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Yamareco

記録ID: 344623
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

北海道遠征8〜9日目 幌尻岳 アポイ岳

2013年09月13日(金) 〜 2013年09月14日(土)
 - 拍手
GPS
26:47
距離
23.3km
登り
1,713m
下り
1,709m

コースタイム

幌尻岳

1日目

3:00 起床
4:00 シャトルバス発
5:10 登山開始
6:53 取水施設
7:26 徒渉開始地点〜準備〜7:38
8:45 徒渉終わり〜幌尻小屋〜9:04
10:09 命の水〜10:16
11:24 新冠分岐
11:29 山頂〜12:26
13:20 命の水
14:01 幌尻小屋着

2日目

4:00 起床
4:57 下山開始
6:18 取水施設〜準備〜6:32
7:57 シャトルバス乗り場

アポイ岳

14:00 登山開始
15:28 山頂〜15:30
16:30 駐車場着
天候 13日 始終ピーカン
14日 朝のうち雨 午後以降は曇り
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
とよぬか山荘駐車場に停め、そこからシャトルバス。
往復3500円。
幌尻山荘は完全予約制で1500円、寝具食事なし。
コース状況/
危険箇所等
とにかく徒渉に尽きるでしょう。
本文中で可能な限りの解説をしました。
シャトルバスの停留所には立派な待合室とトイレがあります。
シャトルバスの停留所には立派な待合室とトイレがあります。
バスを降りたらまずは7.5kmの林道歩き。
飽きる〜
バスを降りたらまずは7.5kmの林道歩き。
飽きる〜
落ちたら即死間違いなし!
落ちたら即死間違いなし!
でも頻繁に大小の滝があるのでやっぱあんまり飽きない。
でも頻繁に大小の滝があるのでやっぱあんまり飽きない。
本日の天気を存分に表している写真。
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本日の天気を存分に表している写真。
ここから登山道に入ります。
ここから登山道に入ります。
序盤から怖いへり歩き…
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序盤から怖いへり歩き…
しばらくは右手に沢を見ながら歩きます。
しばらくは右手に沢を見ながら歩きます。
徒渉地点でまずは濡れたら大変なものを防水の袋にしまいます。
徒渉地点でまずは濡れたら大変なものを防水の袋にしまいます。
逆に完全防水のキャメラを取り出します♪るん
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逆に完全防水のキャメラを取り出します♪るん
そして、みんなに「それだけで渡って来たの?度胸あるね〜」と言われた地下足袋。

オンリー。
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そして、みんなに「それだけで渡って来たの?度胸あるね〜」と言われた地下足袋。

オンリー。
向こう岸にピンクテープが見えたら渡るしかないのです!
向こう岸にピンクテープが見えたら渡るしかないのです!
または赤いスプレーで○の中に「ヒ」と書いてあります。
または赤いスプレーで○の中に「ヒ」と書いてあります。
行きます!
うおおお!流れが急だよ〜〜〜!!
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うおおお!流れが急だよ〜〜〜!!
渡り切ったら基本的に少しその岸を上流に歩きます。
渡り切ったら基本的に少しその岸を上流に歩きます。
でも、天気が良い時で本当に良かった!
でも、天気が良い時で本当に良かった!
赤スプレーで「オワリ」とはっきり書いてあるので、終了地点は明確にわかります♪
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赤スプレーで「オワリ」とはっきり書いてあるので、終了地点は明確にわかります♪
やっとの思いでたどり着いた幌尻山荘。
やっとの思いでたどり着いた幌尻山荘。
ちょっと登ると向こう側の稜線が気持ちよいほどよく見える!
ちょっと登ると向こう側の稜線が気持ちよいほどよく見える!
楽しみにしていた「命の水」。
楽しみにしていた「命の水」。
キンキンに冷えた水を1Lゲット!
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キンキンに冷えた水を1Lゲット!
その後はしばらくガレた急登。
その後はしばらくガレた急登。
そこを踏ん張るとようやく!ようやく!念願の稜線です!長かった!
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そこを踏ん張るとようやく!ようやく!念願の稜線です!長かった!
ぐる〜りと左にカーブしていきます。
ぐる〜りと左にカーブしていきます。
ガレガレを越えると間もなく。
ガレガレを越えると間もなく。
やっとの思いで幌尻山頂へ到達!
よく頑張った!
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やっとの思いで幌尻山頂へ到達!
よく頑張った!
また来た道をぐ〜〜〜っと戻ります。
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また来た道をぐ〜〜〜っと戻ります。
「オワリ」と書いてあった隅っこには…
「オワリ」と書いてあった隅っこには…
ご褒美を隠しておきました♪
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ご褒美を隠しておきました♪
翌朝は雨。
3人パーティーになり心細さは一気に解消。
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翌朝は雨。
3人パーティーになり心細さは一気に解消。
人がいると、どんな所を歩いているのかわかりやすいですよね。
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人がいると、どんな所を歩いているのかわかりやすいですよね。
昨日とはうってかわってこんなにガスにのまれています。
昨日とはうってかわってこんなにガスにのまれています。
バスの待合室は立派!
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バスの待合室は立派!
シャトルバスの出発地点になる「とよぬか山荘」
シャトルバスの出発地点になる「とよぬか山荘」
様似に大移動しアポイ岳へ連登。
様似に大移動しアポイ岳へ連登。
このような標識が5合目まで。
以降は「あと○m」が書いてありません。
このような標識が5合目まで。
以降は「あと○m」が書いてありません。
5合目にはしっかりと避難小屋まであります。
5合目にはしっかりと避難小屋まであります。
7合目からガレ場も出現。
7合目からガレ場も出現。
結構険しい所もありました。
結構険しい所もありました。
なぜか山頂はまた樹林帯。風が強かった〜
なぜか山頂はまた樹林帯。風が強かった〜

