笈ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 163m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ジライ谷コース使用。標高1100mくらいから残雪出現。冬瓜山ナイフリッジはほとんど雪が着いておらず、問題なく通過。以降、藪こぎもなく快適だがアイゼン欲しい。帰りにジライ谷へ入るポイントを見失わないように注意。 |
写真
感想
中宮展示館裏手の遊歩道から登り始める。まだ暗いがランプを付けるほどでもなかった。休憩舎のある野猿公園で、置いてある板を使って対岸に徒渉し、ジライ谷左岸へ。ここからいきなりの急傾斜でロープ、針金、木の根っこをつかみながら、うわさ通りと納得。大岩の左側を抜けると傾斜も緩くなる。高度計1080mから残雪が現れ始める。明瞭なヤセ尾根にのると横から張り出すヤブが鬱陶しいが、特徴的な冬瓜山山頂部が見えて元気が出る。踏み跡は終始明瞭。高度1400mからは雪べったりと切れなくなり、ブナ疎林帯となる。トレースは右上気味に稜線に続き、左のブナオ山からのトレースと合流。ここは重要なポイントなので、雪面に出ている小枝に赤テープを3本巻き付けてマーキング。右へ向きを変え、稜線を進むとすぐに冬瓜手前の急登で雪はなくなる。ロープと根っこをつかみながら登ると、有名なナイフリッジに出る。手前は雪が着いてなかったので難なくクリア。最後の5m弱のみ少し雪が載っていたが、高温で緩んでいるため、崩れたらやばいので右下を通過。ここからは笈がきれいに見え、眼下の冬瓜平にもテントが3張り確認できた。冬瓜からの下りがかなり急で雪も堅く、アイゼン装着。県境稜線手前の岩壁は左へ逃げてトラバースするトレースあり、難なく県境稜線上に出た。一気に風が強く冷たくなり、ジャケットを着込む。岐阜側にべったり付いた雪の上をたどって偽ピーク、小笈を経て笈山頂へ。山頂部分だけは雪無く、常時5人以上の人で賑わっていた。中京方面から来ている人が多いようだった。大笠、三方岩方面へのトレースはなかった。結局、冬瓜からはほとんどヤブ無く、快適な残雪登山であった。下山は違うルートで冬瓜平を目指す。シリタカ山とその北方小ピークとの間から右下へ向かうトレースあり、追いかけると冬瓜平に出た。途中のトラバースは少し雪崩が心配だったが、ルート自体は急な所もなかった。ブナとダケカンバの巨木の疎林は見事。左目で冬瓜山頂をやり過ごし、当たりを付けて左上して稜線に出ると、なんと10m先に、往路で赤テープをつけておいた枝を発見!ここからは往路をそのままたどり、トクワカソウを愛でながらジライ谷を下った。下界は暑かった。本日の登山者約30名、ほとんどジライ谷コース日帰りのようだった。
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