和尚山〜安達太良山〜鉄山〜箕輪山（銚子ヶ滝登山口からの周回）

2021年10月03日(日) [日帰り]

• GPS: 08:50
• 距離: 24.4km
• 登り: 1,752m
• 下り: 1,753m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:54
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:49

5:25 銚子ヶ滝駐車場
5:35 5:35 銚子ヶ滝登山口
5:58 6:09 銚子ヶ滝
6:18 6:18 石莚川
7:49 7:49 和尚山
7:56 7:57 三等三角点 前嶽
8:07 8:07 和尚山
9:22 9:29 安達太良山
9:39 9:40 沼尻分岐
9:43 9:43 峰ノ辻分岐
10:02 10:08 鉄山
10:14 10:15 鉄山避難小屋
10:27 10:27 笹平
10:45 11:03 箕輪山
11:19 11:20 笹平
11:34 11:35 鉄山避難小屋
11:44 11:44 鉄山
11:58 11:58 矢筈森
12:02 12:03 沼尻分岐
12:15 12:21 石筵分岐
12:24 12:25 船明神山
13:26 13:26 母成峠分岐
14:06 14:06 銚子ヶ滝登山口
14:14 14:14 銚子ヶ滝駐車場
14:14 ゴール地点

天候

ガス→晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

銚子ヶ滝（石筵）登山口駐車場（無料／20台程度）
　
　

コース状況／危険箇所等

●銚子ヶ滝（石筵）登山口駐車場〜和尚山
駐車場の向かい側から斜面をひと登りして車道に出ます。
車道を700mほど進むと銚子ヶ滝登山口へ。
銚子ヶ滝へは分岐から大きく下らされました。
890mで石筵川の渡渉後、高低差70mほど急登した後はなだらかな尾根を
和尚山まで高低差640mほど登っていきます。
泥濘が多く滑りやすい登山道です。
標高を上げるにつれて岩っぽくなり灌木が低くなっていきます。
三角点は分岐から南に300m進んだところにあります。

●和尚山〜安達太良山
安達太良山まで稜線をたどります。
道形はしっかりしていて、刈り払い＆枝打ちもされています。
ただ、ちょっと腰から上がうるさく、
枝にアタマぶつけたり上着を引っかけたりすることが多くて、
少し歩きにくさを感じました。

●安達太良山〜沼尻分岐〜箕輪山
安達太良山（乳首）付近からはこれまでの灌木帯とは一変し、
眺望の良い赤ザレと露岩帯のルートが沼ノ平を取り巻くように
矢筈森〜鉄山山頂を経て鉄山避難小屋まで続きます。
鉄山避難小屋からは再び樹林帯の中に入り、箕輪山の手前で再び抜け出します。
樹林帯の足元はウェッティで滑りやすいです。

●沼尻分岐〜船明神山〜銚子ヶ滝（石筵）登山口
沼尻分岐から船明神山までは、引き続き赤ザレと露岩帯のルート。
船明神山からは下るにつれて歩きやすくなり（泥濘は頻繁にあり）、
1350m付近まで下るとめちゃくちゃ歩きやすくなります。
1210m付近の分岐で母成峠方面とルートを分けて銚子ヶ滝方面に下ります。
東屋が現れるとその後は草が生えた廃林道→砂利道→アスファルト道へと
変わると銚子ヶ滝登山口に戻ります。
　

