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Yamareco

記録ID: 343388
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

ついに歩いた!朝日岳・栂海新道

2013年09月09日(月) 〜 2013年09月11日(水)
 - 拍手
GPS
54:45
距離
36.6km
登り
2,673m
下り
4,054m

コースタイム

【1日目(9/9)】蓮華温泉から朝日小屋
蓮華温泉登山口(1470m) 7:00 12℃
瀬戸川鉄橋(1180m) 8:10
白高地沢鉄橋(1335m) 9:10-20 16℃
花園三角点(1754m) 10:40-50
吹上のコル(2225m) 13:10-15
朝日岳(2418m) 13:55-14:15
朝日小屋(2140m) 14:40
 Total 25,000歩
 累計標高差 上り1320m 下り650m

【2日目(9/10)】朝日小屋から栂海山荘
朝日小屋(2140m) 5:30
朝日岳(2418m) 6:20-25 6℃
吹上のコル(2225m) 6:50
アヤメ平(2030m) 8:00-10 13℃
黒岩平(1650m) 9:15
黒岩山(1624m) 9:45-10:05 20℃
サワガニ山(1612m) 11:15-30
北又ノ水場(1480m) 12:00-25
犬ヶ岳(1593m) 13:05 20℃
栂海山荘(1550m) 13:10
 Total 26,800歩
 累計標高差 上り730m 下り1320m

【3日目(9/11)】栂海山荘から親不知
栂海山荘(1550m) 5:40 13℃
黄蓮山(1360m) 6:25
菊石山(1210m) 7:00-10
下駒ヶ岳(1241m) 7:45
白鳥山(1287m) 9:00-30
シキ割り水場(900m) 10:25
坂田峠(610m) 11:05-30
尻高山(677m) 12:00
二本松峠(365m) 12:40
入道山(435m) 12:55
親不知登山口(80m) 13:45 24℃
 Total 28,400歩
 累計標高差 上り750m 下り2220m

【総計】
 Total 80,200歩
 累計標高差 上り2800m 下り4190m
天候 1日目(9/9):快晴→晴れ→曇り
2日目(9/10):晴れ→曇り
3日目(9/11):晴れ時々曇り

過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
蓮華温泉まではマイカー
蓮華温泉から親不知まで回送サービスを利用
※糸魚川市JDS社 (TEL)025-553-2465 \10,000
 クルマの回送はちょっと痛い出費ですが、この時期平日の蓮華温泉バス便がないので利用しました。複数人数の場合はお勧めのサービスです。
コース状況/
危険箇所等
◇危険箇所
 今回は天候に恵まれたので、身の危険を感じるようなことはなかったけれど、次のようなところは要注意
 ・蓮華温泉から瀬戸川への下りの木道はヌルヌルでかなり滑りやすい。
  わたしも注意していたが、尻モチをついた。
 ・三日間ともコースは長丁場、体調のキープはもちろんだが、天気が崩れると怖い。特にサワガニ山から犬ヶ岳にかけての痩せ尾根で強風にあうと逃げ場がない。

◇急峻な箇所
 ・犬ヶ岳の前後
 ・下駒ヶ岳の登り…岩や木の根や補助ロープにつかまってよじ登る
 ・金時坂(坂田峠までの下り)…地図で想像する以上の急坂

◇水場
 ・蓮華温泉から朝日小屋にかけては水場豊富、マイカップがあれば水筒もいらないくらい
 ・栂海新道では、黒岩平、北又、黄蓮、シキ割り、以上4箇所のみ。
  ただし、わたしは黄蓮の水場は利用しなかったので未確認。
  もちろん残雪の多い時期ならもっと利用できる水場は多いと思う。

◇アップ&ダウン
 とにかく全行程、アップ・ダウンが嫌というほど続く。
 1日目より2日目、2日目より3日目がきつくなる。3日目などは小さな上り・下りを勘定すると二十数回のピークがある。しかも後半ほど標高が下がるにつれて気温があがる。それでも自分の体力を出し切って、北アルプスを日本海まで歩き抜ける達成感が山好きを吸引するのだろう。

◇入山者
 9/8までずっと悪天、9/9からしばらく好天の予想。
 このため9/9入山者が増えたと見られる。
 <9/9>下山は女性3人のみ、他はすべて入山、朝日小屋の宿泊約20人、幕営約10人
 <9/10>南行きは男性ソロ1人、栂海山荘の宿泊約20人(多い)、幕営2人
 <9/11>南行きは男性ソロ2人   
  
