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Yamareco

記録ID: 3237806
全員に公開
山滑走
剱・立山

立山:一ノ越と雷鳥沢滑走

2021年05月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
8.1km
登り
555m
下り
562m

コースタイム

日帰り
山行
3:21
休憩
5:20
合計
8:41
7:31
2
スタート地点
7:33
7:35
12
7:47
7:47
5
登山道
7:52
7:52
32
室堂山荘南
8:24
8:33
36
鞍部(休憩・スキー担ぎ)
9:09
10:23
4
10:27
10:35
10
スキー装着
10:45
10:45
9
室堂山荘
10:54
10:56
1
10:57
13:58
3
14:01
14:04
9
血の池上
14:13
14:26
28
雷鳥沢(シール着)
14:54
15:06
12
大走り登山道2370m地点(シール外)
15:18
15:30
23
賽の河原(シール着)
15:53
15:56
10
雪上車道
16:06
16:07
5
血の池上
16:12
ゴール地点
計画は、一ノ越から一滑りした後、トラバースして雄山の山崎のカールの中腹まで移動し2800m位まで登って雷鳥沢まで滑るつもりでした。しかし、霧に阻まれ一の越山荘で1時間位待機して霧が晴れるのを待ちました。後から後続の登山者や山スキーヤー等が登ってきて、強風と寒さを避けて同じように山荘に避難してきたので、混み合うようになりました。密集を避けるために、外に出て霧が薄れるの待ち、瞬間的に薄れたタイミングで下りました。すると、室堂平まで霧の中でした。止むを得ずみくりが池温泉に戻り霧が晴れるのを待ちました。予報では午後回復すると見込めたので待ち、タイムリミットの14時前に晴れ始めたので前日に続いて雷鳥沢に降り、別山の山麓まで登って滑り戻りました。
天候 朝のうち晴れ、曇り(霧)のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
28日:マイカーで扇沢の市営駐車場に駐車、無料、150台駐車可。扇沢から立山黒部アルペンルートで室堂に移動、往復運賃9060円(9470円のところ平日割引)。みくりが池温泉に3泊、日本の秘湯を守る会の宿。
コース状況/
危険箇所等
室堂〜一ノ越:特に問題個所はありませんが、最後の30m位は融雪で登山道を歩きます。私は祓堂の手前からスキーをザックに付けて担ぎで登りましたが、冷えていたので雪が固い所もありスキーブーツだと滑りやすいのでキックステップで慎重に登りました。血の池〜雷鳥沢:血の池のみくりが池温泉側は融雪で登山道と雪で繋がっていません。雪原の縁に規制のロープが張られていました。(前日にはありませんでした。)雷鳥荘に降りる辺りで登山道と雪原が繋がっています。
その他周辺情報 みくりが池温泉は日帰り入浴もできます。9:00〜16:00。下山時大町温泉郷の薬師の湯で入浴しました。(750円)入館時にもらった割引券利用でソフトクリームを食べました。(50円引きで250円)
朝晴れていたので展望所に上がり写真を撮りました。大日連峰
2021年05月30日 04:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/30 4:55
朝晴れていたので展望所に上がり写真を撮りました。大日連峰
奥大日岳にズーム、朝日が差しています。
2021年05月30日 04:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 4:55
奥大日岳にズーム、朝日が差しています。
猫又山〜毛勝山
2021年05月30日 04:56撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 4:56
猫又山〜毛勝山
剱岳・剱御前〜別山
2021年05月30日 04:58撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 4:58
剱岳・剱御前〜別山
真砂岳〜立山三山
2021年05月30日 04:56撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 4:56
真砂岳〜立山三山
立山三山
2021年05月30日 05:02撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 5:02
立山三山
一ノ越〜浄土山
2021年05月30日 05:02撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 5:02
一ノ越〜浄土山
国見岳にも日が差し始めました。
2021年05月30日 05:03撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 5:03
国見岳にも日が差し始めました。
天狗山
2021年05月30日 05:03撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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天狗山
天狗平
2021年05月30日 05:03撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 5:03
天狗平
血の池越しの真砂岳〜立山三山、この時は血の池に規制のロープが張られていることに気付いていませんでした。
2021年05月30日 05:07撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 5:07
血の池越しの真砂岳〜立山三山、この時は血の池に規制のロープが張られていることに気付いていませんでした。
奥大日岳と雷鳥、雷鳥と3度目の遭遇。
2021年05月30日 05:19撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 5:19
奥大日岳と雷鳥、雷鳥と3度目の遭遇。
雷鳥にズーム
2021年05月30日 05:19撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/30 5:19
雷鳥にズーム
みくりが池越しの立山三山
2021年05月30日 05:21撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 5:21
