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Yamareco

記録ID: 3653393
全員に公開
ハイキング
剱・立山

下ノ廊下(ワンデイ)

2021年10月22日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
14:04
距離
34.2km
登り
6,100m
下り
6,974m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:45
休憩
1:20
合計
14:05
4:26
26
スタート地点
4:52
4:52
4
4:56
4:56
13
5:09
5:14
20
5:34
5:40
44
6:24
6:25
68
7:33
7:33
53
8:26
8:32
32
9:04
9:06
45
9:51
10:10
51
11:01
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32
11:33
11:40
12
11:52
11:53
5
11:58
11:58
2
12:00
12:02
26
12:28
12:28
21
12:49
13:10
94
14:44
14:44
7
14:51
14:52
38
15:30
15:30
42
16:12
16:12
45
16:57
16:57
37
17:34
17:36
47
18:23
18:30
1
18:31
ゴール地点
天候 晴れのち雨
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
10月21日(木)
11:30相模原(橋本)発→中央高速→扇沢15:50 回送業者(大町トラフィック)へ車を預ける。23000円(→車は宇奈月へ)バス16:30→16:50黒部ダム ⇒ ロッジくろよんテントサイト18:00着 (テント1人1000円)
10月23日(土)
欅平始発トロッコ9:30→宇奈月10:55(車を受け取り)→北陸道→上信越道→関越(事故渋滞)→橋本到着18:45
コース状況/
危険箇所等
前日に降雪があったが、ルート上に雪は無し。コースはよく整備されていた。転べばどこでも死亡事故につながりそうなルートだが、特に危険を感じる個所はなかった。
その他周辺情報 祖母谷温泉・明剣温泉の宿は当日客を受け付けていない。(電話をしても断られる)
欅平発の最終トロッコは16:46。それ以降は(宿直以外)無人となる。
駅の真下にある「猿飛温泉」は今年は宿泊を受け付けていない。朝の営業は10:00からだが、ご主人様の好意で早朝8:00に露天風呂に入れてもらえた!(500円)
10月22日(金)4:35に、ロッジくろよんテントサイトを出発。
満月で明るい。気温は2〜5℃。2日前に降った雪はほとんど消えていました。
 阿曽原温泉に泊まる予定ですが、夕方から雨になる予報だったので、場合によっては「欅平まで歩き通す」ことも想定してのスタートです。
2021年10月22日 04:26撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 4:26
10月22日(金)4:35に、ロッジくろよんテントサイトを出発。
満月で明るい。気温は2〜5℃。2日前に降った雪はほとんど消えていました。
 阿曽原温泉に泊まる予定ですが、夕方から雨になる予報だったので、場合によっては「欅平まで歩き通す」ことも想定してのスタートです。
5:02 黒部ダム駅までは30分 バスを降りた先に下の廊下への出口があります。
2021年10月22日 05:02撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 5:02
5:02 黒部ダム駅までは30分 バスを降りた先に下の廊下への出口があります。
ここを左折するとトイレ。その先が出口。
※ドアから外に出ると右
下方に道は下りて行く。最初の大きな左カーブを曲がってから、『次の分岐は右折?』 直ぐ左手に黒部川へ下りる表示があるので注意です。
2021年10月22日 05:04撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 5:04
ここを左折するとトイレ。その先が出口。
※ドアから外に出ると右
下方に道は下りて行く。最初の大きな左カーブを曲がってから、『次の分岐は右折?』 直ぐ左手に黒部川へ下りる表示があるので注意です。
夜明け前の満月に映し出された立山連峰。(10月22日の日の出は5:58。)
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夜明け前の満月に映し出された立山連峰。(10月22日の日の出は5:58。)
5:37 黒部川を渡る。少し霜が降りていましたが、歩くのには問題ありませんでした。
2021年10月22日 05:37撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 5:37
5:37 黒部川を渡る。少し霜が降りていましたが、歩くのには問題ありませんでした。
6:08 三十数年前、この谷で亡くなった後輩の追悼を済ませ、いよいよ「下ノ廊下」です!
2021年10月22日 06:08撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 6:08
6:08 三十数年前、この谷で亡くなった後輩の追悼を済ませ、いよいよ「下ノ廊下」です!
