銚子ヶ峰〜三ノ峰【絶景の美濃禅定道を歩く】

2021年09月19日(日) [日帰り]

• GPS: 10:19
• 距離: 17.4km
• 登り: 1,644m
• 下り: 1,643m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:16
• 休憩: 2:03
• 合計: 10:19

5:26 石徹白登山口
5:35 5:35 石徹白の大杉
6:29 6:36 おたけり坂取付
7:04 7:13 神鳩ノ宮避難小屋
7:42 7:46 母御石
8:09 8:15 銚子ヶ峰
9:05 9:13 一ノ峰
9:50 9:50 二ノ峰
10:03 10:05 水呑釈迦堂
10:35 10:39 三ノ峰避難小屋
10:46 10:53 三ノ峰
10:59 11:03 三ノ峰避難小屋
11:20 11:40 水呑釈迦堂
11:49 11:49 二ノ峰
12:13 12:30 一ノ峰
13:22 13:31 銚子ヶ峰
13:45 13:45 母御石
14:06 14:27 神鳩ノ宮避難小屋
14:50 14:51 おたけり坂取付
15:34 15:34 石徹白の大杉
15:40 15:44 石徹白登山口
15:45 ゴール地点

天候

快晴　微風
【気温】　
登山口：16℃　　銚子ヶ峰：18℃　　三ノ峰：20℃　　銚子ヶ峰：25℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白鳥IC〜R156北上〜前谷地区で県道314・石徹白地区へ〜県道127〜白山中居(ちゅうきょ)神社を左折し、すぐに石徹白（いとしろ）川左岸に沿って登山口へ。

R156に入って間もなくコンビニが有りますが、この先には有りません。

コース状況／危険箇所等

【登山口】
石徹白登山口には20台ほどの立派な駐車場があり、トイレ、東屋、
水場も完備しています。（東屋に登山届ポストが有ります。）

【水場】
・登山口の両脇で水は得られます。
・神鳩避難小屋前から荒れた小谷を3分ほど下ります。
　心細いながら水は得られます。
・水吞釈迦堂跡の水場は確認しておりません。

写真

9/19 6:10

紅葉盛りのブナ林は素敵だろうな〜。

9/19 6:26

秋の準備を始めたナナカマド。

9/19 6:35

おたけり坂から振り返る小白山、野伏ヶ岳の山並み。

9/19 6:50

ミヤマアキノキリンソウ

9/19 6:55

閉じたままのオヤマリンドウ

9/19 7:05

神鳩の避難小屋で一休み。

9/19 7:38

好展望の母御石までもう少しだ。

9/19 7:43

お〜！　槍、穂高から乗鞍まで一望だ！

9/19 7:44

母御石から辿った尾根を見下ろす。

9/19 7:49

母御石を過ぎた前衛から望む銚子ヶ峰と、別山、南白山の山並み。

9/19 7:51

アザミ

9/19 7:54

光沢が有るのでミヤマキンポウゲかな。

9/19 8:05

【銚子ヶ峰】
山座同定盤と御嶽

9/19 8:13

【銚子ヶ峰】
乗鞍岳

9/19 8:13

【銚子ヶ峰】
北アルプスの槍〜穂高連峰。

9/19 8:14

【銚子ヶ峰】
一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰と標高を上げながら別山へ続く美濃禅定道（南縦走路）。

