残雪の火打山

2021年05月30日(日) [日帰り]

• GPS: 10:31
• 距離: 16.6km
• 登り: 1,262m
• 下り: 1,252m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:28
• 休憩: 1:00
• 合計: 10:28

5:27 笹ヶ峰バス停
5:29 5:30 笹ヶ峰登山口
6:19 6:21 黒沢橋
9:21 9:36 高谷池ヒュッテ
10:02 10:02 天狗の庭
10:39 10:54 ライチョウ平
11:38 11:53 火打山
12:21 12:28 ライチョウ平
12:49 12:49 天狗の庭
13:05 13:10 高谷池ヒュッテ
15:13 15:13 黒沢橋
15:55 笹ヶ峰登山口

天候

晴れのち小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

上信越道 妙高高原IC 笹ヶ峰登山口駐車場にて前夜泊

コース状況／危険箇所等

・笹ヶ峰登山口〜黒沢
最初の1時間くらい、よく整備された木道を歩きます。雪はありません。新緑が美しい道です。

・黒沢〜十二曲り〜富士見平
十二曲りは、つづら折りの上り道ですが、それほどきつくありません。十二曲りを越えると、岩がゴロゴロした急登がしばらく続きます。富士見平に近づくとなだらかになります。富士見平辺り(標高2000メートルあたり)から雪が出始めます。

・富士見平〜高谷池ヒュッテ
富士見平を抜けると見通しの良い場所に出ます。火打山、焼山がよく見えます。途中、雪のトラバース路があります。転倒すると下まで転がり落ちるので要注意。アイゼン(本アイゼン推奨)は必須です。高谷池ヒュッテまでは下りになります。

高谷池ヒュッテ〜雷鳥平
まだ雪で覆われた高谷池を横切ります。天狗の庭は、木道を歩きますが、しばらく行くと木道が雪に埋もれているので、そこから湿原の中を歩きます。雪がかなり解けているので、踏み抜きに注意が必要です。雷鳥平辺りは、雪面と夏道を交互に歩きます。

雷鳥平〜山頂
山頂へは雪面の急傾斜を行きます。雪はまだかなり残っています。要アイゼン。

その他周辺情報

立ち寄りなし

写真

5/30 5:22

駐車場の様子。空いています。

5/30 5:28

登山口標識。

5/30 5:29

この小屋を通って登山道へ。

5/30 5:29

登山口付近。しばらく木道が続きます。新緑が美しい。

5/30 5:40

新緑の中を進みます。

5/30 5:45

標識。

5/30 6:19

黒沢橋。

5/30 6:20

水がきれいです。

5/30 6:24

上の方に生えた猿のこしかけ。この辺りで最初の休憩。

5/30 6:44

十二曲り。つづらに登っていく。それほど急ではない。意外とすんなり行けます。むしろ、ここを越えてからが急登。

5/30 7:00

10/12まで来ました。

5/30 7:03

十二曲り終了。所要時間は30分程でした。

5/30 7:03

標識。

5/30 7:05

シラネアオイ。

5/30 7:06

イワカガミ。

5/30 7:07

まだ3/9です。この標識、距離を測るのに便利。

5/30 7:13

ヤマザクラ。

5/30 7:13

ヤマザクラ、アップ。

5/30 7:15

急登が続きます。

5/30 7:40

富士見平手前あたりから雪が出てきた。

5/30 7:46

雪の中を行きます。このあたりは、まだアイゼンなしです。

5/30 7:58

この辺りはなだらか。

5/30 8:11

しばしなだらかな道が続きます。

5/30 8:20

火打山が見えてきました。

5/30 8:23

焼山。

5/30 8:28

右、火打山、左、焼山。

5/30 8:30

高谷池ヒュッテまでトラバース路を行きます。この辺りでアイゼン装着。チェーンスパイクでもよいが、下まで転げ落ちるような箇所もあるので本アイゼン推奨。踏み跡がないと多分怖いです。

5/30 8:44

右、火打山、左、焼山。さっきよりガスが濃くなった。

5/30 8:51

雪と雪のない夏道が交互に出てきます。

5/30 8:53

まだ5/9。

5/30 9:00

トラバース路。

5/30 9:00

高谷池ヒュッテの黒い屋根が見えた(写真中央)。

5/30 9:04

広々とした雪の中を歩く。

5/30 9:22

高谷池ヒュッテ到着。

5/30 9:31

高谷池。まだ雪に覆われています。

5/30 9:36

池の上を歩きます。正面の火打に雲がかかってきた。この後、雨が降り出します。レインコート装着。

5/30 10:01

天狗の庭。雪で覆われています。

5/30 10:01

最初は木道を歩きます。

5/30 10:02

湿原の様子。

5/30 10:02

木道が途絶えたので雪の上を歩きます。歩くと水が染み出してくる。雪が解けてきています。

5/30 10:04

湿原の様子。

5/30 10:04

湿原を歩きます。

5/30 10:13

夏道。

5/30 10:15

雷鳥平あたり。このあたりは雪面を行きます。

5/30 10:32

雨の中を歩く。風で斜めになった木が自然の厳しさを彷彿とさせる。

5/30 10:34

風で斜めになった木。

5/30 10:54

山頂へは雪面を登ります。

5/30 11:13

少し夏道に出てまた雪面を登る。

5/30 11:17

トレースを振り返る。

5/30 11:37

山頂までわずか。

5/30 11:38

山頂の標識。ガスで覆われており景色は見えず。

5/30 11:38

山頂の様子。貸し切りでした。

5/30 11:54

下山します。

5/30 11:56

元来た雪面を下ります。

5/30 12:05

雪面の先に雪のない夏道が見える。

5/30 12:25

妙高が薄っすらと見えてきた。

5/30 12:29

前方の雪の部分が天狗の庭。

5/30 12:32

天狗の庭。

5/30 12:37

妙高がくっきり見えました。

5/30 12:53

天狗の庭。火打はガスに包まれたままです。

5/30 12:58

妙高。

5/30 14:07

高妻山。晴れてきました。

5/30 14:07

高妻山に向かって歩く様子。

5/30 14:40

なんかすっかり晴れてきた。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

感想

hiro_099

3月、唐松岳に行った時、ずっと見えていた火打山。残雪期ということもあり、これは絶景間違いなし。また雷鳥の生息地でもあり、あわよくば雷鳥に会えるかも、ということで期待に胸を躍らせつつ、登山に臨みます。

道中、注意が必要なのは、高谷池ヒュッテ手前のトラバース路と山頂直下の急登くらいで、全体に難所、危険箇所はあまりありません。標高2000メートルあたりから雪が出てきます。雪が出てからは夏道と冬道が交互に出てきますが、冬道は、ルートが分かりにくいところがあり、GPSでチェックした方がよいです(山と高原地図は一本道でしか書かれていない)。コースタイムは少し長めです。

富士見平を越えた眺望の良いところで、火打山、焼山が綺麗に見えましたが、高谷池を出てすぐ、雨が降り始め、風も出て、視界もゼロ。山頂もガスガスで眺望なし。下山時も、最初はガスの中でしたが、ガスを抜けると視界が開けてきて、妙高や戸隠の山々がよく見えました。さらに下ると、空も晴れ上がり、初夏の暑さでした。残雪こそあれ、季節は巡っているのだと改めて感じました。雷鳥も結局会えず。

白馬方面の景色も雷鳥も見れずじまいでしたが、妙高、戸隠といった北信の山々の景色、新緑や湿原の風景は楽しめ、夏山と残雪を両方味わえた楽しい山行でした。