記録ID: 3476280
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
石鎚山
石槌山 西ノ川ルート
2021年08月29日(日) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 08:19
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,323m
- 下り
- 2,323m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 8:15
距離 20.6km
登り 2,326m
下り 2,327m
13:35
ゴール地点
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前夜車中泊との申し出にOKして頂きました。一日五百円なので支払い千円、ただし温泉タダで入れるとのこと。 きれいなトイレも直ぐ側です。 ここの駐車場、21時位に着いたのですが旅館から店員さんが出てきて対応してくれました。 流石に真夜中だと出て来れないから、翌日自己申告で料金支払いだと思います。 (社内に置く支払済表示とかは一切無い) 駐車場キャパは30台くらい。 登山開始後に気が付いたんですが西之川登山道入り口付近にも駐車場が…10分ほど短縮可能。 ただ、トイレはあるようですが温泉はありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所無くかなり分かりやすいです。 鎖場と頂上山荘〜天狗岳間はそこそこ危険。 試しの鎖、一の鎖、ニの鎖、三の鎖と一通り登りだけやってみました。ザック重量は10キロほど。 頂上山荘〜天狗岳間はスマホだけ持って空身で往復しました。 ■鎖場 4種の鎖はいずれも通過に約10分程度、それぞれの特徴は下記のような感じです。 試しの鎖…体力度10、危険度10、30mほど登ったあとに10m程の下りがあります。下りの方が危険。 一の鎖…体力度7、危険度8、ひたすら登りです。 ニの鎖…体力度8、危険度7、途中から鎖が細くなります。最初この細くなった鎖を三の鎖と誤認しました。 三の鎖…体力度12、危険度11、ここを超えたらすぐ山頂ヒュッテです、角度は随一。ここ迄の疲労もあってか、一番キツく感じました。 鎖はいずれも巻道があり、とても安全かつ早い(3分程度)です。下りは全て巻道使用。 時間帯にもよるかもしれないですが、鎖場はほぼ登りばかりで使用されていました。 鎖場にあまり慣れていない自分にとってはやや難易度が過剰でした。 腕の力が無くなってしまうと滑落、最悪死亡だったり下の人を巻き込んだりなので、引き返しや回避の決断も重要です。 ■頂上ヒュッテ〜天狗岳 比較は難しいですが、敢えて上記鎖と比較するなら体力度3、危険度6位です。 往復20分程度、ただしナイフリッジ通過箇所があり、ヤバイ方に落ちると死にます。 落ちても大丈夫な方を意識しましょう。 とは言え鎖をクリアして、空身でいければイージーです。 ただし山頂はすごく狭いのでやることやったらさっさと譲りましょう。 |
その他周辺情報 | 駐車場併設の温泉旅館京屋の温泉に入らせて頂きました。 無料でおまけだったのですが…うーん、あまり清潔とは言い難い。 シャワーの出は悪いし、かなり設備が老朽化しています。 温泉自体は乳白色でサラサラした感じ。ゴミとかは浮いては居ませんでした。 施設の貧弱さとは逆に、対応していただいた旅館従業員の外国人の方はとても物腰やわらかく丁寧な対応でした。不慣れな日本語を差し引いてもホスピタリティ豊富でした。 温泉には石鹸ないのですが、使い捨てのシャンプーとボディーソープをサービスでくれました。 帰りも見送りしてくれましたし、車の気配を感じるとぱっと出てきてくれます。 |
写真
最初はしばらく廃屋の間を縫っていきます。
雰囲気が半端なく怖い…実際はもっと暗いです。
ホラーゲーム「SIREN」を彷彿とさせる。あれの第一作目のよう。
この廃屋、文化財みたいなんですがこの時間帯だとただのオバケ屋敷です。
雰囲気が半端なく怖い…実際はもっと暗いです。
ホラーゲーム「SIREN」を彷彿とさせる。あれの第一作目のよう。
この廃屋、文化財みたいなんですがこの時間帯だとただのオバケ屋敷です。
少しして林道登り開始。
標高差だいたい1000メートルの成就までず〜〜〜っとこんな感じです、かなりの修行。
登りはロープウェイ使わず、鎖は全部登りたいな、と言うとこのルートになりましたが、この登りを甘く見ていました。
標高差だいたい1000メートルの成就までず〜〜〜っとこんな感じです、かなりの修行。
登りはロープウェイ使わず、鎖は全部登りたいな、と言うとこのルートになりましたが、この登りを甘く見ていました。
日の出からしばらく日光を受けることはありませんでした。
と云うのも樹林帯に遮られている+曇りだったので。
気温はそこそこ高く、風も吹かず、低所からの登山だったので暑さにかなり苦しみました。
と云うのも樹林帯に遮られている+曇りだったので。
気温はそこそこ高く、風も吹かず、低所からの登山だったので暑さにかなり苦しみました。
さてまずは試しの鎖。
小休止を取り、コンディション万全にして望みます。
よく見る鎖場と違い、鎖自体がかなり太いです。電車の手すりくらいはある。
そのお陰で鎖が千切れるとかそういう心配は全然ないです。
試しの鎖はリズム良く、上だけ見て進みます。
しかし登山道と違いペースの取り方に不慣れでかなり心拍数を上げてしまいました。
小休止を取り、コンディション万全にして望みます。
よく見る鎖場と違い、鎖自体がかなり太いです。電車の手すりくらいはある。
そのお陰で鎖が千切れるとかそういう心配は全然ないです。
試しの鎖はリズム良く、上だけ見て進みます。
しかし登山道と違いペースの取り方に不慣れでかなり心拍数を上げてしまいました。
登りきった!…と思ったら、何と下りが!
