十国山 白骨温泉〜 ピストン


- GPS
- 06:06
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 987m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 6:03
・十国山山頂から十国峠小屋までの移動時GPSログを中断したまま移動してしまいました
5:20 自宅出発 1℃
6:40 白骨温泉登山口駐車場到着 0℃
6:54 登山口出発
7:04 スーパー林道方面道標到着
7:05 十国山方面分岐到着
9:19 十国峠小屋到着
9:23 十国山山頂手前到着
9:29 十国山山頂到着
9:47 十国山山頂出発
9:55 十国峠小屋到着
11:45 十国峠小屋出発
13:06 白骨温泉登山口駐車場到着
登り歩行時間
白骨温泉登山口〜十国山山頂手前 2時間29分 6:54〜9:23(小休憩含む)
下り歩行時間
十国峠小屋〜白骨温泉登山口 1時間21分 11:45〜13:06(小休憩含む)
平面距離 8.7km
沿面距離 9.1km
記録時間 06:06:18
最低高度 1,470m
最高高度 2,523m
累計高度(+) 1,016m
累計高度(-) 1,097m
平均速度 1.5km/h
最高速度 6.2km/h
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 旅館街手前に公共トイレ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
カメラ
ポール
|
---|
感想
飛騨の山友さんからお盆前に教えてもらった十石山。
レコはあまり多くなく、展望はとても良いようだが、登山口がわかるのかさえ不安。
恥ずかしながら、白骨温泉に一度も行ったことがないのだ。
急に寒くなって多くの山が冠雪して冬山になってしまった。
冠雪したらよく穂高連峰の雪景色を見に蝶ヶ岳に行っていたが、今回は積雪量が多そうなのと林道の工事が始まって通行時間が制限されているようなので注意が必要だ。
昨年はこの時期に弓折岳に行って、鏡平までは絶好の天気だったが、弓折岳ではガスに包まれて槍ヶ岳や西鎌尾根を望めなかったのでリベンジしたいところだが、やはり積雪の多さが問題だ。
山友さんから行ったことのない十石山にしましょうと連絡があり、自分もそこしかないと思っていたのですぐに承知した。
ただし、前日にカミさんと行った霧ケ峰、女神湖は風が冷たく湖畔の散策さえ途中でやめて建物に脱げ込む始末だったので、強風でないことを祈りつつアウター手袋やネックウォーマーなど防寒対策を念入りに行った。
白骨温泉は温泉街の手前に公衆トイレがあり、そこが集合場所だと連絡を受けていた。
地図ももらっていたので大丈夫だろうと思っていたが、カーナビにそれらしいポイントは見つけられず、国道158号線から白骨温泉への1本道を登って行った。
車を走らせていると、いかにもな建物が見えた。入口を左折して確かめようとしていたら山友さんが手招きしてくれた。
無事に合流出来たので用を済ませて、登山口まで後をついていく。登山口は国土地理院の地図で登山ルートとともに見ていたが、一人で来ていたらここを見つけられたかな?という気がした。
登山口前の駐車スペースには6、7台既に駐車されていて残りのスペースは少なかった。
マイナーな山だと思っていたのに先行車の多さに驚いた。
今日は山友さんと昨年春に乗鞍岳にご一緒したNさんの3名パーティー登山。夏に十石山に行かれていて案内してもらえるようだ。
登山口には小さなプレートがあって、矢印が右に向いている。正面にはやや下る真っ直ぐな道が見える。
自分は真っ直ぐ下るのだと勝手に思いながら車のロックを確認していたら、お二人は出発し右上に登って行った。
ここで慌てたためかGPSログの開始を忘れてしまった。
少し登って平になりスーパー林道方面道標が現れた所でGPSログをオンにした。
2人がなにやら白いものを撮影している。まさかギンリョウソウか?と思ったが、氷華がいくつもあった。
枯れた花の茎が地面から水分を吸い上げて、それが茎の表面に染み出し、冷たい外気に触れて凍ったものらしい。
笹の茎は生きているので水分が染み出ることがないため、笹には一切出来ていない。
枯れているように見えても活動しているんだね。
十石山方面分岐を左折すると急登になり、しばらくしたら登山道わきに積雪が現れた。予想より早い出現だ。
急登を過ぎると湯沢ノ平に出てしばらく平坦な笹原歩きとなる。
登りが始まると徐々に急になり、標高2000m位が特に急登となる。ここまで2人になんとかくらいついて来た感じだ。ここで小休憩。
その後も急登は続き、徐々に傾斜は緩くなるが尾根道をずっと登り続ける。ストックは笹の枝葉に引っ掛かりやすく、少し歩きにくい。
積雪が増えて一部に凍結もあったので、足の置く場所に気を遣うことなく歩けるように自分だけチェーンスパイクを装着した。
