飯豊山（川入〜梶川尾根）

2021年07月23日(金) 〜 2021年07月24日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 30.3km
• 登り: 2,682m
• 下り: 2,740m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:53
• 休憩: 0:50
• 合計: 8:43

9:30 川入
9:51 10:01 御沢野営場
10:09 10:09 御沢登山口
10:40 10:40 下十五里
10:59 11:02 中十五里
11:25 11:25 上十五里
11:54 11:54 笹平
12:10 12:20 横峰
12:42 12:46 峰秀水
12:55 12:55 地蔵山西分岐
13:01 13:04 地蔵山
13:11 13:11 地蔵山西分岐
14:00 14:00 剣ヶ峰
14:21 14:40 三国岳避難小屋(三国小屋)
15:52 15:52 種蒔山
16:12 16:12 切合・種蒔山分れ
16:17 16:17 切合小屋
16:56 16:57 草履塚
17:13 17:13 姥権現
17:18 17:18 御秘所
17:40 17:40 御前坂下
18:07 18:07 一ノ王子
18:13 本山小屋

2日目

• 山行: 9:51
• 休憩: 1:30
• 合計: 11:21

4:19 本山小屋
4:33 4:40 飯豊山
4:56 4:56 駒形山
5:43 5:43 御西岳
5:48 5:50 御西岳避難小屋
6:56 6:56 御手洗ノ池
8:00 8:12 烏帽子岳
8:37 8:37 梅花皮岳
9:02 9:03 梅花皮小屋
9:35 9:44 北股岳
10:32 10:32 門内岳
10:34 10:37 門内小屋
11:00 11:18 扇ノ地神
11:45 11:45 梶川峰
12:21 12:43 五郎清水
13:44 14:00 湯沢峰
15:35 15:35 梶川尾根登山口
15:40 飯豊山荘

天候

2日とも　午前晴れ、午後にわか雨⇔晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
・7/22(木)
最寄り駅〜郡山前泊
・7/23(金)
6:52 郡山
8:08 会津若松 8:14
8:43 山都　8:50 バス移動
9:35 川入BS

■帰り
・7/24(土)
16:40 飯豊山荘
17:26 小国 17:50
19:15 米沢 20:13 新幹線
22:18 上野〜最寄り駅

コース状況／危険箇所等

■登山届
ネット提出　
http://yamagatayama.com/notification

■コース
帰りの尾根が急でした

その他周辺情報

■テン場
本山小屋　1000円

■温泉
飯豊山荘　500円
http://siroimori.co.jp/iidesansou/index.html

写真

7/22 19:55

3日前に慌てて計画したので会津若松らへんは予約満杯。
手前の郡山へ前泊。

7/23 6:47

在来線の磐越西線、始発で向かう

7/23 8:47

郡山からゆられること2時間で到着。
ここから季節バスへ乗車。

7/23 9:30

川入バス停。
ここからしばらく林道を歩く。

7/23 9:36

フジバカマかな

7/23 9:40

ヤグルマソウ

7/23 9:41

ヤブカンゾウ

7/23 9:49

沢橋を渡る

7/23 9:50

オカトラノオ

7/23 10:01

御沢野営場へ到着。
飯豊山への道のりがはじまる。
ではレッツゴー！

7/23 10:02

ノブキ

7/23 10:02

キツネノボタン

7/23 10:04

メタカラコウ

7/23 10:06

エゾアジサイかな

7/23 10:06

老巨木佇む

7/23 10:09

この分岐から急登がはじまる

7/23 10:55

ノギラン

7/23 10:59

ここまで蒸し暑く辛い登りだった
ちょっと休憩

7/23 12:01

ツルアリドオシ

7/23 12:10

横峰のピークへ来ると雨が降ってきた

7/23 12:22

ノリウツギ

7/23 12:23

ハナニガナ

7/23 12:28

ずっと樹林帯から一瞬解放
雨は降ったり止んだりからの晴れ間

7/23 12:28

アカモノの実かな

7/23 12:42

地蔵山直下にある水場、峰秀水。
こんなに美味しい水に出会えたのは久しぶり！(^^)