みくりが池越しの立山三山
一の越山荘、霧で待機せざるを得ず寒さと強風を避けて避難させてもらいました。営業していてありがたかったです。
2021年05月30日 10:06撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 10:06
一の越山荘、霧で待機せざるを得ず寒さと強風を避けて避難させてもらいました。営業していてありがたかったです。
昼食後、出直して雷鳥沢まで降りてきました。今日は視界があります。前日もここまで来ていました。沢の反対側にキャンプ場のテントが見えます。
2021年05月30日 14:15撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:15
昼食後、出直して雷鳥沢まで降りてきました。今日は視界があります。前日もここまで来ていました。沢の反対側にキャンプ場のテントが見えます。
キャンプ場のつづき
2021年05月30日 14:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:17
キャンプ場のつづき
キャンプ場のはずれ、尾根を右に上れば剱御前方面です。
2021年05月30日 14:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:16
キャンプ場のはずれ、尾根を右に上れば剱御前方面です。
キャンプ場にズーム
2021年05月30日 14:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:16
キャンプ場にズーム
別山の山麓方面、大走りの登山道がある所です。この後右の沢を遡って滑りました。
2021年05月30日 14:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:16
別山の山麓方面、大走りの登山道がある所です。この後右の沢を遡って滑りました。
別山〜真砂岳の間の山麓の沢です。
2021年05月30日 14:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:16
別山〜真砂岳の間の山麓の沢です。
雄山の山麓、右は山崎のカールです。霧が出ていなかったらここを滑り降りる筈でした。
2021年05月30日 14:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:16
雄山の山麓、右は山崎のカールです。霧が出ていなかったらここを滑り降りる筈でした。
賽の河原、中央の谷を下りてきました。左は雄山の山崎のカールです。
2021年05月30日 14:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:16
賽の河原、中央の谷を下りてきました。左は雄山の山崎のカールです。
雷鳥荘に連なる小ピーク
2021年05月30日 14:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:16
雷鳥荘に連なる小ピーク
雷鳥荘からの斜面、滑った人のトレースがあります。
2021年05月30日 14:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:16
雷鳥荘からの斜面、滑った人のトレースがあります。
浄土山、雲が徐々に取れてきました。左が雄山の山崎のカール。右端の斜面を下りてきました。
2021年05月30日 14:31撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/30 14:31
浄土山、雲が徐々に取れてきました。左が雄山の山崎のカール。右端の斜面を下りてきました。
浄土山にズーム
2021年05月30日 14:31撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/30 14:31
浄土山にズーム
大走りの登山道沿いを登ってきました。この斜面の上まで登って、そこから滑り始めました。
2021年05月30日 14:51撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 14:51
大走りの登山道沿いを登ってきました。この斜面の上まで登って、そこから滑り始めました。
真砂岳から下る大走りの登山道の上方です。
2021年05月30日 15:05撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:05
真砂岳から下る大走りの登山道の上方です。
これから滑り始めます。左に雷鳥沢のロッジ立山連峰の建物が見えています。
2021年05月30日 15:05撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:05
これから滑り始めます。左に雷鳥沢のロッジ立山連峰の建物が見えています。
賽の河原まで戻ってきました。雷鳥の声が聞こえたので見たら雷鳥荘側の斜面に見えました。4度目の遭遇です。
2021年05月30日 15:31撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:31
賽の河原まで戻ってきました。雷鳥の声が聞こえたので見たら雷鳥荘側の斜面に見えました。4度目の遭遇です。
2羽いました。
2021年05月30日 15:32撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:32
2羽いました。
中央左寄りの斜面を下りてきました。そこを登り返します。
2021年05月30日 15:31撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:31
中央左寄りの斜面を下りてきました。そこを登り返します。
真砂岳の山麓
2021年05月30日 15:32撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:32
真砂岳の山麓
立山三山
2021年05月30日 15:32撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:32
立山三山
浄土山と左の鞍部が一ノ越
2021年05月30日 15:32撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/30 15:32
浄土山と左の鞍部が一ノ越
血の池の下部まで戻ってきました。
