利尻山ヤムナイ沢の雪渓は絶景

- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 290m
- 下り
- 293m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
利尻島沓形から、車で道道108号線を使い、まずは鬼脇にある利尻島郷土資料館(北海道利尻郡利尻富士町鬼脇257)に向かいました。「←郷土資料館」の標識で左折します。ここまでは、沓形から約22km、30分ほどでしょうか。 鬼脇中学校を横目に奥へと進むと、林道の入口がありますので直進します。入口から約4km進むと舗装路が終わり、沢が見えてきます。沢の手前の右側に未舗装の駐車スペースがありますので、そこに車を駐めました。 なお、最寄りのコンビニは、セイコーマート鬼脇店(北海道利尻郡利尻富士町鬼脇字金崎253番1)でした。営業時間は6時〜21時のようです。 ●利尻空港 北海道エアシステム(HAC)が、札幌市内の丘珠空港からプロペラ機便を、また、夏季限定で全日空が新千歳空港からジェット機便を運航しています。 https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1187.htm ●ハートランドフェリー 稚内↔️利尻島↔️礼文島を結ぶフェリー。他に江差↔️奥尻島の路線もあるみたいですね。 現在、新型コロナウィルス感染対策のため、急遽運休になる便もあり、私も礼文島滞在が一日短くなってしまいました。天候にもよりますので、運航情報にご注意を。 http://www.heartlandferry.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
利尻山は、北海道利尻島にある標高1721mの山。日本百名山に選定されているため、登山者が多く訪れており、利尻北麓野営場からの鴛泊ルート(北ルート)、見返台園地からの沓形ルート(西ルート)が使われています。 一方、ヤムナイ沢は、利尻山の東稜と南稜の間に広がっており、山の南東にある利尻富士町鬼脇の林道からアクセスします。この林道は、廃道となっている鬼脇ルート(南東ルート)に通じています。 ●駐車スペース〜鬼脇ルート登山口〜ヤムナイ沢 沢沿いの駐車スペースからは、徒歩で沢を越えて、河川工事用に造られた幅広の未舗装林道を歩きます。この時季でも水流はさほどではなく、難なく徒渉ができました。 程なくして、石碑のようなものが見えてきますが、この岩には「←利尻山 鬼脇→」の銘板が埋め込まれており、その先に細い道が見えてきます。ここは30年余前に廃道となった利尻山の鬼脇ルート登山口です。「この道は、旧登山ルート(鬼脇コース)ですが、現在は廃止されたコースとなっています。」「危険ですので立ち入らないでください。」の標識あり。この登山口前を通過して、林道を先へと進みます。 やがて、工事の重機などを見ながら、林道に従い右手へとカーブしていくと、その先に見える尾根の袂まで緩やかに登っていきます。この辺りからは、後背には日本海が見えます。 尾根の手前で工事用の林道は終わり。左手から巻きながら尾根を迂回していくと、眼前には利尻山の荘厳な稜線に続く沢が姿を現し、奥には大きな雪渓が広がっています。ここがヤムナイ沢の雪渓で、駐車スペースからは1時間ほどで到着します。 利尻山の南東面をこんなに間近に眺めることができるとは思いませんでした。雪渓の先には東稜と南稜の岩壁が立ちはだかり、立ち入りを規制されている利尻山本峰(標高1721m)やローソク岩も見える圧巻の景色。後背には日本海が見えていて、とても素敵な場所ですね。ただし、雪渓の上には岩がゴロゴロと転がっており、落石や雪渓のコンディションには注意したいです。気軽に入ることは慎みたい感じでした。 ●全体的に 河川工事のための未舗装林道を歩きます。途中、地元の方でしょうか、軽自動車で沢を渡ってきたのか、ヤムナイ沢手前に駐車をして、タケノコ(ねまがりだけ)採りをしている姿をお見かけしました。 ヤムナイ沢の雪渓歩きは、知る人ぞ知るという感じのようで、歩かれる方はとても少ないのではないかという印象です。なお、水場やトイレはありません。私のau携帯は、谷筋では電波が入りませんでした。 |
その他周辺情報 | ●利尻ラーメン味楽本店 ミシュランからピブグルマンに認定された、「日本一行きにくいピブグルマンの店」と評判らしいです。焼き醤油ラーメンが人気だとか。そりゃ、利尻昆布で出汁をとったらズルいですよね。絶対に美味しいでしょう。でも、行ってみたら「臨時休業」でした・・・(゚◇゚)ガーン https://tabelog.com/hokkaido/A0109/A010906/1007519/ ●利尻富士温泉 北麓野営場から鴛泊の町に向かう途中にある温泉施設です。露天風呂から利尻山山頂部が見えます。大人500円也。 https://www.rishiri-plus.jp/shima-place/365/ ●食堂さとう 鴛泊のフェリーターミナルの向かいにある店。皆さん、利尻海藻ラーメン(1200円)を頼んでいました。絶品。なお、うに丼は4500円です。 https://s-tabelog-com.cdn.ampproject.org/c/s/s.tabelog.com/hokkaido/A0109/A010906/1008856/top_amp/?usqp=mq331AQFKAGwASA%3D |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
タオル
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感想
観光目的で、北海道の利尻島・礼文島にやって参りました。今回の旅の主目的は礼文島の花見トレッキング(8時間コース)でしたが、雨天のため断念。雨の中レブンアツモリソウを鑑賞した翌日に礼文岳に登ってまいりました。
https://www.rebun-island.jp/welcome/trekking.html
本日は、フェリーで利尻島に戻りまして、ガイドブックに記載があった利尻山南東面の谷にあるヤムナイ沢を探検することとしたものです。廃道化しているという鬼脇ルートの登山口を見ることができるというのが、出かける決め手でした。
利尻山の南東面は、フェリーや道路から眺めたことはあります。「白い恋人」のパッケージには、沼浦湿原付近から見た利尻山が描かれていますが、こちらも南東方向からの景色ですね。
沢沿いの林道を歩いてみると、大規模な河川工事が行われていて、静かなトレッキングというにはちょっとアレでしたが、更に沢を奥へと詰めてみると、雄大な雪渓と山の景色が広がっていて、絶景というに相応しいものでした。思い切って訪れて本当に良かったです。
また来月、ハイキング目的で北海道を訪れる予定で、大雪山・旭岳の裾合平に広がるチングルマの花畑を眺めたり、凌雲閣を起点にして花が盛りの富良野岳から十勝岳までの稜線を歩こうと思います。
いつか、礼文島の長距離トレッキングもしたいなぁ。夏の北海道の魅力は尽きませんね。
利尻島で半日。
どうやって過ごそうかとさがしていて、ホテルの観光地図などには出ていないが、持参のガイドブックにてこちらを発見。所要時間2時間ほどとあり決定。これが正解!
見たことのない景色が広がりました〜
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