烏帽子岳・小河内岳 〜紅葉と展望の稜線歩き〜
- GPS
- 10:28
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,877m
- 下り
- 1,881m
コースタイム
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 10:29
行きは大変だが、帰りは楽々…
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第一駐車場は朝5時の時点で満車 第二駐車場を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ 鳥倉登山口〜三伏峠:豊口山間のコル〜三伏峠小屋までは樹林帯のトラバースとなる。時々現れる木製の桟橋・階段は強度はしっかりあるので見た目ほど怖くない。ただしスリップ注意(特に雨天後) 三伏峠〜烏帽子岳:烏帽子岳の手前で崩壊地横を歩く場所がある。そのほかはおおむね樹林帯歩き。 烏帽子岳〜前小河内岳:登山道が崩壊地ギリギリのところにある場所がある。転倒・スリップは滑落に直結するので足運びは慎重に。 前小河内岳〜小河内岳:概ねハイマツの中を歩くが崩壊地のすぐ上を歩く区間もあるので慎重に通過を。 ≪危険動物情報≫ ・ヤマビル、マダニ、ヘビ、クマ:遭遇せず。 ・鳥倉林道では車にひかれて永眠中のヘビを目撃。 |
その他周辺情報 | ≪トイレ≫ ・越路第一駐車表、鳥倉登山口にトイレ有。その後山中にはトイレ無し。 ・三伏峠小屋のトイレ、小河内岳避難小屋のトイレは閉鎖されており使用不可。 |
写真
感想
烏帽子岳で山名検索するとまずヒットするのは北アルプス裏銀座の烏帽子岳。
でも今回訪れたのは南アルプスの烏帽子岳。
南アルプス南部はアクセスに難がある場所が多いですが、鳥倉登山口近くまでは車でアクセスでき割と手軽に主稜線に乗れることが分かりました。
夏に塩見岳日帰り、三伏峠のお花畑に高山植物を見に行くことを狙うもコロナ第5波で叶わず…
10月で緊急事態宣言も解除となったので紅葉と展望を期待して出かけてきました。
朝食直後に鳥倉まで全力で自転車を漕いだので消化不良を起こして序盤は大失速…
登山を中止して帰ろうかと思うほど気分が悪かったですが、休み休み登っていたら徐々に腹もこなれてきてホッとしました。
三伏峠までは苔に覆われたしらびその森のトラバース
ところどころにある木製桟橋は見た目ほど華奢でないものの濡れていたら滑りそうで怖い。
三伏峠の分岐で左:塩見岳 右:烏帽子岳。
塩見岳が誘ってきますが、明るいうちに戻るのが難しそうなのとヘルメットが無いので自重しました。
三伏峠の高山植物お花畑も一面の草紅葉。
わずかにタカネマツムシソウが咲きますが、狂い咲きのニョホウチドリ・ミヤマキンバイも見かけました。
紅葉は三伏峠・本谷山一帯でダケカンバが黄色く色づきピークでした。
ナナカマドは茶色・黄色に紅葉しているものが多く、鮮やかな赤がちょっと足りないかな?
烏帽子岳から前小河内岳を経て小河内岳まではハイマツ帯のアップダウン。
各ピークでは展望も抜群。
北アルプス、中央アルプス、南アルプス、富士山を眺めながら至福の稜線歩きを楽しめました。
中でも圧倒的な存在感を出す塩見岳。
山頂手前のルートが厳しそうですが、あの頂に立ちたいという思いが強くなります。
小河内岳まで来ると縦走路の続き荒川岳、赤石岳まで手が届きそう。
烏帽子岳から小河内岳までは大鹿村側は崩壊地多数で登山道が崩壊地のすぐ上の箇所が何か所もあります。
中にはこの下には地面はちゃんとあるの?と思う場所も。
クリティカルな場所で転倒すると死に直結するので慎重に歩くことが必要でした。
小河内岳でパノラマを楽しんでから来た道を戻りました。
途中烏帽子岳で飲料水が尽きてそこからほとけの清水までが苦しかった…
まだ飲料水に余裕があると思っても、水場では満水にしてから進むのがリスク管理であることを痛感しました。
南アルプス南部に初めて足跡を残せましたが、想像以上に楽しい山旅となりました。
鳥倉を起点に塩見、荒川、赤石といろいろ楽しめそうですね。
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