2021年05月30日 15:53撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:53
血の池の下部まで戻ってきました。
振り返ると山崎のカール
2021年05月30日 15:53撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:53
振り返ると山崎のカール
雪上車、この雪道は雷鳥荘に繫がっているようです。
2021年05月30日 15:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 15:54
雪上車、この雪道は雷鳥荘に繫がっているようです。
血の池が雪で登山道と繋がっている最上部です。ここでスキーを外して登山道に出ます。
2021年05月30日 16:08撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/30 16:08
血の池が雪で登山道と繋がっている最上部です。ここでスキーを外して登山道に出ます。
血の池の最上部と浄土山、右端に規制のロープがあり、係の人が進入禁止の目印にポールで✖を設置していました。その方に登山道から出るように注意されました。ご苦労様です。
2021年05月30日 16:08撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/30 16:08
血の池の最上部と浄土山、右端に規制のロープがあり、係の人が進入禁止の目印にポールで✖を設置していました。その方に登山道から出るように注意されました。ご苦労様です。
みくりが池温泉に戻り、スキーの手入れをしていたら、雷鳥の鳴き声が聞こえました。見たら、みくりが池の袂にいました。5度目の遭遇です。
2021年05月30日 16:26撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 16:26
みくりが池温泉に戻り、スキーの手入れをしていたら、雷鳥の鳴き声が聞こえました。見たら、みくりが池の袂にいました。5度目の遭遇です。
みくりが池越しの浄土山
2021年05月30日 16:33撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 16:33
みくりが池越しの浄土山
夕刻です。別山と大走りの登山道付近、中央付近の谷を右から滑りました。
2021年05月30日 18:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/30 18:55
夕刻です。別山と大走りの登山道付近、中央付近の谷を右から滑りました。
その辺りにズーム
2021年05月30日 18:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 18:55
その辺りにズーム
剱岳・剱御前〜別山
2021年05月30日 18:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 18:55
剱岳・剱御前〜別山
真砂岳
2021年05月30日 18:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 18:55
真砂岳
立山三山、夕日で紅く染まっています。
2021年05月30日 18:56撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/30 18:56
立山三山、夕日で紅く染まっています。
一ノ越〜浄土山〜室堂山
2021年05月30日 18:57撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 18:57
一ノ越〜浄土山〜室堂山
国見岳、翌日リベンジで登って滑ることを決めていました。
2021年05月30日 18:57撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 18:57
国見岳、翌日リベンジで登って滑ることを決めていました。
猫又山〜毛勝山
2021年05月30日 18:58撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 18:58
猫又山〜毛勝山
地獄谷と大日連峰と夕日
2021年05月30日 19:01撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
5/30 19:01
地獄谷と大日連峰と夕日
ポイントを変えて撮りました。
2021年05月30日 19:01撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 19:01
ポイントを変えて撮りました。
沈む最後の一光
2021年05月30日 19:04撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/30 19:04
沈む最後の一光
余光が残る一ノ越
2021年05月30日 19:05撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/30 19:05
余光が残る一ノ越
余光が残る立山三山
2021年05月30日 19:07撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/30 19:07
余光が残る立山三山
日が沈んだ後の大日連峰
2021年05月30日 19:07撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/30 19:07
日が沈んだ後の大日連峰
撮影している人がいたので気付きました。6度目の雷鳥との遭遇です。最初に見たのと同じつがいのようです。
2021年05月30日 19:12撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/30 19:12
撮影している人がいたので気付きました。6度目の雷鳥との遭遇です。最初に見たのと同じつがいのようです。
雷鳥と雄山
2021年05月30日 19:12撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/30 19:12
雷鳥と雄山
みくりが池温泉からの大日連峰
2021年05月30日 19:14撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/30 19:14
みくりが池温泉からの大日連峰