9/19 8:26

ミヤマコゴメグサ

9/19 8:27

秋が始まった縦走路。

9/19 9:02

【一ノ峰】
さあー、次は二ノ峰、そして三ノ峰まで行こう。

9/19 9:16

ハクサンフウロ

9/19 9:34

ウメバチソウ

9/19 9:35

タカネナデシコ

9/19 9:46

ヤマハハコ

9/19 9:47

ウスユキソウ

9/19 9:49

「鬼の昇面岩」

9/19 9:50

これが鬼の昇面岩？

9/19 9:52

【二ノ峰】
ここも通過点、次のピークへ向おう。

9/19 10:05

別山を代表する大平壁をズーム。

9/19 10:07

本日の最終目的地：三ノ峰は大きな山だ。本峰はまだ見えていないのか・・・。

9/19 10:10

マツムシソウ

9/19 10:11

オヤマリンドウ

9/19 10:16

乗鞍岳　御嶽

9/19 10:36

猫じゃらしのようなカライトソウ。

9/19 10:43

登山道が交差する避難小屋と右奥に越前三ノ峰。

9/19 10:47

【三ノ峰】
別山を越えて、やっと姿を現した白山の連峰。
大汝峰と御前峰が双耳峰のようだ。

9/19 10:48

【三ノ峰】
何とか辿り着きました。

9/19 10:53

【三ノ峰】
両白山地の大パノラマだ。

9/19 11:05

越前三ノ峰の捲き道から登山口へ延びる長い縦走路を望み溜息が。

9/19 11:22

水吞釈迦堂跡で軽く食事にしよう。

9/19 11:48

裏銀座〜槍、穂高の稜線をズーム。

9/19 13:01

眼下に広がる笠場（笠羽）湿原と願教寺山から野伏ヶ岳へ続く稜線。いづれも猛烈な藪山のようですね。

9/19 13:18

雲岩とももすり岩。

9/19 13:22

【銚子ヶ峰】
これでもう登りは終わりだ、ゆっくり休もう。（三角点名：銚子峰）

9/19 13:54

シラタマノキ

9/19 14:10

もうヨレヨレ。最後の下りに備えてコーヒーブレイクにしよう。

9/19 15:31

ハクサンカメバヒキオコシかな？

9/19 15:34

特別天然記念物「いとしろ大杉」。樹齢1800年だそうです。

9/19 15:42

あ〜疲れたな〜。

9/19 16:10

石徹白川左岸にはツリフネソウがいっぱい。

撮影機器：

IXY DIGITAL 910 IS CANON

感想

onetotani

前日に通過した台風の影響が心配だったがアクセス道路に
問題は無かった。
一昨年は三ノ峰を目前にして、時間切れを理由に引き返してしまった。
少々距離は延びるが、今回は必ず三ノ峰の山頂に立とう。

明るくなるのを待って出発すると、すっかり秋の空気に入れ替わり
少し肌寒い感じだ。
いとしろ大杉から登山道に入ると、やはり前日の雨でぬかるんでいたが、
おたけり坂から野伏ヶ岳を振り返ると雲一つない青空だ。
神鳩避難小屋から母御石に向かうと早くも台風一過の澄んだ青空に
絶景が広がってくる。

薙刀山から野伏ヶ岳に続く稜線の奥には雲海から僅かに顔を出した
越美の山並み、そして母御石まで高度を上げると山襞までクッキリと
捉えられる別山〜南白山の稜線、そして銚子ヶ峰まで上がってしまえば
雲海上に姿を見せる御嶽から乗鞍岳、更に穂高連峰が加わりまさに
絶景が思いのままだ。

ももすり岩を抜けて一ノ峰へ向かうと縦走路にはキンポウゲや
コゴメグサなど季節の花も豊富になってくる。
花と絶景に恵まれた縦走路をアップダウンしながら二ノ峰を越え
水吞釈迦堂跡までやってくると、三ノ峰の大きな山容やルートまで
はっきりと確認できる。
二ノ峰の登りほどきつくないだろうと思われた登りだったが
あっさりと裏切られ、疲れた脚にはきつかったが今日のような条件で
諦めたら二度と機会は無いだろう。

縦走路を振り返り、足元の花を愛でながら一歩一歩進めると
不意に登りが尽きて避難小屋の台地に到着だ。
小屋に着いたら休もうと思っていたが、勝手なもので一刻も早く山頂に
立ってみたくなった。
誘われるようにして待望の三ノ峰山頂に立つと、これまでの頑張りを
讃えてくれるように別山の奥に白山連峰が姿を現して歓迎してくれた。
美濃禅定道で到達した山頂から全方位の展望を楽しみ、満足しつつも
眼下に眺める二ノ峰から登山口まで続く長い縦走路を思うと
少し憂鬱な複雑な気持ちで山頂を後にする。

【秋の爽やかな天気や絶景に助けられ、やっと三ノ峰までピストン
する事が出来た。7月の夏山以来しっかりと歩いた山行は久しぶりで
疲れは残ったが、歩き甲斐のある魅力的な美濃禅定道を再認識する
長い一日だった。】

コメント

kazu97

美濃禅定道の先には
onetotaniさん
こんにちは
実は私もこの道歩こうと考えてました。
まあ私の鈍足では一ノ峰迄ですが(笑)
20日に計画してましたが昼時に雨模様なので今回は諦めました。
しかし稜線から眺める北アルプスや乗鞍岳の峰々素晴らしいですね。
とても参考になるレコをありがとうございます。
是非とも次週もしくは紅葉シーズンに訪ねたいと思っています😃🤗

onetotani

kazu97 さん　今晩は。

銚子ヶ峰はとにかく展望に優れています、是非晴天を捉えて
お出かけください。
欠点と言えば、ピストンしか山行形態が無いくらいで、
他には文句の付けようが有りません。
（個人的意見ですが。）
体調次第で銚子ヶ峰より先へ進むも良し・・・。

私はここに初めて訪れた事が、白山に通うきっかけになりました。
きっと紅葉も素晴らしいでしょうね。