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Yamareco

記録ID: 35268
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

なんちゃって雲取山

2009年03月07日(土) 〜 2009年03月08日(日)
 - 拍手
GPS
27:40
距離
21.4km
登り
1,667m
下り
1,735m

コースタイム

1日目
10:20東日原 ⇒ 13:20富田新道入口 ⇒ 17:00富田新道と小雲取山中間地点(ビバーグ)
8:30出発 ⇒ 10:00富田新道分岐 ⇒ 10:40ブナ坂分岐 ⇒ 12:00堂所 ⇒13:00鴨沢登山道入口
天候 7日:晴、8日:曇
過去天気図(気象庁) 2009年03月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
東日原から富田新道までの林道は工事中で車は途中までしか入れません。歩いて
はいけますが、途中の工事場所では工事をしている方の指示に従うこと。

林道からのびる崖はかなりボロボロです。風程度でも小さな落石があるので注意
が必要。

富田新道はあまり人が通っていないので道が非常にわかりにくくなっています。
地図とコンパスが必須。また基本尾根道なので、尾根を意識して歩くことが必要。
ブナが多いので下は腐葉土。道を見失うとかなり歩きづらい。

富田新道は高度1,600mくらいまで急登が続き、1,400m程度から雪があります。
動物の足跡も非常に多く、熊と思われる足跡もありました。

鴨沢への道は堂所の手前まで雪があります。特に七ツ石巻道は北斜面が多く、道
も狭いのでアイゼンが必要。滑ると滑落の可能性があります。

鴨沢バス停から奥多摩駅側に2,3の停留所分を歩くと蕎麦屋?があります。
東日原に向かうバスの中。これから起こることを予測していないお気楽な感じ。
2009年03月07日 09:30撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 9:30
東日原に向かうバスの中。これから起こることを予測していないお気楽な感じ。
さて、東日原のバス停につきました。
2009年03月07日 10:13撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 10:13
さて、東日原のバス停につきました。
すごい岩山発見。
2009年03月07日 10:37撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 10:37
すごい岩山発見。
さて、ここから富田新道を目指します。
2009年03月07日 10:46撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 10:46
さて、ここから富田新道を目指します。
ここからが長い道のり。
2009年03月07日 10:46撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 10:46
ここからが長い道のり。
木の電信柱ってまだあるんだ。
2009年03月07日 10:47撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 10:47
木の電信柱ってまだあるんだ。
こんな岸壁を登る人もいるんだからすごい。
2009年03月07日 11:00撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 11:00
こんな岸壁を登る人もいるんだからすごい。
その岩壁に不思議なものを発見。蜂の巣?
2009年03月07日 11:08撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 11:08
その岩壁に不思議なものを発見。蜂の巣?
流れ落ちる滝発見。
2009年03月07日 11:31撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 11:31
流れ落ちる滝発見。
延々と林道を2時間以上。ここでお昼とします。
2009年03月07日 13:16撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 13:16
延々と林道を2時間以上。ここでお昼とします。
こっから富田新道。
2009年03月07日 13:16撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 13:16
こっから富田新道。
豪快な滝。
2009年03月07日 13:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 13:25
豪快な滝。
吊り橋です。私は滑って落ちそうになりました。
2009年03月07日 13:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 13:25
吊り橋です。私は滑って落ちそうになりました。
渓谷って感じの風景。
2009年03月07日 13:34撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 13:34
渓谷って感じの風景。
苔むした岩と木々がきれいなところです。
2009年03月07日 13:42撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 13:42
苔むした岩と木々がきれいなところです。
不思議な風景を進みます。。。この後道ロスト。
2009年03月07日 13:42撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 13:42
不思議な風景を進みます。。。この後道ロスト。
ついに雪発見。
2009年03月07日 13:59撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 13:59
ついに雪発見。
色々あって結構へばってきてます。
2009年03月07日 14:04撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 14:04
色々あって結構へばってきてます。
久し振りの看板。色々ありました。
2009年03月07日 15:28撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 15:28
久し振りの看板。色々ありました。
この後1時間でギブアップ。奥多摩小屋にはたどり着けず、ビバーグ決定。
2009年03月07日 16:01撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/7 16:01
この後1時間でギブアップ。奥多摩小屋にはたどり着けず、ビバーグ決定。
昨日飲み過ぎて遅い朝。
2009年03月08日 07:05撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 7:05
昨日飲み過ぎて遅い朝。
さて出発。
2009年03月08日 08:41撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 8:41
さて出発。
これって熊?でかいっす。
2009年03月08日 09:07撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 9:07
これって熊?でかいっす。
だんだんと木々が樹氷に。
2009年03月08日 09:39撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 9:39
だんだんと木々が樹氷に。
真白に化粧した木々
2009年03月08日 09:43撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 9:43
真白に化粧した木々
その間を進むと雲取山が見えてきます。
2009年03月08日 09:45撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 9:45
その間を進むと雲取山が見えてきます。
分岐まで到着。登頂断念。
2009年03月08日 09:59撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 9:59
分岐まで到着。登頂断念。
奥多摩小屋の手前で石尾根縦走路に合流。
2009年03月08日 10:16撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 10:16
奥多摩小屋の手前で石尾根縦走路に合流。
歩きなれた道に復帰し安堵感いっぱいのメンバー。
2009年03月08日 10:17撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 10:17
歩きなれた道に復帰し安堵感いっぱいのメンバー。
見慣れた景色。
2009年03月08日 10:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 10:25
見慣れた景色。
雲取方面。
2009年03月08日 10:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 10:25
雲取方面。
七ツ石方面。
2009年03月08日 10:30撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 10:30
七ツ石方面。
雪原を行くメンバー
2009年03月08日 10:30撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 10:30
雪原を行くメンバー
飛竜山も頂上は隠れてます。
2009年03月08日 10:31撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 10:31
飛竜山も頂上は隠れてます。
結構疲れてる?
2009年03月08日 10:31撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 10:31
結構疲れてる?
でも雄大な景色。
2009年03月08日 10:34撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 10:34
でも雄大な景色。
堂所まで降りてきました。
2009年03月08日 12:01撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 12:01
堂所まで降りてきました。
水場はちょろちょろ。
2009年03月08日 12:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 12:25
水場はちょろちょろ。
ようやっと到着。ご苦労様でした。
2009年03月08日 13:05撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3/8 13:05
ようやっと到着。ご苦労様でした。