小野健著『山族野郎の青春』(S46刊)
栂海新道を切り開いたさわがに山岳会苦闘の記録。若い頃に読んで、彼らの無償の情熱に圧倒されました。
2013年09月13日 04:41撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/13 4:41
小野健著『山族野郎の青春』(S46刊)
栂海新道を切り開いたさわがに山岳会苦闘の記録。若い頃に読んで、彼らの無償の情熱に圧倒されました。
その栂海新道をついに歩くときが来た!
2013年09月13日 04:44撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/13 4:44
その栂海新道をついに歩くときが来た!
蓮華温泉手前のヒワ平からの眺め。
白馬岳や小蓮華山。
2013年09月09日 06:06撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 6:06
蓮華温泉手前のヒワ平からの眺め。
白馬岳や小蓮華山。
右に目を転じると、鉢ヶ岳や雪倉岳が一望。
こうやって見ると、白馬連山が大蓮華と呼ばれた理由がよくわかる。お天気が良ければ、ちょっとクルマを停めて是非この大展望を眺めてみてください。
2013年09月09日 06:06撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 6:06
右に目を転じると、鉢ヶ岳や雪倉岳が一望。
こうやって見ると、白馬連山が大蓮華と呼ばれた理由がよくわかる。お天気が良ければ、ちょっとクルマを停めて是非この大展望を眺めてみてください。
出発地点の蓮華温泉。
残念ながら、今回は温泉利用しませんでした。
2013年09月09日 06:37撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 6:37
出発地点の蓮華温泉。
残念ながら、今回は温泉利用しませんでした。
入り口の道標
2013年09月09日 06:39撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 6:39
入り口の道標
滑りやすい木道のスタート
2013年09月09日 06:59撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 6:59
滑りやすい木道のスタート
樹林の中を木道が続きます
2013年09月09日 07:02撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 7:02
樹林の中を木道が続きます
兵馬ノ平のへ途中、鉢ヶ岳や雪倉岳が美しい
2013年09月09日 07:20撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 7:20
兵馬ノ平のへ途中、鉢ヶ岳や雪倉岳が美しい
2013年09月09日 07:21撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 7:21
兵馬ノ平は草深い原っぱのような感じ
2013年09月09日 07:29撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 7:29
兵馬ノ平は草深い原っぱのような感じ
瀬戸川の鉄橋
ここが蓮華温泉コースの最低地点
2013年09月09日 08:10撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 8:10
瀬戸川の鉄橋
ここが蓮華温泉コースの最低地点
ヒヨウタン池が木々の間から
2013年09月09日 09:03撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 9:03
ヒヨウタン池が木々の間から
白高地沢の鉄橋、ここから本格的な登り
2013年09月09日 09:13撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 9:13
白高地沢の鉄橋、ここから本格的な登り
アジサイにホッと一息
2013年09月09日 09:42撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 9:42
アジサイにホッと一息
標高1600mを過ぎると、視界が開ける。五輪高原の一角にたどり着いた
2013年09月09日 10:27撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 10:27
標高1600mを過ぎると、視界が開ける。五輪高原の一角にたどり着いた
高原から振り返る。
頸城山塊方面は雲に隠れていて見えない
2013年09月09日 10:29撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 10:29
高原から振り返る。
頸城山塊方面は雲に隠れていて見えない
花園三角点、このすぐあとベンチがあって早い目の昼ご飯
2013年09月09日 10:42撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 10:42
花園三角点、このすぐあとベンチがあって早い目の昼ご飯
五輪尾根にかかる
2013年09月09日 10:42撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 10:42
五輪尾根にかかる
ハクサンシャジン
2013年09月09日 10:59撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 10:59
ハクサンシャジン
せせらぎの側にはヒオウギアヤメが満開!
吹上のコルへ至る斜面は花の楽園
2013年09月09日 12:34撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 12:34
せせらぎの側にはヒオウギアヤメが満開!
吹上のコルへ至る斜面は花の楽園
ミヤマアケボノソウ、気品あるたたずまい
2013年09月09日 12:39撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 12:39
ミヤマアケボノソウ、気品あるたたずまい
2013年09月09日 12:40撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 12:40
2013年09月09日 12:52撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 12:52
2013年09月09日 12:54撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 12:54
稜線近くにはまだ残雪が…
綿毛になったチングルマの群落
2013年09月09日 12:56撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 12:56
稜線近くにはまだ残雪が…
綿毛になったチングルマの群落
2013年09月09日 12:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 12:57
なんと、まだコバイケイソウが咲いているではないの!!
2013年09月09日 13:00撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:00
なんと、まだコバイケイソウが咲いているではないの!!
