マツムシソウ咲く小八郎岳と烏帽子岳<EL.2,195m>
長野県
JJ0JVL
体力度について
- GPS
- 06:39
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,206m
- 下り
- 1,203m
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●烏帽子ケ岳<EL.2,195m>8:44 ----- 飯島ルート合流地<EL.1,845m>9:45/9:53----- 五合目<EL.1,652m>10:20 ----- 小八郎岳分岐2<EL.1,431m>10:46 ----- 小八郎岳<EL.1,470m>10:57/11:15 ----- 鳩打峠登山口<EL.1,125m>11:56
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
●電車:JR飯田線 伊那大島駅下車 タクシー8.8km、約25分 丸茂タクシー ��.0265-36-3333 上片桐駅が近いが無人駅のためでタクシーを呼ぶ必要有り。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
New●コンビニは松川ICより東側へ直進し二つ目の信号【東浦】を左折し1.8km進むと信号【上片桐保育園前】手前に「FamilyMart JA上片桐店」7月31日にオープン。この信号を山方向に左折し直進すると鳩打峠登山口に到着します。 ●熊が出没するコースのため「熊鈴」ラジオ等で音を出すこと。 ●危険箇所はない。烏帽子岩は三点支持で移動し鎖、番線には頼らないこと。 ●セギナギ、シロクモナギはオーバーハングしている箇所もあり観察にあたっては足下には十分注意すること。 ●登山道の維持は地元「念丈倶楽部」さんがボランティアで笹刈りなどを実施し整備されている。 ●下山後の温泉は松川町清流苑日帰り温泉で。入湯料400円。南アルプスが望めます。 |
写真
マサド(真砂土)化し徐々に雨により削られてきています。
シロクモナギ(セギナギ）<EL.1,862m>7:13シロクモナギ崩落地。(一部の本では「シロクモナギ」との表記)
V字谷の白排沢(シラハケサワ)。地質図では断層が走っています。
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シロクモナギ崩落地。(一部の本では「シロクモナギ」との表記)
V字谷の白排沢(シラハケサワ)。地質図では断層が走っています。
少し登ったシロクモナギ(セギナギ）良く見える地点。
中央の山は小八郎岳。
烏帽子岩は変成岩のため岩は花崗岩と比べ風化に強く、岩塔となっています。
左は南駒ヶ岳、中央 赤薙岳、右端は空木岳。
摺鉢窪避難小屋も確認できます。
奥の山の右は安平路山と安平路山から飯田松川に伸びる尾根。
破壊や破損に備えて、柱石の直下には盤石も埋設されています。
偶然、知人と20年ぶりに合う。
マツムシソウが咲き始めていました。
頂上の昭和10年に設置された「片桐小八郎慰霊碑」と平成15年設置の方位盤。奥に見えるのは烏帽子岳<EL.2,195m>。頂上との高低差は725m。
奥に見えるのは烏帽子岳<EL.2,195m>。頂上との高低差は725m。
<EL.623m>12:42鳩打峠登山口をそのまま下り、最初の信号【上片桐保育園前】にはソースカツ丼の店「EAT(いいと)」。休日はいつも混んでいます。http://iimachi.net/ms/4552/
バックの山は小八郎岳と烏帽子岳。
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鳩打峠登山口をそのまま下り、最初の信号【上片桐保育園前】にはソースカツ丼の店「EAT(いいと)」。休日はいつも混んでいます。http://iimachi.net/ms/4552/
バックの山は小八郎岳と烏帽子岳。
駒ヶ根のガ○や明○亭と比べるとサッパリしています。これで普通盛 880円。大盛 1,100円
ミニカツ丼 750円（ミニサラダ付）
混んでいたため写真は夜撮影。
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大盛 1,100円
ミニカツ丼 750円（ミニサラダ付）
混んでいたため写真は夜撮影。
感想
●観察等のポイント セギナギ（シロクモナギ）谷頭浸食。市田・清内路花崗岩。烏帽子岩（変成岩の岩塔）。小八郎岳マツムシソウ。
朝より雲が低く蒸し暑い中、目的地を池ノ平山とし5時30分に鳩打登山口を出発。烏帽子岳まで2時間30分の速度を目標にしたが、蒸し暑かったせいか汗をしっかりかき約3時間で到着。腰痛のため烏帽子岳で引き返す。何度か尿管結石の痛みを経験しており大事を取って下山する。頂上からは南駒ヶ岳方面、安平路山方面が良く見える。南アルプス、八ヶ岳連峰は雲の上で、伊那谷は雲の下である。
帰路では5組7人とすれ違う。その中には静岡市で隣人だった日本山岳会の男性と20年ぶりに合う。こちらへ転勤してきたと言う。今度どこかに行こうと約束し別れる。
帰りの小八郎岳への分岐のした途中の登りで、まだ尿の跡が乾かない熊の糞を発見。大きさから小熊と想定される。このコースは熊が何度か目撃されており「熊鈴」が役立った。
小八郎岳では咲き始めたマツムシソウを撮影し無事駐車場まで戻る。鳩打峠登山口をそのまま下り、最初の信号【上片桐保育園前】でソースカツ丼の店「EAT(いいと)」に寄ったが混んでいたので、そのまま清流苑で軽く汗を流し帰宅。
＜地質説明(案内）のためのメモ＞ 登山道の自然を楽しむ。
○烏帽子岳
1563:約1億年前〜6000万年前に地下深くのやや高い温度で形成された砂岩起源の領家変成岩類
地質年代 : 白亜紀
岩相 : 領家変成岩の砂質片麻岩(黒雲母帯-菫青石帯)
○登山口〜小八郎岳〜セギナギ（シロクモナギ）
1332:市田・清内路花崗岩
約1億年前〜6500万年前にマグマが地下の深いところで冷えて固まった花崗閃緑岩(新期領家)
地質年代 : 後期白亜紀
岩相 : 花崗閃緑岩(新期領家花崗岩類)
○烏帽子岳付近〜念丈岳
1330:伊奈川花崗岩
約1億年前〜6500万年前にマグマが地下の深いところで冷えて固まった花崗岩質の深成岩(新期領家)
地質年代 : 後期白亜紀
岩相 : 珪長質深成岩類(新期領家各岩類)
○小八郎岳(参考:Wikipedia)
片桐一族は信濃国伊那郡片切郷より発祥した。一族は平安末期には河内源氏嫡流家の郎党として従軍しており、この時期の当主としては「保元物語」にその活躍が記される片切景重(片桐小八郎大夫景重)が著名である。片桐小八郎は、保元の乱(1156年)で源頼朝の父源義朝に従い、勇名を馳せた武将で、その小八郎が避暑のため夏城として滞在した山が小八郎岳であったことから名付けられたと言われている。
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