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Yamareco

記録ID: 3731352
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ハイキング
丹沢

蛭が岳山荘(パルのこと)

2021年11月11日(木) 〜 2021年11月12日(金)
 - 拍手
GPS
11:43
距離
19.8km
登り
2,024m
下り
2,096m

コースタイム

1日目
山行
5:36
休憩
0:32
合計
6:08
9:08
9:09
24
9:33
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15
9:48
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28
10:16
10:33
27
11:00
11:00
21
11:21
11:21
22
11:43
11:55
18
12:13
12:13
14
12:27
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13
12:40
12:40
11
12:51
12:52
13
13:05
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5
13:10
13:11
5
13:16
13:16
24
13:40
2日目
山行
4:24
休憩
0:19
合計
4:43
6:57
13
7:10
7:10
6
7:16
7:17
3
7:20
7:20
13
7:33
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10
7:43
7:43
10
7:53
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8
8:01
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25
8:26
8:26
2
8:28
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16
8:44
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16
9:00
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25
9:25
9:40
1
9:41
9:43
15
9:58
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5
10:03
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8
10:11
10:11
19
10:30
10:30
61
11:37
11:37
3
11:40
戸沢出合駐車場
天候 両日とも晴れ、風強し
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸沢出合の駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
危険個所なし
戸沢出合から塔ノ岳方面を見る。かって此処から花立迄ロープウエーが計画された。登山者としては計画が実現しなくて良かった。
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戸沢出合から塔ノ岳方面を見る。かって此処から花立迄ロープウエーが計画された。登山者としては計画が実現しなくて良かった。
行きは政次郎尾根を行く。
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行きは政次郎尾根を行く。
政次郎尾根の道はこんな感じ。
政次郎尾根の道はこんな感じ。
紅葉も見られた。
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紅葉も見られた。
表尾根に出た。
相模湾が光っている。
相模湾が光っている。
尾根道が崩壊し、写真左手に迂回路が設けられている。来た道を振り返って撮影。
尾根道が崩壊し、写真左手に迂回路が設けられている。来た道を振り返って撮影。
山頂に尊仏山荘が見える。
山頂に尊仏山荘が見える。
塔ノ岳山頂
尊仏山荘
今年初めて見た霜柱
今年初めて見た霜柱
塔ノ岳を下っていく。
塔ノ岳を下っていく。
振り返ると山頂に尊仏山荘
振り返ると山頂に尊仏山荘
みやま山荘
不動の峰の東側は崩壊し、登山道はその脇を通っている。
不動の峰の東側は崩壊し、登山道はその脇を通っている。
蛭が岳山頂
蛭が岳の三角点
反対側から見た三角点標識
2
反対側から見た三角点標識
蛭が岳山荘内部
夜明け、6時16分
20数年前の再建時、寄付した方々のお名前
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20数年前の再建時、寄付した方々のお名前
蛭が岳山荘(東から)
蛭が岳山荘(東から)
氷に模様が付いている。
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氷に模様が付いている。
今日の富士山は頭を隠している。
今日の富士山は頭を隠している。
花立山荘からの下り
花立山荘からの下り
帰りは天神尾根を行く。
帰りは天神尾根を行く。
天神尾根の道
天神尾根の出口(入口)
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天神尾根の出口(入口)
源次郎沢
パル(2006年)

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

「パルのこと」
蛭が岳山荘は20年以上前から単独行で時々訪れている。山小屋は建て替えたばかりであった。当時の管理人の一人がSさんで、パルはいつもSさんと一緒にいた雌犬である。黒っぽい毛並みの中型犬で目の上が白く、それが可愛いらしかった。Sさんの夕食選びは独特で、その日一番乗りした宿泊者が選ぶことになっていた。選ぶといってもカレーかおでんで、どちらも袋をお湯で温めて出来上がりだった。(今回の宿泊でも食事の内容は変わっていなかった)
パルはいつも自炊室の床に毛布を敷き、そこにいた。ただ元気な時は夜に小屋の外に出て鹿と追っかけっこをしていたが普段はおとなしい犬であった。それで宿泊者が御菓子などを与えたため、段々と体重が重くなった。ある冬の日にSさんと麓から登って来る時、お腹が積雪をこすり、もう動きたくないと言った。それでSさんは無理やり小屋まで引っ張って来たという話を聞いた。パルは利口な犬で宿泊者が鬼が岩を通過する頃、その気配を察知してSさんに伝えたという。ある日のお昼頃、鬼が岩の手前で、Sさんとパルに出会った。犬は登るのが苦手なのだがパルは岩も登る。Sさんは「今日は尊仏山荘泊まりだ」と言ってすれ違っていった。
パルの写真を撮って次の訪問時にSさんにプレゼントしたことがある。そしたらお礼に本人が彫った小さなお地蔵様を頂いた。それは今でも大切にとってある。それからも蛭が岳山荘には何回か通い、管理人さんも変わりパルもいなくなった。ある時、管理人さんに当時の話をすると、Sさんもパルも麓で元気ということだったが、その後亡くなった話を聞き、寂しい思いをした。小屋に泊り、夜に鹿の鳴き声を聞く時、パルのことを思い出す。
先日、新聞の「はじまりを歩く」で柴犬が取り上げられており、「こすず」という黒四ツ目の写真が載っていた。この犬種は山に慣れていて猟犬にも使われていたというが、これがパルにそっくりである。場所は高知県であったが記事を読むと、1980年頃同じ犬種のコロという犬が甲府の人に売られたとある。外見からだけだがパルに結びつくのではないだろうかと思っている。

「おまけ;蛭が岳の三角点」
奥野幸道著「丹沢今昔」(有隣堂2004年)によると、1975年奥野氏他で今西錦司先生を蛭が岳他に案内した。蛭が岳山頂で三角点を囲んで万歳三唱ということになったが、三角点が見当たらず「万歳」ではなく格下の「ヤッホー」で乾杯したとのこと。今回の山行はこの三角点を確認することも目的の一つであった。

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訪問者数:199人

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
丹沢主脈(塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜黍殻山)
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [2日]
丹沢南北縦断 大倉〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳〜姫次〜焼山〜焼山登山口
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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