2013年09月09日 13:01撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:01
なんと、なんと、チングルマもまだ咲いているではないの!!
2013年09月09日 13:05撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 13:05
なんと、なんと、チングルマもまだ咲いているではないの!!
イワイチョウも可憐な様子
2013年09月09日 13:06撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:06
イワイチョウも可憐な様子
ハクサンイチゲもありがとう
2013年09月09日 13:06撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 13:06
ハクサンイチゲもありがとう
キンポウゲもありがとう
2013年09月09日 13:07撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:07
キンポウゲもありがとう
吹上のコルへの最後の登り
2013年09月09日 13:12撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:12
吹上のコルへの最後の登り
吹上のコル
このあたり、嵐のときは風が強いらしい
2013年09月09日 13:12撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:12
吹上のコル
このあたり、嵐のときは風が強いらしい
朝日岳の登りから、吹上のコルや朝日池を見下ろす
2013年09月09日 13:23撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:23
朝日岳の登りから、吹上のコルや朝日池を見下ろす
ユキクラトウウチソウが元気いっぱい
2013年09月09日 13:48撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:48
ユキクラトウウチソウが元気いっぱい
タカネトウウチソウも元気いっぱい
2013年09月09日 13:49撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:49
タカネトウウチソウも元気いっぱい
朝日岳山頂
山頂の標柱がつい最近新しくなったようです(どの方角に向かっても写真が撮りやすいとか)
2013年09月09日 13:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/9 13:57
朝日岳山頂
山頂の標柱がつい最近新しくなったようです(どの方角に向かっても写真が撮りやすいとか)
朝日小屋、お世話になります
2013年09月09日 14:49撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 14:49
朝日小屋、お世話になります
朝日小屋の晩ご飯
富山の山海の名物がきっちり織り込まれた心づくしのお料理ですね。
2013年09月09日 16:56撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 16:56
朝日小屋の晩ご飯
富山の山海の名物がきっちり織り込まれた心づくしのお料理ですね。
朝日小屋、暮色
2013年09月09日 17:49撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/9 17:49
朝日小屋、暮色
山行二日目、
朝方のガスは日の出と共に消失、遠く白馬岳や旭岳の稜線が現れる
2013年09月10日 05:32撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 5:32
山行二日目、
朝方のガスは日の出と共に消失、遠く白馬岳や旭岳の稜線が現れる
朝日岳への登り、空には雲の天井
2013年09月10日 06:20撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 6:20
朝日岳への登り、空には雲の天井
朝日岳山頂より、白馬岳方面
2013年09月10日 06:21撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 6:21
朝日岳山頂より、白馬岳方面
朝日岳山頂より、剱岳方面
2013年09月10日 06:21撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 6:21
朝日岳山頂より、剱岳方面
朝日岳山頂のたたずまい
2013年09月10日 06:24撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 6:24
朝日岳山頂のたたずまい
山頂の展望板
2013年09月10日 06:22撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 6:22
山頂の展望板
朝日岳を下る、頸城方面は以前として雲がわだかまっている
2013年09月10日 06:27撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 6:27
朝日岳を下る、頸城方面は以前として雲がわだかまっている
長栂山方面を望む
2013年09月10日 06:35撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 6:35
長栂山方面を望む
朝日岳山頂を振り返る、もうすっかり秋の雲
2013年09月10日 06:37撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 6:37
朝日岳山頂を振り返る、もうすっかり秋の雲
2013年09月10日 06:48撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 6:48
吹上のコル、いよいよ栂海新道へ
2013年09月10日 06:51撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 6:51
吹上のコル、いよいよ栂海新道へ
樹林をぬけると、池塘の湿原、けがれない静寂に包まれていた
2013年09月10日 07:05撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 7:05
樹林をぬけると、池塘の湿原、けがれない静寂に包まれていた
永遠の果てまで続く草原の道
2013年09月10日 07:09撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 7:09
永遠の果てまで続く草原の道
照葉の池、天空の楽園
2013年09月10日 07:15撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 7:15
照葉の池、天空の楽園
長栂山を通り過ぎる
2013年09月10日 07:34撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 7:34
長栂山を通り過ぎる
長栂山の標識
2013年09月10日 07:32撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 7:32
長栂山の標識
