好天の仙丈ケ岳 (初めての南アルプス)

2021年10月09日(土) [日帰り]

• GPS: 07:20
• 距離: 8.8km
• 登り: 1,100m
• 下り: 1,115m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:15
• 休憩: 0:55
• 合計: 7:10

6:14 北沢峠
7:45 7:45 薮沢大滝ノ頭
9:00 9:05 小仙丈ヶ岳
9:47 9:47 仙丈小屋分岐
10:10 10:45 仙丈ヶ岳
10:55 10:55 地蔵尾根合流
11:08 11:10 仙丈小屋
11:40 11:40 馬の背ヒュッテ
11:55 11:55 薮沢小屋
12:14 12:27 薮沢大滝ノ頭
13:10 13:10 仙丈ヶ岳二合目登山口
13:24 13:24 北沢峠
13:24 北沢峠バス停

天候

晴れ、ただし午前10時ごろからガスが上がってきた。
この日長野県諏訪市の気温 最高26.5 最低17.3

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

シャトルバス起点の仙流荘(長野県伊那市)までマイカー
仙流荘-北沢峠までシャトルバス(伊那市営の南アルプス林道バス)

ここの輸送システムは、上高地や木曽駒と同じで、登山客用駐車場が併設されたバス乗り場(仙流荘という温浴保養施設)に車を停め、シャトルバスで登山口の北沢峠に向かう方式です。

コース状況／危険箇所等

登山道はよく整えられています。ただ、WEB登山案内などに「アルプス入門者向け」「急登がなく楽に登れる」と記されていますが、六甲のロックガーデン中央稜をもう少しむずかしくしたような岩登り/下りもありますし、沢筋コースで行くと湧水で常に濡れている岩場(しかも足場が谷側へ傾斜してる)のトラバスなども数箇所あります。
私の感じたところでは、低山で十分経験を積まれた人の「アルプス入門コース」「初級者は経験者と一緒に行くのが吉」といったところでしょうか。

その他周辺情報

シャトルバスが発着する温浴保養施設「仙流荘」では日帰り入浴もできます。

写真

久しぶりのマイカー登山、伊那市のコンビニで食糧調達

午前4時50分にバス事務所が開き切符販売開始

朝4時前から場所取りをして乗車券ゲット

正規ダイヤより早めに第一陣のバスが出発

バス乗車中に夜明け、間近かに見る鋸岳に圧倒される

登山口の北沢峠に到着、山小屋やバイオトイレがある

ここは甲斐駒ケ岳と同じ登山口、客が多いはずだ

武奈ヶ岳の坊村口にそっくりな登山道を登り始める

途中から岩ゴロゴロの道に、浮石多く要注意だ

登山道にも日が差し始めた、天気は大丈夫そうだ

六甲魚屋道の有馬側みたいな仮設階段もあり

大滝の頭着、道が尾根筋(左)と沢筋(右)に分かれる

尾根に乗ると絶景の道が続く

振り向いたらドーンと甲斐駒ケ岳、大迫力だ

鳳凰三山、左のとんがりコーンがオベリスクか?

小仙丈ケ岳着、私にはここが頂上でもいいぐらい(笑)

はるかに穂高四峰と槍ヶ岳(右)が見えビックリ!

好天の中、皆さん写真を撮るのに大忙し(嬉)

天空感いっぱいの道を本峰へ向けて歩く

写真撮影で時間をかけつつ仙丈ケ岳本峰に到着

三角点にもごあいさつ、3033mだ

たくさんの方が360度ビューの絶景を楽しむ

山頂で行動食の三色だんごを投入(南アでもそれかいっ)

久々に3千m超のオヤヂ、撮影ありがとうございました

下山開始、カール地形の底にある小屋へ向かう

仙丈小屋に到着、たくさんの方が食事や休憩中

下山は沢筋で、振り返るとカール上部の山に圧倒される

下りはハイマツと樹間の道をたどる

馬の背ヒュッテ(休業中)他にも数箇所の小屋がある

沢を何度も渡渉、本物の「南アルプスの天然水」だ(笑)

湧水でぬれた岩のクサリ場、谷側へ傾斜あるので要注意

遠景がなくなり紅葉を楽しみながら降りてゆく

尾根筋と合流する大滝の頭でカレーパン昼食した

北沢峠到着、ちょうど臨時バスが着いたところ

すぐバスに乗れ助かった、1車線の道を小一時間下る

仙流荘バス乗り場へ戻る、明け方の大混雑がウソのよう

初めての南アルプスだったが大満足して帰路についた

感想

tsnet

ご覧いただきありがとうございます。

グリーンシーズン遠征の4回目ということで、南アルプスの仙丈ケ岳へ行ってきました。私の山歩き歴はブランクも含めると40年ほどあるのですが、今まで南アルプスには一度も行ったことがありませんでした。

大阪(関西)にお住まいの方は同じようにお感じの方が多いと思うのですが、南アは関西から最寄登山口になる駅や登山ベースまで直通する電車や高速バスが少なく、アクセスしにくいこと。
また標高で日本第二位となる北岳でも、私レベルでは「北岳ってどこにあるの?、電車だと何駅になるの」というぐらいで、知名度で北アなどより低い・・私自身がそうでした。

今回は木曽駒で計画していたのですが、考えてみると紅葉シーズン終わりかけとはいえ、まだ木曽駒はバス待ち、ロープウェイ待ちがすごいはず。
ならば木曽駒の近くでどこかないかな、と探したところ、木曽駒の登山ベースになる駒ヶ根市のとなり、伊那市から登る仙丈ケ岳が目にとまり、皆さんのレコで勉強させていただいて、今回初めての南ア行きとなりました。

今まで、断片的に「仙流荘」とか「北沢峠」という地名は記憶にあったのですが、皆さんのレコを拝見して、混雑するシャトルバスの切符購入や乗車もスムーズに進み、スケールの大きな山と好天で、大満足の山行となりました。
また機会をみてこちらの山域についても調べ、新たな山行につなげていきたいと思います。


PS : いまの天皇陛下がまだ皇太子殿下のころ、仙丈ケ岳に登られて下山後は仙流荘でご休憩のうえ帰京されたとのこと。バス事務所にその時の写真が飾られていました。