八方台から雄国山(車中泊)磐梯山

2021年05月08日(土) 〜 2021年05月09日(日)

• GPS: 09:12
• 距離: 22.6km
• 登り: 1,547m
• 下り: 1,540m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:03
• 休憩: 0:20
• 合計: 5:23

9:30 八方台駐車場
9:44 9:44 猫魔八方台
10:11 10:14 猫魔ヶ岳
10:28 10:31 猫石
11:21 11:21 雄国沼休憩舎
11:42 11:51 雄国山
12:21 12:21 雄国沼休憩舎
12:37 12:39 雄国沼湿原
12:45 12:47 金沢峠
13:04 13:04 舗装路別れ
13:57 13:58 猫石
14:15 14:15 猫魔ヶ岳
14:42 14:42 猫魔八方台
14:53 14:53 八方台登山口
14:53 宿泊地

2日目

• 山行: 3:44
• 休憩: 0:15
• 合計: 3:59

5:44 八方台駐車場
5:51 5:51 櫛ヶ峰
6:13 6:13 三合目分岐
7:05 7:06 弘法清水分岐
7:42 7:56 磐梯山
8:11 8:11 弘法清水
8:16 8:16 黄金清水
8:27 8:27 弘法清水分岐
9:18 9:18 裏磐梯スキー場分岐
9:43 八方台登山口

天候

5/8 里は晴だが山はガス風⇒午後から晴れ　5/9 早朝穏やかも霞気味⇒曇り小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

混雑すると噂の八方台P。さすがに，花の時期でもなく新緑前で雪も残るこの時期はそれほどでもなく停められる。

コース状況／危険箇所等

磐梯山では，アイゼンやチェーンスパイクを登山口から！装着の方もおいでだが，ツボ足で十分。小屋から上部の夏道は一部残雪が氷化しているところもあるが，気を付ければ問題なく通過。一応軽アイゼンは持参。

写真

5/8 9:31

仙台を7：07に発って大笹生ICで高速降り土湯峠経由で八方台9：20。新潟から相方も着いたところ。天気パッとしませんが出発。

5/8 10:11

一登りして猫魔。磐梯山は山体がわかる程度。風強く，里は晴れているが山はガス　というありがちな天気。テンクラ予想通りです。

5/8 10:12

この先の方向も同じ

5/8 10:12

これから向かう猫石方面。展望なし。

5/8 10:29

いったん一部雪べったりのところを登り返して猫石。雄国沼は見えてました

5/8 10:30

右側，奥は古城ヶ峰

5/8 10:58

雄国沼に向かって下ります。沢を2つ位渡りました。エンレイソウ。

5/8 11:05

沼に着くと注ぐ沢沿いに水芭蕉群生

5/8 11:06

咲きはじめで瑞々しいです

5/8 11:06

リュウキンカ，そばに寄れないのですが，鮮やか。

5/8 11:07

踏み入れないので，これが精一杯。今年は水芭蕉みてなかったので大満足。

5/8 11:14

東電の発電所取水の看板あり。後で調べたら百間土手。元々は発電用ではなく灌漑のためのもの。湿原の方にある取水がトンネル経由で西の地域に。こちらは雄子沢川に落ちて桧原湖に注ぎ⇒小野川湖⇒小野川発電所。さらにはその水は秋元湖に落ちて秋元発電所へ。

