仙丈ヶ岳 女王様に打ちのめされた一日
- GPS
- 08:04
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,115m
- 下り
- 1,105m
コースタイム
08:10 薮沢大滝ノ頭
09:30 小仙丈ヶ岳 09:35
10:50 仙丈ヶ岳 11:00
11:20 仙丈小屋 12:30
12:50 馬ノ背ヒュッテ
13:10 薮沢分岐
13:30 薮沢大滝の頭
14:45 北沢峠
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
[b]国道152号線(秋葉街道)[/b]を右折、南下します。 本来ならば美和湖を過ぎたところで左折し、黒川沿いの道を東へ進むと左手に仙流荘が現れます。 ところが現在、[b]国道152号線(秋葉街道)[/b]の一部が通行止めとなっており、 市役所支所沿いの道が迂回路として使われています。 この道を進むと、黒川、仙流荘沿いの道に合流します。 仙流荘の駐車場には全部で350台ほど駐車可能です。 第2駐車場の階段を上ったところに任意の協力金ポストが設置してありました。\200 仙丈ケ岳の登山口である北沢峠を含む林道にはマイカー規制が敷かれており、仙流荘より先へはバスの利用が必須です。 【林道バス運賃(仙流荘〜北沢峠)】 旅客運賃 \1,100 手回り品 \200 詳しくはこちらの 南アルプス林道バス時刻表・運賃 のページにて↓ http://www.inacity.jp/view.rbz?nd=884&of=1&ik=1&pnp=38&pnp=884&cd=12013 =================備考================= 帰り道は駒ヶ根市の中心部を目指し、[b]国道152号線(秋葉街道)[/b]を南下。 [b]県道49号線[/b]を経由して[b]駒ヶ根IC[/b]に至りました。 山間部は国道、県道とはいえ全体的に道幅が狭く、見通しの悪い急カーブの連続でした。 アクセスには[b]伊那IC[/b]からのルートをお勧めします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース図● GPS端末が拾ったルートです。 ●登山ポスト● 仙流荘バス乗り場の建物の前に設置してあります。 用紙は複写になっていて、1枚は登山前に、2枚目は下山後に提出します。 ●トイレ● 仙流荘、北沢峠、仙丈小屋にあります。 ●登山道の状況● 【北沢峠〜小仙丈ヶ岳】 始めは樹林帯を進む。薮沢大滝ノ頭を過ぎ、しばらくすると森林限界が訪れ、周りの山々が見渡せる。 危険個所はなし。 【小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳】 見晴らしが良い。危険個所もなし。 【仙丈ヶ岳〜藪沢分岐】 仙丈小屋から下の道はナナカマドなどの木々に覆われる。危険個所なし。 【藪沢分岐〜薮沢大滝ノ頭】 沢を渡渉し、斜面沿いの道をやや上り気味に進む。途中にロープ場あり。危険個所はなし。 ●コース全体の印象● 体調が万全でなかったため、コースタイムは標準のそれを大幅にオーバーしました。 普段通りならば、歩きやすいコースだと思います。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
♪ そうだ 恐れないで みんなのために 愛と勇気だけが友達さ〜
アンパンマンのマーチと戸田恵子(アンパンマン)の声がひっきりなしに聞こえてくる…
多分、音が出るおもちゃのボタンを連打しているのだ…
山行前日、甥っ子と姪っ子が合わせて三人、妹たちとやってきた。
普段、寝つけないことのない自分は高を括っていた…が、大間違いだった。
最低4時間は眠れるはずだったのが一睡も出来ず、まさかの徹夜状態…
