紅葉の表妙義山縦走


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 915m
- 下り
- 915m
コースタイム
奥の院-大のぞき 50M
大のぞき-茨尾根ピーク 90M
茨尾根ピーク-鷹戻しの下 30M
鷹戻しの下-鷹戻しの頭 30M
鷹戻しの頭-中ノ岳/西岳分岐 50M
分岐-第四石門 15M
第四石門-妙義神社 40M
(途中、10分程度の休憩4回)
トータル7時間弱
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ジャンルをフリークライミングとしたくなるほど、 クライミング要素の強い山です。 鎖なしでは登下降できない斜面が多くあります。 私は普段鎖を使わないようにしていますが、 この妙義山では使わざるを得ませんでした。 岩場の斜度、岩質、斜面の長さなど、滑る要素だらけで、かつ、 落ちたら大怪我 or 瀕死の場面だらけです。 クライミング向けの靴でフリクションを確保できると、 安全&快適に上り下りできると思われます。 今回、テント縦走可能な固めの夏靴で行きましたが、 この点ではやはり機能不十分でした。 土・泥に強いトレランシューズは、岩場ではもっと役立たずです。 なお、鎖に頼りすぎると危ないですし、腕の筋肉を酷使してしまうので、 脚でのバランス確保・加重分担が必須です。 ネット上の画像・動画などを見ると、腕力頼りに突破している人がいますが、 あくまでも鎖は補助として用いるのが望ましいと思います。 |
写真
先行者がロープ確保で登攀中で、しばし待ちました。
その間、もし上から人が落ちてきたら何処に逃げようか、と考えましたが、逃げ場が少ないんです。木にしがみつくしかない?
ガイド山行の生徒さん三名がロープ点検を入念に行っていました。
下りの場合、最初の一歩が空に浮かぶ感じなので、結構怖いかもしれませんね。
こちらの方が鷹戻しよりヤバいです。
近くにトラロープ張られているし、オーバーハング気味だし、高度感ハンバないし。
別の道ないかな、と探しましたが、見つからず・・・
決心して下降しました。
感想
北アルプスより難易度の高い山があると聞き、気になっていた妙義山。
紅葉の時期、眼下に広がる景色に飲み込まれ、飛び込む人もいるとか…?
一部では有名な山のようですが、まだあまり山の知識のない自分には、
とても魅力的な山でした。
修行の一環として、クライミングスキル向上のために、行かねば!となりました。
と同時に、紅葉・温泉・美味しいもの、とセットです。
とはいえ、ここは本当に上級者向けのルート。
しかも一日で全て縦走となると、それなりの体力も必要です。
今回、ネットで色々下調べした上で、「山と高原地図」で予習しました。
基本、クライミング経験&スキルがそれなりにないと難しいと思います。
私の場合、西穂高-奥穂高、赤岳南東部、槍ヶ岳北鎌尾根あたりは
楽に行けているので、大丈夫と判断して行ってきました。
結果、登山翌日に、主に鎖を握っていた左腕で若干筋肉痛が出ましたが、
その他は無事に帰って来られました。
ネット上では、腕力頼りで(例:「腕力全開で!」)登る記録・動画が多いですが、
他の山と同様、三点確保で、脚加重中心で登る方が安全と思います。
理由は、筋肉が疲労した後が心配、鎖の設置に不備があった場合に危険、
自分のスキルが高まらない、ためです。
鷹戻しの上部で腕力を使いきってしまったらどうしますか?
不意に鎖から手が離れたら、生きて帰れないと思いませんか?
誰かが鎖に加重を掛けすぎていて、壊れているかもしれないと心配しませんか?
石門まで下山してしまえば、こんな心配は何処へやら、
下山道は軽快にトレランして汗をかき、
神社前のお店では新そばと地元名産のコンニャクを頂き、
温泉で汗を流して、極楽〜♪
ゆるゆるハイキングからの卒業は難しいのでした・・・。
コメント
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YOKOHAMAREDさんお元気ですか。
一日の行程としてこのコースはなかなかメリハリがあって私も気に入りました。
裏妙義も面白そうなのでそのうち登ってみようと思っています。(最近らんぼう隊が登っています)
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