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Yamareco

記録ID: 3747129
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

矢筈山(美作河井→知和) 〜山城跡で紅葉を堪能〜

2021年11月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:06
距離
4.7km
登り
482m
下り
549m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:02
休憩
1:05
合計
4:07
距離 4.7km 登り 482m 下り 549m
12:21
81
JR美作河井駅
13:42
14:37
82
15:59
16:09
19
16:28
JR和知駅
JR和知駅前に車を停めてJR因美線に乗り、一駅先のJR美作河井駅で下りて登山を始めました。
天候 曇/晴
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鳥取方面からだと、国道53号線を南下し、那岐でJR因美線に沿って県道295号線(西宇塚那岐停車場線)へ入り、物見峠を経て再び因美線と出会い県道6号線(津山智頭八東線)を下って知和駅に着きました。物見峠はほぼ林道で、対向車があるとすれ違うのも大変です。
知和駅前に車を置いて、美作河井駅まで一駅列車に乗り、河合登山口から登山を始めました。午前中は特に列車の便数が少ないので、予め時刻表をよくチェックしましょう。
コース状況/
危険箇所等
危険個所は特にありませんが、落ち葉が積もっていて道がわかりにくい所がありました。
知和駅は「登録鉄道文化財」に指定されている古い駅舎です。ここに車を停めて一駅列車に乗ります。
2021年11月14日 11:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 11:47
知和駅は「登録鉄道文化財」に指定されている古い駅舎です。ここに車を停めて一駅列車に乗ります。
朝7時21分の次がこの12時9分の列車です。列車といっても1両のワンマン車両なのですが。
2021年11月14日 12:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 12:09
朝7時21分の次がこの12時9分の列車です。列車といっても1両のワンマン車両なのですが。
一駅\190払って次の駅「美作河井」で下りました。
2021年11月14日 12:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 12:18
一駅\190払って次の駅「美作河井」で下りました。
「矢筈城跡」の大きな看板が立っています。
2021年11月14日 12:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 12:18
「矢筈城跡」の大きな看板が立っています。
今では使われていない転車台がありました。この横から登山道に入ります。
2021年11月14日 12:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 12:19
今では使われていない転車台がありました。この横から登山道に入ります。
若宮神社の祠で手を合わせて今日の無事を祈りました。
2021年11月14日 12:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 12:28
若宮神社の祠で手を合わせて今日の無事を祈りました。
支柱とロープで登山道がわかるようにしてあります。
2021年11月14日 12:29撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 12:29
支柱とロープで登山道がわかるようにしてあります。
縞模様と大きな結晶、結晶片岩のようです。
2021年11月14日 12:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 12:32
縞模様と大きな結晶、結晶片岩のようです。
標識が導いてくれます。
2021年11月14日 12:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 12:39
標識が導いてくれます。
杉林の中を縫って上ります。樹脂製の階段が設置されています。
2021年11月14日 12:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 12:41
杉林の中を縫って上ります。樹脂製の階段が設置されています。
スギヒラタケ
2021年11月14日 12:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 12:43
スギヒラタケ
イヌブナかな。
2021年11月14日 12:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 12:55
イヌブナかな。
ダンコウバイ?
2021年11月14日 13:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 13:00
ダンコウバイ?
ウリハダカエデがの赤がきれい。
2021年11月14日 13:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 13:09
ウリハダカエデがの赤がきれい。
黄色
2021年11月14日 13:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 13:13
黄色
オレンジ
2021年11月14日 13:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 13:13
オレンジ
平坦な場所に出ました。郭(くるわ)なんでしょう。
2021年11月14日 13:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 13:18
平坦な場所に出ました。郭(くるわ)なんでしょう。
加茂川上流、阿波方向
2021年11月14日 13:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 13:19
加茂川上流、阿波方向
土蔵郭から二ノ丸へ
2021年11月14日 13:29撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 13:29
土蔵郭から二ノ丸へ
2021年11月14日 13:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 13:32
ヤマモミジ
2021年11月14日 13:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 13:35
ヤマモミジ
西の尾根からの合流点です。
2021年11月14日 13:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 13:35
西の尾根からの合流点です。
2021年11月14日 13:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 13:36
2021年11月14日 13:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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もう一段上がったところが山頂です。
2021年11月14日 13:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 13:38
もう一段上がったところが山頂です。