標高の高い山は一昨日の雪で白くなっていました。
谷筋を歩く分にはスパイクは必要なしでした。
2021年10月22日 06:14撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 6:14
標高の高い山は一昨日の雪で白くなっていました。
谷筋を歩く分にはスパイクは必要なしでした。
同じ時刻にダムをスタートしたKさんと一緒に行くことになりました。彼(後方)のザックは75L! 私とCさん(前方)のザックは40L。 
2021年10月22日 06:16撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 6:16
同じ時刻にダムをスタートしたKさんと一緒に行くことになりました。彼(後方)のザックは75L! 私とCさん(前方)のザックは40L。 
7:35 新越沢出合。ダム下からここまで約2時間。
遭難した後輩の靴が発見された場所でした。(合掌)
2021年10月22日 07:35撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 7:35
7:35 新越沢出合。ダム下からここまで約2時間。
遭難した後輩の靴が発見された場所でした。(合掌)
7:51 私たち3人より20分遅れでロッジくろよんをスタートしたYさんが追いつき4人となりました。 沢の水はどこでも汲めるので、350mLのフラスクを1本だけで十分でした。
2021年10月22日 07:51撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 7:51
7:51 私たち3人より20分遅れでロッジくろよんをスタートしたYさんが追いつき4人となりました。 沢の水はどこでも汲めるので、350mLのフラスクを1本だけで十分でした。
「下ノ廊下」というと、岩壁の壁を伝いながら歩くイメージがありますが、多くの場所が樹林帯の上り下りで、ポール(ストック)が使えます。
2021年10月22日 07:56撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 7:56
「下ノ廊下」というと、岩壁の壁を伝いながら歩くイメージがありますが、多くの場所が樹林帯の上り下りで、ポール(ストック)が使えます。
このような場所でも両手で壁側のワイヤーをつかむことはないので、ポールを右手に持ち替えて進めば、次の上りで直ぐにポールを使用することができます。
2021年10月22日 07:59撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 7:59
このような場所でも両手で壁側のワイヤーをつかむことはないので、ポールを右手に持ち替えて進めば、次の上りで直ぐにポールを使用することができます。
こんな感じです。
ポールの使用で膝や足の負担は軽減できます。
2021年10月22日 07:59撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 7:59
こんな感じです。
ポールの使用で膝や足の負担は軽減できます。
別山谷の梯子段まではポール使用のメリット有りです。
2021年10月22日 08:08撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:08
別山谷の梯子段まではポール使用のメリット有りです。
75LザックのKさんは30歳。(私の年齢の半分以下)
2021年10月22日 08:09撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:09
75LザックのKさんは30歳。(私の年齢の半分以下)
Yさん(40歳)のザックも75Lかな。
2人とも山慣れた歩き方で、同じペースで進むことができました。
2021年10月22日 08:11撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:11
Yさん(40歳)のザックも75Lかな。
2人とも山慣れた歩き方で、同じペースで進むことができました。
8:15 いよいよ別山谷の高巻き階段です。
2021年10月22日 08:15撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:15
8:15 いよいよ別山谷の高巻き階段です。
早い時間帯での通過だったので、すれ違い人待ちもなくスイスイ登れました。
2021年10月22日 08:17撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:17
早い時間帯での通過だったので、すれ違い人待ちもなくスイスイ登れました。
来た道を振り返ります。
2021年10月22日 08:17撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:17
来た道を振り返ります。
雨が降っていたら、滑りそうな階段の下りです。
2021年10月22日 08:21撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:21
雨が降っていたら、滑りそうな階段の下りです。
別山谷の辺りは、こんな感じの廊下ですが、
2021年10月22日 08:25撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:25
別山谷の辺りは、こんな感じの廊下ですが、
一か所、お助けロープが垂れている個所があり、(ちょっとだけ)上るのに苦労します。
2021年10月22日 08:26撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:26
一か所、お助けロープが垂れている個所があり、(ちょっとだけ)上るのに苦労します。
お助けロープの上部です。足場にボルトが打ってあるので、ロープを使わなくても登れます。
2021年10月22日 08:27撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:27
お助けロープの上部です。足場にボルトが打ってあるので、ロープを使わなくても登れます。
上から見ると、こんな感じです。
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上から見ると、こんな感じです。
8:35 白竜峡の入り口。
2021年10月22日 08:35撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:35
8:35 白竜峡の入り口。
振り向き仰ぎ見ると・・
2021年10月22日 08:36撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:36
振り向き仰ぎ見ると・・
立山の白い峰に快晴の空! 本当に天気が崩れるのか?・・・
谷間は電波が入らないので、阿曽原小屋まで気象状況の確認ができません。
2021年10月22日 08:36撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:36
立山の白い峰に快晴の空! 本当に天気が崩れるのか?・・・
谷間は電波が入らないので、阿曽原小屋まで気象状況の確認ができません。
廊下にはしっかりしたワイヤーが張ってあり、気をつけて歩けば落ちることはないでしょう。
2021年10月22日 08:39撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:39
廊下にはしっかりしたワイヤーが張ってあり、気をつけて歩けば落ちることはないでしょう。
怖いのは躓きと振り向いたときのザックの引っ掛かりです。
2021年10月22日 08:40撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:40
怖いのは躓きと振り向いたときのザックの引っ掛かりです。
足元注意ばかりに気を配っていると、頭を岩にヒットします!
