餓鬼岳 〜アスレチックな登山道と展望の山頂〜

2021年08月30日(月) [日帰り]

• GPS: 10:59
• 距離: 14.8km
• 登り: 1,822m
• 下り: 1,793m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:56
• 休憩: 0:57
• 合計: 6:53

7:02 白沢登山口
7:37 7:38 紅葉の滝
8:20 8:30 魚止めの滝
8:53 9:04 最終水場
10:46 10:52 大凪山
13:17 13:18 餓鬼岳小屋
13:23 13:51 餓鬼岳
13:55 餓鬼岳小屋

日帰り

• 山行: 3:56
• 休憩: 0:07
• 合計: 4:03

6:25 餓鬼岳小屋
7:58 7:59 大凪山
9:03 9:04 最終水場
9:21 9:26 魚止めの滝
9:58 9:58 紅葉の滝
10:28 白沢登山口

天候

1日目　晴れ
2日目　くもり　

アクセス

利用交通機関：

自家用車

安曇野ICから白沢登山口まで車で40分
駐車スペース4〜5台2箇所

コース状況／危険箇所等

紅葉の滝付近でこの夏滑落事故あり
最後の水場から大凪山山頂と百曲がりは急登

写真

1日目
安曇野から見た餓鬼岳

登山口の駐車スペースとトイレ

7時
白沢登山口スタート

一旦川を渡り、左岸を進む

川岸に設置された登山道

はしごも連続する

時々現れる餓鬼が
アドバイスしてくれる

沢を横切り

紅葉の滝

すこしスリリングな道を進む
先日転落事故死あり

こんな橋ばかりではありません

何度も渡渉する
今回は水が少なく、靴をぬらすことがなかった

魚止めの滝

〔沢道で咲いていた花〕
シラヒゲソウ

〔沢道で咲いていた花〕
ダイモンジソウ

〔沢道で咲いていた花〕
キッコウハグマ

〔沢道で咲いていた花〕
ヤマハッカ

長いはしご

ほぼ沢登り

この橋は通行止め
下の沢を渡る

最後の水場（標高1500m ）

餓鬼さんのアドバイス

大凪山（2079m）山頂

めざす餓鬼岳が見える

百曲がりは曲がりくねった急登

〔百曲がり・小屋周辺で咲いていた花〕
トリカブト

〔百曲がり・小屋周辺で咲いていた花〕
オヤマリンドウ

〔百曲がり・小屋周辺で咲いていた花〕
ミヤマセンキュウ

〔百曲がり・小屋周辺で咲いていた花〕
ヤマハハコ

13時過ぎ
餓鬼岳小屋到着

小屋前から見た山頂

山頂まで5分

餓鬼岳（2647.3m）山頂
360゜の展望

三等三角点

〔1日目山頂からの展望〕
唐沢岳

〔1日目山頂からの展望〕
野口五郎岳、烏帽子岳

〔1日目山頂からの展望〕
表銀座縦走路

〔1日目山頂からの展望〕
燕岳、剣ズリ

〔1日目山頂からの展望〕
常念岳、大天井岳

〔1日目山頂からの展望〕
有明山と安曇野

餓鬼岳小屋に宿泊
有名な「よくきた」の餓鬼さんがある

宿泊記念にもらえました

この部屋で食事や就寝します
この日の宿泊者は4名だけ

小屋前は安曇野の展望台

展望を見ながらジュースで乾杯

夕飯は17時
名物のちらし寿司、おでん、グレープフルーツ
ビールは自前

5時朝食

2日目早朝
富士山だ

日の出前
東の空の雲の上が真っ赤に染まる

6時15分
雲の隙間からご来光

〔山頂からの展望〕南東
八ヶ岳と富士山

〔山頂からの展望〕
富士山と南アルプス

〔山頂からの展望〕
真ん中に富士山

〔山頂からの展望〕
有明山と中央アルプス

〔山頂からの展望〕南
燕岳と槍ガ岳
穂高岳は雲の中

〔山頂からの展望〕西
野口五郎岳のモルゲンロード

〔山頂からの展望〕北西
烏帽子岳、雲の中に立山と剱岳
前に唐沢岳

〔山頂からの展望〕北
蓮華岳、爺ヶ岳
鹿島槍ヶ岳は半分雲の中

〔山頂からの展望〕北西
頸城山塊

さあ、雲海の下へ下山
その時、浅間山が見える

浅間山

下山途中
鹿島槍ヶ岳

感想

100yama

日本二百名山の餓鬼岳
縦走コースから離れているため、訪れる人が少なく静かなで展望もゆっくり楽しめる山である。
2回目のコロナワクチン摂取から2週間経ち、弁当や行動食などすべて地元で買い、
山へ直行、直帰（PAではトイレのみ）で人の少ない餓鬼岳へ行く。
日帰りも考えたが、最近運動不足の身に1600mの登り降りはきついし、良い山小屋と聞いているので予約をする。