7/23 12:49

ひっそりと足元にツルリンドウ

7/23 12:55

長い急登から横峰小屋跡の分岐へ。
地蔵山へ立ち寄ります

7/23 12:55

モミジカラマツがたくさん増える

7/23 12:59

ハナニガナの数も凄い

7/23 13:01

一輪ニッコウキスゲ

7/23 13:02

シロバナニガナ
この山域のさまざまな標高で数多く見られた

7/23 13:05

イワオトギリ

7/23 13:07

地蔵山手前の池塘
この先山頂らしきところがないか探しましたが、
どうやらここが山頂な模様

7/23 13:14

イワイチョウ
この花もよく見かけました

7/23 13:19

タニウツギ？

7/23 13:24

ミヤマクルマバナ
この花もこの山域の各所で多く出会える

7/23 13:24

だいぶ上がってきた。
日差しは暑いが幾分涼しくなってきた

7/23 13:30

ヨツバヒヨドリ

7/23 13:34

ミヤマコウゾリナ（全縁）

7/23 13:36

コメツツジ

7/23 13:39

ノリウツギ

7/23 13:41

アキノキリンソウ

7/23 13:41

ミヤマホツツジ

7/23 13:49

剣ヶ峰の岩稜へ出ると
一時的に森林限界となる

7/23 14:03

岩の露出した険しい道。

7/23 14:13

ハクサンオミナエシ
沢沿いで見る花だと思ってたんですが、
岩稜地帯にも咲くんですね

7/23 14:21

三国小屋へ到着
ここで大休憩

7/23 14:40

ミヤマキンポウゲ

7/23 14:40

センジュガンピ

7/23 14:42

いよいよ主稜線へ
雨雲から照らす光

7/23 14:47

限定的に多く咲くミヤマママコナ

7/23 14:49

ヤマブキショウマ

7/23 14:53

ミヤマクルマバナ

7/23 14:54

タテヤマウツボグサ

7/23 14:58

ハシゴ出現

7/23 15:07

オオバギボウシ

7/23 15:09

ダケカンバの木々が増えます

7/23 15:42

限定的に咲いていた
クガイソウかな

7/23 15:53

ミヤマセンキュウかな

7/23 15:53

ゴゼンタチバナは終盤

7/23 15:55

森林限界へ達すると
チングルマ

7/23 15:55

イワカガミ

7/23 15:55

アオノツガザクラ

7/23 15:57

向かう先、残雪が見えてきた
雷ゴロゴロ。音は遠いので突き進む

7/23 15:57

ハクサンシャクナゲ

7/23 16:03

稜線上の斜面をシラネアオイが彩る

7/23 16:04

庭園のような風景に癒やされ

7/23 16:05

足元の小さなミヤマツボスミレに元気もらう

7/23 16:07

アカモノ
今年ハツモノにやっと出会えた

7/23 16:09

タカネマツムシソウ

7/23 16:09

ハクサンボウフウ

7/23 16:10

ウサギギク
意外と数少ない

7/23 16:13

マルバシモツケ

7/23 16:15

クロヅル

7/23 16:17

切合小屋へ到着

7/23 16:20

稜線を彩るタカネマツムシソウが増える
雨降ってきたけど元気に進む

7/23 16:35

雪渓を突き進む

7/23 16:38

ハクサンコザクラがパッと目の前に

7/23 16:44

チングルマもいい感じで増えてきた

7/23 16:44

イワイチョウが艷やかに

7/23 16:44

雨の中ミツバオウレンも元気

7/23 16:57

ヒナウスユキソウ

7/23 17:04

稜線、雨が強くなってきた。風は微風にて幸い。

7/23 17:05

ダイモンジソウ

7/23 17:10

シロバナヒメシャジン

7/23 17:11

ヒメシャジン

7/23 17:15

イタドリ

7/23 17:19

やっと今日最後の上り。
日暮れまでにテン場へ間に合いそうだ。

7/23 17:37

雨露のチシマギキョウ

7/23 17:39

雨上がる。ヨツバシオガマ

7/23 17:42

ネバリノギラン

7/23 17:50

雨上がりの主稜線
ハレーション気味

7/23 17:53

振り返るとこの景色。
雨の中歩いてきた甲斐あり^^

7/23 17:53

ご褒美のリング

7/23 18:07

やっとこさテン場到着！

7/23 18:13

小屋まで登って幕営代の支払い

7/23 18:50

設営完了。

7/23 18:53

自分にご褒美！

