富士山(吉田ルート) 山頂ご来光&お鉢めぐり+白山岳



- GPS
- 20:20
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,680m
- 下り
- 1,678m
コースタイム
スバルライン五合目 13:45
六合目 14:18(〜14:23)
七合目 15:34
(仮眠) 〜
七合目 22:29
<2日目>
八合目 0:20
白雲荘 0:54(〜1:07)
本八合目 1:52(〜1:58)
九合目 3:22
久須志神社(ご来光) 4:20(〜4:51)
剣ヶ峰 6:07(〜6:13)
下山道入口 7:07
六合目 9:02(〜9:28)
佐藤小屋 9:42
スバルライン五合目 10:05
※登山道渋滞時のタイムです
天候 | 1日目 雨 2日目 雨→曇り→晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されていて全体的に危険箇所はないと思いますが今の時期、やはりどこも渋滞気味です。 ご来光目当てに暗い中登るときは七〜八合目の間が岩っぽいので注意。 明け方は冷え込むうえ、岩をつかむようなところも多いので手袋は必須。 トイレは殆ど有料、200円の所が多いです。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
この画面の中だけでも明神ヶ岳、金時山、神山、駒ヶ岳、黒岳。周りを見渡せば今まで登ってきた山々があちこちに見え、あの日あの山頂から見た富士山から今日はその山を見下ろしていると思うと不思議です。
左から大島、利島、三宅島、うっすら御蔵島、新島、平らなので写真では見えませんが式根島、画面外には神津島もくっきりでした。
一番遠い御蔵島は直線距離192.3キロの遠望。
登山道からは外れますが三角点マニアにとって重要な山頂なので登っておきました。降りてくる一人の男性に会ったものの、道ははっきりせず濃霧時は道を見失うかも。でも静かでいい所
でした。
感想
特に世界遺産になったからという訳ではありませんが 、今年こそは登ろうと思っていた富士山に一泊で行ってきました。
<1日目>
例年通りマイカー規制が始まったので今回はバス利用ですが、高速道路は三連休初日ということもあって混雑。やっと五合目に着いたと思うとポツポツ雨が降っていました。
こんな天気、この時間でも多くの人が出発の準備をしていて、殆どが団体のようです。今回の山行はあまりの団体の数にびっくりしました。
五合目ではあちこちから「富士山に登るぞー!」「オー!」みたいな掛け声が聞こえてきます。
小御岳神社にお参りしたら団体の合間を縫って出発。まずは緩く下って分岐の泉ヶ滝から登山道に入りますが、いきなり渋滞に。道が舗装路になると六合目で、広場と見上げる道を埋めるすごい数の人を見ると早くも疲れます。このあとも渋滞は続きましたが、おかげで高度順応できたってことでまあ。
落石防止壁沿いにジグザグ登って行くと上の方に小屋が近づいて来ます。花小屋、日の出館を過ぎたら今日の宿、七合目トモエ館に到着。
はじめはそれほどでもなかった雨は夕方外に出てみると強くなっていて明日の天気が心配、夜は2時間も寝られずくしゃみで起きて21時には活動開始です。
外に出れば登山道上のヘッドランプの明かりと富士五湖周辺の夜景。天気は回復した様子、少し予定を早め22時に小屋を出ることにしました。
既に多くの人がご来光目当てに登っており、ヘッドランプをつけて出発です。
歩き出すととたんに動きが滞り始め、すぐ止まってしまいました。その後もかなりのノロノロペースが山頂直下まで続きます(ほぼ6時間こんな感じでした)。
山小屋がある所では休もうとする人がいるせいかどうしても動きが数分ピッタリ止まってしまいます。小屋の前を通り過ぎるのに鳥居荘は6分、八合目トモエ館も6分かかりました(^_^;)
<この辺から2日目>
コースタイムの2倍近くかかって八合目を通過すると、見上げる斜面にずらり連なった明かり。登って行くうちに頭上に、東京人にとってはそれこそ満天の星空が広がり、写真には撮れないもののとてもきれいでした。
八合目トモエ館と江戸屋は標高3400メートルに建ち、真夜中に列になって3000超の高地を登っていると思うと何だか変な感覚です。気温もかなり冷え込んでるし。ってか何で外人さんは半ズボンでOKなの?
富士山は外国の方がかなり沢山登っていました。世界遺産効果かな、山に限らずこんなに外国人見たのは初めてかも?