(私は4回ガツーンとぶち当てました。)
2021年10月22日 08:40撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:40
足元注意ばかりに気を配っていると、頭を岩にヒットします!
(私は4回ガツーンとぶち当てました。)
あまりの絶景に、時々振り返ってはボーッとするのも下の廊下の醍醐味かもしれません。
2021年10月22日 08:48撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:48
あまりの絶景に、時々振り返ってはボーッとするのも下の廊下の醍醐味かもしれません。
それにしても、よくこんな岩を削って道を作ったものです!
情熱と執念?・・只々、先人の努力に脱帽です。
2021年10月22日 08:55撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 8:55
それにしても、よくこんな岩を削って道を作ったものです!
情熱と執念?・・只々、先人の努力に脱帽です。
少しだけ水をかぶりましたが、大したことはありません。
2021年10月22日 09:42撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 9:42
少しだけ水をかぶりましたが、大したことはありません。
十字峡の少し手前。
2021年10月22日 09:50撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 9:50
十字峡の少し手前。
9:53「十字峡」 この先で登山家でカメラマンの中島健郎さん(ピオレドール賞)と石井邦彦さんに出会いました!(グレートヒマラヤトレイルの2人) 11月にNHKBSで放送予定の「剱沢の紅葉」を撮影に行くところでした。言葉を交わしましたが、あまりに突然の出合いだったので、4人のうち誰も写真を撮らなかったのが残念です。
※ピオレドール賞(仏語:Piolet d'Or)は、優秀な登山家に贈られる国際的な賞。登山界の「アカデミー賞」とも言われる。
2021年10月22日 09:53撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 9:53
9:53「十字峡」 この先で登山家でカメラマンの中島健郎さん(ピオレドール賞)と石井邦彦さんに出会いました!(グレートヒマラヤトレイルの2人) 11月にNHKBSで放送予定の「剱沢の紅葉」を撮影に行くところでした。言葉を交わしましたが、あまりに突然の出合いだったので、4人のうち誰も写真を撮らなかったのが残念です。
※ピオレドール賞(仏語:Piolet d'Or)は、優秀な登山家に贈られる国際的な賞。登山界の「アカデミー賞」とも言われる。
十字峡の吊り橋は、絶好の写真ポイントですが、手を離して写真を撮るのは怖いですね! Yさんはスイスイ渡っていきます。
2021年10月22日 09:54撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 9:54
十字峡の吊り橋は、絶好の写真ポイントですが、手を離して写真を撮るのは怖いですね! Yさんはスイスイ渡っていきます。
中島健郎さん、石井邦彦さんらに会った興奮をしゃべりながら歩いていたら、ヘルメットを岩にガツンとぶつけました!(こういうのが事故につながるんですね・・・反省。)
2021年10月22日 10:41撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 10:41
中島健郎さん、石井邦彦さんらに会った興奮をしゃべりながら歩いていたら、ヘルメットを岩にガツンとぶつけました!(こういうのが事故につながるんですね・・・反省。)
「半月峡」手前
2021年10月22日 10:55撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 10:55
「半月峡」手前
2021年10月22日 10:55撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 10:55
11:01「S字峡」この辺りが下ノ廊下の中間点かもしれません。
2021年10月22日 11:01撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 11:01
11:01「S字峡」この辺りが下ノ廊下の中間点かもしれません。
「S字峡」
2021年10月22日 11:01撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 11:01
「S字峡」
11:30に「東谷吊り橋」を渡り、仙人ダムに向かいます。
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11:30に「東谷吊り橋」を渡り、仙人ダムに向かいます。
仙人谷付近の工事現場跡には平地があります。ビバークができそうですが、いつ熊が出てもおかしくない場所です。
2021年10月22日 11:41撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 11:41
仙人谷付近の工事現場跡には平地があります。ビバークができそうですが、いつ熊が出てもおかしくない場所です。
11:51「仙人ダム」
2021年10月22日 11:51撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 11:51
11:51「仙人ダム」
2021年10月22日 11:51撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 11:51
仙人ダムの上からトロッコ列車の鉄橋を眺めます。この区間は純粋に工事専用の軌道なので一般人は利用できません。
(「ぶらタモリ」でタモリさんは乗っていましたが・・・)
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仙人ダムの上からトロッコ列車の鉄橋を眺めます。この区間は純粋に工事専用の軌道なので一般人は利用できません。
(「ぶらタモリ」でタモリさんは乗っていましたが・・・)
人見平の宿舎の先からトンネルに入り、トロッコ電車の軌道を横切ります。出口がここです!
