御前山


- GPS
- 06:50
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,267m
- 下り
- 1,456m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
惣岳山手前はかなりの急登が続きます。大岳山方面などより比較的静かな山歩きが楽しめますが、整備もそれなりで木段は壊れている所が目立ちます。道迷いの恐れはありません。 鋸山から下るルートに「滑りやすいので注意」と手書きの注意書きがある所で、しっかり尻もちをつきました。油断大敵濡れた土…。 |
写真
感想
ちょうど2か月ぶりの山行は、距離・標高差とも控えめなルートにもかかわらず、思った以上に疲れが出た。週2回ほどジムでチョロチョロやってはいるものの、この歳になると簡単に体力は落ちてしまうものらしい。
奥多摩駅8時29分着の電車は、梅雨の曇天にもかかわらず立ち客の出る盛況。ごった返す改札を抜けてバス停に向かうと、奥多摩湖方面のバスは続行便ともども超満員で出発した。奥多摩湖で下車し、トイレへ寄ってダムを渡る。何人かが一緒にバスを降りたが、このルートの同行者はいないらしい。ダムを渡り終えたらすぐ左に石段を上がると、展望広場へのアプローチを兼ねた登山道が延びている。
先ほどバスがトンネル内でパトカーに抜かれたが、その後も次々に緊急自動車のサイレンが聞こえてくる。サス沢山への急登中にはヘリの音まで聞こえてきた。一体何ごとが起きたのか?(気になるが理由は今もって分からない)
尾根通しの急登中に直射日光が差さないのはありがたいが、そよとも吹かぬ無風状態は辛い。吹き出る汗を拭いつつ1時間ほどでサス沢山らしきピークに到着。電波施設のようなものが立つところの樹木が払ってあり、眼下に奥多摩湖が一望できた。相変わらずヘリの音がする。
いったん平らになった尾根で一息つき、標高1000m辺りから惣岳山への急坂に取りついた。今日初めて会ったハイカーは若い女性4人組で、談笑しながら山を楽しんでいた。追い抜いて、防火帯のように切り開かれた尾根を進む。植林帯を抜け、大きなミズナラの木が見えだした。きつい坂が続く。バイケイソウが花芽を出し、一部は咲き始めていた。
サス沢山から1時間、ようやく惣岳山着。カシオの腕時計の標高が40mほど低く表示されていた。今朝、家を出る時に合わせたから、その後少し高気圧気味に天候は推移したことになり、良い傾向だ。そういえば、時々雲間から太陽も覗いている。
何の変哲も眺望もない頂上だったが道は整備が良くなり、少しだけ下って御前山へ登り返す。途中、北や西の方角が望める眺望ポイントにベンチが置かれていた。15分ほどで頂上到達。3グループほどが昼食休憩中だった。自分もここで、と弁当を出しかけたが、たちまちハエが付きまといだしたので、避難小屋に「避難」することにして出発。小屋はちょうど3人グループが出発するところで、貸切状態で利用できた。休憩やトイレで立ち寄るハイカーは何人かいたが、誰も中に入ってこない。
40分ほど休んで出発。昼食中、大岳山の方まで回ろうかと妄想したが、歩き始めると結構脚に疲れがきていることが分かり、当初予定通り鋸山から奥多摩へ下ることにした。
惣岳山側ほどではないが、こちらも人影は比較的少なく、静かな山歩きが楽しめる。薄日が差したり曇ったり、風はかすかに吹いたり止まったりで、大変気持ちが良い。登り返しが辛いのはなまった体のせいで、梅雨時の山歩きとしては恵まれた条件と言えるだろう。
道沿いにはコアジサイらしい花が咲いている。鞘口山の先には、なぜかそこに2株だけ白樺が立っていた。標高は適しているが、前後を見ても白樺はここにしか生えていない。地質的に合わないのだと思うが、だれか植えたりでもしたのだろうか。
大ダワに着くと、いつの間にか屋根に太陽電池を載せたトイレができていた。林道を横切って鋸山に向かおうとすると、いきなり地図にない二股になっている。平らな右の道を辿ってみると、なんのことはない、100mも行かずに左の尾根通しの道と合流した。
