ハチブセ山&松尾山【緑とお花の爽快稜線 白山セイモアスキー起点】


- GPS
- 07:20
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,057m
- 下り
- 1,043m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:20
八幡神社 11:46
笠山林道出合 12:24
乙女のしずく 12:31
笠山林道出合 12:40
ハチブセ山 13:25-13:40 (昼食)
八幡神社 14:34
2021.5.03 白山市河内セイモアスキー場ー三雄山ー松尾山
天候 | 両日ともくもりベースでたまに晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
取付きは白山セイモアスキー場に隣接する内尾集落の上部にあります八幡神社からとなります。 神社前には2台ほどでしたら駐車可能。 私たちは運よく停められる事が出来ましたが、それでもセイモアスキー場の駐車場に停めさせていただくのがBESTだと思います。 くれぐれも集落内の路駐は控えましょう。 ○セイモアスキー場ー三雄山ー松尾山○ セイモアスキー場の駐車場に駐車。 スキー場駐車場にはトイレ(ウォシュレット&温か便座)完備。 温泉施設「千丈温泉 清流」もございます。 今の時期でしたらキャンプや渓流釣りを楽しむ方なども利用されていました。 尚、地元ハイカーさんの過去の記録等を拝見してみますと、スキー場内では三雄山直下まで林道(センターロッジ辺りまで舗装、以降ダート)が延びており、車で進められるところまで高度を稼ぐ事が出来ると記されておりましたが、現状では林道入り口に南京錠付の鎖が張られ進入できないようになっておりました。 地元の方のみが進入可能(鍵の所持)で山菜泥棒等のパトロールや環境施設管理をされております。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○白山市河内内尾集落ーハチブセ山(P851)○ 八幡神社からスタートし尾根を直登気味に付けられている。 若干急傾斜気味の場所にはフィックスロープも施されているので安心です。 途中、笠山林道出合にて「乙女のしずく」の表示板が設置され、林道(荒廃した道)をセイモアスキー場側へおよそ400mほど進むと表記されている。 興味本位でシークレット探しに試みたものの、途中で法面崩落個所が現れデンジャラスな展開となり通過する際もかなり不安に駆られました。 やがて右手斜面から突き出た木々の枝に「乙女のしずく」と書かれた木製プレートがくくられ、小規模な岩壁から滴り落ちるに水が現れます。 第一声は「これか〜…」でした。 正直危険リスクと感動の度合いを天秤にかけましたら2度目のTRYは無いと感じました。 再び林道出合に戻ると尾根上を高度を上げて突き進み、途中で残雪が現れたりといたしますが不明瞭ではないので迷子に陥る心配はありません。 ハチブセ山山頂はとても狭くて眺望も得られませんので、そのチョイ先へ進むと瀬波からのコースと出合い白山の絶景ポイントとなっています。 寛ぐのであればこのポイントがオススメよ。 ○セイモアスキー場ー三雄山ー松尾山○ トータルして危険個所はありません。 セイモアスキー場から三雄山(ゲレンデトップ)までひたすら林道歩きとなる。 ゲレンデ内をショートカットする手もありますが体力消耗度を考えますと林道歩きの方が楽チンよ。(ゲレンデ内は枯れ茎がボサボサでむしろ歩き難いわ)。 三雄山からいよいよ登山MODEとなりますが、スキー場で殆ど高度を稼ぐかたちとなるので松尾山までの稜線歩きはほぼほぼフラットと言ってもよいです。 稜線歩きは雪上歩行がメインとなりますが部分的に夏道も現れます。 注意点としましては、特に下山時において瀬波分岐にまで戻る際に稜線上からいくつもの支尾根が派生しており誤って降りてしまう懸念があります。 自身の付けたトレースも明瞭ではありませんのでこまめにGPSのチェックが必要です。(人様のトレースも曖昧です) 尚、このエリア一帯では多方面からの進入が可能となっており周回するもヨシ、チームを組まれて車2台作戦等で縦走するもヨシのプランが楽しめるようになっております。 |
