鋸岳ー甲斐駒ヶ岳(丹渓登山口から北沢峠に降りる)
- GPS
- 30:00
- 距離
- 16.0km
- 上り
- 2,695m
- 下り
- 2,424m
コースタイム
- 山行
- 11:13
- 休憩
- 3:23
- 合計
- 14:36
天候 | 晴れ一時霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰り 北沢峠ー(歩き区間有り)ー仙流荘前 |
その他周辺情報 | 仙流荘の風呂が休みだったので前行ったことのある高遠の桜の湯に行った。 少しヌルヌルしている。今日はなぜか熱めだった。 リンスインシャンプー、ボデーソープあり 露天風呂、打たせ湯、ジェット風呂あり ヘアドライヤーあり |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
最初にこの山行データは道迷いを無理矢理通っているので参考程度に見て欲しい。
天気が良さそうだったので前から行きたかった鋸岳に登ることにした。前日も天気が良かったが連休中日だったので、小屋に人が多いことを敬遠して本日程にした。コースを先に鋸岳にするか、甲斐駒ヶ岳にするかで悩んだが、自分は先行逃げ切りタイプなので、先に厳しい日程にした。
臨時駐車場に車を停め朝飯のサンドイッチを食べて向かうと仙流荘前にはかなりの人数がいた。バスは4,5台目くらいで後ろにも並んでいたので一台40人乗車(補助席フル活用だった)として少なく見ても200人以上で、多分300人以上だったと思われる。歌宿の先で歩行区間があるが、その折り返しバスに乗せてもらって丹渓登山道に行った。最初のバスで降ろしてもらわなかったのは、補助席もありスムーズに降りれそうも無かったのと短いので車道を歩けば良いだろうと思ったからである。実際は何台も来る登山バスには歩行者は邪魔だろうと帰りのバスに乗せてもらったわけである。
戸台川まで降りるのは倒木が三ヶ所くらい邪魔だっただけで特に問題は無かった。
戸台川を下る区間の川渡り1回目は丸太がありまたいで渡ると思われたがバランスに自信がなく石飛びにすることにした。ちょうど良さそうな石飛び箇所があり飛び越えていったが濡れた石が滑りヒヤリとし、こんな登山初期に濡れたくないと以後慎重になった。あと二回渡渉箇所があると言うことは行って帰ることなので飛ばずに済むのではと降っていくと、こちら側の川原が無くなり山を巻くことも出来なかったので飛び石を探すが無く、水の中を歩くことにした。濡れたくなかったので安全を取って人もいなかった下はパンツで歩いた。痺れるような冷たさだったが無事に2回目と3回目水を歩けた。
ようやく鋸岳の登りがはじまるが道が分かりにくく、又ヤマレコGPSデータが取れなくなるという改悪のため推奨データを使うが、実際歩いたデータと違い参考にならず、何度も引き返すことになり体力を消耗した。道は急な道で岩ゴロゴロ、林、崖と目印も少なく迷いまくった。又、地面がズリズリのところが結構あり、中々前に進めず時間だけが体力を奪って過ぎていった。途中10人くらいとすれ違った。昨晩は六合石室泊まりだろうなと思いつつ歩き、それでもなんとか尾根に出ることができた。体力的には厳しかったが岩登りの方が気が楽だった。ようやく鋸岳山頂にたどりつけた。景色は霧もありイマイチだった。
鋸岳を降りる時鎖があり、登り返しの長い鎖があり登ったが、推奨コースでは通らないようになっていた。でもなんとかなるだろうとそのまま進むことにした。すると四角い穴を通るところに出て、鹿窓だと気づいた。その先の鎖の降りは岩がポロポロと剥がれ下に落ちていった。ヘルメットが必要だと改めて思った。その付近は岩がポロポロの場所が多く悩まされた。鎖を降りてからのルートが分かりづらく、又GPSデータはそもそも全然違う場所を通っているので全く役に立たなかった。
何とかルートを見つけてV字谷に出たので登ってみるが、その先進めそうになかったので降り、途中で横に行けないかとチャレンジするが、ポロポロの岩で身動きが取れなくなったりと散々だった。何とかさらに降ってから道を見つけ第二高点に登れた頃には薄暗くなって来た。第二高点へはだいぶん降ってから草のかき分け道を通れば安全だった。
その後もGPSデータを信じて尾根に出たら、木が多すぎて身動きが取れなかったりして暗闇の中無理矢理木々を掻き分けながらGPSデータ辺りを探り無意味に登ったり降ったりした。その後三つ頭の途中からGPSではなく道を信じることにして、又危ういと思ったら立ち止まりヘッドライトで周りを照らして進んだらだいぶ楽になった。六合石室に着いたのは九時近かった。一日15時間弱歩けたのは多分初めてで、ダメージはかなりあったが今回の山行で少し好材料だった。水の消費量も1.5Lとこちらも最大だった。小屋は一人だけで遅い到着にもかかわらず温かく迎えてくれた。朝飯以来の食事としてむすび二つ食べ寝た。
二日目はむすび一つ、マジックライスの朝飯を食べ、ダメージも残っていたので少し遅めに出発した。いきなりどこから登るか迷うがその後は迷うこともなく、ペース崖上がらず岩登りも多いものの順調に高度を上げ自分のアルプス一つ目の甲斐駒ヶ岳に10年ぶりに到着した。
あとは降りるだけだと勘違いしていたが、駒津峰、双子山を経て北沢峠に降りて来た。バスの出発時間は12時半だったがつなぎのバスにより10分遅れの出発になった。10分くらい歩いてつなぎのバスに乗るが、又時間調整が必要だということで、何と自分が使った丹渓登山道入り口で休憩になった。条件がよく二日で登った山がちょうど見えて、運転手さんが鹿窓がそこから見えることを教えてくれた。又、鋸岳の登りに使ったコースは滑るので登りに使わず、くだりに使った方が良いらしいことを教えてくれた。うーむやはりルート選定ミスかな。
ともかく無事に帰れてよかった。危険箇所に迷ったり、夜遅くなったりと反省点も多い。ヤマレコにも愚痴が言いたくなる。道迷いしたくないので利用したり、人が参考出来るようにデータ供給しているのに利用する理由が半減した。ともかく「もう一度行くか?」と問われたら「行きたくない」と答えるだろう一番の山行だった。
コメント
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よく辿り着けました。。怖。
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