写真

銚子ヶ滝（石筵）登山口駐車場よりスタート

斜面をひと登りして車道に出て、700mほど進むと…

銚子ヶ滝（石筵）登山口

しばらく緩やかな道が続きます

銚子ヶ滝。分岐から滝までけっこう下らされますが一見の価値あり

石筵川の渡渉

渡渉後は急登しますが…

970m付近から道は再び緩やかに

標高を上げるとブナ林に

灌木の背が低くなってくると同時に紅葉が目立ち始めます

赤

真っ白け〜

足元も岩っぽくなってきました

テンション上がらず淡々と進んでいきます

和尚山に到着

三角点に向かいます

意外と離れていて分岐から南に300mほど進んだところにありました。刈払いはバッチリ

おーキレイじゃない

ガスがなかったらなぁ

和尚山から先に進んでいると突然ガスが切れ始めます

おー！東側の眺望が開けました

これから進む稜線が見えました

岩肌と紅葉

谷筋に光が射します

和尚山を振り返ります

（photo komemame）

和尚山の西側の山肌

船明神山から延びる尾根。帰りのルートかな

鞍部より安達太良山に向かって登り返し

薬師岳方面もキレイに紅葉

正面にうっすら見えるのは乳首かな

おー青空だ

山頂まであと少し！

登山口からここまで誰とも会わなかったので、いきなりの異世界感

せっかくなので乳首にも登っておきます

いちおね

こっちでも

山頂より。和尚山から歩いてきた稜線

鉄山に向かいます

乳首をバックに

（photo komemame）

青空が映えるね！

赤ザレた足元

おー、ここが沼ノ平か

前回（もう10年ほど前）は真っ白で何も見えなかったんだよなぁ

荒涼感MAX

安達太良山から歩いてきたルート

沼ノ平の先に秋元湖

矢筈森から正面に見える鉄山に向かいます

眼下に沼ノ平を眺めながら鞍部まで下ります

鉄山！

向かいますよ

船明神山は確かに船の形してるな

青空の面積が大きくなってきた

基部に着きました

眼下にくろがね小屋が見えました

岩場よじ登り

鉄山に到着

風が強い

山頂より。沼ノ平

撮ってたのが次の写真（photo komemame）

山頂より。右から和尚山〜安達太良山〜矢筈森〜篭山

山頂より。船明神山

山頂より。山肌の紅葉

（photo komemame）

箕輪山に向かって先へ

鉄山避難小屋を通過。ここを経由して箕輪山へ向かいます

正面に箕輪山

この辺りは東北の山らしさ全開！

鞍部付近より箕輪山を見上げます

嬉しいことに進むところが晴れてきます

すごいね〜

山頂まであと少し！

箕輪山に到着

山頂より。左から安達太良山〜鉄山〜和尚山〜船明神山

山頂より。秋元湖。磐梯山はガスの中

山頂より。吾妻連峰

さて帰路に就きます

鉄山避難小屋

鉄山の斜面の紅葉も素晴らしかった

いやはや

鞍部の笹平付近

カラフル

箕輪山を振り返ります。良い山でした

避難小屋まで戻りました

帰りの鉄山は巻道から

こんな道が続くので復路もまったく飽きません

正面に船明神山。帰りはあそこ経由で

モアイ像みたいな岩

沼ノ平の縁を進みます

矢筈森と篭山

雲は多めでしたが、朝のうちは10年前の再来がよぎるほどのガス＆風だったのでこれでも大満足

おー！沼ノ平の先に磐梯山が姿を現しました

沼ノ平付近は終始強風

沼尻分岐から船明神山へ続く稜線に入ります

（photo komemame）

荒涼とした尾根の先に鉄山

登っている時はガスでまったく気づかなかったけど、和尚山で端麗なフォルムをしてますね

こちらは安達太良乳首

和尚山を眺めながら

南側から火口をパチリ。奥は胎内岩

船明神山に到着

鋭峰があったので登っておきます（photo komemame）

祠がありました

（photo komemame）

komemameを探せ！

磐梯山がキレイに見えました

磐梯山アップで（photo komemame）

安達太良山もここで見納め

安達太良山アップで（photo komemame）

紅葉と磐梯山

さて、名残惜しいですが船明神山から下山開始

しばらくはガレ場の下り

いつか安達太良〜吾妻連峰〜磐梯山を繋げたいな

西側斜面も谷筋を中心に紅葉

磐梯山も見納め

紅葉と和尚山。こんなに立派な山だったなんて

こちらのルートも刈払いバッチリ

紅葉を愛でながら

ブナ林が気持ち良い

ちょー歩きやすい

母成峠との分岐を左へ

ここからも快適な道が続きます

東屋付近から足元は草が生えた廃林道

旧牧場らしきところを見ながら

砂利道へと変わります

ゲートに到着。大きな駐車場がありました。ここから先は舗装路へ

銚子ヶ滝登山口を通過

船明神山からの下りも誰とも会いませんでした

銚子ヶ滝（石莚）登山口駐車場に戻りました。温泉にも寄らず帰路に就き、渋滞にほぼ巻き込まれずに18時には帰宅完了。お疲れ様でした！

感想

danyama

宣言明けの好天＆紅葉の週末。帰りの高速道路は混雑必至。
渋滞が一番マシであろう東北道方面へ。

いつか再訪したいと思っていた安達太良山。
前回（およそ10年も前！）登った時に記憶に残っているのは、
岩に齧り付いていないと飛ばされてしまうほどの超強風＆ガッスガスだったことだけ。

今回は人が少なさそうな銚子ヶ滝から最高峰の箕輪山まで行き、
船明神山経由で下山する周回ルートで考えました。

和尚山まではガスと風も強め、悪夢の再来が頭をよぎりましたが、
安達太良山へ向かうに連れて、ガスも取れ始め、紅葉もりもり、気持ちは晴々。
登山口から安達太良山まで誰にも会いませんでしたが、
安達太良山〜鉄山の異様な景色も人の多さも別世界でした。

　

komemame

山の猛烈な風の洗礼を受け、
岩にかじりつき、恐怖した安達太良山。
穏やかな日にもう一度行きたいと思っていました。
気付けばあれから10年近く。

安達太良山ってこんなにすごい見応えのある山だったのかと感動。
見たことのない風景が広がっていて、自然のすごさを感じました。
そして、タイミング良くモリモリの紅葉。
紅葉シーズンは1年でも1回くらいしか見るチャンスがないから、ラッキーでした。

今回の周回コース、歩きやすいしとても気に入りました。
大満足の1日でした。

おしまい。