2021年10月22日 12:02撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 12:02
人見平の宿舎の先からトンネルに入り、トロッコ電車の軌道を横切ります。出口がここです!
12:50 阿曽原温泉小屋に到着。本来ならば、ここでテント泊の予定でしたが、小屋で天気を訊ねると、「夜半には6mmの雨。明日も終日雨になりそう」とのこと。4人とも足に余裕があったので欅平の先、祖母谷温泉まで行くことにしました。
2021年10月22日 12:50撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 12:50
12:50 阿曽原温泉小屋に到着。本来ならば、ここでテント泊の予定でしたが、小屋で天気を訊ねると、「夜半には6mmの雨。明日も終日雨になりそう」とのこと。4人とも足に余裕があったので欅平の先、祖母谷温泉まで行くことにしました。
欅平駅にあった「戦前の阿曽原工事現場」の写真。
現在の阿曽原小屋はどの辺りになるのでしょうね?
2021年10月23日 09:14撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 9:14
欅平駅にあった「戦前の阿曽原工事現場」の写真。
現在の阿曽原小屋はどの辺りになるのでしょうね?
13:00の時点で、4張しかテントがありませんでしたが、翌日の阿曽原小屋のブログには「187人のテント利用者」と写真が載っていました。http://azohara.niikawa.com/news/2021/10/n20211023b.html
2021年10月22日 13:07撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 13:07
13:00の時点で、4張しかテントがありませんでしたが、翌日の阿曽原小屋のブログには「187人のテント利用者」と写真が載っていました。http://azohara.niikawa.com/news/2021/10/n20211023b.html
欅平まであと12km。 途中で雨に遭いそうですが、覚悟を決めて出発します。(ここでテン泊したら明日の朝後悔しそうです。)
2021年10月22日 13:07撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 13:07
欅平まであと12km。 途中で雨に遭いそうですが、覚悟を決めて出発します。(ここでテン泊したら明日の朝後悔しそうです。)
今年は10月22日になっても阿曽原まで紅葉は下りていませんでした。
※欅平への登山道入り口は、このテン場の突き当りにあります。
2021年10月22日 13:07撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 13:07
今年は10月22日になっても阿曽原まで紅葉は下りていませんでした。
※欅平への登山道入り口は、このテン場の突き当りにあります。
阿曽原小屋を出てからは、急な登りが続きます。「水平歩道」と呼ぶにふさわしい場所にでるまでに1時間ほどかかります。
※阿曽原から先はポール(ストック)が有効に使えます。
2021年10月22日 14:34撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 14:34
阿曽原小屋を出てからは、急な登りが続きます。「水平歩道」と呼ぶにふさわしい場所にでるまでに1時間ほどかかります。
※阿曽原から先はポール(ストック)が有効に使えます。
15:45「折尾大滝の先」
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15:45「折尾大滝の先」
「折尾谷」の堰堤をくぐります。ヘッドライトが必要です。
2021年10月22日 14:50撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 14:50
「折尾谷」の堰堤をくぐります。ヘッドライトが必要です。
水平歩道の核心部「大太鼓」に近づいてきました。
2021年10月22日 15:46撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 15:46
水平歩道の核心部「大太鼓」に近づいてきました。
地図上の「大太鼓」の位置は、阿曽原側に600m以上ずれて記載されています。(ヤマレコの地図も同じ)
2021年10月22日 15:50撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 15:50
地図上の「大太鼓」の位置は、阿曽原側に600m以上ずれて記載されています。(ヤマレコの地図も同じ)
こんな感じの場所です。
2021年10月22日 15:53撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 15:53
こんな感じの場所です。
Kさんは身長180cm。75Lのザックだとこんな感じにかがまなければなりません。
2021年10月22日 15:54撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 15:54
Kさんは身長180cm。75Lのザックだとこんな感じにかがまなければなりません。