山頂に到着、ちょっとした広場になっていて見晴らしはとても良いです。
2021年11月14日 13:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 13:40
山頂に到着、ちょっとした広場になっていて見晴らしはとても良いです。
4等三角点「矢筈山」
北緯 35°11′51″.9064
東経 134°06′15″.7425
標高(m) 756.33
2021年11月14日 13:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 13:43
4等三角点「矢筈山」
北緯 35°11′51″.9064
東経 134°06′15″.7425
標高(m) 756.33
遠くの山並み、右が広戸仙、中央左が滝山、左端に那岐山。
2021年11月14日 13:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 13:45
遠くの山並み、右が広戸仙、中央左が滝山、左端に那岐山。
お昼ご飯は、コンビニで買ったおむすびとミートボールです。
2021年11月14日 13:49撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 13:49
お昼ご飯は、コンビニで買ったおむすびとミートボールです。
《ドローン撮影》
南側上空から。紅葉が日に照らされてキレイ。
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《ドローン撮影》
南側上空から。紅葉が日に照らされてキレイ。
《ドローン撮影》
北側上空から。険しくて厳しい山の様子が見えます。
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《ドローン撮影》
北側上空から。険しくて厳しい山の様子が見えます。
《ドローン撮影》
南側で高度を下げてみました。
4
《ドローン撮影》
南側で高度を下げてみました。
《ドローン撮影》
山頂上空から北方向の谷、左のなだらかな山頂が大ヶ山。
2
《ドローン撮影》
山頂上空から北方向の谷、左のなだらかな山頂が大ヶ山。
2021年11月14日 14:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 14:40
千磐神社方向へ下ります。
2021年11月14日 14:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 14:41
千磐神社方向へ下ります。
平坦な郭が続きます。
2021年11月14日 14:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 14:43
平坦な郭が続きます。
下草のない尾根です。
2021年11月14日 14:54撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 14:54
下草のない尾根です。
北側斜面はヒノキ林、南斜面は広葉樹。
2021年11月14日 15:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 15:01
北側斜面はヒノキ林、南斜面は広葉樹。
ここはずいぶん大きな郭です、
2021年11月14日 15:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 15:06
ここはずいぶん大きな郭です、
赤と黄色
2021年11月14日 15:11撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 15:11
赤と黄色
「大岩」と書いた札がありましたが、それほど大きくは感じません。
2021年11月14日 15:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 15:24
「大岩」と書いた札がありましたが、それほど大きくは感じません。
クヌギかな?
2021年11月14日 15:33撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 15:33
クヌギかな?
5本指の1本だけ赤くなっている、不思議な紅葉。
2021年11月14日 15:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 15:35
5本指の1本だけ赤くなっている、不思議な紅葉。
ああ、幸せ。
2021年11月14日 15:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 15:43
ああ、幸せ。
モミの木かな。
2021年11月14日 15:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 15:45
モミの木かな。
間伐されてないので幹が細いです。
2021年11月14日 15:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 15:48
間伐されてないので幹が細いです。
林の向こうに列車が1両で走っています。
2021年11月14日 15:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 15:50
林の向こうに列車が1両で走っています。
この辺りは花崗岩のようですね。
2021年11月14日 15:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 15:56
この辺りは花崗岩のようですね。
千磐神社脇の登山口に下りてきました。
2021年11月14日 16:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 16:02
千磐神社脇の登山口に下りてきました。
千磐神社本殿の左奥に矢筈神社の祠があります。こちらにもお参りし、今日の無事をお礼しておきました。
2021年11月14日 16:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 16:05
千磐神社本殿の左奥に矢筈神社の祠があります。こちらにもお参りし、今日の無事をお礼しておきました。
水路のある旧街道です。
2021年11月14日 16:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 16:13
水路のある旧街道です。
マンホールには鶯(ウグイス)と鮎(アユ)と皐月(サツキ)が描かれています。
2021年11月14日 16:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/14 16:14
マンホールには鶯(ウグイス)と鮎(アユ)と皐月(サツキ)が描かれています。
和知駅へ戻ってきました。距離は短かったけど見どころが多く、しっかり歩いた気がします。
2021年11月14日 16:23撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
11/14 16:23
和知駅へ戻ってきました。距離は短かったけど見どころが多く、しっかり歩いた気がします。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ サポーティングタイツ ジャンパー ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子(キャップ) 登山靴 サブザック(19L) 昼食(おむすび+ミートボール) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー他) 飲料(お茶600mL) iPhone(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) サブバッテリー カメラ ドローン(MavicMini) 携帯電話 腕時計 ラジオ 手拭い ティシューペーパー