単調なジグザグをこなして行くとやっと九合目で鳥居が立っていました。この前後から殆ど列が動かなくなり、日の出に間に合うか気になって来ます。
「ゆっくりの人は左に寄って、余裕のある人は右〜」と誘導員の人(朝早くからお疲れ様です)が言っているのでペースを上げて吉田口頂上の久須志神社にとび出しました。
久須志岳まき道の適当な所で待つと雲の間から朝日が顔を出し、ご来光。が、雲が多すぎて良く分かんない。しばらくたつと雲間から光が射して幻想的な眺めになりました。
さてお鉢めぐりに参りましょう、ところが道はいきなり満員電車の中みたいな大混雑に。コースタイム2分のところに8分もかかってしまいました。
しかも近くの大日岳に登ってみると物凄い風、真っ直ぐ歩けずきつめにしめていた帽子を吹っ飛ばされしたが下山道にいた方にキャッチしていただき無事回収。今日はお鉢めぐり中ずっと強風が吹き荒れていました。
御殿場口頂上から少しの渋滞を抜け、富士宮口頂上に着くもこちらも混雑。浅間大社にお参りする人が多いようです。駒ヶ岳には登っておきました。
ゴミが浮かんで消滅しかけたコノシロ池を見たら日本最高点の剣ヶ峰へ最後の登りです。急で滑りやすい道を上がると階段があり、山名柱で記念撮影する人が列を作っていました。
途中まで並びましたが面倒なので山名柱の撮影はあきらめ三角点タッチと最高点3776.1メートルを踏んで下ります。また来ればいいのさ。
剣ヶ峰からの下りは雪が残っていますがアイゼンはいりません。大沢崩れ上部に立つと今日は眼下にあの巨大な大沢崩れを見下ろします。
ここから下り出すところで猛烈な横風が吹いてきました。もう危ないレベルで、変な方向に歩いていきそうになり思わず立ち止まってしまいます。大日岳と並んで今日一番の風でした。
ガスも一気に山頂を覆い、小内院の横を通る時は一面真っ白。それでも白山岳にはしっかり寄り道しました。
久須志岳を踏んでお鉢めぐり終了。まわりからさっき吐いてたとか言ってるのが聞こえてくると自分も何となくうっ、という気分になったので早々下り始めます。
富士吉田市街や山中湖、芦ノ湖などを見ながらの下りは足もどんどん進み快適でした。富士山って下りが面白いのかも!!今度は砂走り行ってみたいな。
八合目ではスバルライン五合目に行く人は須走口の方に下らないよう注意です。誘導員がいました。
七合目のトイレは男女とも大混雑なのであきらめ、六合目で済ませてここで朝食タイム。
五合目へは行きと同じ道ではつまらないし人も多いので佐藤小屋経由で下ってみます。
六合目から吉田口→のペンキと指導標に従って下ります。強い日差しを遮る樹林の快適な道で里見平・星観荘を過ぎ、佐藤小屋で車道に出たら泉ヶ滝まで静かな車道歩きです。行きに通った道を歩いて五合目に戻りました。
ところが、この後色々あってここで5時間バスを待たされます。バスは何も悪くありません。
疲れてるし本当に長かった、、、
15時にやっとバスがやって来ますが今度は高速渋滞。車の流れを見ていると今朝の登山道渋滞を思い出しました。
今回は今までに無い混雑の山行でしたが、これはこれでおもしろかった。でもいまいち富士山踏んだぜ!!って感じがしないので、また今度日帰りで行きたいです。
富士山、世界遺産登録おめでとう。見ていい山は登っても良かった。
<今日踏んだ主なピーク>
富士山(初)
いつかは吉田口と思いつつ、人混みが苦手なのでこういうのを見ちゃうと尻込みしてしまいます。
makotozさん初めまして!
吉田口ルートはホントに一日中大渋滞でした。私もノロノロ進むのと人ごみは好きではないので結構きつかったです。でも未明のヘッドランプの明かりはきれいでしたよ。
御殿場口は空いているみたいなので、今度はそっちかな、、、
masacchoさんの山行を参考にさせていていただき、15:30登頂と言う空いてそうな時間を狙って吉田口(馬返)から登ってきました
私の稚拙な記録を参考にしていただいてありがとうございます(^_^)
馬返しということは一合目から登られたんですね!先日は佐藤小屋まででしたが、六合目から少し吉田口に下る道に入っただけで本当に人がぐんと少なくなって快適でした。5時半登頂なら(少なくとも六合目までは)尚更空いていたでしょうね、羨ましい!
富士山の混雑はこれからますます酷くなることと思うので、私も次回行く時は馬返しから、、、
返信が遅れてしまいすみませんでした。
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