7/23 19:52

ばんめし。
衣類濡れたので全とっかえ。
不覚にもダウンを濡らしてしまったので
シュラフカバーに足ホッカイロで寝れました。

7/24 4:19

翌朝。4時過ぎにテン場を出て、本山小屋。

7/24 4:30

もう夜明けが近い

7/24 4:33

飯豊山到着。
朝の凛とした空気。空がきれい。

7/24 4:34

行く先の広大な稜線。
登る前から思っていた飯豊山のイメージと重なる

7/24 4:35

出ました

7/24 4:39

いい朝日に出会えました^^

7/24 4:42

今日向かう烏帽子岳方面。
山に赤がうっすらと照らされる

7/24 4:48

本山を後にして、天空の快適な道へ

7/24 4:51

朝露のヒナウスユキソウ

7/24 4:58

稜線に咲き誇るムカゴトラノオ

7/24 5:09

チングルマ

7/24 5:11

朝日が稜線を照らしてきた

7/24 5:13

ナンブタカネアザミ

7/24 5:19

ヨツバシオガマ

7/24 5:21

雪渓と斜面にコバイケイソウの群落
大変見栄えがしますね〜

7/24 5:25

周り一面の花畑

7/24 5:30

朝日が花々を照らす。
ヨツバ・・、クチバシシオガマかな？

7/24 5:37

イワイチョウ

7/24 5:41

フッサフサのチングルマ

7/24 5:45

最高の天気です^^

7/24 5:48

御西小屋へ。

7/24 5:51

飯豊エリア最高峰の大日岳。
どっしりとしたいいお顔。
今回は見るだけ。次回来たら歩きたい。

7/24 5:51

稜線の夏道を雪渓が塞ぐ部分が多くなる。

7/24 5:54

朝の雪渓上、涼しくて快適^^

7/24 6:03

ハクサンイチゲ
この日はまだ花数が少なく感じた

7/24 6:03

もう終盤なのかな。

7/24 6:06

ミヤマキンポウゲがたくさん

7/24 6:24

天狗の庭
名前の通りぽっかり美しい場所

7/24 6:30

ハクサンチドリ

7/24 6:31

雪渓と夏道の際の不安定な部分もしばしば

7/24 6:43

雪渓の近くでは
ショウジョウバカマが涼を取る

7/24 6:56

御手洗の池

7/24 6:57

池の近くにミヤマツボスミレ

7/24 7:02

日差しをいっぱい浴びて
シナノキンバイや

7/24 7:03

ハクサンコザクラがお目覚め

7/24 7:21

やっと烏帽子岳が近づいてきた

7/24 7:36

タカネナデシコ

7/24 7:37

イブキジャコウソウ

7/24 8:00

烏帽子岳到着！
小屋からここまでなかなか長かった。

7/24 8:12

大日岳はここから見ても大きい

7/24 8:17

チシマギキョウ

7/24 8:18

ハクサンフウロ

7/24 8:21

ヒナウスユキソウ

7/24 8:23

そして、待望のイイデリンドウ
はじめまして。

7/24 8:23

この山域にしか咲かない固有種。
色といい花序といい、
今まで出会ったリンドウとの違いが見て取れる

7/24 8:23

咲いてる場所は、稜線上の苔っぽいところ。

7/24 8:27

かと思いきや、
足元の草地にも無造作に生える。

7/24 8:26

ウスユキソウは一種だけなのかな。
結構各所で見てきたので気になる・・w

7/24 8:29

ショウジョウスゲ

7/24 8:35

ミヤマキンポウゲ

7/24 8:37

一上りして梅花皮岳（カイラギダケ）へ

7/24 8:39

稜線に咲くミヤマアキノキリンソウ

7/24 8:39

カンチコウゾリナ（鋸歯）
がたくさん

7/24 8:43

ミヤマニガナ

7/24 8:46

ハクサンシャジン

7/24 8:49

前方に北股岳

7/24 8:52

ヤマハハコ

7/24 8:53

岩稜に再びイイデリンドウ
葉っぱこうなってるんだ・・

7/24 8:53

たっぷり堪能^^

7/24 8:55

タカネアオヤギソウ
目立たないけど、初めて認識した花かも

7/24 8:55

イワオウギ

7/24 9:00

オヤマノエンドウ

7/24 9:01

見納めイイデリンドウ

7/24 9:02

梅花皮小屋

7/24 9:02

オタカラコウ

7/24 9:11

シロバナイワギキョウ

7/24 9:15

イワオトギリ

7/24 9:32

ここからはミヤマリンドウ

7/24 9:33

ゴゼンタチバナがわずか残る

7/24 9:34

ウラジロヨウラク

