2800mで断念 白銀の赤岳ピストン 八ヶ岳・美濃戸口から


- GPS
- 07:30
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,255m
- 下り
- 1,253m
コースタイム
6:10 美濃戸山荘
7:40 行者小屋 7:45
9:10 キレットとの分岐
9:30 足に故障発生 9:40
10:50 行者小屋 10:55
12:20 美濃戸山荘
13:05 美濃戸口
天候 | 午前 快晴 10時ぐらい曇り 午後から概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
バスは冬時刻になっています http://www.alpico.co.jp/suwabus/bus/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
各山荘に登山ポスト有り(自分は美濃戸口で記入) トイレも各山荘にあり。行者小屋は100円でした。 ▼登山道 行者小屋まではいわゆる八ヶ岳の低地の登山道です。 岩がゴロゴロしていてあまり歩きやすくはありません。 また、南沢は一部道がわかりづらいポイントがあります。 阿弥陀岳分岐の先、鉄の階段があるあたりから凍結があります。 上のほうは5cmほど積雪。アイゼン必須かと。 |
写真
感想
美濃戸口から南沢、文三郎経由で赤岳に登ってきました。
夏季ダイヤのバスが終わっているのはわかっていました。
高山締めだから、と自分に言い聞かせて茅野市から贅沢にもタクシーで登山口に。
5時ごろ到着。真っ暗ですが、既に車が上の駐車場に何台も向かっています。
気温は思ったよりは寒くありませんでした。
先週の西穂独標と同じ服装で特に寒くありません。
※服が意外と優秀なのかもしれませんが・・・
▼美濃戸〜行者小屋
40分ほど林道を歩くと美濃戸山荘あたりに着きます。
前後に似たペースの方がずっと一緒だったので早くはないと思います。
ここを過ぎると登山道になります。
今回、南沢を選択しました。
沢沿いを歩くようなルートになります。
序盤はわりと緩やかなのですが、途中からは八ヶ岳特有の大きな岩が
ゴロゴロとした道となります。
傾斜もそれなりで結構息を切らしながら登られている方が多かったです。
看板に道迷い注意ともありましたが、道に見える道じゃないポイントが
何箇所かあります。
ただ、テープによるマーカーはしっかりしています。
だいたい遠くを見るとテープが見えるので注意すれば問題はないかと。
沢沿いを歩き、やや視界が開けると横岳、そして赤岳が見えます。
まだ薄暗いのですが、山頂は白い点が・・・。
ん?冠雪してる?
数日前のレポートを見てもそんな様子はなかったのでびっくりしました。
そうこうしているうちに行者小屋につきます。
▼行者小屋〜赤岳の上のほう
行者小屋は今期の営業を終了しています。
小屋からは硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳が綺麗に見えました。
ここから各種ルートに分岐しますが、実はこの段階まで
硫黄岳とどっちに行くか迷っていました。
装備はしっかり冬装備をしてきたのと高山締めだから、と
言い聞かせ文三郎道から赤岳方面に。
果たしてこの選択は正解だったのか・・・。
ちなみに赤岳は初登山だったのですが、ここからの傾斜は厳しいですね。
ちょっと舐めてました。。。
階段ゾーンに差し掛かると急激に気温が下がってきました。
ここまでずっと日陰を歩いてきています。
精度の悪い気温計は2度でしたがどうでしょうね?
防寒軍手では役不足で厚手の手袋を装着します。
しばらく階段を登ると凍結ゾーンが現れます。
ツルツルしていて危なそうなので念のためここでアイゼンを装着します。
そこから登り進めていくと周りが雪景色に変わっていきました。
この方角の赤岳だけ日が当たらないため雪が溶けていないようです。
隣の阿弥陀岳や横岳とは雪の量が比較にならないです。
斜度もきつくなるなか登り進めていきます。
例によって山頂直下の鎖場ゾーンも雪に覆われてます。
ちなみに景色は最高です。
快晴の青空とふもとの雲海に加え、岩と雪のコントラストが素晴らしいです。
おお!と写真を撮りながら進むのですが、
足場となる岩が雪に埋もれている分、傾斜がきつい。
と、キレットと頂上の分岐を越えたあたりから太ももの付け根あたりに違和感が。
アイゼンなんて久しぶりだからな、と言い聞かせつつその後も鎖場をいくつか
越えたのですが、とうとう太ももの付け根ががつってしまいました。
後ろの方に道をゆずりつつなんとか復帰し、さらに鎖場を進んだのですが
斜面を登るたびにふくらはぎ、足の指がつるまさにフィーバー状態。
上を見ると竜頭峰が遠くない位置に見えているのですが、
雪と場所的にそうそう休むことも出来ず、
このあと急斜面があることは知っていたのでこれ以上登るのは
無理だと判断し、下山することにしました。
阿弥陀よりは高い位置なので2820mあたりでしょうか・・・。
無茶はするが無理はしないが信条なので。
▼下山
下山は下山で傾斜もあるし、雪もあるしで大変です。
なんとか傾斜がゆるいあたりに差し掛かると
下から登山者の方たちがぞくぞくと。
中にはアイゼン無しの方もそれなりにいたので
上は無しだと危ない旨はお伝えしました。
無事降りられているとよいのですが。
その後はたまに上りになるとつった箇所が痛むものの
下りでは問題なく下山できました。
▼総括
思いがけない雪山登山になってしまいましたが
土壇場で無理しない決断も出来たしよい経験になりました。
景色も素晴らしく、よかったのですが、
慣らしならもっと安全なところで雪山にトライしたいですね。。。
次回はとりあえず低山かな・・・。
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