紅葉の涸沢でソロテント


- GPS
- 56:00
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,330m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 6:20
天候 | 9/27 晴れ時々曇り 9/28 晴れ時々曇り 9/30 曇のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
9/29 13:00 上高地 19:20 二子玉川 ¥9,400 |
コース状況/ 危険箇所等 |
9/19の震度4の地震の余震から、落石の音が色々なところから聞こえてきました。 コース上への落石には注意をしました。 |
その他周辺情報 | 横尾山荘テント場 \2,000(トイレ利用料含む) 涸沢ヒュッテ テント場 ¥2,000(トイレ利用料含む) |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
ソロでのテント行は、記憶に無いほど久しぶり。
コロナ禍でなければ、平日の秋の涸沢に行く機会など中々無いと、初の紅葉の涸沢に。テント行となったのは、計画を思い立った時点で涸沢ヒュッテが満室だったため。
そもそも、コロナ禍で県境を越え、不要不急の登山を控えていたため、本格的な登山は2年前の秋の鳥海山以来となった。
2日目に涸沢にテントを立てた後に北穂岳の5時間の往復の計画だった。
それが南陵取り付きまでで、引き返しとなってしまった。
荷物が軽くなれば、充分に北穂登頂は可能と考えていただけに、大ショック。テント設営を含めて1時間ほどの休憩後にアタックザックに変えて、北穂に向かったが歩き出しから身体が重くてペースが上がらない。スタディステイトの間だろうと考えたが調子が戻らず、結局、コースタイムよりも時間が掛かる。南陵取り付き直下のスラブの鎖場の悪さと南陵取り付きからの急登を見て心が折れる。これ以上バテたら、帰りが危険と自らを納得させて下山開始。
要因を考えてみると、荷物は軽くしても体重は変わらないので足に掛かる負担は変わらず、まず体重が諸悪の根源だろう。膝に来たのも、そのせいだろう。左を庇って登ってきたせいか、右膝も調子が悪くなって来た。
また、休憩時に涸沢ヒュッテで昼食をとって、もっと休んでも良かったかもしれない。シャリバテの要素もあったかも。
更に今回の計画のメインが紅葉の涸沢にテントを張ることだったため、涸沢到着時点で達成感が出て、北穂往復が付け足しだったのも、行けなかった要因であろう。
学生時代は北穂のテント場にテントを張って、水汲みに涸沢を、往復していたのを考えると時の流れを感じさせられた。約40年ぶりの北穂岳はお預けとなった。
紅葉はまだ早かったイメージで、涸沢上部で紅葉が始まったばかりの、フレッシュな紅葉だった。
今年は、ナナカマドの赤い色づきが悪いのかも。涸沢下部や上高地横尾間は、まだ、全く色付いておらず、この辺りが色付いている時期に是非訪問したいと思う。
今回のもう一つの特徴は地震。
1週間ほど前にテレビで涸沢や北鎌の落石が報道されていたので、少し嫌な気はしていたが、時間も経ったので大丈夫だろうと高を括っていたが、初日の横尾では5回ほど余震があり、その度に何処かで落石の、音がしていた。
その晩に涸沢にテントを張っていたと言う、隣の人と話たが、涸沢では夜に暗闇の中でかなりの落石があり音が凄く大変怖い思いをしたとの事。涸沢でのテント場には、その点に気を付けた。レスキューの人によれば、今回の地震でテント場にまで落石が届いた事はないとの事であったが、今まで以上の大きな揺れが来たら保障は出来ないとの事だった。
コロナ禍の地震でリスク管理的にはアウトだが、久しぶりのソロテント、秋の涸沢と、コロナ禍の生活を脱し、非日常を充分に堪能した山行となった。
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