16:00「志合谷」まで来ました。
☆吉村昭の小説「高熱隧道」の舞台となった場所です。1938年(S13)ここにあったコンクリート兼木造4階建ての宿舎が「泡雪崩」で1階を残して根こそぎ吹き飛ばされ84名が死亡。建物は対岸の山を飛び越えた600m向こうの谷で発見されるという大惨事でした。
2021年10月22日 16:00撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 16:00
16:00「志合谷」まで来ました。
☆吉村昭の小説「高熱隧道」の舞台となった場所です。1938年(S13)ここにあったコンクリート兼木造4階建ての宿舎が「泡雪崩」で1階を残して根こそぎ吹き飛ばされ84名が死亡。建物は対岸の山を飛び越えた600m向こうの谷で発見されるという大惨事でした。
下ノ廊下はどこも危険個所だらけですが、一番「怖かった」のは、この「志合谷のトンネル」でした!
2021年10月22日 16:06撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 16:06
下ノ廊下はどこも危険個所だらけですが、一番「怖かった」のは、この「志合谷のトンネル」でした!
暗さと予想以上の長さで不安になります。(独りだったら本当に怖い!)谷を迂回するように掘られたトンネルなので中がカーブしていて出口がみえません。 
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暗さと予想以上の長さで不安になります。(独りだったら本当に怖い!)谷を迂回するように掘られたトンネルなので中がカーブしていて出口がみえません。 
おまけに路面が水浸しで、所によっては踝くらいの水深があります。ゴアテックスのトレランシューズにゲイターをつけて、なんとかギリギリで水没を免れました。
2021年10月22日 16:11撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 16:11
おまけに路面が水浸しで、所によっては踝くらいの水深があります。ゴアテックスのトレランシューズにゲイターをつけて、なんとかギリギリで水没を免れました。
16:43 志合谷を過ぎた辺りから雨が降り出し、ザックカバーと雨具をつけました。
※欅平の最終便トロッコは16:46・・・もう間に合いません。
祖母谷温泉と名剣温泉の宿に電話をかけましたが、当日の宿泊は断られてしまいました。
2021年10月22日 16:43撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 16:43
16:43 志合谷を過ぎた辺りから雨が降り出し、ザックカバーと雨具をつけました。
※欅平の最終便トロッコは16:46・・・もう間に合いません。
祖母谷温泉と名剣温泉の宿に電話をかけましたが、当日の宿泊は断られてしまいました。
17:38「水平歩道終点」(日没は17:10)
暗くなってからの水平歩道の長いこと、長いこと・・・足元しか見えないのでペースはコースタイム以下になりました。
2021年10月22日 17:38撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 17:38
17:38「水平歩道終点」(日没は17:10)
暗くなってからの水平歩道の長いこと、長いこと・・・足元しか見えないのでペースはコースタイム以下になりました。
「水平歩道終点」から欅平までは激坂です! コースタイムで(下り)30分くらいですが、雨で木製の梯子が滑るので50分以上かかりました。
※欅平到着は18:23 駅は無人で周囲は真っ暗です。
雨が降っていたので、祖母谷温泉まで行くことはあきらめ、ステーションホテルに宿泊することにしました。(野宿とも言いますが・・・)
2021年10月22日 17:54撮影 by  SOG03, Sony
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10/22 17:54
「水平歩道終点」から欅平までは激坂です! コースタイムで(下り)30分くらいですが、雨で木製の梯子が滑るので50分以上かかりました。
※欅平到着は18:23 駅は無人で周囲は真っ暗です。
雨が降っていたので、祖母谷温泉まで行くことはあきらめ、ステーションホテルに宿泊することにしました。(野宿とも言いますが・・・)
これは、翌23日朝6:18の写真です。
雨で暖かく(気温9℃)シュラフにカバーを掛けただけで熟睡できました。ビールの自販機がないのがちょっと残念でした。
2021年10月23日 06:18撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 6:18
これは、翌23日朝6:18の写真です。
雨で暖かく(気温9℃)シュラフにカバーを掛けただけで熟睡できました。ビールの自販機がないのがちょっと残念でした。
昨晩は、この石碑の横の階段を下って駅まで来ました。
2021年10月23日 06:19撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 6:19
昨晩は、この石碑の横の階段を下って駅まで来ました。
夜中に雨音で目を覚ますことがありましたが、雨が吹き込むこともなく最高でした。(昨日、ここまで下ってきて本当に良かった!)