なんと、ニッコウキスゲもまだ咲いている!
2013年09月10日 07:52撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 7:52
なんと、ニッコウキスゲもまだ咲いている!
草原の道、いつまでも、いつまでも
2013年09月10日 07:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 7:57
草原の道、いつまでも、いつまでも
黒岩平方面を望む
2013年09月10日 08:15撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 8:15
黒岩平方面を望む
南の方を振り返る
2013年09月10日 08:35撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 8:35
南の方を振り返る
延々と北に延びる犬ヶ岳への山稜
2013年09月10日 08:43撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 8:43
延々と北に延びる犬ヶ岳への山稜
神秘的な池塘
2013年09月10日 09:04撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 9:04
神秘的な池塘
池塘のオタマジャクシはモリアオガエル?
2013年09月10日 09:04撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 9:04
池塘のオタマジャクシはモリアオガエル?
黒岩平
2013年09月10日 09:05撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 9:05
黒岩平
黒岩平のせせらぎ、美味な水場が豊富
2013年09月10日 09:11撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 9:11
黒岩平のせせらぎ、美味な水場が豊富
ここにも清流が…
2013年09月10日 09:12撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 9:12
ここにも清流が…
黒岩平のベンチ
幕営禁止だけど、テントを張りたくなる気持ちがわからなくはない
2013年09月10日 09:14撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 9:14
黒岩平のベンチ
幕営禁止だけど、テントを張りたくなる気持ちがわからなくはない
2013年09月10日 09:18撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 9:18
2013年09月10日 09:26撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 9:26
黒岩山の山頂
2013年09月10日 09:43撮影 by  DSC-WX100, SONY
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黒岩山の山頂
押忍!
2013年09月10日 09:47撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 9:47
押忍!
黒岩平の全容
黒岩山からサワガニ山方面
2013年09月10日 09:49撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 9:49
黒岩山からサワガニ山方面
サワガニ山の山頂
遠くに見えるのは初雪山(1596m)、立派な山容だけど登山路はないようです
2013年09月10日 11:19撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 11:19
サワガニ山の山頂
遠くに見えるのは初雪山(1596m)、立派な山容だけど登山路はないようです
犬ヶ岳に向けて、次第に痩せ尾根が続く
2013年09月10日 11:52撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 11:52
犬ヶ岳に向けて、次第に痩せ尾根が続く
犬ヶ岳手前のコル、北又の水場
稜線から谷間を下ること3分ほど、美味しい水場にたどり着きます
2013年09月10日 12:03撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 12:03
犬ヶ岳手前のコル、北又の水場
稜線から谷間を下ること3分ほど、美味しい水場にたどり着きます
急峻な犬ヶ岳、正確には4つのピークうち三角点のあるのが最高峰(1593m)
2013年09月10日 12:46撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 12:46
急峻な犬ヶ岳、正確には4つのピークうち三角点のあるのが最高峰(1593m)
犬ヶ岳、最高峰の三角点ピーク
2013年09月10日 13:01撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 13:01
犬ヶ岳、最高峰の三角点ピーク
ようやく犬ヶ岳の山頂
2013年09月10日 13:04撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 13:04
ようやく犬ヶ岳の山頂
山頂から栂海山荘がすぐそこ
2013年09月10日 13:03撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/10 13:03
山頂から栂海山荘がすぐそこ
栂海山荘、本日一番乗り!
2013年09月10日 13:12撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/10 13:12
栂海山荘、本日一番乗り!
山行三日目、
山荘の前から日の出を望む、雲間に見えるのは雨飾山か火打山か?
2013年09月11日 05:38撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/11 5:38
山行三日目、
山荘の前から日の出を望む、雲間に見えるのは雨飾山か火打山か?
犬ヶ岳から北方の山々、
黄蓮山、菊石山、下駒ヶ岳、白鳥山
2013年09月11日 05:43撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/11 5:43
犬ヶ岳から北方の山々、
黄蓮山、菊石山、下駒ヶ岳、白鳥山
急坂を下り、犬ヶ岳を振り返る
2013年09月11日 06:15撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/11 6:15
急坂を下り、犬ヶ岳を振り返る
黄蓮山の山頂
2013年09月11日 06:24撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/11 6:24
黄蓮山の山頂
ぶな林の中に黄蓮の水場
(通過したため未確認)
2013年09月11日 06:44撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/11 6:44
ぶな林の中に黄蓮の水場
(通過したため未確認)
続いて、菊石山の山頂
2013年09月11日 07:00撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/11 7:00