5/8 11:15

百間土手は雄国沼の西側に位置する熊倉地区に灌漑用水を引き込む目的で江戸時代に築かれたのが始まり。明治,大正,昭和改修工事を行い現在に至る。とのこと。

5/8 11:15

百間土手から。こちらが雄国山かと思ったがこれはお隣ピーク。

5/8 11:43

休憩所を過ぎて登りに。猫魔で休憩中のお二人を先行してからは人の気配なかったが，意外にも人が入っている。それも女性比率高い。（9人中5名）

5/8 11:43

磐梯山もみえてきたかな

5/8 11:43

雄国山から桧原湖

5/8 11:53

雄国山への登りではキクザキイチゲ。白花と青花でした。

5/8 11:54

ピンボケ キクザキ。白花に少し赤みさしてます

5/8 11:54

段々晴れてきました。磐梯山からはみえないこともあり，ノーマークでしたが，よいところです。

5/8 11:56

それにしても結構遠いなあ

5/8 12:03

花より山菜の相方が雄国山お隣ピークで発見。初めて見ました。

5/8 12:04

初見なので名前でてこず。後でヤマケイ図鑑で調べたら，オキナグサでした。絶滅危惧種とも。お隣ピークにはあちこち咲いてました。寄道してよかった。

5/8 12:04

お隣ピークからの地味な形の雄国山

5/8 12:04

お隣ピークから。猫魔の先に磐梯山がみえてきました

5/8 12:04

お隣ピークから。右が金沢峠。この季節でもよい光景ですが，新緑や花の時期もよさそう。

5/8 12:36

湿原にリュウキンカ，ほんとにハッとするような鮮やかな黄色

5/8 12:38

湿原からの雄国山

5/8 12:38

湿原からの外輪。水芭蕉が少々。

5/8 12:39

湿原から対岸の猫魔，猫石。遠いなあ

5/8 12:47

金沢峠。ここまで車で入れる。後で調べたらハイシーズンは下の駐車場からシャトルバスとのこと。休憩所も立派だったし，知らなかったのでちょっとびっくり。

5/8 12:59

ミネザクラかと思ったが「よく見ると花柄に毛があり、チシマザクラ」とのことでした。

5/8 12:59

色が濃く，映えます

5/8 13:01

舗装された車道歩きですが，雄国沼，磐梯山の景色よきかな

5/8 13:04

二子山ハイキングコース入り口で舗装車道とお別れ。舗装はされていないがさらに車は入れる。この先では出始めのフキノトウがまだあり，少々頂戴し，帰ってバッケ味噌に。ほろ苦さがよいです。

5/8 13:28

ショウジョウバカマ　地味ですが彩りありました

5/8 13:35

厩嶽山，なんと読むのだろう，うまやだけ？相方が明日朝新潟に戻らなければならないことが今朝判明しており，早めのビール優先でスルー

5/8 13:52

猫石の下にイワナシがひっそり咲いてました

5/8 13:52

一回りして猫石戻ってきました，今度は青空です

5/8 13:53

外輪なのがよくわかります。ぐるっと一周長いです。雄国山よりお隣ピークが顕著でわかりやすい。

5/8 13:53

広いので2枚で全景

5/8 13:54

猫石から吾妻方向。かすみがちながらもなんとか見えます

5/8 13:55

安達太良方面ですがかすんで。。。。

5/8 14:00

猫魔への登り返し前の下りは，終わりかけの気持ち良い雪渓下り

5/8 14:12

帰りは天気良好〜くっきりの磐梯山をバックに

5/8 14:13

猪苗代湖は霞み気味，黄砂予報でており，そのせい？

5/8 14:14

桧原湖と吾妻連峰

5/8 14:44

サクサクとビールを目指して

5/8 14:53

後半は風も穏やかでポカポカ汗ばむ陽気。高低差ないもののしっかり歩いてビールを飲む条件ばっちりで戻り

5/8 15:20

ちょいと片づけて，ビールいきます。日本酒は佐渡 加藤酒造の金鶴をリクエスト。

5/8 15:25

相方は筍ご飯炊飯。ワンカップ焼酎の容器に1合の米を持参。これに水をいれてシャカシャカして研ぎ，漬けておく。旨い手。

5/8 15:41

宮城からは定番の金華サバの炙りしめ鯖。シシャモは焦げ付きやすいのでホットサンドウィッチメーカーに放り込んで焼き。アヒージョ，焼肉，筍焼き，，，宮城と新潟の繰り出す技で満腹

5/9 5:40

翌朝は風なく穏やか。気温10度。トイレの上側に磐梯山の頭がちょっとだけ見えてます。酒気帯びにつき車の運転はNG。山で抜きます。相方の早朝新潟用件はコロナで延期連絡が夜半にあり，二次会モード突入が効いた。

