飯豊連峰縦走(丸森尾根in弥平四郎out)
- GPS
- 24:08
- 距離
- 40.2km
- 上り
- 3,245m
- 下り
- 3,213m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 8:01
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 10:24
天候 | 1日目 ガス時々晴れ又は雨 2日目 快晴時々ガス、一時土砂降り 3日目 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
飛行機
飛行機 7:15福岡→8:50新潟 空港バス 9:15新潟空港→9:40新潟駅 (新潟駅周辺のホテルに一部荷物を預け、モンベル新潟万代ラブラ2店へ徒歩にてガス購入) JR 11:42新潟→12:44坂町 米坂線 13:31坂町→14:09小国 (小国駅で待ち、駅内にエアコン装備の待機室あり。小国駅から歩いて直ぐの所に“ショッピングセンターアスモ”があり、そこで1日目のパンを購入。) 南部線バス 15:42小国→16:28飯豊山荘 7月25日 デマンドバス 11:00弥平四郎→11:45温泉ロータスイン バス要予約https://www.town.nishiaizu.fukushima.jp/soshiki/3/728.html タクシー 温泉ロータスイン→野沢 (野沢駅内にエアコン装備の待機室あり) 磐越西線 15:23野沢→17:11新津 JR 17:13新津→17:34新潟 7月26日 空港バス 7:30新潟駅→7:55新潟空港 飛行機 9:20新潟→11:10福岡 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗平ロッジ〜丸森尾根:急登な登りが続きます。岩場は大したものではありません。丸森峰までは樹林帯が続き、それより先は稜線沿いの景観が広がります。 夫婦清水の水場は、冷たい水が潤沢に流れています。 丸森尾根〜御西小屋:楽しい稜線歩きで、天気が良い景観が望めます。ただ、想定よりアップダウンがありますし、山域が大きいので距離も結構あります。雪渓も出てきますが、この季節アイゼン等は無くとも進めます。 門内小屋の水場は、今回見てませんが、潤沢のようです。 梅花皮小屋の水場は、近くに、ジャブジャブと豊富に冷たい水が出ています。 御西小屋の水場は、少し歩きますが、雪渓の側にあり冷たく、眺めも良好です。 御西小屋〜大日岳:序盤はなだらかな稜線ですが、後半は大日岳まで一気に標高を上げるため、そこそこ厳しい登りが続きます。 御西小屋〜本山小屋:楽しい稜線歩きが続きます。今回は、飯豊山直前で土砂降りにあい、雨を遮るものが無く雨具の装備に難儀しました。また、稜線沿いなので、一時退避する場所が無く、皆、本山小屋側などに待避していました。 本山小屋の水場は、土砂降りで確認する余裕はありませんでした。 本山小屋〜切合小屋:徐々に標高を下げて行きます。御秘所に岩場があり、最初に鎖付きの所は両サイド切れ落ちている感じです。雨で濡れかつストックを持っていたので、慎重に進みましたが、晴れでストックを収納して三点支持で進めば問題ないでしょう。なお、登る際は、大日岳や飯豊山などを見ながらとなります。 切合小屋の水場は、小屋前に緑のホースから潤沢に出ています。量が細く時には並びます。また、山頂地域ほど冷たくなくペチャポリが結露しませんでした。 切合小屋〜上の越: 稜線沿いを歩きます。今回下山でしたが、アップダウンを繰り返すほか、切合と三国の間は、鎖付きの岩場などがあり、ストックが邪魔な所もありました。後半は徐々に樹林帯へと突入します。 三国小屋近くの水場ですが、場所が分かりませんでした。 上の越〜弥平四郎:少々の登り返しはありますが、比較的なだらかな下山道と感じました。ここからはほぼ樹林帯です。弥平四郎登山口から先は、車道の林道を進みます。登山者の車に注意が必要でしょう。 この時期、快晴だと日差しが暑く水の消費量が激しいほか、強風でない限り2000メートル級の標高なので、行動中はフリースなど不要で長袖で十分でした(半袖でも十分でしたが、怪我と日焼け防止で肌の露出をなるべく回避しています)。 |
その他周辺情報 | 登山前日は、天狗平ロッジに泊まりました。要予約です。飯豊山荘は、今年、日帰り温泉のみのようで、16時30分受付終了で、今回は入れませんでした。 https://www.ic-net.or.jp/home/iide/rojji.html 下山後の温泉は、デマンドバスにお願いし、ロータスインに入りました。食事&休憩施設もあり、温泉後、電車まで時間があるので、ここでのんびりしました。 https://www.lotosinn.com/stay/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
フリース
ダウンジャケット
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
レイングローブ
雨具
スパッツ
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
食料(パン
マジックライス
マジックパスタ)
行動食(アミノゼリー系含む)
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
温泉タオル
ストック
カメラ
三脚
小型充電器
体温計
アルコールジェル
マスク