続いて、菊石山の山頂
下駒ヶ岳が立ちはだかる
2013年09月11日 07:22撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/11 7:22
下駒ヶ岳が立ちはだかる
下駒ヶ岳の急峻な露岩の登り、木の根と補助ロープ頼りにのぼる
2013年09月11日 07:37撮影 by  DSC-WX100, SONY
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下駒ヶ岳の急峻な露岩の登り、木の根と補助ロープ頼りにのぼる
下駒ヶ岳の山頂
2013年09月11日 07:44撮影 by  DSC-WX100, SONY
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下駒ヶ岳の山頂
今日歩いた山々を振り返る。
手前から菊石山、黄蓮山、犬ヶ岳
2013年09月11日 07:51撮影 by  DSC-WX100, SONY
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今日歩いた山々を振り返る。
手前から菊石山、黄蓮山、犬ヶ岳
本日のメインイベント、白鳥山
あすこまで行けば日本海が見えるのか?
2013年09月11日 07:55撮影 by  DSC-WX100, SONY
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本日のメインイベント、白鳥山
あすこまで行けば日本海が見えるのか?
白鳥山の主?
2013年09月11日 08:51撮影 by  DSC-WX100, SONY
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白鳥山の主?
白鳥小屋、
とにかく暑くて、小屋の周りには日陰がない!
2013年09月11日 08:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
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白鳥小屋、
とにかく暑くて、小屋の周りには日陰がない!
白鳥小屋で一息いれたあと、ひたすら下り。
シキ割の水場にたどり着く。水を補給。
2013年09月11日 10:27撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/11 10:27
白鳥小屋で一息いれたあと、ひたすら下り。
シキ割の水場にたどり着く。水を補給。
シキ割水場のあとは急な金時坂を下りきると、坂田峠(舗装林道)に飛び出す。
「ここが終点ではないよ」と朝日小屋で釘を刺されました。
2013年09月11日 11:07撮影 by  DSC-WX100, SONY
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シキ割水場のあとは急な金時坂を下りきると、坂田峠(舗装林道)に飛び出す。
「ここが終点ではないよ」と朝日小屋で釘を刺されました。
坂田峠で出会ったトレランのカップル
朝日小屋を今朝4時過ぎにスタート、峠11時到着!
_わたしの2倍のスピードに脱帽〜m(__)m
2013年09月12日 22:11撮影 by  DSC-WX100, SONY
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坂田峠で出会ったトレランのカップル
朝日小屋を今朝4時過ぎにスタート、峠11時到着!
_わたしの2倍のスピードに脱帽〜m(__)m
坂田峠からはもう焼け糞歩き、尻高山。
もう汗ダクダク、汗みどろ
2013年09月11日 12:02撮影 by  DSC-WX100, SONY
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坂田峠からはもう焼け糞歩き、尻高山。
もう汗ダクダク、汗みどろ
そして二本松峠
汗にヤブ蚊が襲来、防虫スプレイも効果なし
2013年09月11日 12:42撮影 by  DSC-WX100, SONY
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そして二本松峠
汗にヤブ蚊が襲来、防虫スプレイも効果なし
ヤブ蚊に追われながら、最後のピーク入道山通過
2013年09月11日 12:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
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ヤブ蚊に追われながら、最後のピーク入道山通過
ついに親不知登山口に到着しました!!!
2013年09月11日 13:44撮影 by  DSC-WX100, SONY
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ついに親不知登山口に到着しました!!!
天嶮親不知の向こうには静かに静かに日本海が広がっていた
2013年09月11日 13:48撮影 by  DSC-WX100, SONY
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天嶮親不知の向こうには静かに静かに日本海が広がっていた
親不知観光ホテルの夕食、
新鮮な海産物尽くしのご馳走でした。
2013年09月11日 18:18撮影 by  DSC-WX100, SONY
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親不知観光ホテルの夕食、
新鮮な海産物尽くしのご馳走でした。
お刺身、どれもこれも溶ろけるような美味しさ
2013年09月11日 18:18撮影 by  DSC-WX100, SONY
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お刺身、どれもこれも溶ろけるような美味しさ
シタビラメの煮付け、カレイの塩焼き
2013年09月12日 22:18撮影
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シタビラメの煮付け、カレイの塩焼き
白エビの天ぷら
2013年09月11日 18:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
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白エビの天ぷら
海の料理には、もちろん糸魚川の地酒、5銘柄の飲み比べセット
2013年09月11日 18:23撮影 by  DSC-WX100, SONY
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海の料理には、もちろん糸魚川の地酒、5銘柄の飲み比べセット
ホテルでついでに「栂海新道」きんつばを買いました
2013年09月12日 20:27撮影 by  DSC-WX100, SONY
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9/12 20:27
ホテルでついでに「栂海新道」きんつばを買いました
翌朝、天嶮親不知は雨に煙っていました。
山行三日間の貴重な晴天、ありがとう。
2013年09月12日 08:51撮影 by  DSC-WX100, SONY
9/12 8:51
翌朝、天嶮親不知は雨に煙っていました。
山行三日間の貴重な晴天、ありがとう。

