酒匂川水系玄倉川小川谷廊下
- GPS
- 06:19
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 3,087m
- 下り
- 3,087m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢それ自体はそれほど危険箇所はありません。ただし、ゴルジュを巻くところでちょっと怖いトラバースがあります。 下山路の中ノ沢経路は崩れている箇所が何カ所かあります。もっとも、ロープが張られているので、慎重に行けば問題はないでしょう。 |
写真
感想
1 記録
(1)入渓まで
夏は入渓点付近まで車が入れないので延々と林道を歩きます。
7〜9月は避ける方がいいかもしれません。
中ノ沢林道の入口を間違えなければあとは一本道です。
踏み跡の入口にケルンがありますが、もしかしたら見逃すかもしれません。
穴ノ平橋まで行ってしまったらちょっと行き過ぎです。少し戻りましょう。
(2)小川谷まで
穴ノ平沢(ヤブ沢?)を下降します。
堰堤を4つ越えますが、いずれも梯子がついているので問題はありません。
ただし、若干ハングしているものや何となくグラグラしているものがあります。
堰堤をパスできる踏み跡もあるそうですが、遡行時は気がつきませんでした。
(3)大岩まで
5mCS滝は、右側の残置スリングを掴んだうえで流木に足をかけて登りますが、
いささか登りにくい感もあります。
初級者がいる場合は、お助けロープを用意しておくのがよいでしょう。
2段7m滝はバンドに上がれれば問題はありませんが、
初級者については上から確保するのがいいかと思います。
大岩手前のゴルジュはまとめて巻くことができますが、
ちょっと恐いトラバースがあります。
慎重に行けば問題はないのですが。
途中の支点から懸垂下降してしまう方がいいかもしれません。
なお、SLはフリーでクライムダウンしていました。
(4)大岩から終了点まで
大岩は残置のロープを素直に使えば問題ないでしょう。
水流沿いに行くこともあまり難しくなさそうでした。
石棚は右を巻きます。
確保の必要はあまりないとは思いますが、
初級者は確保しておく方がいいかもしれません。
残置ハーケンがあります。
最後の8m滝は左側を容易に巻けます。
手元のガイドブックには懸垂下降で降りる旨の記載がありますが、
トラロープが残置されており、ザイルのセットの必要はありません。
その滝を越えると壊れた堰堤があり、それを過ぎると川原です。
東沢の出合とのことですが、出合であることがよく分かりませんでした。
右岸側にある小さなケルンを探す方がいいでしょう。
(付記:もう少し先に進むとある模様です。
さらに少し進むと壊れた堰堤があるそうで、
下山路の中ノ沢経路はその堰堤上を通っているとか。
この点は他の記録からの引用なので、
ご自分で事実関係をご確認ください。)
(5)下山路
ケルンの所から踏み跡を辿ると中ノ沢経路に出ます。
登山道ではないので最低限の整備しかなされていないようです。
といっても、崩れたところには巻道が付けられたり
ザイルが張られたりしているので、特別問題にはならないと思います。
しばらく進めば中ノ沢林道の穴ノ平橋の少し上に出ます。
あとは来た道を戻るだけです。
2 感想
もともと山岳会の人々とナルミズ沢の遡行を計画していたのですが、
天気予報がよろしくなかったため中止しました。
ナルミズの中止はこれで2年間で4回目。
namemaniaが某氏と2人で行ったときは快晴だったので、
namemaniaの素行が悪いわけではないのでしょう。たぶん。
残念だったね〜wwwwwwなんて芝生やしていると東京湾に浮かびかねないので、
代わりにO女史から希望のあった小川谷廊下を遡行することにしました。
近年は西丹沢でもヒルの出没事例があるようでかなり躊躇したのですが、
先頭を宴会部長に歩いてもらえばそっちに食いつくのではないかと
セコいことを考えていたことは秘密です。
結果的には誰も被害に遭いませんでしたが、
最近は西丹沢で鹿をよく見かけるので時間の問題でしょう。
肝心の沢の感想ですが、さすがは人気の小川谷廊下という感じです。
沢の奇観もさることながら、随所に残置スリングやハーケンがあります。
そのため、手元のガイドブックには2級とありますが、
少なくとも今回の水量だと2級は言い過ぎな感じもします。
もちろん、初級者だけで入渓できる沢ではありませんが。
今回の遡行では、滝を登る際に四方八方から水がかかっていました。
なぜなんでしょう(棒)?
他の遡行者の皆さんにはなんだこいつらと思われたことと思いますが、
気温が低くなく、楽しかったのでよかったことにしましょう。
行程の長い沢の遡行が多かったためか、はたまた楽しかったためか、
とても行程が短く感じられました。実際に行程はそれほど長くありません。
東京からあまり遠くなく、かつ、美渓を楽しめるという意味では
おすすめできる沢ではないかと思います。
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