更に片道4時間の道を運転の上、今回の山行に挑まざるを得なくなってしまった。
初めての南アルプス遠征は、波乱の幕開けを迎えた…
予期せぬ事態に…いや、この事態は想定できた筈だ。考えが甘かったのだ。
念の為、[b]自宅なのに車中泊[/b]を決行すべきだった。
不安を抱きつつ、北沢峠を出発する。
はい、不安的中…
睡眠不足と、長距離運転による精神疲労の前には、ドリンク剤によるドーピング効果も大して得られない。
歩行ペースはどんどん落ちてゆき、逆に小休憩はどんどん増えてゆく。既に肩で息をしている。
明らかに自分が原因で仲間に迷惑をかけてしまっている…
小仙丈ヶ岳に至る頃には、登頂への想いも折れ始めていた。
同行の二人に先を目指してもらい、自分だけ小仙丈ヶ岳から引き返すことも考えたが…
結局、大仙丈ヶ岳行きを取り止め、何とか頑張って仙丈ヶ岳を目指そうという結論に至った。
そして北沢峠出発から4時間余り、青息吐息で仙丈ヶ岳の山頂に到着。
時間は掛かったが、諦めずにここまで来て本当に良かった。
気持ちに余裕がなかったとはいえ、森林限界以降、素晴らしい景色を堪能することもできた。
仙丈小屋の前で長い昼食休憩を取り、下山を開始する。
本来なら薮沢分岐から沢沿いの薮沢道を経て大平山荘方面へ向かう予定だったが、
今日の調子だと時間が読めない。今回は念の為、沢を渡って薮沢大滝の頭に繋ぎ、
往路と同じ道を引き返すことにした。
午後2時45分。何とか無事?に北沢峠に到着。わずかな待ち時間の後、林道バスで
仙流荘へと戻ることができた。
体力的にも精神的にも余裕のない山行になってしまったのが残念だった。
天候にも恵まれ、景色も本当に素晴らしかった。
にもかかわらず、それを十分に楽しめたのか?と問われるのならば、正直に頷くことはできないと思う。
自身の今回の体たらくに対し、弁明の余地は微塵もない。
同行の二人にも悪いことをしたと思う。
が、過ぎたことを今更どうこう言っても仕方がない。そう考えることにする。
計画(特に複数での山行の)に、臨機応変さや柔軟性が足りないこと、他にも色々…
課題は少しずつ見えてきている。同じ轍を踏まぬ様、今後の糧にしたい。
そしていつかまた、リベンジに訪れたいと思う。
次は甲斐駒ケ岳とセットがいいな。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
はじめまして。こんばんは。
仙丈ケ岳は北岳を登ろうと思っているので
よくレコでも、目にします。
良い山ですね。
登山前日、睡眠不足は私も良くあります。
ザックに荷物を入れていて、気が付いたら
タモリクラブが、始まってるとか。
そんなときにカギって3時出発とかだったりします。
酒飲んで寝てしまえばいいんでしょうが、うっかり して寝過ごすのが怖いですね。
ガッカリすることはないですよ、無事帰ってきたので宜しいんじゃないですか?
またレコ をアップしてください。
仙丈征服お疲れさまでした。
私も同い年。
無茶、無理、無謀はイケませんね。
気持ちだけは前へ前へ行くのですが、
身体がついてイキマセン。
お互い、のんびりをモットーに、
楽しい山登りを続けましょう!
今晩は!!
「なにか」に目覚められたような怪しいタイトル!!
でも、「危なさ」は睡眠不足が元なんですね 。
(一度、30分だけでもどこかで眠ると楽になることがあります。 )
(こんなの拾いました。)
http://gigazine.net/news/20130925-how-nap-affect-brain/
(2509271219追記2158修正しました。見えると思います)
写真1:いえ、怪しいです。
写真6:おそらくあそこにはラスボスがいるはずです。
写真24:標高が高いから?沸点が低いから?
写真25:舞茸しめじを入れるとすると、少し和風に、こぶちゃの顆粒を隠し味として入れてみたい!!
(あっ、またキリの200)
3,000M越えの山に徹夜はしんどいですね〜 !
