憧れの北アルプスデビューは紅葉の焼岳


- GPS
- 06:08
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,120m
- 下り
- 1,130m
コースタイム
7:03 河童橋
7:36 焼岳登山口
8:45 名物のハシゴ(思案1〜2分)
9:02 焼岳小屋(休憩5分)
10:03 山頂(休憩17分)
11:04 焼岳小屋
11:18 名物ハシゴ
12:19 登山口
12:31 田代橋
12:46 田代池
12:56 大正池
13:05 大正池バス停
天候 | 晴れ時々曇り 山頂に雲多し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
普通車500円、バイク300円 沢渡⇔上高地(往復)2000円(片道1200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、上高地バスターミナルの登山相談所にありました。 用紙も、筆記具もあります。 コンビニは多分、新島々のバスターミナル直前のローソン(セブンイレブン?)が最終だと思います。 上高地のバス停付近の土産屋も開いてましたが、この時間は何もありません。 温泉は、上高地にも沢渡にも沢山ありますが、今回はタクシーの運転手さんに聞いた、竜島温泉(せせらぎの湯)を利用しました。 高アルカリのツルスベ温泉で、清潔感もあり私好みです(500円)。 (露天風呂は檜風呂で気持ちいいです) 道は全体的には、整備され迷うこともありませんが、一部滑りやすい場所や切れ落ちている場所もあり注意は必要。 名物の長いハシゴは、高所恐怖症の私にとってはちょっとビビりました。 (普通の人には問題ないのかも・・・) 登山口⇒焼岳小屋 ・登山口から10分ほどは、ほとんどフラットの道で気持ちよく歩ける。 ・その後多少勾配がキツクなるが、本格的な急坂は、ハシゴが表れてから。 ・名物のハシゴは、写真では勾配があるように見えますが、ほとんど垂直で7〜8mの高さで結構高度感がありました。 ・この辺りは大きな岩がゴロゴロして段差も大きいため、下りでは結構膝に来ました。 焼岳⇒山頂 ・小屋から緩やかに登って小ピークに出ると、笠ヶ岳方向の展望が開け気持ちがいい。 ・ここから一旦30mほど下って一気に300mの急坂を登り返す。 ・岩稜地帯やガレた道のため、踏み跡が分かりにくく目印のペンキが頼り。 ・足元ばかり見ているとルートを外れるので要注意です。 ・山頂直下には狭く段差の大きい場所があり、休日は多分大渋滞すると思われる。 ・山頂付近はシューシューと音を立てて噴煙が吹き出て硫黄の臭いが充満している。 ・山頂は360°の大パノラマで、目前に奥穂高の雄姿、左には笠ヶ岳、遠く立山連峰も見える。 ・上高地も箱庭のように見え、絶景を満喫できる。 |
写真
感想
私にとって北アルプスは、行きたくても行けなかった憧れの地である。
山を始めた人間なら一度は登ってみたい山、槍ヶ岳や穂高とそうそうたる山が連なっている。
しかし場所が遠いことと、山が深いため、日帰りは到底無理とあきらめていた。
しかもガイドブックを見ると、槍も穂高も難易度が高く、高所恐怖症の私には高値の花であった。
しかし先日、百名山の本を購入し見ていると、意外に難易度の低い名山があるのを知った。
ヤマレコを始め色々調べてみると、この焼岳は無理すれば日帰りも可能で、難易度もさほど高くないことが分かった。
最初は中の湯から登るコースを計画したが、だんだん欲が出てきて”ここまで来たら上高地にも寄りたい、帰りには名湯白骨温泉にも入りたい”とどんどん話が大きくなっていく。
後から考えれば無茶な話である。
埼玉を朝出て、沢渡でシャトルバスに乗り換え上高地を散策し焼岳を往復、しかも帰りに白骨温泉。
これだけ盛り込んで日帰りは還暦ジジイの所業ではない。
そこは根からの楽観主義と言うか、アバウトと言うか、まあなんとかなるさと決行するに至った。
日帰りのため早朝2:30に埼玉を出発(ジジイの唯一の特技、早寝早起き)
600ccのバイクで高速をぶっ飛ばし沢渡に着いたのは5:50。
幸い紅葉の時期でバスが頻繁に出ており、上高地を7時前に出発することが出来た。
計画では、行きに河童橋を渡り梓川沿いに散策し焼岳を往復、帰りに田代池と大正池と有名所を見る欲張り山行。
取りあえず予定通り河童橋から梓川、登山口と歩く。
所々紅葉して、振り返れば上高地が箱庭のように見え急坂もあまり苦にならず高度を上げていく。
エッ! 思わず目が点。
目の前には垂直の崖にかかった長ハシゴ。
ガイドブックに写真はあったが、斜めに掛かっているようだったし、そんなに長く見えなかったのであまり気にしなかった。
ハシゴの下で暫く思案・・・
心を決めて登る。
言うなれば、3階建の家に梯子を垂直にかけて屋上に登るのと一緒。
登り切ったら体中の筋肉が緊張で強張って今にもツリそう。
決してオーバーでなく、高所恐怖症の人なら分かると思います。
この後山頂まで登り、下山するときはこのハシゴの事で頭がイッパイ。
何とか下山した時はどっと疲れが出て、とても白骨温泉なんか行く元気はなかった。
帰りがけの温泉に立ち寄ってやっとの思いで帰りました。
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