登山前半は、はしごや鎖、川岸に設置された木道などかなり険しい沢すじを進む。
何回か渡渉もし、沢登りという部分もある。
今回は水が少なかったが、多いと靴をぬらして登ってくる人もあるそうである。
また、気を引き締めないと滑落事故も起こる可能性がある。
中盤　最後の水場から大凪山までは500m、最終盤　百曲がりから小屋までは400mの急坂でかなりしんどい。

小屋まで着けば、山頂まで5分。
山頂からは北アルプスの多くの山を展望できる。
この日は烏帽子岳から野口五郎岳、常念岳から燕岳がきれいに見えた。



2日目雲の多い天気で、スカッとしたご来光や展望はダメだったが、
富士山と南アルプスがきれいに見え、槍も姿を見せてくれたので75点の展望だった。

餓鬼岳小屋は、こじんまりした小屋で、一部屋で食事も就寝も全員が行う。
夕食は、名物のちらし寿司とおでんである。
また、小屋前からは安曇野を見下ろせる最高の展望ベンチがあり、ビールを飲みながらくつろぐのも最高である。
この日の宿泊者は、4名。
燕から剣ズリ経由できた元気なおばちゃん2名と山からの写真を撮りに来た男性1名と私であった。
小屋では、ビールもあるし、水やお湯も売ってもらえる。
帰りの水は買い、行きは最後の水場で水を補給する予定だったが、沢の水が濁っていたので、手持ちの1.5リットルの水で小屋まで行くことになった。

元気で展望も良い日なら、2日目唐沢岳へ行こうと思っていたが、天気も下り坂でこれ以上の展望も望めないので下山した。
北アルプスの三百名山もあと5座（烏帽子岳、野口五郎岳、赤牛岳、朝日岳、雪倉岳）、残りは来年に登頂予定である。

コメント

鬼眞

人が少なく静かな山域のようですが、頂上からの展望は北から南アルプスの主峰や富士山までもが聳え立つのが丸見え、360度の大パノラマ、まるで日本の山々の中心にいるみたいな景観ですね❣️

しかし、紅葉の滝での滑落事故死もあり、見る限りかなり危険でスリリングな上級者向きのルートのよう。。。
でもだんだんそんなリスキーな山に行きたがるのも山馬鹿の証拠。

それにしてもいつも歩くのがお早くて羨ましい限りです❗️
ベテランの領域の為せる技なのですね。

すでに還暦を迎える我が身。
まだ体がまともに動けるうちに訪れてみたいです。
今回も素晴らしい日記をありがとうございます😊

100yama

masatomimuraさん　コメントありがとうございます。
北アルプスでは人気の燕岳と鹿島槍ヶ岳の間にあって、
訪れる人は少なくて山頂も展望も一人じめできる山でした。

前半、木のハシゴや渡渉が連続しなかなかスリリングなコースです。
行きは知らなかったのですが、小屋で転落死の話を聞き、
帰りはさらに慎重に下山しました

私も還暦を過ぎ、
今回も下山の翌日から3日間ぐらい筋肉痛で歩くのがしんどいですが、
何とか65までにコースタイムの長い山や岩場が多い山は登りきりたいと思っています。
masatomimuraさんもいろんな山に挑戦して下さい

マイペース

◎ 100yamaさん　こんばんは！　二百名山1座ゲット、おめでとうございます！^o^

◎ タイトル通りの山みたいで登山道は大変そうですが、展望が有って良い山ですね。　これで展望が無かったら泣きますね,,,。^,^;
◎ 蓮華岳＆針ノ木岳は予定に入れてましたが、この山は知りませんでした。　近くみたいなので、来年の夏頃に何も無ければ日にちを余分に取って登りたいですね。　何時も参考に成るレコ＆パワーを有難うございます。　母も落ち着いたのでそろそろ動こうかと思ってます。　有難うございました！ m(_ _)m

100yama

mypaceさん　こんばんは！
この夏は天気が悪い中、北アルプス２座、南アルプス３座なんとか登れました。

◎餓鬼岳は思ったより展望も静かな雰囲気も良い山でした。
日帰りで登る人もいますが（私も迷いましたが）、
山頂で一泊し、朝にご来光や展望が望めて良かったと思います。

◎お母さんの具合もありますが、またパワフルな山行が実現することを楽しみにしています。