つぼ足でも問題なく登れるが、しっかり足を置かないとズルっとなる。
樹林帯を抜けると麓の視界が開けるので、きつくなる度に振り返って写真を撮る。
ハイマツが現れると稜線が近い雰囲気になり、トントンと何かをたたく音がして十石峠避難小屋が見えた。
小屋終いをしているのか作業をされている人が複数見える。
小屋のわきに進むと稜線に出て、一気に視界が開ける。
左手を少し登ると山頂のようだ。山友さんの姿が見えて手を振っている。
フカフカの細いトレースを通って山頂に到着。
西方向に乗鞍岳、北東方向に笠ヶ岳、東に槍ヶ岳から穂高連峰と霞沢岳。ここでは360度のパノラマを楽しむことが出来る。
南東から東側には中央アルプス、南アルプス、富士山も見える。
お腹が空いていたのですぐにあんぱんをほおばる。
ここが山頂だと思ってザックを下ろしていたが、山頂道標はほんの少し先にあった。
道標を撮ってからさらに西に進めないかとハイマツをかき分けて進もうとしたが、ハイマツの背が高く積もった雪が体に降りかかってくる。少し戻ってハイマツの上を越えられる所がないか探したが、どこの木も背が高くあきらめた。
夏ならハイマツをかき分けて少し西まで進めるようだ。
ここでの眺めを楽しんだので、見下ろしている避難小屋の北東まで移動。こちらもハイマツでさらに東に進むことは無理そうだ。
この時GPSログの中断解除を忘れていて、一部ログを取り損ねてしまった。
避難小屋前に北側に下るトレースがあった。これはトイレへのルートだそうだが、昨夜は強風で露天でのトイレは無理だったようだ。
ここは笠ヶ岳、穂高連峰、霞沢岳、焼岳に少し近づいて眺めが良い。こちら側は展望台と呼ばれているらしい。
風も穏やかで、無風になるとポカポカで少し暑いくらい。
昼食をとりながら空撮を行っていると、避難小屋で作業されている方たちは誰もいなくなってしまった。
こちらが下山を開始するころに到着される方や下山中の12時過ぎに登ってこられる方が複数あった。避難小屋に宿泊予定なのだろうか。
下山時は全員がチェーンスパイクを装着した。日当たりの良い場所の積雪はシャーベット状になり歩きにくいが、日陰は圧雪で気持ちよく歩ける。
樹林帯に入る前の日向ではシャーベットがさらに融けて水たまりのようになっている個所もあった。
ハイペースで下る山友さんについて行くため時々滑ってコケそうになるが、なんとか尻もちだけはつかずに、積雪の少ない場所まで下ることが出来た。
チェーンスパイクを外して下りを続けるが、縦に伸びた木の根が積雪以上に滑りやすく、さらに何度かコケそうになる。
十石山方面分岐を過ぎて平らになったので気が緩んだのか、登山道に落ちていた木の枝に左足の甲がひっかかり前につんのめってしまった。
尻もちをつかずに下山出来るかと思ったら、蝶ヶ岳についでまた前方にコケてしまった。今回は手のひらに泥が付いたくらいで済んだ。
教えてもらわなければまったく知らなかった十石山。焼岳くらいの標高差と距離で登れて絶景が楽しめる。
焼岳の人気にはとても驚くが、ここは人が少ないのも魅力。
多くが笹原歩きだが、夏の高山植物はどんなだろうか?
近所の山友を焼岳に誘うなら今度は十石山にしよう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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『下山中の12時過ぎに登ってこられる方が複数あった。避難小屋に宿泊予定なのだろうか。』のうちの親子連れの3人です。 前日の越百山に引き続いての登山だったのでスタートが遅くなった上に、亀ペースで歩きました。。。
ご心配、ご不信な印象だったかと思いますが無事に下山いたしました。
もう1組の2人組も後から登ってこられましたが、ほぼ同時くらいに下山されました。
避雷針の柱にシュリンゲとカラビナ2個がぶら下がっていて、なぜこんなところに?と思っていたのですが、写真を見て納得しました。屋根の補修作業か何かで確保に使って回収し忘れたんですね。
季節の変わり目のせいなのか静かな山歩きができていい山でしたね。
これからもご安全に楽しまれて下さい。
はじめまして。
私たちが到着時、ちょうど有志の方たちの屋根補修作業中で、前夜の強風の様子や朝のモルゲンロートが美しかった話をお聞きしました。
もっぱら地元の山々を日帰りでめぐっているため、避難小屋泊りもいいなぁと思っていたところに、ゆっくり目の出発で泊まられるのかなと思いました。
十石山は地元でもあまり知られておらず、最近教えてもらって知り、避難小屋の建設経緯や十石峠の歴史等を下山後に調べたりしています。
お嬢様のしっかりとした装備がカッコ良く、登り慣れている様子がわかりました。
地元に北アルプスを抱えながら50歳を過ぎるまで山歩きをして来なかったので、若くしてされている方をうらやましく思う次第です。
これからも親子登山を楽しまれてください。
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