間もなく本来の分岐に到着。左が奥多摩方面へのルートなのだが、御前山の姿を振り返ってから鋸山にも挨拶をしようと、右へプチ迂回した。すぐに右手の樹林の切れ間から御前山が望める。そのまま巻道状の道を進んで大岳山からの登山道に合流したところで、左へ戻るように急登する。元気な運動靴の白人青年に抜かれた。
あえぎあえぎ鋸山。樹林帯にベンチがいつくつか置かれた頂上で、4、5組のグループが休憩中だった。
緩やかな起伏を越えて15分ほどで三角点ピーク。ここから急な下りとなる。しばらく行くと、「滑るので注意」という親切な手書き標識が現れ、気を付けたつもりがズルッと尻もちをついてしまった。ショックは軽かったが、汗に濡れたズボンが泥で汚れ、いささかみっともない姿になった。
ギンリョウソウの群落を横目に気を取り直して先へ。思うようにスピードが出ないが、時間は早いので安全第一に行くことにした。と言いつつ、足は疲れても腕は大丈夫ということで鎖場を下りてみる。既に2時半を回ったのに登りの男女とすれ違った。女性の装備は軽かったが、1泊山行なのだろうか。
ひと登りで天狗のピーク。西の山には雲がかぶさってきているが、このあたりの天気は持つだろうと判断する。鉄梯子を通り、植林帯を下って林道に合流した。愛宕神社の立派な鳥居をくぐり、記憶より長い階段をヒイヒイ言いながら登る。小さな五重塔をかすめて急斜面をジグザグに下れば、おなじみの直線急階段に出た。
何度見ても凄い階段で、測ってみると標高差は40mもあった。降りた所が登計園地。今日は後半スピードが落ちて時間がかかったが、遅れついでに分岐を右に辿ってみた。緩い坂道が南東に伸び、民家の裏に出てクリーニング店の脇で昭和橋からの道に突き当たった。2軒隣がワサビ漬けの山城屋だ。もえぎの湯に行くならこのコースが近い。
当方は湯上りの一杯&夕食を期待しているので、河辺駅前の温泉を目指す。昭和橋たもとの本来の登山口の水道で転倒で腕についた泥を流し、汗を拭き取って少しさっぱりした。この間、香港人?のカップルに「吊り橋の登計橋はどちらですか」と尋ねられ(日本語で)、登山口の観光案内板で教えようとするも載っておらず、ポケットの山と高原地図で説明して事なきを得た。
奥多摩駅に着くと、次の電車まで15分ほどある。のんびりホームに上がると2番線にホリデー快速が止まっていた。何の表示も放送もないので、これが次に出る電車なのだろうと乗りこんだら、気が付くと向かいの1番線にも青梅行電車が着いて中に人が乗っている。ホームで時刻表を見て、ホリデー快速は20分も後に出る次々発の電車と判明し、あわてて1番線の青梅行に乗り換えた。発車まで誤乗防止の注意放送は一切なし。ホームに電光表示があるわけでもなく、相変わらず客の立場でサービスができないJR東日本らしさにため息が出た。
初めましてkrkdxと申します。
自分も奥多摩にいまして、帰りに知り合いのお巡りさんにばったり会って、朝周遊道路でバイクが山に落ちて引き上げるのに制服が泥んこになっちゃいました。と言っていたからその事故では無いでしょうかね?
突然のコメント失礼しました。
zaoluckさん
はじめまして。butamaru
6/29は同じバスり乗りおなじルートでした。
確かに
御前山への小河内ダムからの登り
惣岳山についたときにはもうグッタリ
また、私もカシオの高度計付き時計をしてたのですが、
40m低く表示されていました。
購入して間も無いので「もう壊れたの?」と思っていました。気圧のせいなのですね。
奥多摩駅には30分くらいzaoluckさんより早く着いたみたいです。15:27のホリデー快速
krkdxさん、情報ありがとうございます。なるほど、そんな事故があったのですか。喉のつかえ?が取れました
実は9時15分ごろ、情報提供と称して某マスコミへ電話してみたのですが、「警察は未確認の一点張り、消防もつながらないんです。山火事の煙とか見えませんか?」と逆に尋ねられただけでした
butamaruさん、初めまして
記録を拝見すると、惣岳山までは私の10分ほど後を歩いてらして、こちらが避難小屋でひっくり返っている間に先に行かれたようですね
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