まさかの二段構えとは。
帰りはこのピークを巻くように下ったんですが、本当にこの試しの鎖はただ岩に登るだけの為に鎖を掛けたみたいなもんですね。
ただ難所を登るためだけに…とは言えそのビークにこう言う風に祠だったり石像だったりがあるのは、やはり信仰心の発露なんでしょうね。
まさかの二段構えとは。
帰りはこのピークを巻くように下ったんですが、本当にこの試しの鎖はただ岩に登るだけの為に鎖を掛けたみたいなもんですね。
ただ難所を登るためだけに…とは言えそのビークにこう言う風に祠だったり石像だったりがあるのは、やはり信仰心の発露なんでしょうね。
小屋跡?を抜けてすぐ、二の鎖が現れます。まだまだ腕の力は余裕あり。
普段はストックも使わず、あまり腕力に自信はないのですが、腕を萎えさせずには行けそうです。
ニの鎖の特徴は、斜度や長さは普通ですが途中から鎖が細いものに変わる事です。
細いと言っても、一般的な鎖場の鎖と同程度、強度に不安はありません。
普段はストックも使わず、あまり腕力に自信はないのですが、腕を萎えさせずには行けそうです。
ニの鎖の特徴は、斜度や長さは普通ですが途中から鎖が細いものに変わる事です。
細いと言っても、一般的な鎖場の鎖と同程度、強度に不安はありません。
鎖に取り付いている間、他の人は鎖に取り付かないのが基本だとは思いますが、石鎚山ではそんな事お構いなしに登ってくる人が多かったです。
とは言えここの鎖は丈夫だし、そもそもかなり長いので登り切るのを待っていたら大渋滞…と言う事情もありそうなので、まぁ大丈夫なのかな?
とは言えここの鎖は丈夫だし、そもそもかなり長いので登り切るのを待っていたら大渋滞…と言う事情もありそうなので、まぁ大丈夫なのかな?
ニの鎖からまた少し登って、山頂ヒュッテ直下です。
最後の試練として三之鎖が存在しますが、他の鎖と違って少し鎖に至る道が不明瞭です。
そして取り付きの角度が急!一番急かもしれません。
あと、結構ホールドが少ない場所が…
最後の試練として三之鎖が存在しますが、他の鎖と違って少し鎖に至る道が不明瞭です。
そして取り付きの角度が急!一番急かもしれません。
あと、結構ホールドが少ない場所が…
さて山頂。天狗岳はヒュッテの直ぐ側から見え、直線距離は200メートルと行ったところ。
ガスが風に吹き流され見え隠れしていますが、ルート全容は把握できました。充分注意すれば行けそうです。
ガスが風に吹き流され見え隠れしていますが、ルート全容は把握できました。充分注意すれば行けそうです。
天狗岳到達!
山頂で休憩していた方に写真を撮って頂きました、良いタイミングで太陽が顔を出してくれてラッキー。
しかしこの写真の自分、何だか妙だな…と感じました。
いつもはもっと頭身低くて胴長短足のような気がしたんですが。
スマホの補正機能かな?
山頂で休憩していた方に写真を撮って頂きました、良いタイミングで太陽が顔を出してくれてラッキー。
しかしこの写真の自分、何だか妙だな…と感じました。
いつもはもっと頭身低くて胴長短足のような気がしたんですが。
スマホの補正機能かな?
鎖、天狗岳とやりたい事は終えました、あとは無事に下るだけ…
ヒュッテで腹ごしらえをします、素カレー900円。
味はまぁ普通ですが、やっぱりこういう所で喫食すると格別ですね。
石鎚山のお財布も買いました。
ヒュッテで腹ごしらえをします、素カレー900円。
味はまぁ普通ですが、やっぱりこういう所で喫食すると格別ですね。
石鎚山のお財布も買いました。
帰りは巻いて巻いて巻きまくります。
三の鎖を巻いているところ。
石鎚山はこんな風に、一般登山者が登るところは凄まじく整備されまくっています。
白装束に足袋で登っている人も見ましたが、確かにこれなら足裏を痛めることもない。
運動靴でも大丈夫です。
三の鎖を巻いているところ。
石鎚山はこんな風に、一般登山者が登るところは凄まじく整備されまくっています。
白装束に足袋で登っている人も見ましたが、確かにこれなら足裏を痛めることもない。
運動靴でも大丈夫です。
剣山では下りはリフトに乗っちゃったので、石鎚山も帰りはロープウェイ使っちゃえ!と急に変心。 しかし成就社から間違えてスキーリフト方面に降りそうになってしまいました。
ちなみにこの写真は成就社地区に荷を上げ下げするための作業リフトのようです。
ちなみにこの写真は成就社地区に荷を上げ下げするための作業リフトのようです。
撮影機器:
感想
四国遠征二日目は石槌山、コンディションはバッチリですがいかんせん天候に恵まれませんでした。曇りに加えて、暑い…
とは言え危険箇所もある中、無事に山行を終えられてよかったです。
特に鎖場は登り始めたことを途中で後悔する程のキツさでした。
真ん中辺りまで登っちゃうとにっちもさっちも行かなくなりますしね、しかも下からどんどん登ってきますし。
鎖を使わず、ロープウェイを利用すれば一気に難易度は下がります。
天狗岳も求めなければ、中程度の体力が必要なだけで手軽に登れる山になります。
その場合、剣山よりちょっと大変、程度な感じですね。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:300人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する