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感想
昨年、飯豊連峰の登頂を目指したが、途中撤退。
今年の4連休を利用して、1年越しのリベンジを狙う。
これまでに入念に調査したとおり、飯豊温泉から入山し、弥平四郎へと下山する大縦走計画だ。
1日目
天気はガスも、丸森尾根の急登なので、幾分か涼しく登れた。
丸森峰を越えると、稜線の素晴らしい風景と、お花畑に再開出来た( ^ω^ )
梅花皮小屋までの稜線歩きでは、時折、ガスも薄れ、山容も見えた。
この日、最高峰の北股岳は、昨年に続きガスの中だったが、山頂にいた男性二人組と話し込む。
お花畑に、雪渓付きの山容など、こんなにも素晴らしい山なのに、地元の方はあまり登らない、なんてことを教えてもらった。
2日目
天気は良好で、出発直後、ご来光が見れた。
また、超快晴で御西小屋までの稜線、そして右に大日岳、左に飯豊山の山容など眺めながら、素晴らしい山行であった。
朝6時、7時でも日差しが暑い。7時半を過ぎると、飯豊山には次第に雲が湧き始めていた。
御西小屋に荷物をデポし、大日岳登頂を目指す。
見えていた稜線からは、なだらかと思っていたが、意外と最後は標高を上げる。
飯豊連峰最高峰だし、まぁそうか。
大日岳登頂までは、天気は持ったが、雲が多く、飯豊山など主だった山々や稜線は雲の中。
早出やデポったこともあり、コースタイムを巻いたので、御西小屋の水場で給水し、腰を据えての昼食とする。
水場では、朝3時からダイグラを登ってきたという女性と話し込む。様々なルートで登っているようで、飯豊連峰の素晴らしさを聞かせてくれた。
楽しい話しで、飯豊連峰に何度も訪れたくなるが、福岡からは容易には登りに行けない。九州にも飯豊連峰が欲しいくらいだ。
御西小屋では、マッジクライスの昼食としたが、折角なので、尾西のご飯系が良かったかな(^◇^;)
その後、ガスの中、時折見える飯豊山に向け進んでいたが、飯豊山の登頂目前で雨が降り始めた。
約1時間、土砂降りが続き酷かった。幸いは、大日岳登頂までは天気が持ったことか。
下山中、御秘所を抜けた所で再び晴れ出し、振り返れば、大日岳と飯豊山の山容が見えていた。
3日目
この日も朝から快晴で、ご来光が見れた。下山まで絶好の天気が続いたが、稜線は日差しが暑いし、樹林帯に入れば木陰になるも、平地の熱気と山の地熱で暑かった。
切合から三国までは意外とアップダウンがあり、あまり標高を下げる感じでは無かった。
ただ、稜線沿いなので、飯豊連峰の山容と、福島方面の山々が一望でき、素晴らしかった( ^ω^ )
特に、シルエット的に磐梯山の山容が見事だったな。
今回、見事に飯豊連峰縦走を成し遂げ、昨年のリベンジを果たした。
百名山もこれで94座目だ。
飯豊連峰を縦走してみて感じたことだが、烏帽子岳など北の縦走路から、大日岳と飯豊山を見ると、遠くに鎮座する飯豊山の方が、より連峰の中で偉大な山のように思えた。
何故、大日岳が飯豊連峰最高峰として、一角に名を連ねているのか。
その答えは南の縦走路にあると思う。
福島県側から飯豊連峰を登ると、ひときわ目に入るのが大日岳である。
一番大きい山容で、所々残る雪渓が更に良さをかもし出している。
南の縦走路から大日岳と飯豊山を見ると、大日岳が、より連峰の中で偉大な山と思えた。
しかも、近くに見えるが、登頂するまでの距離が長く、実際には遠い。
大日岳と飯豊山、北側と南側と、見る向きによって、こうも違うとは。
それに、飯豊連峰は人の心も寄せ付けるようだ。
昨年も感じたが、北股岳や御西の水場で出会った地元の方々は、この山がとても好きだという気持ちが伝わってくる。
それに、登山体力が凄い。
テン泊装備で平然と縦走しているし、ダイグラを登ってきた女性は日帰りで下山するという。
自分には、とてもそんな体力はないだろう。
あと、今回、早出早着の重要性を改めて感じた。
日の出が早いので、朝6時ともなると、直射日光は暑い。
気温が上がる前に、そして雲が湧く前に、行動を開始し、雨に降られる前に行動を終えたい。
特に、下山口へ近くづくに連れ、平地の熱気と共に気温が上昇するため、早い時間帯での行動を終えることは重要だ。
今回は、ほぼ日の出と共に行動を開始し、下山は午前中に終えるなど、良い対応だった。
今回の縦走は、前日入りの公共交通機関の移動を含め、ほぼ4日間の実行困難かと思われた山行だったが、計画どおり実現出来て良かった(*´꒳`*)
歩き易いように笹払いなど、登山道を整備してくれた方々の有り難さを、とても感じた。
いずれ百名山を達成し、落ち着いたら、再び飯豊連峰に登ってみたい。
晴れた飯豊山に登頂してみたいし。
その時は、福島県側から登ってみよう。
飯豊連峰の縦走、お疲れさまでした。
飛行機や電車、タクシーなどを活用されての遠征は、計画立案から大変だったのでないかと拝察いたします。
車で行って周回することが難しい飯豊連峰ですが、また私が行く機会があったらtoraumaさんの今回のレコを参考にさせていただきます。
百名山あと少しですね。頑張ってください。
コメント有難うございますm(_ _)m
飛行機を利用した遠征は、北海道や東北の山で結構経験済みなので、多少慣れていましたが、今回は、その飛行機に加え、電車バス乗り継ぎ、そして、縦走しながら、大日岳と飯豊山の2座に必ず登頂するという体力的に厳しいし、天気に恵まれないと無理と思ったので、何とか計画どおり実現出来て良かったです。
今回の縦走は、特に稜線が素晴らしかったので、お勧めですが、私自身、もう一度同じ縦走を実行する自信は無いかも(^◇^;)
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