2021年10月23日 06:20撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 6:20
夜中に雨音で目を覚ますことがありましたが、雨が吹き込むこともなく最高でした。(昨日、ここまで下ってきて本当に良かった!)
欅平駅の真下に「猿飛温泉」があります。(今年は宿泊営業はしていない)営業開始は10:00でしたが、Yさんが湯のご主人と交渉してくれたおかげで、温泉に入れることになりました!
(Yさんの「山力」は凄い!)
2021年10月23日 07:52撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 7:52
欅平駅の真下に「猿飛温泉」があります。(今年は宿泊営業はしていない)営業開始は10:00でしたが、Yさんが湯のご主人と交渉してくれたおかげで、温泉に入れることになりました!
(Yさんの「山力」は凄い!)
阿曽原温泉の露天風呂には入りませんでしたが、こちらは早朝の「貸し切り露天風呂」です。これ以上の贅沢はありません!
2021年10月23日 07:58撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 7:58
阿曽原温泉の露天風呂には入りませんでしたが、こちらは早朝の「貸し切り露天風呂」です。これ以上の贅沢はありません!
欅平の始発は9:37。宇奈月まで片道1980円+リラックス車両530円=2510円(始発便に限りザック手回り品料金480円は無料です。)
2021年10月23日 09:19撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 9:19
欅平の始発は9:37。宇奈月まで片道1980円+リラックス車両530円=2510円(始発便に限りザック手回り品料金480円は無料です。)
欅平駅には吉村昭の直筆原稿が展示されていました。
2021年10月23日 08:59撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 8:59
欅平駅には吉村昭の直筆原稿が展示されていました。
2021年10月23日 09:00撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 9:00
リラックス車両(クローズド車両)は私たち4名で貸し切り。
露天風呂で温まった身体を冷やすことなく宇奈月に到着しました。10:55
2021年10月23日 09:33撮影 by  SOG03, Sony
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10/23 9:33
リラックス車両(クローズド車両)は私たち4名で貸し切り。
露天風呂で温まった身体を冷やすことなく宇奈月に到着しました。10:55
撮影機器:

感想

 高校時代に一緒に山に登っていた後輩が三十数年前にここで遭難死していたので、いつか行きたいと思っていた場所でした。最初は単独で行く予定でしたが、Cさんが同行してくれることになり、さらに歩いているうちにKさんとYさんが加わりました。
 当初、阿曽原温泉でテント泊の予定でしたが、小屋の情報で天候悪化が確実になったので、欅平まで歩き通すことになりました。4人とも足に余裕があったからできたことだと思います。
 ※欅平の終電(16:46)に間に合うためには、(荷物の重さにもよりますが)12:00前に阿曽原を発つ必要があります。今回は13:15に阿曽原を出ていますから、電車には間に合わないことは分かっていました。
 祖母谷温泉(欅平から1.5km)で(雨中)テン泊するつもりでしたが、ステーションホテル?という選択肢を見つけられたことも幸いでした。駅のベンチで寝るのは45年ぶりでしょうか?・・・ まるで高校生の時にもどったかのようなワクワク感のある楽しい「下ノ廊下」山行となりました。早朝の露天風呂も最高でした!
 一緒に歩き通してくれたCさん、Kさん、Yさん、本当にありがとうございます。
「下ノ廊下」で消えたN雄くんも、一緒に歩いてくれてたんじゃないかな・・・。合掌

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
下ノ廊下(黒部ダム〜阿曽原温泉〜欅平)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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