栗沢山&アサヨ峰 (10月の雪を踏む静かなコース)

2021年10月30日(土) [日帰り]

• GPS: 07:37
• 距離: 8.2km
• 登り: 946m
• 下り: 956m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:11
• 休憩: 2:26
• 合計: 7:37

6:58 北沢峠
7:07 7:13 長衛小屋
8:48 9:09 栗沢山
10:00 11:02 アサヨ峰
11:56 12:35 栗沢山
13:21 13:33 仙水峠
13:56 14:02 仙水小屋
14:24 14:24 長衛小屋
14:34 14:34 北沢峠
14:35 ゴール地点

天候

快晴、微風

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

仙流荘の駐車場に4:00到着。
6:00の始発バスで北沢峠へ。
バス停は長蛇の列。

コース状況／危険箇所等

チェーンアイゼンを履いた場所
・アサヨ峰→栗沢山（下りのみ）
・栗沢山→仙水峠（下り坂）

その他周辺情報

高遠の「さくらの湯」
500円
ぬるぬる濃厚な泉質

写真

10/30 6:17

寒い屋外からズラッと並ぶ始発バスの大行列。やっと券売機のある屋内に入れた。2便目の車両に乗れた。

10/30 7:02

南アルプス林道を運行中、カモシカがいた。

10/30 6:57

北沢峠に到着。身支度をして林道を歩き出す。着るものに迷う。

10/30 7:07

登山道に入る。

10/30 7:08

清水が氷柱になっている。

10/30 7:46

序盤はほぼ雪を見ない。10月の後半、広範囲で降雪があったようだが、だいぶ溶けたようだ。
急坂はないが、ひたすら登りっぱなしの道。

10/30 8:20

さすがに雪が出てきた。北側など、方角と侵攻方向によって、雪を踏む道、踏まない道が交互にあらわれる。

10/30 8:54

栗沢山に登頂。
中央アルプスや北アルプスが見える好天だ。

10/30 8:52

甲斐駒ヶ岳が眼前に。
ここまでに出会ったハイカーさんは僅かで、山頂も独占だ。200人はいたように思われる仙流荘の行列は、そのほとんどが仙丈ケ岳か甲斐駒の最短ルート（双児山経由）に集約されたのだろうか。

10/30 8:54

甲斐駒ヶ岳は特に陽当たりが良いのか、その積もりにくい山容のためか、ほとんど雪は目立たない。

10/30 9:03

カールを湛える仙丈ケ岳の方は雪で白い。どんなコース状況なのだろうか。

10/30 9:04

『ヤマノススメNestSummit』（アニメ化第4期）放映決定！ということで。

10/30 9:07

次はアサヨ峰に向かいます。

10/30 9:08

中央の一番高いところがアサヨ峰。雪が付いていて白っぽい。

10/30 9:20

雪は多いところでこの程度。

10/30 9:27

トレースもあるので、登りはツボ足で通す。

10/30 9:30

山頂はまだ奥。

10/30 9:32

黒戸尾根は紅葉。

10/30 9:32

甲斐駒のむこうに八ヶ岳。

10/30 9:33

岩を頼りに登る登る。

10/30 9:42

中央アルプスだ。

10/30 9:43

鎖場。これはあって助かる。

10/30 9:53

アサヨ峰の山頂は近い。

10/30 9:57

吹き溜まりのいちばん積もっているところで、こんなもん。

10/30 10:03

アサヨ峰に登頂。

10/30 10:05

北岳。ひときわ白い。

10/30 10:04

鳳凰三山。やはりオベリスクはかっこいい。そして富士山も抜群な見え方してる。最高に安定した天気だ。

10/30 10:05

仙丈ヶ岳を見やる。

10/30 10:06

仙丈ケ岳のむこうには中央アルプス。

10/30 10:06

甲斐駒ヶ岳。

10/30 10:06

栗沢山を振り返る。遠くには乗鞍、穂高連峰などの北アルプス。

10/30 10:55

北西には雲が出てきているようだ。ちなみに明日は、こちら南アルプス北部はまた降雪する予報らしい。

10/30 10:07

広河原を見下ろす。

10/30 10:09

奥秩父。

10/30 10:55

中央アルプス。木曽御嶽。よく見ると遠くに白山まであるようだ。今日はとても澄んだ展望だ。

10/30 10:58

来る者も少ない静かな山頂で長く休憩した。そろそろ栗沢山へ引き返そう。

10/30 11:43

下りはチェーンアイゼンを念のための滑り止めとして装備した。甲斐駒を見ながら歩く。

10/30 12:10

アサヨ峰を振り返って。

10/30 12:08

栗沢山に帰ってきた。15:00のバスに乗る予定だから時間はまだある。事前の想定通り、仙水峠経由のルートで下山しようと話し合う。

10/30 12:09

しかし甲斐駒デカい。

10/30 13:00

ここを下りていくことになる。

10/30 12:33

栗沢山で栗、沢山たべました。・・・はい、先に進もう。

10/30 12:40

こんな感じの雪道を下りて、いっきに標高を落としていく。北面だから雪は多め。

10/30 13:04

なんか、グゴゴゲェェみたいな鳴き声がすると思えば。

10/30 13:05

ライチョウだ。
羽がはえかわり中。「グゲェェ。」

10/30 13:26

仙水峠に下り立った。

10/30 13:27

下りてきた道。

10/30 13:35

アラスカっぽい？ムードだ。
ゴロゴロした岩を渡りながら、北沢峠へと進む。

10/30 13:43

カラマツが黄葉していた。

10/30 13:49

雪はまだまだある。

10/30 13:56

仙水小屋。ひとけが無い。

10/30 13:57

南アルプスの天然水だけが音をたてていた。とても美味。

10/30 14:01

綺麗な沢に沿うように行く。

10/30 15:25

北沢峠に下山。装備を片付けるなどしているうちにバスが来た。

10/30 15:16

南アルプス林道を走るバスの車窓から。標高2000m強のあたりは、紅葉まっさかりのようだ。

10/30 17:36

マイカーで高遠の日帰り温泉にはいり、伊那インターの近くにある「日本料理あすなろ」で夕食。めあては本場のローメンだ。

10/30 17:49

スープ系ローメンの大盛。くせのないマトンの甘味に、徐々に酢、ウスターソース、ニンニク、一味唐辛子を加えていき、変化を楽しんだ。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX500 SONY

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

sprout

3ヵ月以上ぶりの登山らしい登山。というか運動だった。

10月にしては目立った積雪が各山域で観測されるなか、メンバー間で行き先を検討。
最終的に白羽の矢が立ったのが、南アルプスだった。
私自身は今年はもうアルプスを歩くこともあるまい、と信じていたため、いい意味で驚いた。が、そうと決まったら一気に乗り気に。
天気予報は上々だ。これはチャンスだと思う。
仙流荘の大混雑を知っている者としては、日帰りするならばメンバー全員が寝不足必至の早朝必着が必定だ。それでも楽しみでしかたない。

天気予報に裏切られることなどなく、約束された大展望を手に入れられた。
予想以上に雪解けは進んでおらず、意図せずして軽アイゼン登山もあじわえた。
遠回りでの下山が、ライチョウに出会う機会にもなった。
言うことのないハイキングになった。

しばらくの間、地味なコンセプトと世界観で、陽の当たらない登山をしてきた私にとって、久しぶりの光眩しい「表の登山」をしたようなきぶん。
やはりアルプスは気持ちいいものだ。