感想

◇栂海新道
 わたしの手元に、さわがに山岳会・小野健著『山族野郎の青春』という本がある。昭和46年に山と渓谷社から発刊されたもので、新潟県青海町の小さな山岳会メンバーが無償の情熱に突き動かされ、悪戦苦闘しながら数年かけて北アルプス長栂山から親不知まで27kmに及ぶ山稜を切り開き、登山道をつけた記録である。読んだ当時その熱意と行動力に圧倒され、自分もせめてその道を歩いてみたいと思った。しかし、その後山から遠ざかり、これだけの行程を縦走をする機会はなかなかやって来なかった。40年余りの月日がたち、本もすっかり黄ばんで古くなった。
 三四年ほど前に山歩きを再開し、最近ようやく少々の山行なら耐えられる体力がついた。7月に白馬岳から朝日岳を歩き、そのとき同宿した70代の男性が残雪の栂海新道を単独で縦走すると話していた。機も熟してきた。混雑期を過ぎたこのタイミングに蓮華温泉から親不知まで先人の道をたどってみようと思った。

◇蓮華温泉から朝日小屋まで
 このコースもわたしには初めてである。
 歩き始めの蓮華温泉から一旦300mほど瀬戸川まで下って、あらためて上り返すのが気分的には難点だが、そんなことを補ってあまりある魅力に満ちている。まず湿原や草原、あるいは木々の向こうにどっしり見える白馬から朝日にかけてのいわゆる大蓮華の山容がいい。少しがんばって登ると、もう標高1600mあたりから五輪高原の一角に飛び出して広々とした見晴らし。
 そして足下には、実にさまざまな高山の花々が咲き乱れている。
 今回特に驚嘆したのは、ほかの山なら7月にとうに終わっている花が、なお咲いていたことだった。ここではお盆を過ぎてからでもまったく遅いということはない。
 しかも、コースの至る所清冽なせせらぎが流れていて、水には困らない。マイカップひとつ腰にぶら下げておけば、水筒の必要もないくらいだろう。

◇長栂山から黒岩山まで
 40年前、まだ道が切り拓かれたばかりの頃このあたりの美しさはどれほどだったろうか想像する。いまでも、ひと気の少ない静寂な湿原に立つと、田部重治いうところの『永遠というものの一角』に踏み込んでいるような気がする。人知を超越した別天地だと思う。
 さわがに山岳会から環境省が所管するようになったとのことで、木道や標識などきっちり整備されている。この地がいま以上に荒れずこのままであってほしいと願う。

◇黒岩山から犬ヶ岳・白鳥山まで
 今回は歩くのに精一杯で、この山稜を自分として十分わかったといえない。
 日陰のない縦走路で太陽に炙られ、つぎつぎ続くアップダウンをゆっくりと味わうゆとりがなかった。富山や新潟方面の遠望もあまりきかなかった。
 少し寒いくらいの10月頃が適期ではないかと思う。
 
