西穂高岳 上高地→西穂山荘→新穂高温泉
長野県
岐阜県
猿山ペン太
その他1人 - GPS
- 12:13
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,652m
- 下り
- 1,001m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 4:40
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 7:30
急な崖を約30m下る
下りたところはやせ尾根
ほぼ同じ高さを登り返す
▼10峰
少し下るとやせ尾根
名もない小ピークの飛騨側を通る
ペンキの9峰表示が見えてくる
▼9峰
下りに一枚岩。小さい岩の窪みが足場になる
広い尾根のガレ場を登り返す
▼8峰 ピラミッドピーク 2780m
頂上からはジャンダルムが見える
ペンキの7峰表示が見える
しばらく信州側に道が付いている
7峰手前に鎖あり
▼7峰は飛騨側に巻く
ペンキの6峰表示が見える
▼6峰は小さいピークで飛騨側を巻く
▼5峰は大きく鋭いピークで飛騨側を巻く
ガレ場をジグザグに登る
▼4峰 チャンピオンピーク 2820m
標柱はなくペンキ表示のみ
目の前にペンキの3峰表示が見える
大きな本峰が目に入る
▼3峰はガレた狭い道を飛騨側を巻く
▼2峰は大きなピークだが飛騨側を巻く
矢印ペンキに従い岩場をよじ登る
1峰直下で急な斜めの岩盤を登る。手がかり・足がかりが少ない
▼1峰 本峰 2909m
| 天候 | 快晴 無風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
独標直下は岩とクサリをつかみながらの登りになります。短い区間ですが、ここで恐怖を感じたら独標から先へは行かないほうがよい、と言われているようです。独標から西穂本峰までは岩稜帯で一時も気が抜けません。狭い通路を空けて待ってくれる人がいるとつい急いでしまいますが、ここで焦りは禁物です。岩尾根の登降は白ペンキの誘導目印を外さず三点支持で慎重に行かなければなりません。ルートのクライマックス、本峰直下でのっぺりとした岩の急斜面が現れます。そこは誘導目印が少なく、一見すると手足を掛けるところが無いと思えるほどで、コース一番の難所だと思います。 |
| その他周辺情報 | 平湯バスターミナル近くの平湯民俗館。併設する平成の湯は野趣にあふれる露天風呂です。湯上りにレトロな瓶コーラをぐびぐび飲むのがおすすめです |
写真
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8峰ピラミッドピーク到着。次は7峰へ信州側に付けられたルートを進みます。右手に4峰チャンピオンピーク、さらに奥に本峰が見えてきました
装備
| 個人装備 |
1000ml水筒
500ml水筒
おにぎり
ゼリー飲料
行動食
ごみ袋
トレッキングポール
雨合羽
ソフトシェル
ダウンベスト
ライト
紙地図
コンパス
メモ・ペン
リップクリーム
日焼け止め
アルコール消毒材
キズテープ
テーピングテープ
バンダナ
ウェットティッシュ
モバイルバッテリー
スマートフォン
登山靴
帽子
ヘルメット
サングラス
手袋
着替え
石鹸・シャンプー
登山ズボン
長袖シャツ
長袖アンダーシャツ
厚手靴下
マスク
時計
財布・免許証・保険証
ザック32L
サブザック
|
|---|
感想
奥飛騨温泉郷の平湯温泉を起点に、上高地→西穂山荘→西穂高岳往復→新穂高温泉→平湯温泉と、山麓のバスとロープウェイをフルに使って穂高の稜線を越えました。コロナ感染拡大防止の緊急事態宣言とまん延防止措置が解除されてすぐの週末とあって、上高地河童橋は多くの登山者、旅行者が行き交っていました。快晴のもと梓川の清流を渡り皆さんどこか晴れ晴れとした様子でした。河童橋からウェストン碑までの梓川沿いは観光客が多いですが、西穂登山口から稜線に建つ西穂山荘までの登山道は数人の登山者としかすれ違わない静かな樹林帯歩きです。
西穂高岳本峰とその南西に連なる11のピークには順に番号が振られていて、11峰にあたる独標から一つずつ数字を減らしながら1峰西穂高岳山頂に至ります。こんなユニークなコースは他に聞いたことがありません。高度感のある痩せた岩尾根とガレ場の連続で緊張しますが、○×↑目印をよく見てゆっくり登り降りすれば、足場と手掛かりは自然と見つかります。当日は快晴無風の天気に恵まれ、頻繁に立ち止まって景色を眺めながらとても充実した山行になりました。
西穂は何といっても麓からのアクセスの容易さと、設備が充実した通年営業のおしゃれな山小屋が魅力です。それでいて、一般登山者を寄せ付けない奥穂高岳を核とする北ア岩稜帯の一端を体感することができます。また、稜線から俯瞰する梓川とケショウヤナギ群落の自然景観は、日本とは思えない素晴らしい眺めです。上高地、槍・穂高の近くには焼岳がつくり出した温泉群もあり、周辺は本邦随一の山岳リゾートと言って間違いないと思います。
しかし、この北ア南部の登山道が危機に瀕していることは知りませんでした。上高地で環境省職員から受け取ったアンケート調査依頼票によると、これまで登山道は山小屋の労力と資金、支援する行政により維持されてきたのですが、コロナ禍と自然災害の激甚化でこれまでのようにはいかなくなっているとのことです。登山者には、まずは登山道にやさしい登り方が求められています。
北アルプス登山道等維持管理連絡協議会（南部地域）
https://nationalpark-japanesealpstrail.jp/outline/
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