても登攀装備が必要そうですね。
上信越道の遠入川橋をアップで。碓氷三橋（碓氷橋、赤松沢橋、遠入川橋）の一つです。
橋の向こう側からこちらを見ると、アーチ越しに妙義山が見えるらしいです。
4/30 10:55
上信越道の遠入川橋をアップで。
碓氷三橋（碓氷橋、赤松沢橋、遠入川橋）の一つです。
橋の向こう側からこちらを見ると、アーチ越しに妙義山が見えるらしいです。
碓氷三橋（碓氷橋、赤松沢橋、遠入川橋）の一つです。
橋の向こう側からこちらを見ると、アーチ越しに妙義山が見えるらしいです。
浅間山と外輪山。
左から剣ヶ峰、黒斑山、前掛山、浅間山。
左手前は離山ですね。
左から剣ヶ峰、黒斑山、前掛山、浅間山。
左手前は離山ですね。
南に移動したので、四阿山がよく見えるようになりました。
雪はほとんどありませんね。
雪はほとんどありませんね。
岩越しに見る浅間山。
この2m先は、スッパリ切れ落ちた絶壁です。
この2m先は、スッパリ切れ落ちた絶壁です。
下が見えないくらい切れ落ちています。
地面まで、いったいどのくらいの高さがあるのかな？
地面まで、いったいどのくらいの高さがあるのかな？
ミツバツチグリ。
数は多くないですが、ちらほらと咲いていました。
数は多くないですが、ちらほらと咲いていました。
鎖が設置され、足場とする杭が打ってありますが、普通に下を歩けます。
烏帽子岩直下の桟道トラバース。
半分欠損していますが、鎖もあるし問題なく歩けます。
半分欠損していますが、鎖もあるし問題なく歩けます。
赤岩と烏帽子岩の間にある、「七人星」と呼ばれる巨石群があり、これはその一部です。
ここにもミョウギコザクラが。
強風で常に揺れているので、撮るのに苦労しました。
強風で常に揺れているので、撮るのに苦労しました。
丁須の頭も、その左の中間峰の上にも立ったんですよね。
ここから見ると、とんでもない所にいたもんです。
ここから見ると、とんでもない所にいたもんです。
小岩峰群の間に、ぽっかりと空いた穴がありました。登って向こう側を見てみましたが、真ん前に木があって展望は良くありませんでした（笑）。
4/30 13:07
小岩峰群の間に、ぽっかりと空いた穴がありました。
登って向こう側を見てみましたが、真ん前に木があって展望は良くありませんでした（笑）。
登って向こう側を見てみましたが、真ん前に木があって展望は良くありませんでした（笑）。
風穴尾根の頭付近にある見晴らし岩から見る、この景色が大好きです。
左から烏帽子岩、赤岩、中間峰、丁須の頭。
左から烏帽子岩、赤岩、中間峰、丁須の頭。
ひとしきり下って、三方境に到着。
前回はここから谷急山に向かいましたが、今日は行きません。
前回はここから谷急山に向かいましたが、今日は行きません。
藤の花が咲いていました。道路上に枝が倒れていて、花を近くで見ることができました。
藤の花って、普通は高いところにたくさん連なって咲いているものなので。
1
4/30 14:27
藤の花が咲いていました。
道路上に枝が倒れていて、花を近くで見ることができました。
藤の花って、普通は高いところにたくさん連なって咲いているものなので。
道路上に枝が倒れていて、花を近くで見ることができました。
藤の花って、普通は高いところにたくさん連なって咲いているものなので。
装備
| MYアイテム |
MonsieurKudo
重量：7.26kg
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感想
＜動画編集中・・・＞
今年のGW、山に行こうか迷いましたが、感染対策をとりつつ出かけることにしました。
休みが取れた4月30日、快晴・弱風予報だった妙義エリアへ、裏妙義の丁須の頭を登ってきました。（人も少なそうだったので。）
丁須の頭を訪れたのは3度目、登ったのは2年振り2回目です。
（訪問2度目は雨後だったので、登るのはは中止）
今回は丁須の頭の上からドローンを飛ばして撮影するのが目的でした。
弱風予報でしたが、実際は時折強めの風が吹いていました。
飛ばすにはギリギリ許容範囲といった感じでしたが、何とか目的を達成できました。
以前はスルーした赤岩にも登ってみました。
かなりの難路で苦労しましたが、南端からは絶景とゾクゾクするような圧倒的な高度感を楽しむことができました。
（赤岩のピークがどこだったのかは、よくわかりませんでした。地図上の等高線では、自分が行った南端がピークに見えましたが。）
出発した時間が早かったのが功を奏し、目論見通り誰にも会うことなく静かな山行となりました。
下山後はどこにも寄らず、まっすぐ帰宅しました。
P.S.
前日に降った雨で落ち葉が湿っていた箇所もあり、奴（ヒル）が活動していないか心配でしたが、結局1匹も見ることはありませんでした。
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