ピロロ岳(1269.3)
- GPS
- 09:25
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 998m
- 下り
- 989m
コースタイム
西広尾林道終点(15:20)-テン場(Co440・16:30)
7月21日(日)
テン場(5:30)-460三股(5:55)-550二股(6:20)-Co690(6:45)-820二股(7:30)-950二股(8:15)-1050二股(8:20)-1100二股(8:30)-ピロロ岳山頂(10:40-11:20)-1100二股(12:00)-1050二股(12:20)-820二股(13:00)-Co690(13:30)-450三股(14:30)-テン場(14:45)-林道終点(16:10)
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
忠類のナウマン温泉がお勧め この記録のルートにアップしたスマホの山旅ロガーの軌跡が少し変です。 下りの薮漕ぎルートは正しいんですが、登りは下りより南です。ひっくり返って見えます。故障中のGPSしょうがないから直すか・・・(2万掛かります。) |
写真
感想
ピロロ岳は南日高の主稜線上にある三角点1269.3mのピークである。
帯広労山の日高・東大雪の記録にその名前を見つけ、shun1さんの記録( http://soarer40.digiweb.jp/hpb1/yama200.html )を読んで楽しそうな雰囲気にあこがれていた。この記録は本当によく出来ている。
昨年、坂口さんの報告を見て少し悔しかったものである。
所属山岳会では誰も付き合ってくれずHYMLで愚痴っていたら、こざるさんが付き合ってくれることになり狂喜乱舞した。彼女のお友達のノボさんも加えて3人の楽しい沢旅。
南向きの強烈な曲がり竹の藪こぎがあり、私が1100の小さな二股を見落としたことから30分はロスしたのではと思う。1時間40分にわたる藪漕ぎは仲間がいなければ音を上げて撤退していたかもしれない。
本当にお二人には感謝している。
仕事の会議が長引いて食当を担当する私は慌しく下ごしらえして待ち合わせ場所の広尾町豊似市街の防災センターに急ぐ。少し待つ間に装備チェックをしていたら用意したはずの米がない。自分の不始末を呪っている間にお二人が到着し深々と頭を垂れる。
コンビニで米を仕入れて西広尾林道へ。
沢では焚き火でしょうという単なる私のわがままに付き合ってもらい全装装備で渓流を歩く。広尾岳の尾根が寄っている先の右岸(遡行している時の左側)には作業道跡がありそこが切れるあたりの440メートル付近でテントを張って焚き火を楽しむ。
お二人からビールとワインを分けてもらい、予報では曇りなはずの空を見上げて明日の素行に期待を膨らましていた。
翌日はさわやかな朝日が差し込む中、5時半にテントを出て直ぐに450三股に出合う。少し歩くと滑が続き二本の流れが印象的なF1にニヤついてしまう。
その後も小滝が続き690で沢が直角に曲がった先に逆層の岩盤の滝があり慎重に登る。お始めてご一緒する二人の技術はしっかりしていてリーダーとしては安心して見ていられるが、ここは沢である。気は抜けない。何が起こるか分からない沢に独りで行く気にはならない私なので付き合ってくれている二人には頭が上がらない。
本当になかなか綺麗な沢だと満足に浸っていた。
950二股を過ぎると大滝が現れその後は急速に沢身が細くなっていく。1050で水の少ない枝沢を選ぶが1100の二股を見過ごしてしまう。
そして直ぐに水が枯れて強烈な曲がり竹のやぶ漕ぎに突入する。
途中、こざるさんが右手に沢型があるのではないかと指摘される。彼女の指摘は正しいだろう確信しながらももう直ぐ稜線に出られるのではないかと直登を続けた。
このあたりで急速に雲が広がってこちらに押し寄せてくるのが見えた。途中こざるさんが曲がり竹で目をつついてしまい、それをいいことに撤退の二文字が頭をよぎったが力強く付いてきてくれた。
やっとの思いで稜線にたどり着き踏み跡がどこかにないかを偵察するが、そんなものはなく直ぐそこに見える山頂に向かって藪を漕いでいった。
三角点を見つけて思わずハイタッチ。向かいの広尾岳でさえちょっとだけよのチラ見状態で時々、ポン楽古・楽古岳がチラリ・チラリとじれったく姿を見せるのでなかなか山頂を後に出来ずに40分余りも山頂でねばっていた。
下りもやはり少し南に寄りすぎて下降点をとる。直ぐにこざるさんが沢型を発見してそちらに寄る。1100の二股に親切心からピンクテープを残しておいた。
この記録を見て行ってみようという奇特な方は1050を過ぎたら右手を見上げていって欲しい。高いころの枝に運がよければピンクテープがあるはずです。
実は下って分かったのだが折れた枝にピンクテープが付いたまま、ここ1100と1050の二股に落ちていたのである。二箇所とも付け直しておいた。
大滝二つは巻きながら下がり最後のF1で私がドボン。クライムダウンが下手糞な私は弱点克服のた無性に沢身を下りたがるのである。他の二人は巻いたりしてノーザイルで結局450三股に到着する。
それにしてもこざるさんの目の調子が悪そうで申し訳なく思う。
テントを撤収してなんか藪漕ぎの疲れも出てきてやたら疲労感を感じていたがぼのさんの車のお尻を見たとたん、そんな気分は吹っとんだ。
ナウマン温泉でお別れする。ここから社宅までは10分くらいだ。もしかしてこざるさんのサングラスが間違って私の荷物に混ざっていないかなとザックをひっくり返すと忘れたはずの米が代わりにでてきた。
山頂ではもういいやと思ったが今振り返ると、なんかもう一回行ってもいいかなと思う楽しかった山の思い出。
負傷したこざるさんには悪いんだけど・・・(^_^;)
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