悪沢岳・塩見岳(崖崩れからの3000m踏破)


- GPS
- 27:11
- 距離
- 54.1km
- 登り
- 4,882m
- 下り
- 4,926m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:11
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 12:16
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:28
天候 | 毎日晴れで夕方は雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
運良く第一駐車場に2台空いたので滑り込めました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
明瞭。よく整備されております。 塩見岳の直下は鎖場があって意外と急な感じでした。 |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
感想
前から南アルプスに行こうとなっており、椹島までのバスに乗るべく千枚小屋へ予約を入れていました(初めての2食付小屋泊)。
それがまさか前日の夕方に小屋から崖崩れのためにキャンセルとの連絡が。
パーティは騒然!月曜みんなで有休取ったのに中止になるのか…
頭働かせてリカバリー案考え、作っていた計画たちとみんなの登頂歴を踏まえて鳥倉登山口からの塩見・悪沢岳に決める。
距離は元の計画から伸びてはいるけど、ただ長いだけなので大丈夫だろう。
ネックは駐車場。間違いなく争いに敗れるので第三覚悟で7:10着。そしたらまさか偶然帰る方にあい第一獲得。
ここからはダイジェスト。
鳥倉登山口からの登りは、他のレコに書いているようなキツさは感じずに三伏峠小屋に到着。
ここから高山裏避難小屋もずっとアップダウンするだけだし、樹林帯は日陰なので意外と涼しかった。
2日目は鬼の3:00発。みんなに起こしてもらい無事出発。
近く見えるが意外と遠く、中岳で日の出を迎え悪沢岳へは3時間程で到着。
ここから見る朝の南アルプスは格別な時間でした。
毎日がこんなんだったらどれだけ気持ち良いことか。
あとはテント撤収して三伏に向かうだけ。
この日が体力的に少しキツかった気はしました。
三伏峠小屋のテン場はさすがに日曜なだけあって選び放題でした。
3日目も前日に習い3:00発。
ここも3時間程で塩見岳に到着。
よくわかってませんでしたが、塩見岳の直下は岩場が多数で歩いてて楽しかった。
ここもサラッと降りてテント撤収して11:30鳥倉へ下山となりました。
今回悪沢・赤石・聖岳の計画でアクシデントにより予定通りは登れませんでしたが、2泊3日の累積4900mを歩けたのは良い経験になりました。
千枚小屋~悪沢・赤石・聖岳ルートで行く計画でしたが崩落により通行止めとなり直前で急遽行けない!
となりましたが別ルートで挑戦。
1日目は長い樹林帯を歩き高山裏避難小屋まで。
午前晴れ、午後夕立予報で雷が鳴りながらも
雨に降られずテント場に着き設営直後に雨。
セーフ!ご飯食べた後は翌日早い為
18:00には眠りにつきました。
2日目は荷物をデポして日の出に合わせて悪沢岳へ。
しばらくはトラバースが続く緩やかなルートでしたが山頂間近で急登となり一気に500m標高をあげる。
山頂から朝日を見る景色は一瞬で辛さを忘れる位
最高の景色でした。
またこの日も夕立が来るのでテント場に戻り
荷物をまとめて三伏小屋まで移動。
もう歩きたくないと思う程アップダウンを繰り返し小屋に着いたらささっさとテント設営。
雨が降る前にと水場まで往復30分掛けて水を汲みに行きました。(もう足がフラフラ)
そして雨が降り始める。この日もセーフ!
3日目は三伏小屋から塩見岳まで標高を1,000m上げる。1,000m上がるだけだし2日目より楽じゃん!
と思いつつもさすがに3日目ともなると
足にに疲労感が。。
山頂に近づくにつれて岩岩ゾーンとなり
アスレチックみたいでわくわくしました。
他山の縦走も含めて初の50キロの道のりと
3,000m級の山を越える山行。
体力はギリギリアウトでした。とにかく辛くて長かったけどそんな中でも一緒に行ってくれた仲間に
感謝でいっぱいです。
ようやく念願だった雷鳥にも出会え、
天気にも恵まれ景色最高でした。
終始天気に恵まれた3日間でした。
出発前日の崩落でルート変更がありましたが、
元よりかなりキツめの計画。
3000mに登れる期待半分、不安半分でした。
三伏小屋までの登り中盤手前辺りで水場あり。美味しい水で3日目の下山時にお世話になりました。
三伏小屋を越えるとアップダウンが激しく、疲労もピークでしたが、稜線の景色と爽やかな風でなんとか乗り切りました。
高山裏避難小屋でテント泊。小屋から少し下った所に水場あり。水は冷たくて美味しく、充分に補充させてもらいました。
2日目は悪沢岳。途中は朝露で滑る大岩やガレ場でペースダウンしましたが、夜明け前に朝日スポット予定の前岳へ。更に中岳が思ったより近いぞと、急いで移動。なんとか間に合い、中岳から一面の雲海と朝日を拝むことができました。
三伏小屋へ戻りテントで2泊目。こちらも水場はありましたが、煮沸か濾過が必要とのこと。
3日目は塩見岳。山頂直下は手を使ってよじ登る岩場。行きは楽しく登りましたが、下りは中々怖かったです。
初めての2泊3日の山行は、終始助けられ、励ましてもらいながら、なんとか達成することができ、学びや反省が沢山ありつつ感慨もひとしおでした。
ありがとうございました。
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