感想

 今回出掛けるに当たり、中日の29日(土)と30日(日)の天気が重要でした。29日は悪い予報だったので30日に期待して出掛けることを決めました。時間を気にしないで長いコース設定をできるからです。
 しかし、期待は外れ、この日も昼頃に天気が崩れる予報に変わっていました。今回の一番の目的は剱御前を越えて剱沢を滑ることだったのですが、剱御前までの雪稜の様子を見て、今年は雪が少なかったのか雪解けが思いの外進んでいて、登りはともかく下りの滑りのコース取り等が難しそうでした。私の個人の力量では単独での行動は止めた方が良いと判断しました。
 そこで、この日は本来前日に予定していた、一ノ越〜山崎のカール〜雷鳥沢を登って滑ることにしました。昼頃天気が崩れたら、一ノ越からそのまま宿に戻る予定でした。そして、実際にそのようになってしまいました。
 朝のうちは良く晴れて雄山にも雲一つ掛かっていなかったのですが、出掛ける時点では雲が掛かりどんどん下がってきている感じでした。悪い予感がしていました。登るのを止めた方が良かったのかもしれませんが、日曜日なので、登山者やスキーヤーがそこそこ登っていたので、続行してしまいました。
 気温も余り上がっていなかったので雪は凍ってこそいませんでしたが固めでした。テレマークターンで滑れるか心配な雪の状態でした。途中で、滑りを楽しむことよりも、一ノ越まで登って下ることを目的に変えました。ガイドさん付きのツアーの経験で、祓堂の手前の鞍部で休憩した時に
シール登行からスキーをザックに付けて担ぎで登る方に切り替えました。
スキーの重さが加わるので重くなりましたが、登山者がアイゼンを付けて登っているような雪の状態だったので正解だったと思います。雪が食い込む所ではキックステップで登りました。それなりの斜度があるのできつかったのですが、頑張って登り切りました。
 一の越山荘の前にはこの時点では外にスキーを置いている人はいませんでした。シールを外して滑れる状態にしてスキーとストックを山荘の建物の蔭の邪魔にならない所に置いて、山荘の中に入りました。冷たい強風が吹いていたので霧が晴れるまで待たせてもらうつもりでした。
 入口を入ると、10畳位のスペースの土間になっていました。数人の人が同じ理由で休んでいました。部屋に上がる床にザックを置かせてもらって床に座って休みました。自分のザックからテルモスを出して温かい飲み物を飲もうとして止めました。場所を借りているので、せめてもの感謝のつもりでホットコーヒーを頼みました。200円でした。しっかり淹れられたコーヒーで体が温まりました。
 登山者は意を決して雄山に向かう人達と断念して下る人達がいるようでした。比率的には下る人の方が多かったように思います。スキーヤーはガスの中は滑りたくないので、山荘の中で待機する人が増える一方だったようです。時々外の様子を見に出ていましたが、山荘の前に立てかけられたり置かれたスキーやボードの数はどんどん増えました。そして、山荘の中がかなり混み合って密状態になってきたので、長くいた私は外に出て待つことにしました。来た時ほど寒くはありませんでした。それでも簡易温度計で3℃でした。体感温度はそれより低かったはずです。
 瞬間的に霧が薄れて視界が得られる時があったので、そう言う時を狙って下ることにしました。同じように行動した人達が10人位いました。30m程登山道を下った所でスキーを装着しました。他の方達は右に向かっていきましたが、私は、登る時に確認していた左側から下りました。雪は少し緩んでいたようで、心配していた程難しくはなくテレマークターンで滑れました。祓堂の前を抜けて右側に移動しました。斜面を滑ったら左の登山道沿いに戻るようにしました。斜面をそのまま滑ったら賽の河原方面に下ってしまうので気を付けました。
 登山者や下山者の邪魔にならないように、登山道の右側を下りました。
斜度が無くなったので室堂山荘が近いことが分かりました。薄っすらと建物を確認し、ポールが出てきたのでそれを手掛かりに室堂ターミナルに向かい、さらにみくりが池温泉に向かいました。室堂平も霧の中でした。宿に着きホッとしましたが、午後に備えて雪の付いたスキーの手入れをしてから建物に入りました。
 この日も、頼んだお弁当を宿の食堂で食べることになりましたが、前日より食堂は混んでいました。霧が晴れたら行動を再開しようと思っていましたが、なかなか晴れませんでした。まったり寛いでしまうと外に出る気力が失せるので、温泉に入るのは控えました。14時がタイムリミットだと思っていましたが、その頃霧が晴れ始め青空や山が見えるようになりました。
 ギリギリのタイミングで外に出ました。昨日と同じく雷鳥沢に向かいました。血の池から雷鳥沢まで下りましたが、昨日と違い視界があるので滑りやすかったです。雷鳥沢のキャンプ場もしっかり確認できました。このまま戻るのは勿体なかったので、別山方面の沢筋を登って滑ることにしました。数年前の夏に真砂岳から大走り登山道を下ったことがあったので、それとなく記憶があったからです。
 時間的に30分と目標を決めて登り、丁度良い所で滑る用意をしました。出だしこそ斜度がありましたが、後は緩い斜面でした。所々にクラックがあったので避けました。賽の河原で再びシールを着けて血の池に登り返しました。視界があるので、少しでも楽に登れるルートを見つけて登り返しました。血の池は左側を登っていたのですが、整備をしているらしい係の方に声を掛けられたので右側に回り登山道に雪が繋がっている所でスキーを外しました。変則的でしたが、どうにか一日山スキーを楽しむことができました。これも山中の宿に泊まっているからこそできたことだと思います。
 

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