◇白鳥山から親不知まで
 消化試合のような歩き方をして、もったいないことだった。
 坂田峠以降の尻高山、入道山にかけても注意すれば興味深いことが多そうだ。
 たとえば、樹林の杉の大木は通常の植林杉ではなく、立山杉のたぐいの古木であり、樹齢何百年のようだし、今回野猿の群れにも出くわした。毛並みのいいボス猿らしき奴が、わたしの行く手をゆっくりと横切って行った。おーいと声をかけたが、まるで動じる様子もなかった。
 入道山を越えてもなお二三アップ・ダウンがあったが、最後の坂道を下っているとき、ついに木々の向こう青々とした日本海が見えた。胸にこみ上げるものがあった。さわがに山岳会のひとたちの新道伐開にかけた思いがわかったように思えた。

◇親不知観光ホテル
 ちょっと蛇足ですが、一言。
 下山したあとホテルで汗を流して、早々に帰途につくひとが大半のようですが、出来れば登山口の目の前の親不知観光ホテルに一泊されたらと思う。
 まず、最上階の風呂の展望がすばらしい。天嶮の絶壁から日本海を見下ろす。まあ、これは一泊しなくても入浴だけでも味わえますが、夕食は新鮮な海産物尽くしの料理オンパレード。糸魚川の地酒とともに味わえば、至福の気分になれると思います。栂海新道完走のご褒美にちょっと時間とお金を使ってみることをお勧めします(ちなみに、ホテルから宣伝費の類はもらっておりません)

◇もうひとつ蛇足
 栂海新道のトイレ事情は現状放置は許されないと思います。
 糸魚川市が地元をあげてジオパーク認定をうけ、栂海新道もその一環であるなら、なんらかの改善策を公的に考えるべきではないかと思いました(ただ歩いているだけのものとして、あまり偉そうなことはいえないですが…)
 
 
 

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コメント

栂海山荘の空中トイレ
mt-Harriman sanはじめまして。5年前に縦走しました。改めて長いなあと、記録を拝見させていただきました。

所で、栂海山荘のトイレは相変わらずの空中トイレでしょうか?下に散乱したxxを見るとがっかりです。

北海道と同じく、簡易トイレ持参義務か、トイレの整備か必要ですね。

今後共、楽しい山行を!
2013/9/13 21:34
Re:栂海山荘のトイレのこと
jm1bwoさん、コメントありがとうございました。

わたしは今回初めて栂海新道だったので、5年前と比較できないのですが、その後何の改善もされていないようです。現在も空中トイレのままです。
(多分白鳥小屋も同じ)

栂海新道がマイナーな山域だった時代ならまだしも、これだけ入山者が増え、かつ世界的なジオパーク認定の対象になり、栂海新道の名前をつけたお菓子まで出ているときに、トイレがあれはないでしょうと正直言いたいですね。

栂海新道に限らず、登山人口が増えた我が国では、臭いものにフタ、見て見ぬふりをいつまでもするわけにはいかないはずです。
いつだったか『山と渓谷』でもこの問題を真剣に取り上げていましたね。

先日四国のおかめ岩避難小屋に泊まりましたが、小屋に併設されたトイレは定期的にバイオ分解菌を投入しているとのことで、ほとんど臭いもせず、実に清潔な印象でした。

2020五輪も決定し観光立国をめざす我が国なら、技術的に解決できない問題ではないはずです。

個人にできることは限られますが、わたしもまじめに考えてみたいテーマです。

それでは、今後ともお元気でやま行きを楽しんでくださいませ。

mt-harimaoより
2013/9/13 22:31
すばらしいルートですね!
mt-harimaoさんこんにちは!
栂海新道縦走お疲れ様でした。
本当にすばらしいルートですね。
前から憧れのルートなのですが、アクセスが悪いので行けずにいましたが、車の周回サービスがあるのですね!
これなら3日間の休みでも行けそうなので、天候が合えば紅葉の時期に挑戦してみたいと思いました
親不知観光ホテルにも泊まってみたいのですが4日も休めない とても悩ましいです

素敵な写真とすばらしいレコありがとうございました!
2013/9/13 22:37
紅葉の栂海新道へようこそ!
hissy369さんコメントありがとうございます。
いつも貴兄のヤマレコ、写真もレコも楽しく拝見しています
栂海新道に来た方はみなさん交通アクセスに悩んでいました。親不知観光ホテルは展望風呂 を満喫いただければ、まずまず満足できるのではないでしょうか

それでは、つぎのヤマレコを楽しみにしています
2013/9/13 23:06
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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