7/24 9:35

北股岳へ到着！
ちょっと食事休憩

7/24 9:52

こちらはエゾイブキトラノオ
少し赤みが濃い

7/24 9:52

コオニユリ

7/24 10:03

瑞々しいハクサンフウロ

7/24 10:06

ニッコウキスゲの咲き誇るコル

7/24 10:05

^^

7/24 10:14

トモエシオガマ

7/24 10:15

このあたりも色とりどりの花畑

7/24 10:17

飯豊山に特産とされる
マルバコゴメグサ

7/24 10:29

山頂までゆるやかな坂

7/24 10:32

門内岳。今日最後のピークへ。

7/24 10:37

小屋を過ぎたところで

7/24 10:42

天気が怪しくなってきた

7/24 10:45

シシウド

7/24 11:00

扇ノ地紙へ

7/24 11:22

オヤマソバ

7/24 11:26

梶川尾根を下る

7/24 11:28

斜面に花々

7/24 11:27

チングルマの群生

7/24 11:29

高山植物へお別れ

7/24 11:30

ミヤマリンドウ

7/24 11:33

草原にキンコウカ

7/24 11:43

ヒメサユリは咲き終わり

7/24 11:45

下ってく先に梶川峰の山頂

7/24 12:21

下山と同時にどしゃぶりに。
途中水の補給に立ち寄り。

7/24 12:26

看板をちょっと下ってくと五郎清水。
ここもなかなかの美味^^

7/24 12:54

ギンリョウソウ

7/24 13:44

一気に下ったり上ったりで、湯沢峰へ到着

7/24 13:59

雨雲が去り、晴れ間が出てきた

7/24 14:42

やっとこそさ、下界。。
この尾根、もうずっと急下りで足ガクガクw

7/24 15:35

休み休みしながら、ゆっくり林道へ無事到着。

7/24 15:35

お疲れさまでした。

7/24 15:41

登山口からちょっと歩けば飯豊山荘。
この近さありがたい^^

7/24 16:03

源泉かけ流しのいい湯だし、
貸し切りの温泉だしで、最高でした^^

7/24 16:29

帰りはレトロなかわいいバスで小国駅まで。

7/24 17:27

小国駅。なかなか味わいある駅です。

7/24 19:16

在来線の米沢線で、終点米沢駅まで。

7/24 19:59

米沢駅。
プラレール大好きな息子への土産。

7/24 20:10

帰りはつばさで家路へ。
とても濃ゆい2日間でした。
お疲れさまでした〜！

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

RICOH GR III リコー

iPhone 12 Pro Max 512GB SIMフリー Apple

装備

備考

防水ザックなのをいいことにザックのレインカバーを忘れたこと
防水ザックでも中のダウン系は濡れることを認識・・。

感想

shitroen

何年か前から、飯豊山はいつか行こうと思い
昨年秋に一度計画も積雪により中止。
残雪の残る初夏に来ようと決めておりました。
この山はいろいろなルートを脳内で考えたものの、
その後コロナで体力もずいぶん落ちてしまったこと、
1泊2日という制約、
今の体力で無理なく行けること、
花々を満喫できるルート、
行き帰りのバスが安定して確保できるところ、
などなどを考え、今回のルートへ決定。

初めての飯豊山。王道の主稜線を歩いたことで、
飯豊山の良さを満喫し得がたい充実感を味わえました。
とはいえ、今回のルート、1泊2日では結構な負荷でした。
その理由は行き帰りの尾根の急さにあるのだと実感。
山頻度が減ってきた自分の足には、
特に帰りの尾根下りは辛いものがあり、
豆や擦りむけがたくさんできましたw

今回の旅目的は、イイデリンドウなどはその1つでしたが、
特定の花目的よりも、
飯豊山自体の全体の雰囲気、山深さを
まずは全身で感じてみたいとの思いがありました。
また大人になってから初の東北の山であることもあり、
今回は、
「いくぜ、東北の山デビュー！飯豊を全身で感じる旅」
みたいなテーマかもしれません。（そのまんまw）

天候も景色も変化目まぐるしい2日ではありましたが、
東北の山、ずっぽりと満喫することができました。

今回も自分の山スタイル的な習慣から、
やはりどうしても花を素通りができなくて、
写真が多めになってしまったことは否めませんが、
やはりまだこの花探しスタイルを貫かないと、
山中でのモチベーションが自分自身保てないようですw

最後に行ってみての感想：
「イイデはやっぱりスゴイイデ！」