北岳バットレス ピラミッドフェース
- GPS
- 49:44
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,672m
- 下り
- 2,660m
コースタイム
- 山行
- 11:34
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 12:34
天候 | 晴れ時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
着替え
靴
ザック
行動食
飲料
食器
ライター
トポ
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
シェラフ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
キャメロット
ギアスリング
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ツェルト
ポール
テント
テントマット
|
感想
いつも通り、パートナーと山梨で合流して、北岳へ。今回は4連休ということもあり、ピラミッドフェースと下部フランケ、Dガリー奥壁の2ルートを登る予定で入山。天気は夕方ごろに夕立がある予想だが、それまでに抜け切る気持ちで挑戦する。
初日は白根御池まで。芦安の駐車場に車を停め、バスで広河原へ。広河原のバス停周辺は登山客でごった返している中、白根御池小屋に向け登山道を登っていき、2時間弱程度で小屋に着く。テントを張り、のんびりすると翌日のため偵察に向かう。初日はピラミッドフェースのためD沢の左岸から踏み跡を登っていく。ある程度進むとフェースの全貌が見え、イメージがついたため、もどる。あとからわかったことだが、C沢から左上したほうが早そうであった。戻ったら次の日も早いので、早めに夕食をたべ、就寝する。
2日目は2時30分ごろに出発する。昨日偵察した通り登っていき、取付にたどり着く。取付に着くころには明るくなり始め、準備して登攀を開始する。
1P目
凹角を左上していく。スタンスはたくさんあり、特に問題ない。
2P目
以前は凹角をまっすぐ登るルートであったとのことだが、崩壊があり今はトラバースが一般的になっている。支点から左方へトラバースしていく。40m弱程度でピッチを切る。終了点は上部がハングとなっており、左右に踏み跡がついている。ここで間違える。左からハングを巻いていけばよかったものの、右の踏み跡を進んでしまった。
3P目
草付きのバンドを右方へトラバースする。途中で明らかに行き過ぎだと感じたが、一度奥まで行ってから修正するため、50m目一杯ロープを出して切る。ここからコンテで左に少し戻ると、支点があった。正規ルートよりも右寄りであるが、ここから再度登り始める。
4P目
フェースを左上していくと綺麗な支点が見えてくる。さらにその左手を見るともう一つ支点が見え、そこまで5mほどトラバースすると正規ルートの核心直下に合流した。
5P目
下部の核心である、凹角のクラック登り。クラック内にジャミングしながらスタンスを決め、登る。なかなか面白い。
6P目
平滑なフェース登り。一か所難しいところあったが、あとは細かいスタンスを拾って登っていく。
7P目
上部の核心。下の核心と似たような、コーナーのクラックにジャミングして登る。ここを抜けるとほぼピラミッドフェースは終了。ロープを目いっぱい伸ばしていいところで切る。
8P目
階段状の岩を右上する。回り込むと4尾根に合流。
4尾根からは詳細は省略。懸垂を除くと5ピッチで城塞ハングの上に抜け、口に履き替え、踏み跡をたどりルートに合流。頂上を踏む。7年くらい前に4尾根で来たときはアルパインを始めたばかりで喜びもひとしおであったが、今回はまた異なる感慨がある。ゴロゴロと雷鳴が聞こえるので肩の小屋経由でテン場まで下る。
無事小屋に着き、のんびりしていると雨が降ってきた。登っている最中に降られなくてよかった。
翌日に予定していた下部フランケ、Dガリー奥壁はパートナーの体調もすぐれないので中止し、3日目に下山することにする。
まだ課題が残ったが次回の楽しみとする。つぎはDガリー奥壁と中央稜にぜひ登りたい。
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