その他周辺情報 | 降りたら目の前には温泉。 「千丈温泉 清流」へ是非お立ち寄りくださいませ。 |
写真
内尾八幡神社
地元内尾の第一村人のじーさんにこの神社の場所を訪ねたところ、「もっと下の方や」と言われ再びセイモア近辺をウロチョロし余計な時間を費やしてもうた。
結果そのじーさんの家の真裏山手にあんねん。
おいおいおい…。
ひなびた温泉街などにあるショボいスナックみたいなネーミングだけど、如何せん自身初ルートなので好奇心に負けてしまった。
0.4kならと思い進んでみたが残雪や巨大落石などが現れるデンジャラスな展開となっていた。
残念ながら今回はどんより雲に覆われてしまい美しい雪の白山を望む事が出来ませんでした。
運が良ければここからのViewは最高なのよ。
ここで二人仲良くランチを楽しみ再び辿ってきた道を下山いたしますた。
ゲレンデトップに立ち辺りの景観を楽しんだ。
眼下にはセイモア起点と目の前には笠山がドーンよ。
奥には我が街白山市と日本海が見渡せたわ。
今日もランちゃんの洗濯物がベランダに干してあるわね。
登山道が露出した道脇にはイワウチワが可憐に咲いていた。
ならば撮っちゃおうと思ってしゃがんでいたところ…。
そこへヒラヒラと舞い降りてきたギフチョウがお食事タイムに入ったのよ。
思い掛けないワンシーンキャッチに拍手よ。
感想
皆さまこんにつは。
ご機嫌いかがかしら。
今回は同じエリアのお山を2座ご紹介いたしましょう。
毎度のようにフレッシュなネタではございませんが共に我がチームが初TRYしたコースですので綴ってみる事にいたしますた。
○内尾八幡神社ーハチブセ山○
先ずはですねハチブセ山なんですけども当初は企画しておりませんでしたの。
正直申せばこの日はオフにしようかと思っていたくらいでね、早朝からあまりお天気がポッっとしていなかったのね。
そうそうパッとしてなかったのよ。
一週間以上も前の記録だから記憶は超曖昧だけどね、確か当日は午後から回復するカナ〜って予報だったかしら。
まぁ私のアップもいつものように滞ってたってのもあったから制作に勤しまなくてはと思ってたのよ。
そすたらハニーちゃんが突如私の前にボヨ〜ンって現れてこう言ったのよ。
「私、今シーズンまだ一度もカタクリを見ていないわ」。
そ、そうすか。画像でよければどうぞ。
何言ってんのよ。アナタ自分バッカリ楽しんじゃって。私だって見たいのよ。
でもお外はこんな怪しげなお天気ですけども午後から劇的に晴れると信じて出かけますか?となった。
だからねお出かけ始めたのも超遅くて、どこへ入山するにしてもお昼頃って事になっちゃったの。
カタクリは今が旬を迎えているお山が多くてどこも人でごった返しが予想されるから近場で静かなお山を考えたわ。
ここで思いついたのが風吹峠。
お隣の獅子吼はメジャースポットだけどこの地に訪れる人はそんなにいないから。
そうと決めて自宅を出て先ずは昼飯を鶴来の大阪屋ショップで調達。
スーパーの食材は魅力的なのがいっぱいやねん。特に総菜やB級グルメね。
あれもこれも美味しそうに見えちゃって次から次へと買い物かごに放り込んじゃったわ。
こんなにどうすんねん?リュックに入らんやんか。。。
買い物済ませスーパーを出て、さぁいざまいらんって時に突然ハニーちゃんがやっぱり風吹峠はイヤだと言い出した。
なんですとぉ〜。
なんでも歩きがモノ足らんと言うのだ。
ぬぬぬ、次なる手なんて全く考えていないのに突如サワジリエリカみたいな発言しよって。
だったら何処よ?。近場で静かで歩き応えのあるところって?
ほんでもってカタクリババ〜ン!でしょ。そんなん何処やねん?