感想

一日目
9:30の東日原行きのバスに乗ります。今日は富田新道経由で奥多摩小屋でテント
泊予定。東日原から林道を延々と進みます。ほんと延々。いつになったら山道に
入れるんだろうってくらい延々。
2時間以上歩いたところで、ようやっと富田新道への分岐。おなかもすいたので
ここで昼ごはんとします。
お昼を食べているとカサカサっていう音が頭上で。「あ!」といったら落石です。
メンバーの一人が素早くよけました。5cm位の石だけど当たったら痛いだけではす
まないか?
そして、これが運命の始まり。。。

富田新道に入ると渓谷と苔むした岩と落葉樹のきれいな景色が続きます。同時に
すごい急登。しかも道が非常にわかりづらい。基本的に尾根を行けばよいことは
わかっても、ともすると腐葉土の中に迷い込んでしまう。

そして、本格的に迷い込んだのでつづら折りで稜線を目指します。
メンバーの一人が70リットルザックほどもある岩に足をかけた時に事件は起こり
ました。なんとその岩が動いたんです。しかもすぐ下には別なメンバーが!
僕はしんがりでしたが、その2m程手前で腐葉土と悪戦苦闘しているメンバーに岩
が迫ります。
「やっちゃった。。。」と思った瞬間、すごい反射神経で岩を受け止めずに上に
乗っかる形に。そのまま滑ってきます。
こういう時はすごい体が動くんだなと後で思いました。岩の上からでんぐり返し
状態になった彼のザックを引っ張って左に落とします。
岩は右に落ちて行き、そのまま川へ。

緊張の瞬間でしたが、大きな怪我を負うことなく山行を開始することができま
した。つづら折りの時は上下を意識して行動しなきゃ大変なことになるんだな。
一応無事だったのでヘベレスト伝説にすることに。。。

そこからも悪戦苦闘していたらメンバーが道を発見。ようやっと復帰です。

それからも結構な急登が続きます。ザックはテントやらお酒やらでみんな20kg位。
そんな重いザックを背負ったこともないのでだんだんと疲労の色がみえるメンバー
その上雪が出てきて足を取られます。
結局17:00になっても富田新道の中間までしか進めず、安全のためにもビバーグ
することになりました。
結構大きなテントを幕営し、私はその横に相変わらずの耐寒訓練用のツェルトを
準備。そして夕飯。

夕飯はもつ鍋。さっきの落石事故で話が盛り上がります。ついでに日本酒がどん
どんあいて行きます。結局宴は延々0:30まで。っていうかそんな元気のある
ビバーグってあり?
私はあったかいテントを後にして冷え冷えとしたツェルトに戻り耐寒訓練開始。

2日目
前回のビバーグより気温も高く(-3度)、風もないので結構寝れました。やっぱ
り寒くて5,6回起きたけど、起きるってことは寝てる時間もあるわけで。
6時に動き出したけど完全な二日酔い。
山にきて二日酔いって。。。自己嫌悪。

全員大寝坊で8:00過ぎてようやく出発。
出発してしばらくすると「これ熊の足跡?」。。。波乱に満ちた山行です。。。
ラジオの音量最強。熊鈴ガランガランで用心深く進みます。

雪も深いところではストックが1m弱程も潜る場合も出てきました。
クラストし始めていて先頭は歩きにくそう。
そうこうするうちに木々に霜が降りて樹氷になっています。これも幻想的な風
景。その光景の向こうに雲取山が見え、七ツ石、鷹ノ巣が見えるようになって
ようやっと石尾根縦走路への分岐に到着。

やっぱり荷物が重すぎるということで雲取山山頂はあきらめてこのまま鴨沢に
降りることに決定。心折れまくり。
勝手知ったる鴨沢への道をすたすたと2時間程降りれば鴨沢バス停。
無事下山することができました。

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コメント

診察結果
今朝病院に行きましたが、幸いにも骨折はなく、筋肉がやられてました。
全治2週間です。
お医者さんもびっくりしてましたよ。
「骨、丈夫ですね」って言われました。

今後の事故防止に繋げたいですね。
2009/3/9 16:18
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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