記録ID: 3336576
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
阿弥陀岳:南陵〜御小屋尾根 梅雨の合間に
2021年07月11日(日) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:28
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,316m
- 下り
- 1,304m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝6時前到着でまだ空きがありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
阿弥陀岳南陵は一般ルートでは有りません。各ピークを直登しなければ登攀用具等は必要ありませんが、岩場に鎖やハシゴ等は有りませんし、多少のルートファインディングも必要です。初心者の方は経験者と同行する方が良いと思います。御小屋尾根はよく整備された一般ルートです。 【舟山十字路〜南陵尾根上】 以前は稜線の南側、立場川本谷方面の旭小屋の裏から尾根に登るルートが主流でしたが、今は広河原沢添いの林道を進み北側から尾根に登るのがメインルートになりました。(立派な導標が有ります) 広河原沢の徒渉は通常は水量が少ないので飛び石伝いに容易です。沢を渡った先から尾根に取り付きますが、比較的しっかりした踏み跡がありますので藪漕ぎなどは有りません。 尾根に登り着くと森林作業等に多数の人が歩くようで立派な道があります。 【南陵尾根上〜阿弥陀岳】 尾根に上がると後は基本的に尾根上を直登します。道がしっかり付いており、「キノコ山入山禁止」の看板とワイヤーコードが随所に有りますのでルーファイは有りません。立場山、青ナギを過ぎシャクナゲの多い道を進み無名峰まで来ると岩場が出始めます。 無名峰から先がいわゆる「阿弥陀南陵」の岩場になります。 P5、P4は殆ど気がつかないまま踏み跡に従って巻いていきます。 ややザレた岩場のトラバースになりますので足下に注意です。 P3がこのルートの核心部となります。 直登するルートは岩場としては特別難しくは有りませんが、ザイルなどの登攀用具とそれを使える技術が必要です。(今回は巻きました) P3の巻き道は狭いルンゼを登ることになりますので、落石対策の為にもヘルメットの着用をお勧めします。 P3直登ルートから左に踏み跡に従ってトラバースしてルンゼに向かいます。トラバースは滑りやすい草付きやザレた斜面ですので慎重に、特にトラバース最後に細いワイヤーが有る場所はステップが狭く岩ももろいため確実に三点支持で、決してワイヤーに体重をかけてトラバースする事の無いようにしてください。(ここが一番の難所かもしれません) トラバースを終わるとルンゼを直登します。この日は少し水が流れていましたが、コケなどは有りませんので滑ることは無かったです。ルンゼは傾斜もそれ程では無く手掛かり足掛かりも豊富ですので普通に三点支持で登って行けば難しくは有りません。 但し、落石の可能性は有りますので自分で石を落とさないよう、落ちてくる石に当たらないよう注意が必要です。ルンゼの上部では右手の草付きにしっかりした踏み跡が有りますので、最後までルンゼを直登せずに草付きに入るのが良いと思います。この時期の草付きは一面のお花畑です。 P3を巻き終わると最後のP2、ここも直登はせず踏み跡に従って右手のザレた岩場を登って行きます。岩場を登り終わると阿弥陀岳山頂です。 【御小屋尾根】 整備の行き届いた一般ルートです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
ヘルメット
|
---|
感想
天気がはっきりせず最後まで迷ったのですが、梅雨の合間を狙って久々に阿弥陀岳南陵に行ってきました。
阿弥陀南陵は若い頃は何度も登っていたのですが、今回は35年ぶり位でしょうか?
それでも忘れていないもので、見覚えのある所ばかりで懐かしい思いで登りました。
P3トラバースルートのワイヤーロープ等は35年前のものがそのまま残っているような錯覚を覚えました。
ルートは以前に比べ踏み跡がしっかりした感じでしたが、特に整備されることも無く、ちょっとしたバリエーションルート気分が味わえました。
梅雨なので仕方が無いのですが山頂からの展望が全く無かったのが残念でした。
久々の夏の八ヶ岳はお花畑満開できれいでしたが、御小屋山から舟山十字路までアブの猛攻撃を受けて立ち止まることも出来ず、走るように下山しました。
そう言えば初夏の八ヶ岳はアブの大量発生で大変だったことも思い出しました。
日帰りでしっかり歩けたため、これでこの夏山に向けて最後の調整が出来たように思えました。
いよいよ次は夏山大縦走(?)です、さあ何処に行きましょうか?
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