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Yamareco

記録ID: 3140236
全員に公開
雪山ハイキング
富士・御坂

富士山

2021年05月03日(月) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
7.5km
登り
1,389m
下り
1,389m
天候 晴れ→ガス
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
予約できる山小屋
八合目池田館
九合目万年雪山荘
九合五勺胸突山荘
頂上富士館
6合目でクランポン装着。今までのGWの富士宮コースではありません。7合目の小屋までも氷化した地面に気をつかいます。
2021年05月03日 06:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 6:24
6合目でクランポン装着。今までのGWの富士宮コースではありません。7合目の小屋までも氷化した地面に気をつかいます。
8合目に向けての斜面。いよいよ雪面の状況が悪化しています。
ナマクラになったクランポンの爪を研いでこなかった事が悔やまれます。
2021年05月03日 06:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:24
8合目に向けての斜面。いよいよ雪面の状況が悪化しています。
ナマクラになったクランポンの爪を研いでこなかった事が悔やまれます。
9合5勺からの眺め。
鳥居が見えています。
さて傾斜が増す斜面や東方向へのトラバース面の状況は?
2021年05月03日 09:33撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 9:33
9合5勺からの眺め。
鳥居が見えています。
さて傾斜が増す斜面や東方向へのトラバース面の状況は?
途中まで行った処で、これは登りきるしかない状況になりました。(背中には2本目のアイスアックスがあり、これが後押しになりました。)
確実にアックスを利かし、ポールの先端も目一杯使い、時にクランポンの前爪をしっかり蹴り込んで登り切りました。
2021年05月03日 10:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/3 10:27
途中まで行った処で、これは登りきるしかない状況になりました。(背中には2本目のアイスアックスがあり、これが後押しになりました。)
確実にアックスを利かし、ポールの先端も目一杯使い、時にクランポンの前爪をしっかり蹴り込んで登り切りました。
雪と氷の回廊・・・蒼天!
2021年05月03日 10:32撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/3 10:32
雪と氷の回廊・・・蒼天!
こんなスノーモンスターは見たことがありません。
2021年05月03日 11:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/3 11:00
こんなスノーモンスターは見たことがありません。
刺さりの良い2本目のアイスアックスがなければ、ここに来る選択はなかったと思います。
ちなみ「(山の)大いなる存在」に対して、いつも以上に真剣に、全ての登山者の安全と佳い経験を祈りました。
2021年05月03日 11:32撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/3 11:32
刺さりの良い2本目のアイスアックスがなければ、ここに来る選択はなかったと思います。
ちなみ「(山の)大いなる存在」に対して、いつも以上に真剣に、全ての登山者の安全と佳い経験を祈りました。
12時すぎよりガス発生。9合5勺に戻ってきました。
鳥居からかなりの距離と時間、前を向くことはできません。
クライムダウンの体勢で確実に2本のアックスと前爪を利かして、高度を下げ西方向にトラバースをしました。
2021年05月03日 12:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 12:18
12時すぎよりガス発生。9合5勺に戻ってきました。
鳥居からかなりの距離と時間、前を向くことはできません。
クライムダウンの体勢で確実に2本のアックスと前爪を利かして、高度を下げ西方向にトラバースをしました。
7合目以降、ようやく雪面が軟化して安全地帯に戻ってきた感じでした。
2021年05月03日 13:46撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 13:46
7合目以降、ようやく雪面が軟化して安全地帯に戻ってきた感じでした。
軽やかにパスしていったソロの二人・・・
6合目小屋手前でクランポンを外しました。
左手の方はfujisakuyaさん?(当日のレポと下りの軽やかさから推測しました。)
いつも貴重なレポ拝見させていただいています。
2021年05月03日 14:14撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/3 14:14
軽やかにパスしていったソロの二人・・・
6合目小屋手前でクランポンを外しました。
左手の方はfujisakuyaさん?(当日のレポと下りの軽やかさから推測しました。)
いつも貴重なレポ拝見させていただいています。
またいつか・・・
2021年05月03日 16:23撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 16:23
またいつか・・・

感想

コロナウイルス・5合目レストハウス火災などで、今年もGWの富士宮コースはダメだろうと思っていたら、fujisakuyaさんのレポを拝見・・・4月28日に開通したのですね!
天気も良さそうで、日程も確保・・・久しぶり(3年ぶり?)の気持ちいいGW富士山!と思っていたら・・・厳しい洗礼を受けました。

7回目のGW富士宮コースになりますが、こんなに雪面(氷化面!)の条件が悪い事はありませんでした。2年前の2月御殿場コースよりも厳しく感じました。
かなりの登山者が途中での撤退を決断し、それは当然の判断だと思いました。
(当日の2700m地点での滑落事故も、今回の雪面の影響大ですね。)

冬季の御嶽山でも同様の雪面(氷化面)に遭遇して撤退した事があり、以来雪山には2本目のアイスアックスを携行しています。
9合5勺からの登りではクランポンの前爪を時に利かして、アックス1本とポールの先端使いで大丈夫でしたが、視界が限定される下りはその選択はありませんでした。その点では、いつもほとんど荷物(!)と化している2本目のアックスが役に立つ時がきました。

集中力を切らさない事だけを念頭に時間をかけて、クライムダウンの体勢で9合5勺までの下りをこなしました。
ただ今回のような条件で、装備やある程度の経験があったにせよ、上に行く決断をした事については、その是非について十分に振り返る必要があると考えています。

富士山・・・
季節や天候やコースによる変化はもちろん、さまざまな条件変化の中で、素晴らしいそして厳しい経験をさせてもらえる日本一の山!
また訪れたいと思います。

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コメント

お疲れ様です
この日この時間 視界が白く吹雪いてはハケての繰り返しでしたね 三島岳に直登し詰みかけて下山してたのは私ですw 
ふと 正規ルート見ると人がいたのでビックリしました よく行ったですねー
なので さっき 正規ルートでキッチリ行ってきましたよー お疲れ様です 
2021/5/4 13:49
Re: お疲れ様です
コメントありがとうございます。
本日(4日)のレポも楽しみにしています。
ところでfujisakuya さんが確認した登山者は僕ではありません。
12時半には9合5勺に戻っていました。
これからも刺激的なレポを楽しみにしています。
いつか富士山で逢えますように!
2021/5/4 14:52
Re[2]: お疲れ様です
ありゃ〜 そのようですね😅 酸素不足で頭がおかしくなってるのかも(笑)
とりあえずアップしました🙏
2021/5/4 16:01
プロフィール画像
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