即座にヤマレコチェック。するとnobuさんの河内の内尾から取り付いたハチブセ山〜笠山の記録が目に留まった。
河内なら鶴来からでも近いからね。ヨシ!そんならそこにしよと決定した。
河内は我が家からでも超近いんですが、地元民でありながらほぼほぼノーマークなエリアなの。
そんな河内の内尾と言えばやっぱりセイモアスキー場よね。
原田知世さんとスキーブレイクした頃はよくお世話になりましたけど、あれからもうウン十年経ってるもんね。
現地である内尾に到着。
さぁ取付きましょ。つっても八幡神社の場所がよく分からんのだ。
そこで内尾集落で湧き水を何本もの4Lペットボトルに汲んでいる水泥棒のオバチャンを発見。
お尋ねしたところ地元民ではないから分からないと言われた。
オバチャン、あなた遠慮ってしないのね。
次に集落内に車を進めると自宅の庭先で手に鎌を持った村人のジイチャンを発見。
「この辺りで八幡神社ってどこでしょうか?」と訪ねたら。
「あ?、あ〜それやったらもっと下(しも)の方や」と、手に持った鎌で下の方を差しお答えになった。
へ〜そうなんだ。
それからまたスキー場に戻り、どこだどこだとネットや地図をチェック。
調べた結果、その鎌を手に持った村人ジイチャンの家の真裏にある事が分かった。
どうやらウチらはジイチャンにコントの相手にされてもうたみたいですわ。
再びそのジイチャンの家の前を通るとまだ居ましたわ。
「ジイチャン!、アンタねぇガセ言ってんじゃね〜ぞ!」といったみっともない行為は断じていけません。
目を合わさずそっと通り抜け裏手に回りますた。
八幡神社を見事発見。なんだか謎解きアドベンチャーゲームみたいで爽快だった。
これだけで今日の内容の50%くらい充実度がありましたわ。
スタートはほぼ正午となったのでハチブセ山のピストンと決めた。
コースはそこそこの斜度があり直登で攻略するふくらはぎが笑う設定となっていた。
序盤から待望のカタクリたちがお目見えし早くもミッションをクリアーとなった。
笠山林道出合では「乙女のしずく」の表示板に遭遇。
これもまた運命的な出会いだった。
後にネット検索してもHITしない事が分かり貴重な体験だったんだなと今になって思う。(実際nobuさんも立ち寄ってはいないしね…)
本コースへ戻ると色鮮やかなイワウチワに白さ際立つオオカメノキ、更には両サイドびっちりのカタクリが魅了させてくれた。
稜線に出ると本コースのハイライトである爆咲きのシャクナゲと新緑眩い美しいブナ林が展開していた。
季節外れの寒さとなったために白山の眺望はザンネンな結果となりましたが、下山時には晴れ間も出て美しい緑とお花を満喫する事が出来ました。
お花ヨシ、森ヨシ、眺望ヨシ、静けさヨシ。
「手軽に白山でも見に行こか」と思ったら、また「今日は半日だけ楽しみたい」って時などにもこのコースは超最適と感じましたわ。
○セイモアスキー場ー松尾山○
歩いた後に記録見たんだけど、結構距離があんだね。
だいたいセイモアスキー場だけでも6kmあんだね。
6kmっつったら白山の別当出合から室堂までって事?
まぁダラダラと長い気はするけど危険な箇所も無いし眺望もいいのでそんなに退屈はしなかったわ。
お花好きでしたらお花探しに気が集中しますからね。
あとね今回みたいに急な雨が降られた場合なども斜度は緩く道幅も十分に広いから心に余裕をもって歩く事が出来るってのもいいと感じましたわ。
HIGHLIGHTはなんつっても三雄山ー松尾山ラインの眺望爽快稜線ね。
途中には雰囲気の良いブナ林などもあるので変化に富んでいて飽きさせないわ。
今の時期みたいな残雪&新緑コラボの時や空気の澄んだ紅葉時期なども素晴らしいと思います。
真冬には文明の利器(リフト)を使ってビュ〜ンと稜線に上がり美しい樹氷の森と壮観な絶景を楽しむってのもアリじゃないかしらね。
それくらい心躍る稜線だと思いましたわ。
瀬波&内尾の山々は取付き地点が豊富にございます。
また見どころも満載ですので時間に余裕がありましたら、いろんなプラン及びいろんなコースとドッキングさせ幅を利かせた楽しみ方も出来ますわ。
皆さまも是非どうぞ。
おしまい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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K-Millerさん こんばんは☆彡
感想読んで思ったんですけど
毎回詳しくて本当に一冊の本にできそうです。
言葉が上手で、どうしてそんなに面白く、詳しく・・・
編集のお仕事されている方かなと思っていました。
水泥棒のおばちゃんと道を聞いたおじちゃん
困ったものですね。
ハニー様カタクリ見れて良かったです。
半日で歩けるところとか貴重ですよね。
お疲れさまでした。
sakuraさん、こんにちは。
ありがとうございます。
えっ!そうですか?
私、文章力ありますかしら?
いやでもね、周回遅れを乱発(締め切り無視)するような編集者なんてのはクビ!って言われちゃうでしょ。
デスクに座って3分で寝ちゃうんですからね。
私も何か取り柄ってものがあったらなぁなんてつくづく思う。
お花のシーズンが本格化してまいりましたわね。
雨でも白い闇に包まれた幻想的な森を楽しむのも好きなのでオフが待ち遠しいわ。
だけど雨の日まで出掛けちゃうとこれまたアップが滞るのが頭を悩ませる。。。
次は幸せをお届けする予定。
また見てくれたら嬉しいわ。
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