でも大丈夫ですよ!少ししんどくても、下山して3日目頃からあの美しい南アルプスの映像がアンパンマンの唄と共にリピート再生され続けます 。もう一度行くまで再生され続けますので早めに行きましょう! 私の場合は「ガンバと仲間たち」のテーマと甲斐駒の残像がリピート再生中です(笑)
ヤッパええですなぁ仙丈ヶ岳! 2日間確実に晴れるとわかっていたら私は迷わず甲斐駒と仙丈ヶ岳へ向かいます。
大仙丈ヶ岳までは、僕も昨年挑戦しましたが
バスの時間が気になり、断念しました。
日帰りでは、体調がよくても、厳しい距離だと
思います。あまり凹まれませんように。
徹夜で登り始める、決して良くないとは
思うのですが、僕自身も、2時間くらいの
仮眠で登ることは、しょっちゅうあります。
北沢峠基点のこのあたりは、どうしても
日帰りですと時間に追われますよね。
山頂にこだわらず、のんびりと楽しみましょう
はじめまして。おはようございます。
今回、南アルプスを歩くのは初めてだったのですが、
のぼった山、周りに見える山、どの山も存在感に溢れていたのが
とても印象的でした。
睡眠時間の話ですが、山へ行く前日の睡眠時間が2〜3時間に
なってしまった、ということが、実は常習的になっています。
今回、1時間とゼロの違いを身を持って知りました。
3000m級は、もうあっという間に寒くなりそうですが、北岳登山、頑張ってください。
はじめまして。おはようございます。
さすがに徹夜は初でしたが、本当にいけません。
まるで自分の身体ではないかの様に感じ、気持ちにも
余裕を持てませんでした。
年齢を実感する瞬間だった気がします。
睡眠の大切さ、分かっているつもりでしたが、
今回の体験で少しだけ理解が深まった様に思います。
余裕のある楽しい山登り、簡単そうで意外に難しいのかも
しれません。そう感じました。
でも、それが一番であることに違いはないと思っています。
これからも初心を忘れないように楽しみましょう
こんばんは。やらかしました
山行前後の睡眠不足が、以前から自身の問題になっています。
1〜2時間睡眠は何度もありましたが、徹夜は初めてでした。
仮眠の有無で疲れ方が全く違って来ること、実感しました。
何とか改善しなくてはなりません
看板→撮らずにいられませんでした
八ヶ岳→遠いのに凄い存在感でした
スープ→作り方、混ぜ方が×でした
昆布茶→それ、美味しそうですね!
追記の何かが見られません 『こんなの』とは?
こんばんは。
仙丈ヶ岳は元々来月の予定でしたが、少し早まりました。
自分も今回が南アルプス初挑戦で、凄く期待していたのですが…
ボロボロでした けど、景色は本当に素晴らしかったです
勿体ないことをしました。
移動コストは掛かりますが、リベンジが必要ですね。
甲斐駒と合わせて、今流行りの倍返しでしょうか?
『ガンバの冒険』 懐かしいです
テレビ愛知の夕方の再放送で見てました
あの白イタチは小学校低学年には強烈過ぎだったのを
憶えています。妹はトラウマになっていました
アンパンマンのマーチは明後日、石徹白縦走の時に替歌として
リピート再生されるのかもしれません
こんばんは。
そのお言葉、凄くありがたいです。
今回の失敗で分かったこと、これから少し経って分かること、
色々あると思います。
その意味でも、今回の山行もターニングポイントの内の
ひとつになって行くのだと思います
例え仮眠だとしても、その1〜2時間の重要さを思い知りました。
それを知っただけでも収穫です。
仙丈ヶ岳では既に秋が始まっていました。
薮沢カールは緑と草紅葉の赤、空の青と雲海の白…
多くの色が入り交じり、本当に綺麗でした
花が多く咲いているという薮沢ルートを復路に
選択出来なかったのが心残りです
出来れば、次回は向かいの甲斐駒ヶ岳も合わせて上ってみたいです
お手数掛けました。ありがとうございます。
睡眠、解明されていない部分も多く、奥が深いんですね。
興味深い内容でした
数時間後、早速実践してみようと思います。…石徹白で…。
やはり自分だけでしょうか?
あそこで車中泊は怖いでしょうか
って、もう戻られたのですね。(楽しみにしております)
ところで、すみません、訪問が遅れました。
>あそこで車中泊
昨年、荒島に登った後、「隊長」と「登山口偵察」と称して、平家岳登山口に至る面谷林道口、石徹白、大日と毘沙門の登山口である桧峠などをうろうろしました。
この時、鍵を落し、夜中に探しに戻ったことがあります。
探し物も見つかり、ついでだから、大杉まで登ろうということで、夜中ライトをたよりに歩きました。(夕立後の湿気の多い森でした)
怖いような、温かいよう、荘厳なような、何か出てきてもおかしくないような、早く家に帰りたいような・・・
いろんな感情が交互に去来して面白かったです。
とにかくあの道はなにか別格な感じはしました。
(夜中に巨木を見ると、心の状態によりいろんなものに見えます)
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