5/9 6:26

桧原湖。昨日よりかすみ気味

5/9 6:50

中の湯から上り詰め，その後は山腹を巻く。トラバース道にアラゲヒョウタンボク　久しぶりにみたなあ

5/9 7:28

弘法小屋の手前で雪原から夏道ロストし，小屋上部にでて上り詰める。昨日の二次会？で珍しく相方の給水タイムが多い。

5/9 7:44

磐梯山頂。中の湯コースは初めてですが（酒気帯びでも）2時間程度。混むのも納得。

5/9 7:44

昨日歩いた雄国沼外輪。歩いたので，見えない沼や地味な雄国山を認識できます。

5/9 7:44

残念ながら霞み気味の猪苗代湖

5/9 7:46

稲倉の下の湖沼群がよい感じ

5/9 8:04

こうやって残雪漫歩下りもそろそろおしまいかなあ

5/9 8:11

弘法清水。小屋の回りは雪なし（除雪？）

5/9 8:11

小屋に管理人の方，営業準備中だそうです。ビールは冷やしてましたが。。。

5/9 8:19

帰りは花畑経由で。ほんの少し咲いてました。ミヤマキンポウゲか？

5/9 8:19

見納め

5/9 8:23

銅沼の青さが印象的

5/9 8:23

吸い込まれそうです

5/9 8:43

新緑前ですが，その分見通しよく，残雪とのコントラストがよいです。

5/9 9:11

登ってくる方多いです。アイゼンの方にはちょっとびっくり。

5/9 9:12

銅沼からの分岐付近は池塘？多し

5/9 9:19

中の湯　プクプクしてます，ぬるいです。

5/9 9:20

ここはプクプクというよりもブクブク。野湯も好きですが，ここにつかると泥パック状態になりそう。

5/9 9:21

誰か復活してくれないかなあ

5/9 9:43

晴れていたのに曇ってきて小雨も混じってきました

5/9 9:43

朝早くから登ってよかったです

5/9 9:44

朝はトイレ上方にみえていた磐梯山の頭もみえなくなってました。昨日からよいタイミングで登れたようです。

撮影機器：

Xperia A SO-04E SONY

感想

yamkoi

GWは不安定な天候が安定的？に続き，かつ，仕事も溜まっていて，良い仕事日和。遠出もせず（できず）5/1,5/4に近場の山以外は出社。新潟の相方もトラブル待機で動けず。そんな5/7,8は好天とまではいかなくも登れそう，ということで，仙台・新潟の中間地点の八方台に車中泊プラン。初日はお互い初めての雄国山へ。知ってはいたが，湿原のニッコウキスゲ目当てのハイカーの領域で，登山対象と見てなかったが，相方が磐梯山登った時に勧められたらしい。八方台で既に1200mありひと登りで猫魔。若い男女お二方が休憩中。磐梯山も含め高いところはガスっている。ここからは入山者の気配なし。べったり残雪では夏道を目を凝らして辿り猫石。なんとか雄国沼の全貌はみえる。ここから下ると沼に注ぐ沢沿いの水芭蕉とリュウキンカの瑞々しい群生にテンションアップ。沼の堰堤沿い歩きも気持ちよく，びっくりするような立派な休憩所を過ぎて，雄国山にヒト登り。もう誰も入っていないかと思ったら，このあたりで女性二人組×2とスライド。この寂しい時期にちょっと意外。雄国山で補給しお隣ピークに向かうあたりから天気はみるみるよくなって，磐梯山もみえてくる。休憩所に戻ると5名位休憩していて賑わい？。この周回コースは高低差はないものの見るからに長い。湿原寄って，歩きにくい丸太階段を登って金沢峠からは舗装路歩き。登山コース以外は下調べしてなかったので，車が入れて，さらにはシャトルバスがくることにびっくり。陽気になり展望もまあまあの車道歩きは苦にならず，車道から別れて林道のような道になるが，食べ頃？のフキノトウが出始めていてばっけ味噌用に少々頂戴。猫石まで登り返し，今度は雄国沼をすっきりと展望し，猫魔に戻りくっきりの磐梯山。後はビールに急ぐだけ。雨はもちろん風もなく穏やか陽気でやや火照ったところにビールが旨い。相方が明朝 新潟の用事があることに今朝出がけに判明したというので，早めスタートの速攻モード。金華締めサバとシシャモ，栃尾の油揚げ，新潟五頭の根曲竹の炙りをみれば，早々に佐渡の金鶴にスイッチ。終わり際に明朝の用事はコロナで延期連絡→抑え目にしていた相方のリミッターが解除になり，その後は記憶なし。
翌朝は車のカギが見当たらず盗難防止音で強制起床。カップラを何とか食べて酒気帯び登山開始。相方のスピードについていくのがキツイ。途中，中の湯上部の薮藪ですっきりして本格的な急登になるが，その後はトラバース気味になり，夏道にも枝がかかり藪状で歩きにくくなるところを通過すると小屋近くのまだ残った雪渓に。ここからは雪渓混じりで登り，夏道はやや氷化した残雪もあるがツボ足でも問題なく山頂。中の湯コースは初めてだが近いなあ。黄砂もせいか遠望は利かないが十分晴れている。下りは小屋で弘法清水を補給し花畑コースから戻る。時間的に登ってくる人が多いが，ローカットのスニーカーの方（大して汚れてない！）と10本アイゼンの方は両極。降りてくると次第に曇って小さな雨も混じる。どうやらわずかな晴れ間に登れたよう。酒もすっかり抜けたところで新潟と仙台に分かれ帰途に。よい天気のタイミングに雄国山と磐梯山に登れ，特に雄国沼周回は歩きごたえも展望もよく，長い外飲み自粛の中で，山もお酒も満喫でき，感謝感謝です。