東のナメ沢



- GPS
- 12:40
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,236m
- 下り
- 1,235m
コースタイム
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 12:38
天候 | くもりのち晴れ、のちくもりのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
友人と沢登りへ。
ガンガラシバナに向けたトレーニングとして、スラブマルチ登攀、体力トレを目的に東のナメ沢へ。
本当は2日間かけた沢に行きたかったが、またまた天気予報がグズグズだったので、せめて日帰りロングの沢をチョイス。
予報としては、なんとか土曜も日曜も日中は持ちそうだが、夕方には降ってきそうな感じ。スラブ沢なので、できれば前日に降ってないことが望ましかったが、結局金曜も土曜も降る感じだったので、土曜でも日曜でも変わらないなあと思い、それなら時間かけてでも心理的に余裕がもてる土曜に遡行することを決める。
5:30過ぎに駐車場スタート。
スタスタ歩いて鶏冠谷出合へ。
そこから釜の沢用の巻き道を使い、山の神の先まで行ってから、東沢に入渓。
このあたりからかなり天気が良くなり、テンションが上がってくる。乙女の滝や大岩壁を通り過ぎつつ、東のナメ沢へ到着。8時前くらい。
登る大スラブを見てみるが、あんまり乾いてない笑
とりあえず大休止して、乾いてくれるのを待ってみる。
改めてスラブを観察してみると、フリーで上がる1段目は濡れているが左のブッシュ沿いから行ってしまえば行けそう。
ロープ出す2段目以降は登るラインの水流左側は日当たりが良くて、乾いてる場所を選びながらなら行けそうかな、と思い、取り付いてみる。
1段目に沢靴のまま、取り付いてみるが、やっぱり濡れ濡れで酷い。とても右側登って水流トラバースはできそうになかったので左のブッシュ帯沿いに上がる。そのまましばらくは傾斜緩く、ホールドも豊富だったので水流左側を登っていき、傾斜が変わるあたりでハーケン2枚見つけたのでそこからロープ出すことにする。ガンガラもあるので、自分自身に負荷をかけるため、オールリードを申し出る。
1ピッチ目 yutaリード
フラットソールに履き替えてスタート。乾いてそうなところを選んで登っていくが、いまいちフリクションがよくない。最初にフリクション勝負で緊張するところがあって、全然残置なしでランナーとれる場所もなかったので最初から痺れた。その後ハーケンひとつ打ちつつロープ伸ばしていき、45mぐらい伸ばしたところで残置ハーケンあったので、それと草を使って支点構築。そこでピッチを切る。
2ピッチ目 yutaリード
出たしは左の草付き沿いに登り、少し右にトラバース。その先もところところ草でランナーとりつつ、ホールドはわりとあったので難しくなく登っていくが、最後にまたフリクション勝負で登らないといけないところが出てきて、最後にランナーとれてるの随分前だから落ちたられないなー、本当は右の水流沿いトラバース入れるのが弱点ぽいけど、濡れヌメがひどくてそっち側に行けないしなーと思い、気合い入れてそのままそこを突破。ふぅ、緊張した。潅木でピッチを切る。45mスケールくらい。
3ピッチ目 yutaリード
草付きを登っていき、バンド状に出る。そのまま水流に向かってトラバースしていくが、ロープがいっぱいになっちゃいそうなので、トラバース途中で切る。50mくらいか。
4ピッチ目 yutaリード
改めてトラバース再開して水流に近づくが、濡れヌメがさらに酷くなっていき、なかなかに悪くて怖い。左壁の岩や草付きを手がかりにしながらなんとか滝の基部までたどり着いたのでそこで切る。1箇所だけほとんど手がかりなく濡れヌメの部分があったので緊張した。そこは枝にスリング巻いてa0しながら次のホールドを取りに行って突破した。30mくらいかな。
5ピッチ目 yutaリード
核心?らしいピッチ。傾斜のあるクラックを登り、その後手がかりの少ないスラブになる。これまでのピッチとは違い、残置ハーケンやリングボルトがいくつかあり、わりと安心設計。序盤部分のクラック部分はただ上がるだけって感じ、その後のスラブは手がかりは少ないとは言っても、ちゃんとホールドはあるので全然問題ない。リングボルトでランナーもとれてるしね。これよりも1.2ピッチ目の方が全然怖かった笑
その後は上部の木でピッチを切って終了。
45mくらいかな。
その上部の滝は水流右側を登るらしいが、濡れ濡れなので登る気にならず右から巻いた。
これにて登攀完了。苦戦したけど、ちゃんと登れて良かった〜。
その後はひたすら本流を遡行し、鶏冠尾根に詰めあげる。尾根に乗るまでもグズグズで悪いし、藪漕ぎもまあまあ面倒で嫌になった。鶏冠尾根も意外と面倒くさい感じの下山で、暑いし、クタクタになりながら下山完了。お疲れ様でしたー。
駐車場着くあたりでひどい雨に降られたけど、なんとか大丈夫だった。途中で降られなくて良かった。
その後は台湾料理店でたらふく食べて帰宅。充実した1日になりました。
・まとめ
東のナメ沢(3級)
スラブのコンディションとしては良くなかったけど、ちゃんと登りきることができて良かった。東のナメ沢は乾いてれば快適なクライミングが楽しめそうだし、登ってるときのロケーションも良くて最高。ただ、大滝終わってからの遡行、ツメ、下山がとにかく長くて、そこが微妙かな。今回は体力トレーニングも兼ねてたからよかったんだけども。下降した方がいいかも。ちょっと時期的にも暑かったのだもっと早い時期か秋ぐらいが適期かなー。
とはいえ楽しめました。まだまだ行くぞー。
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