京都西山/花を愛でに小塩山から釈迦岳へ@シャカポン人多し


- GPS
- 06:25
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,083m
- 下り
- 1,085m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
参拝者用駐車場ですが登山目的でも駐車可とのこと |
コース状況/ 危険箇所等 |
小塩山天皇陵道から南の谷への分岐からトラバース途中の谷を横断する箇所は荒れています。上部への迂回ルートあり(テープ・ロープ) 小塩山南の谷はバリエーション。中流から下流部分で一部倒木があり荒れています。 竈ヶ谷入口の出灰川徒渉は水量の多いときは足が濡れます。 |
写真
このポイントは地形図では読み取れないけれど、面白い地形です
右手から流れてくる水は、ここで二手に分かれます
橋の下を潜って左に流れていくものと、奥方面に登山道に沿って緩やかに流れていくもの
きょうはほぼ水は流れていませんでしたが、水量豊かな時にじっくり観察したいですね
感想
比良山に行きたいけれど、緊急事態宣言下では、滋賀県に行くのははばかれる。
なるべく近場で楽しめそうなところにと思い、西山を花を求めて彷徨うことにする。
公共交通機関の利用は避けて車で大原野神社へ。
大原野神社からまずは天皇陵道を登る。ここにはほとんど花がない。
登りながらきょうのルートを考える。小塩山山頂まで行っても,カタクリはとっくに終わっているし、保護区に立ち入ることはできないだろうから、南の谷を下って大原野森林公園ゲートから竈ヶ谷を歩こうと考える。花となると竈ヶ谷は必須だなと思う。その後ポンポン山や釈迦岳は人が多いだろうから、回避するルートを考えるが思い当たらない。そこから引き返してくるのはちょっと頼りないし、えーっと。という具合に。
天皇陵道から外れトラバースで南の谷に向かうルートに入る。しっかりした道だが谷を渡る箇所が崩壊?上部に迂回ルートがつけられている。
ここは少し開けて明るく、太陽が燦々と降り注ぎ新緑も映えて美しい。
再び植林帯に入るとすぐに峠状の場所。右手へとさらにトラバースする道と分かれ、わずかに歩くと右手の谷へと下りていく道がある。下り始めると踏み跡程度になるが危険な箇所があるわけでもなく問題ない。
谷ルートに入って最初に現れたのはヤブツバキ。ツバキの森がしばらく続く。多くは地上に落ち地面を赤く染めているが、まだまだ色鮮やかな若い花やつぼみもつけている。
谷に水が流れ出すと、いろいろな花が現れ出す。花の時期はもちろん終わっているがカタクリもありネコノメソウも多い。フタバアオイ、チャルメルソウ、ニリンソウなど写真を撮るのに余念がない。
下流に行くほど倒木等で少し荒れているが、這いつくばって潜ったり,平均台のように木の上を歩くようなところはない。
途中で真っ白の小さな小さなふたばのようなものを見つける。キノコなのか葉緑素を持たない腐生植物なのか、取り敢えずは写真に収めて帰ってから調べようと思う。
(結局調べてもよく分からない終い。もしかしたら腐生植物のシロシャクジョウかも。腐生植物を研究されているK大学の先生に聞くにも、1枚を除いて後の写真はピンぼけで鑑定を依頼する材料がない)
ずいぶんと時間をかけて南の谷を下り大原野森林公園入口へ。竈ヶ谷の入山申請をしようとしたが、この時期は許可なしでOKのようだ。
竈ヶ谷入口の出灰川徒渉点は先日の大雨で増水してはいたが、何とか足を濡らさずに渡り切れた。
竈ヶ谷にはいくつもの植生保護柵が設けられており、その内側と外側の緑の差は歴然。そういえばどこへ行っても数十年前までは谷道には大抵足元が見えないほど草が茂っていたなぁと懐かしく思う。
ここで一番目をひくのはヤマブキソウ。大きく黄色い花がたくさん見られた。その他にも多くの種類の花と眩いばかりの新緑、十分に春の息吹を感じられ、他にも生命力感じる立派な木々も点在するなど楽しめる場所だった。
谷上流は立入禁止区域、東尾根に登る。さてこの先どうしよう。東尾根を突っ切って杉谷地区から流れる川周辺の湿地帯にも花が咲いているのではないか、クリンソウもあると聞いている。そこをチェックしたのち金蔵寺横にある産の滝上流の谷の調査も面白いなぁと考えるが、同じクリンソウなら釈迦岳を越えて京青の森にあるクリンソウの群落もいいなぁと思い、そちらに向かうことに。京青の森から西山古道を北上すれば、白糸の滝に行くこともできる。白糸の滝は普段水量は少ないものの、先日の大雨で水量が増して見栄えがよくなっているのではないだろうか。久しぶりに訪れてみたい。
さてポンポン山のメインルートに出て、すぐさま釈迦岳方面にルートに入ると、まあ人が多いこと。普段の休日より多いのではないだろうか。それも数人から10人程度のグループが多いのが目立つ。
途中ルートを外れ尾根すぐ横の谷の源頭を歩く。先日の雨で池ができている。
釈迦岳は人が多いので通過。京青の森へのルートも登山者が多い。なので大杉まで南下してからトラバースルートで大展望台に向かおうと思い、分岐を右へ。
途中の存在感ある集合木まできたところで、そうだ大杉からのルートはもしかしたら倒木がひどいのではないかと思うようになる。一昨年に大沢から谷沿いにこの大杉に登ったが、それはひどい倒木帯で通るのに非常に骨が折れたことを思い出した。トラバースルートはそのひどい倒木帯のある同じ谷の上流を通ることになる。
結局引き返し、メインルートを辿り大展望台経由で京青の森(大沢峠)へ。この間30〜40人ほどの人とすれ違ったり追い抜いたり。
そしてお目当てのクリンソウ観賞。
ここからは西山古道を北上して戻る。予想通りここはひっそりしている。滝と遊んだり、花を写真に収めたりしながら善峯寺へ。
少し杉谷方面に登り返して、三鈷寺経由で大原野方面に下りて行く。
コメント
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カタクリの季節が終わるとこのエリアは人も少なくなるのかなと思っておりましたが、人も多かったとのこと。呆れるのは二桁おられるグループで山登りされているのを見かけますよね。年配の方が多いような… この時期に? 人のことは言えませんが考えちゃいます。
と言いながら4日はシャクナゲに負け、恒例的な比良のシャクナゲを見に上がってました。釈迦岳でも二桁グループに出逢いましたわ。
この時期は竈ヶ谷の入山申請は要らないんですか? ポンポン山・釈迦岳方面は一度しか歩いたことの無いエリアですが気になるエリアです。
no2さん、おはようございます。
ポンポン山釈迦岳はGWのこの時期,例年ならどのくらいの人が登っているのか分かりませんが、この日はほんと多かったです。みんなマスクしてました。
小塩山では人に会いませんでしたね。
森林公園の管理人さんに聞きましたが、竈ヶ谷の入山申請は必要なしとのことでした。
比良のシャクナゲは裏年のようですね。4年周期とも聞きますが、ここ数年で見るとそうでもないような。
比良は事件遭難が続いていますね。5/2に男女3人が北比良の林道で集団自殺(?)、そして4日に北比良山中で女性登山者の白骨死体発見。そしてまた遭難ですかね。きのうは足尾谷で女性が滑落死されてます。
お互い気を付けましょうね。
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