念願の初エリア 毛勝三山・猫又山スキー
kakichoco
- GPS
- 32:00
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 2,204m
- 下り
- 2,190m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 3:15
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 9:29
| 天候 | 4/14 ド快晴 いろいろあってまるで登らず。 /15 晴れ /16 晴れ一時雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
自転車
・片貝川林道は第2発電所でチェーンゲートあり。猫又方面は洞杉手前の砂利駐車場で除雪終了。ここまで自転車（おおむね1時間だったかな）。 ・第4発電所方面はもっと雪がない感じだった。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・本来このエリアの適期はどうやらGW明けくらいかららしい。 ・コット谷方面は林道をたどれば、途中からスキーが使えそうな感じ。いわゆる文献のように川沿いからは今年は無理であった。 ・ |
| その他周辺情報 | バーデン明日 ￥550 結構お客いたなぁ… |
写真
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いい天気だがどうしたものか…
富山までやってきたのに…
洞杉群、ここからスキー使えた。
自転車はこの少し下の砂利駐車スペースにデポ
飛行機雲がきれいだなぁなんて思ってたんだけど
をー、富山湾が見事
でも、この手前から雪模様、なんで？
中央の真っすぐなライン池ノ谷
ちょうど三ノ窓が見えてる。
中央のカスミ谷源頭は広大な斜面だ。
来年以降滑りたい
やっと毛勝の一つに登れた。
天気が残念。
昨日会った人は池ノ谷を登ろうと思ってとっついたが
雪がなさすぎ渡渉できず敗退したらしい。
いつかは滑りたい。
C この眺めが素晴らしかった。そして晴れてきた。
各川から立山、黒薙など眺められ、毎日こんな眺めの中で生活できるのがうらやましい。
そして晴れてきた。
各川から立山、黒薙など眺められ、毎日こんな眺めの中で生活できるのがうらやましい。
感想
寡雪の今年、それでも富山まで行けば何とかなるでしょうという期待と、先週の金山沢で「山に入ればどうにかなる」だろう的な感じで、初エリアである大日岳北側斜面を滑りに出発。
職場で馬場島までどのくらいの距離なのか？を地図アプリで検索すると糸魚川経由で『300キロ』と表示されていた。なーんだ、裏磐梯行くより近いじゃん♪じゃあ行ってみよう！帰りに富山湾鮨も食べちゃおう！なんて感じで出発。安曇野から下道を激走する。途中、平岩あたりで息子から部活のシューズが車に入ってるからどうにかして的な電話があった。そんなもんどうにかなるわけないだろ‼そもそも就寝設定にしてきた時、そんなもん見てないとは言ったものの、自分がそこまで信用できるわけでもないことから小雨の中を検索活動したりと、余計な時間を食ってしまった。
でも、そういえば糸魚川まで280キロくらいのはず…そこから20キロで着くか⁇次は地図を検索すると、なんと『360キロ』だった。今更これもどうすることもできない勘違い。昨今、老眼がひどくなり『0』と『6』を見間違えたようだ。まぁ、休みはあるから少し寝坊したりしても何本か滑れるだろう…2時過ぎに伊折ゲートに到着。厳重に閉鎖されている。
翌日は9時に起床、ド快晴だ。自転車の準備をしているとゲートから2人の登山者が下ってきた。聞けばまるで雪がなく、池ノ谷下部が激流で渡渉できなかった、そうだ。確かに劔も黒い部分が多い。現場を見て決めようかなと思い、とりあえず小又谷出合に向かう。下調べでは川沿いをコット谷まで入れる感じだったけれど、着いてみればまるで砂利の平坦地となっており、林道を使えば何とかなりそうだったので歩き始めたが、この先快適ではなさそう…『俺のコット谷が…』しばらく考え込む。
