南から北へ 飛騨の名峰笠ヶ岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,213m
- 下り
- 2,203m
コースタイム
天候 | 曇り。昼過ぎから晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一番上の有料駐車場に駐車(6時間毎に500円) もっと下の方には登山者用の無料駐車場もあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<駐車場〜登山口> 舗装路を歩き少しすると左俣林道のゲートがあります。 登山ポストはここに。 そこから舗装路とダートの林道歩き。 最初の水場を過ぎ、右側のヘリの荷揚げ場を過ぎると笠新道の登山口に着きます。 ここにも水場があります。 以降山頂まで水場はありませんのでここでしっかりと補給を。 <登山口〜稜線分岐> 笠新道はジグザグの登りをずっと繰り返す感じ。 急登と言われていますがそれ程でもないと思います。 しっかりと整備されていて歩きやすいですが、足元が岩の部分が多いので濡れていたりすると滑るかもしれません。前半はブナの森、途中からお花畑、槍穂の眺めも良く気持ちのいい登山道です。 長く登り続けると杓子平に出ます。 ここすごくいいです。 平坦なルートをしばらく歩くと稜線までガレた登り。 ぐっと急になりちょっとキツいですが、すぐに稜線に出ます。 ここまで特に危険個所はありません。 浮石などに多少気を付ければ良い程度だと思います。 <分岐〜笠ヶ岳> 分岐を右に行くと双六方面の縦走路。 左に行くと笠ヶ岳山頂です。 分岐の右側に少し登ると抜戸岳なので時間と体力に余裕があれば立ち寄ると良いと思います。 少しだけアップダウンがあり、距離もまあまあありますが気持ちのいい稜線散歩が楽しめます。 テント場を越え大きな岩のガレを通ると笠ヶ岳山荘。 山荘からもう一登りで山頂です。 |
写真
装備
共同装備 |
ザック 1 35L
エマージェンシーセット 1 非常用の道具一式
行動食、非常食 1 その日の行動食と簡易非常食
水 2L
ヘッドランプ 1 予備の電池も
雨具 1
シャツと靴下の替え 1
手袋 1
地図とコンパス 1
雑記帳 1
軽アイゼン 1
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感想
南アルプスから下山し、一日まだお休みがあります。
どこに行こうか?
当初行きたかった裏銀座はさすがに一日では歩けませんので、裏銀座の双六岳から繋がる山、槍、穂の西側にドーンとそびえる笠ヶ岳に決めました。
とりあえず天気予報は午前中はあまり良くなく、昼過ぎから晴れるということなので、昼頃に山頂に着くように明るくなってから出発すれば充分。
飛騨の名峰と呼ばれとっても美しい山なのに賑やかな北アルプスにおいて何故か不人気?(比較的人が少ない)の山。主稜線からちょっと外れてるから?アプローチ長めだから?すっごくいい山なんだけどな。
まぁ、空いてる方が混雑してるより全然良いです。
日帰りなので登山口から少し離れた無料駐車場はパスして上の有料駐車場に車を停め出発。
林道歩きが煩いけど、まぁ準備運動と言うことで。
30分ほどで登山口へ。
冷たくてお水をゴクゴクして出発。
笠新道は急登と言われていますが、昨日までの光の登りに比べればとっても歩きやすくて楽々。もちろん長くて急な登りではあるけど疲れた足には適度に負荷がかかってちょうどいいクールダウンになりました。定期的に現在の標高を示す標識などもあるのでどのぐらい登ったかもいちいち地図を開かなくてもわかりやすいし。
予報どおり登ってる間はずーっとガスガス。
お陰で多少暑さは和らいだかと思いますが、眺めを楽しみながら登れるこのルートではソレが見えないのはちょっと残念。
下山してくる方達が稜線は風が強くてガスガスでちょっと寒いよ〜と言ってました。この数日間ずっと天気悪かったそうです。
むぅ・・・。晴れてくれるといいが。
登って登って杓子平に到着。
ここの景色は本当に素敵。
木曽駒のカールとか、白馬の葱平とかよりももっと壮大な感じ。
今の時期はお花もいっぱいだし。
足りないのは青空か・・・。
まぁ、下山の時に晴れてくれることを願い景色を眺めつつも立ち止まらずサクサク通過。稜線に出るまでが少し急だけどその一頑張りがあれば後は快適な稜線歩きが待ってます。
稜線の分岐を左に折れ笠ヶ岳の山頂を目指します。
まだまだガスが多いけど時折晴れ間も出てくるし、すれ違った方々が言ってたほど風も強くありません。
多少のアップダウンはあるものの比較的平坦な所を歩いていくので距離は長いけれどどんどん先へ進みます。雷鳥もこの間で出会いました。
ガスが掛かって山頂が見えませんが稜線のルートは良く見えます。
テント場まで来ると岩にガンバとか書いてあってちょっと元気をもらいます。
大きな岩のガレをあと少しと言いつつ意外と遠い小屋まで歩くとようやくここで山頂が見えました。
小屋の左手の登りを最後にぐっと登り、平坦なところに出れば笠ヶ岳山頂!
晴れてくれそうなお昼頃の到着を予定してたのでちょっとだけ早めに着きました。
山頂は貸切なのでしばらく晴れ待ちでゴロゴロします。
飛騨側は結構雲が取れて眺めもまずまず。
しばらくすると一名登って来られた方がいたので挨拶を交わし写真を一枚お願いしました。
一応山頂で少し晴れ間に出会えたので下る事にします。
小屋でバッジを購入し下山開始。
予報通りお昼から晴れ間が広がってきて復路は晴れて気持ちいい稜線散歩です♪
楽しい♪
時間に余裕があるので分岐を下山方向ではなく少し先弓折岳まで歩いてきました。
引き返してきて抜戸岳の山頂でで2Lのハイドレーションの水が切れたので交換しようとしたら・・・。
あれ??
水が無い!
3Lの水を持ってきているつもりだったので、小屋で飲み物も買わず、水場で補給もせず歩いていましたがまさかの・・・。
晴れて気温も上がってるのにここから水なしか。
困ったな。
一応救急セットの中に小さいペットボトルと、ゼリーがあるのでそれをチビチビ飲みながら汗をなるべくかかないペースで歩こう。
杓子平は下山時に楽しもうと思っていましたが、思っていた通り下山時は晴れて登ってきた時よりも素晴らしい景色。
素晴しい。
ゆっくりゆっくり景色を楽しみながら歩きました。
再び下りが始まってからは目の前に穂高がどーんと現れます。(槍方面は残念ながら雲が取れませんでした)
これまた素晴らしい眺めですが暑い(^_^;)
早く樹林に入りたいなぁなんて思っちゃいました。
岩が多いので膝にくるかなぁと思っていましたが、一個一個が大きい岩で足を置きやすいので苦手な下りも苦労することなく歩けました。
途中からは登山口にあった水場の事ばっかり考えながらの下山。
沢の音が聞こえて来てからも意外と着かない下りをようやく終えた時は水場に飛びついてがぶがぶ水を飲みました。
最後の意外と長く面白くない林道歩きが終わり駐車場へ。
助手席の脇に水を入れたプラティパスが落ちていました。
下山後は開放感のある新穂高の湯にのんびりつかり、松本の豚さん食堂でガッツリお肉を食べて帰宅しました。
少し変則的な3日間の山行でしたが南アの深くてキツい大きな森と、北アの爽やかな稜線歩きを満喫できました。
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