西穂高岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 811m
- 下り
- 810m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
8月3日
「われを距離が短くて、景色が良くて、程々の疲労感・達成感が
味わえる山に連れて行きなさい。」
との、たっつぁんからの指令が下されたため急遽
西穂高岳に”楽々ロープウェイ登山”に行くことに。
ロープウェイの始発に合わせて朝6時前に豊田市を出発し、
7:50に新穂高ロープウェイ鍋平駅に到着。
有料駐車場に駐車する際、
「は〜い、登山客の車は手前の駐車スペースに止めてね〜」
受付けのおじちゃんに強制指示を受ける…
「…??一般観光客の車はどんどんロープウェイ駅近くの
駐車スペースに上がっているような…長時間駐車する登山客は
数百m下に止めさせられるんだね…」
まあ、たかが数百mくらいならしゃ〜ない
ボヤきながら登山準備を済ませ、晴天の鍋平駅から始発
ロープウェイに乗り込み、サクッと曇天の西穂高口駅到着。
…下界は晴天、天空は曇天っていつものパターン。
時折、晴れ間は出てくるが凄く怪しい天気…最悪でも雨は勘弁。
そんな不順な天候の中、たっつぁんは超元気。
久々の登山ってこともありメチャ張り切ってます。
清々しい空気の中で仕事のストレスを発散したいって気合が
漲ってます。
西穂高口から西穂山荘までの道のりを鬼神の如く登りまくり
30分程度で歩いてしまった。
「ゼェ、ゼェ…たっつぁん…ゼェ…すげぇよ…久々の登山で
ここまで歩けるなんて…」(俺)
二カ月間デスクワーク漬けのたっつぁんがここまで歩けて
ビックリ!ついていくのが精一杯。
でも、早く進むのは結構なのだが…な〜んか嫌〜な予感が…
毎度恒例の「たっつぁん電池切れ祭り」が開催される気が…
西穂までの岩場は毎年滑落事故が発生する危険地帯なんで
たっつぁんの動向を常に確認せねば…
「たっつぁん、スタミナ大丈夫?足の踏ん張り効いてる?
高山病とか大丈夫?」
「無問題!!」
「そ、それなら今回はハプニングも無く行けそうやね…安心、安心…(不安)」
そんな不安も取り越し苦労だったのか
西穂山荘→丸山→西穂独標といい感じのペースで登り切り
あとは西穂高岳!ってとこまで来て……ん??
ガスッた登山道に酔っ払いの様な千鳥足で岩にもたれ掛ったり、
立ち上がったりしてる人がいます…
たっつぁん?
体力に余裕があり過ぎて登山中に酔拳を披露してくれているの?
何?どうしたん?
近づこうとした俺の目の前で突然たっつぁんが
転倒→後ろでんぐり返し→半身飛騨側の急坂に落ちかける!
「うぉ〜〜〜!!大丈夫かぁ〜、たっつぁん!」
「ね…眠いのです…俺、眠たい…そして、疲れた…」
”フランダースの犬”のネロか…お前さんは…
そして俺はパトラッシュ?
ヤバい、ヤバい!岩登り中に上から爆睡フライング・ボディプレス
されて共倒れ滑落なんてことになって
一緒に天使に小脇を抱えられながら
天国になんて行きたくありません!嫌過ぎます!
十分な休憩をとった後、工程の危険度を説明。
撤退をネロ(たっつぁん)に打診したが、ペースを落とし
山頂で仮眠をとるという条件で再スタート。
ガグンとペースは落ちたが独標→西穂間を90分かけて
山頂到着。
たっつぁん愛用のジェットボイルで湯を沸かし
山頂カップ麺を食した後、曇天の西穂高岳山頂で暫し仮眠をとる。
俺は全然眠くないのでただボ〜っとしてるだけだが
たっつぁんは超爆睡…起こさなければ日没まで寝てるだろうな…
小一時間、仮眠を兼ねて天気の回復を待ったが相変わらず山頂は
曇天のまま…残念だがあとは温泉につかって、飯食って帰りましょう。
熟睡しているのか、天使と共に昇天してるのか
わからないくらいピクリともしないネロを無理やり起こし、
下山開始。
丸山までの岩場の下りが心配だったが仮眠をとったネロは
行きとは見違えるほど元気。
「写真撮って〜、写真撮って〜〜」
キャッ、キャッと危険な岩場の上でハシャいでる。
…次回は睡眠時間を申告させてから登山することにしよう…
復活したネロとパトラッシュは曇天の中をひたすら下山し、
無事夕方前に車のあるロープウェイ鍋平駅に帰還。
あとは駅から遠く離れた車まで車道を下るのみ…だったのだが
再びネロの様子がおかしい…ってか歩き方が気持ち悪い…
足の関節を曲げないで棒状のまま歩いてる…
そのまま両手を前に出して、ヨダレを垂らしたらゾンビと
間違われること確実。
ラスト数百mまで来て今度は肉体の限界がきたそうだ。
でも、いいです…もう滑落する場所もないので存分に路上ゾンビ
やっててください…俺はスタコラ車に向かいますので〜
「駐車場のオヤジのヤロ〜!!」
今度は朝は仕方ないと言っていた駐車場の遠さが体力の限界を越えた
時点で許せなくなり、怒ってらっしゃいます…
ヘロヘロのたっつぁんを癒せるのは温泉しかないってことで
平湯温泉「平湯の森」へ直行!
露天風呂も大きく、とても気持ちよく入浴できる日帰り温泉で
前回の焼岳登山に続き再び来場。
そしてまたしても風呂上がりにカツカレーを食し、ごちそう様〜
下山後のカツカレーは何であんなに美味いのだろう?
高速道路の渋滞も無く、たっつぁんを下して、
22時に豊田市の自宅に無事帰宅。
今日の格言
「睡眠とらざる者、山登るべからず」
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