感想

前日の芦別岳が終わり、一日お休みを挟んでいよいよ大本命の幌尻岳へ挑みます!

なぜ山荘の予約を14日にしたのか。
答えは簡単。電話した8日から13日までが予約でいっぱいだったからです。
では14日で、と予約をし、そこを軸に他の山を組み上げてきました。

で、12日の芦別が終わり、天気予報を確認すると…
なんとまあ恨めしいことに13日が快晴、14日が曇りのち雨ではありませんか。

キャンセルの電話入れようかなーどうしようかなーと悩む一方、
明日キャンセルが出て、空きが出来てたりしないかなーという発想もあらわれました。
でもそうすると休んでから登るって訳にはいかなくなっちゃうし…

いや!こんな絶好の天気はない!まずは空きがないかどうか確認してみよう!
と電話したところ、大きくキャンセルが出ていてガラガラだそう。

という流れを経て、トムラウシ以降ずっと続く連登になってしまったのです。
疲れたよ〜ww



朝4時、シャトルバスに随分と揺られ山奥へ運ばれます。
慌てずに準備をし、5:10にスタート。

2時間ほど退屈な林道を歩きますが、内心は徒渉の事で頭はいっぱい。
手に変な汗かいてました。

ちょうど徒渉開始地点に到着した時、
夕べ山荘に泊まり、本日下山のグループが沢靴を脱いでいました。
渡りに舟と、声をかけると「ガイドさんに聞いて〜」とのこと。おお、ガイドさんがいるのか!心強い!

綺麗なお姉さんのガイドさんが細かくいろいろ教えてくれました♪

・まず渡らなくてはいけない個所には必ず「ピンクテープ」か「スプレーので○の中に「ヒ」と書いてある印」があります。

・向こう側に渡る際、絶対に他より多少ましな浅めのポイントがあります。

・可能ならダブルストックで、完全に三点支持で。

・すり足に近いような感覚で、岩の上に乗るようではなく、岩と岩の隙間に足を置いた方が落ち着きがいいです。

これくらい注意すれば転ぶこともないと思います。
でも完全にソロで、地下足袋ひとつではかなり心細いものがありましたよww

沢を右手に見て長く山道を歩く箇所がきたら、徒渉はあと1回です。
向こう側に「オワリ」の文字が見えることでしょう。
そこから1分ほど上にあがると山荘なのでほっと一息♪

宿泊用のザックをデポさせてもらい、ようやく本格的な山登りの開始です。

最初の目的地は命の水。
看板が出たら下にぐっと降りなければ辿り着けませんが、往復3分程度ですのでご安心を。
冷たく、研ぎ澄まされた命の水が待っています。

ガレた急登を登りあげると、山頂まで続く稜線がすべて見渡せます。
着実に近づいてくるピーク。

宿の予約の2転3転から沢渡り、急登と、あらゆる意味で「やっと」到達した山頂は思い入れの深い一座となることでしょう。

山頂で、偶然にも同郷いやそれどころか同じ登山ショップを利用している方と鉢合わせ。
話も盛り上がり、小屋でも仲よくしていただきました。

自分はバスの予約を11:30にしていたのですが、その方たちは始発の8:30。
暗い中出発しなければ間に合わないだろうからその時間に予約したのですが、
ここはひとつがんばってご一緒させていただくことになりました。

まだ薄暗い、そしてかなり強く雨が降っている中での徒渉は怖いものがありましたが、
後ろに続く二人の存在はとても心強く、安心して突き進むことが出来ました。

無事にバス乗り場について、またもや「やっと」本当にホッとすることが出来ました♪


ちなみにバスの待合室は完全に泊まることが出来るレベルの用意がありますので、
日帰り狙って最終バス逃したりしてもなんとかなります!

とよぬか山荘で名残惜しい別れをし、こちらは一目散でアポイ岳へ向かいます。
14時に着き、今からでは無理ですよ〜と制止を振り切り、
一気に往復。16時半には下山し、アポイ山荘で温泉に浸かって深い眠りに着きました。





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幌尻岳(額平川)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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