感想

 紅葉しているうちにまだ歩いたことのない中国山地の山を歩いてみようと、津山市(旧苫田郡加茂町)の矢筈山(やはずやま)へ行ってみた。
 矢筈山は鳥取県と岡山県の県境からほど近い山で、「岡山県の山(分県登山ガイド)」にも掲載されている。また、私の住む鳥取市からも距離的にはそんなに遠くない山なので、気にはなっていた。しかし、通常岡山方面へ移動するときに通る国道53号線(黒尾峠)や482号線(辰巳峠)とは違う谷筋にあるため、あまり馴染みがなかった。最短距離のルートで行くとなると物見峠を通ることになるのだが、この峠は舗装はされているもののほぼ林道で、何かしらの理由がなければ遠慮したい道だった。けれどもGoogle Mapで経路検索をすると「物見峠を通れ」とルートが示される。この峠を迂回すると距離がずいぶん長くなるらしい。仕方がないので、Google先生に導かれるまま智頭町那岐で国道53号線を下りて物見峠に突入した。案の定、私の前を走っていたPリウスがのろのろと峠道を走っていて道を譲らない。そのうち向かい側からも今流行りの3ナンバー車が来て、路肩に上手に車を寄せられずしばらく睨み合いこをし、少しずつ行ったり来たりしてやっとすれ違う様子を少し離れた路肩で眺める羽目になってしまった。 時間にかなり余裕をもって出かけていたので、12時9分知和(ちわ)駅発の普通列車には余裕で乗れたが若干ストレスは溜まった。
 この矢筈山には西の尾根と北の谷筋から南下していく二つのルートがあり、できれば上りと下りでその二つのルートを歩いてみたいと思った。二つの登山口の近くにはそれぞれJR因美線の駅があり、一駅列車に乗れば舗装道路歩きをしなくて済む。なかなか良い登山プランを考えたと思ったのだが、因美線の時刻表を調べてみると、上りも下りも朝7時頃が始発で、次の便は昼12時過ぎだった。朝が苦手な私は迷わず昼過ぎの山行計画を立てた。歩行距離はそれほど長くないので、昼過ぎに登り始めても夕方までには十分に下りてこられる。ただし、昼食の時刻が中途半端になりそうだったので、おむすびを買ってリュックに入れた。
 知和駅から乗り込んだ列車は1両編成のディーゼル車、運転士が一人だけのワンマン列車だった。扉はボタンを押して開ける方式、後方の扉から入り整理券を取り、運転士のいる前方で料金箱に料金を入れる、路線バスと同じ方式だった。いや、バスは自分でボタンを押してドアを開けたりしないか。けれど、一駅ではあったが、窓の外に映る沿線風景ののどかさと移り変わる山の風景がとても心癒されるものだった。そして列車を下りた美作河井(みまさかかわい)駅では、駅舎の中に入ることなくホームの端まで行き、そのまま線路を渡って駅舎と反対側に遺された転車台の脇を通り、谷筋の斜面沿いに付けられた登山道へ入って行った。

山行の様子は写真とそのコメント、そして動画を見てください。
ドローンで撮影した山頂付近の風景(3分25秒)




 もううかなり散っているかと思っていた紅葉がかなり見頃で、特に上空からドローンで撮影した南斜面の紅葉は予想もしていなかった美しさだった。山頂から西に伸びる尾根に何段も連なる山城跡の郭も古(いにしえ)の人の営みを思い起こさせるもので、短い山行にも拘らず満ち足りた気持ちになることができた。もしかしたらこの山はこの季節がベストシーズンだったのかもしれない。良い巡り合わせだった。

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