天気はいいが雪がなくては仕方ない。アルペンルートに転戦するか？でもお金がかかるから帰りの鮨はなくなるだろう。では、片貝川から毛勝三山方面は？きっと同じ感じで行くだけ時間の無駄か？でも立山は今じゃないだろ？あー、どうしよう…距離を間違えた勢いだ、毛勝三山に行こう！車に戻り転戦開始する。運が良ければ第4発電所まで車で入れるんじゃないかなんて思っていたが、第2発電所でチェーンゲートがかかっていた。資料をたくさん持っていくのも嫌なので、地形図で真っすぐに延びる猫又谷滑降に決定する。自転車を準備中、この辺の地権者のような方が上流から車で登場。すかさず情報収集すると�＼磴呂靴个蕕�ないこと、�⊆�転車で行けるのはおそらく南股発電所くらいまでだろうということ、��そのあたりから沢が狭まり雪崩が集中してくるからスキーも使えるだろうということ、�だ兩磴�極端に少なく通常第2発電所辺りは本流を長靴で渡れること等を教えてもらえた。
時間は遅いが行けるところまで行くことにする。かなり広く緩やかに登る林道を重荷にあえぎながら漕ぐ。とても気持ちの良い道だ。第4発電所との分岐を過ぎ、路面のやや荒れた南又に入る。ここから傾斜がきつくなるところがあり押して登るところも。除雪が最近行われた感じで、もしかしたら南又発電所までこのまま行けるかな、なんていうのはまるで甘く、蛇石の看板のあるところで除雪重機が停まっており、ここが除雪終了点。
林道はまだ登っているが、この先の雪付きがわからなかったのでシートラで出パ。洞杉群の入口のところからスキーが使えた。何度か手持ちながらスキーを脱ぐところもあったが、南又発電所を過ぎてからは完全スキーの世界。途中で三山縦走してきた男性と会ったが、その人のトレースを見ながら新取水口付近に到着。どうも沢沿いを歩いたようだが、スキーではいま一つの感じ。そのまま林道を進み、猫又谷が真っすぐ稜線に突き上げているのが見える、つづら折りと思われる辺りで幕営する。気持ちの迷いを捨て、こちら一択で来ていたら下道で帰る明日が楽だったろうに…
/16 相当いい天気、青空に猫又雪渓が映える。つづらの続きをたどると少し上部で河原に向かう下り林道があり、それに入って川沿いに出る。堰堤がいくつかあるものの残雪で隠れていたが、ラストの堰堤は左岸から越えるも枝が露出し、無理やり板をはいたまま越えたが帰りにはきっとつながっていないだろう。その先、左岸に入る大きな沢のところでも林道から沢に下りれたようだ。こちらの方が積雪量的には確実だ。
本来GW過ぎが適期のはず。そのためか本流ははっきりしたデブリが多い。釜谷出合まで1時間弱、さらにひたすらに登る。二股の左岸窪地脇で休憩、振り向けば日本海とは、なんてロケーションだ。そういえば途中、見事な飛行機雲を引きながら飛行機が飛んで行ったのだけども、あれほど良かった天気が急激に悪化して雪が降ってきた。そんな天気予報だったっけ？このまま見えなくなってしまうなら敗退？いやこんな遠くまで来て帰るわけにもいかないでしょ…とりあえずコルまで行ってみることにした。1850mあたりから傾斜も上がりシートラに変更する。
コルに到着すると正面に劔が見えたが頂上までは見えず、真っすぐな池ノ谷雪渓が目についた。三ノ窓の高さがちょうど雲との境だった。いつかはあそこを滑りたい。スキーをシラビソの陰に隠し、ツボ足で往復に出かける。劔方面への稜線が続き、思いの外広い台地状の部分もあるんだなぁなんて感心しつつ、左手には日本海、右手には劔、大日と今までに見たことのない景色を、これ以上天気悪化しないかとドキドキしながら登る。猫又Pには運よくガスの下のまま到着できたものの、風があり寒いのでもったいないが早々に下る。下りの稜線の景色もまた良かった。真冬はこの尾根を末端から登ってくるのだろうか？早乙女岳辺りは結構上まで行けば快適そうだった。
いよいよ下りにかかる。情報ではそれほどデブリもないはずだったが、登りつつ帰りの滑走斜面を確認しながら登ってきた。最上部は右岸寄り、二俣くらいから左岸寄り、その後中央…デブリのないところを右へ左へと滑り、行きに確認した左岸からの沢の出合から林道に登り上げブナの台地を天場に戻った。
雨がポツポツしてきたところで急いで撤収、傾斜の緩い林道を南又発電所前のデブリまで一気に戻り、洞杉まで登り返し、雪切れまで滑ると自転車を置いたあたりは2台の重機による除雪作業中、ホイールローダーの運転手が気づいて作業を中断してくれた。ここからは快適な自転車下り、20分で第2発電所に到着した。あの途中のキャンプ場は快適そうだったなぁ。
気が付けば下界はド快晴、風呂に向かう最中、片貝川沿いの河原に車を停めて振り返れば、毛勝三山が全て見えていた。あの悪天は何だったんだろう？
富山東部の各河川から山を見れば、どこかしらの山の白い壁がそびえ、とても素晴らしい眺めが広がっているのはとてもうらやましい。この景色に後ろ髪ひかれながらバーデン明日へ向かった。ここのだし巻き卵うまかったなぁ…明日は仕事、時間もないため鮨はあきらめ、下道帰宅の途に就いた。
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