矢筈山(美作河井→知和) 〜山城跡で紅葉を堪能〜


- GPS
- 04:06
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 482m
- 下り
- 549m
コースタイム
天候 | 曇/晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
知和駅前に車を置いて、美作河井駅まで一駅列車に乗り、河合登山口から登山を始めました。午前中は特に列車の便数が少ないので、予め時刻表をよくチェックしましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特にありませんが、落ち葉が積もっていて道がわかりにくい所がありました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
サポーティングタイツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(19L)
昼食(おむすび+ミートボール)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶600mL)
iPhone(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
サブバッテリー
カメラ
ドローン(MavicMini)
携帯電話
腕時計
ラジオ
手拭い
ティシューペーパー
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感想
紅葉しているうちにまだ歩いたことのない中国山地の山を歩いてみようと、津山市(旧苫田郡加茂町)の矢筈山(やはずやま)へ行ってみた。
矢筈山は鳥取県と岡山県の県境からほど近い山で、「岡山県の山(分県登山ガイド)」にも掲載されている。また、私の住む鳥取市からも距離的にはそんなに遠くない山なので、気にはなっていた。しかし、通常岡山方面へ移動するときに通る国道53号線(黒尾峠)や482号線(辰巳峠)とは違う谷筋にあるため、あまり馴染みがなかった。最短距離のルートで行くとなると物見峠を通ることになるのだが、この峠は舗装はされているもののほぼ林道で、何かしらの理由がなければ遠慮したい道だった。けれどもGoogle Mapで経路検索をすると「物見峠を通れ」とルートが示される。この峠を迂回すると距離がずいぶん長くなるらしい。仕方がないので、Google先生に導かれるまま智頭町那岐で国道53号線を下りて物見峠に突入した。案の定、私の前を走っていたPリウスがのろのろと峠道を走っていて道を譲らない。そのうち向かい側からも今流行りの3ナンバー車が来て、路肩に上手に車を寄せられずしばらく睨み合いこをし、少しずつ行ったり来たりしてやっとすれ違う様子を少し離れた路肩で眺める羽目になってしまった。 時間にかなり余裕をもって出かけていたので、12時9分知和(ちわ)駅発の普通列車には余裕で乗れたが若干ストレスは溜まった。
この矢筈山には西の尾根と北の谷筋から南下していく二つのルートがあり、できれば上りと下りでその二つのルートを歩いてみたいと思った。二つの登山口の近くにはそれぞれJR因美線の駅があり、一駅列車に乗れば舗装道路歩きをしなくて済む。なかなか良い登山プランを考えたと思ったのだが、因美線の時刻表を調べてみると、上りも下りも朝7時頃が始発で、次の便は昼12時過ぎだった。朝が苦手な私は迷わず昼過ぎの山行計画を立てた。歩行距離はそれほど長くないので、昼過ぎに登り始めても夕方までには十分に下りてこられる。ただし、昼食の時刻が中途半端になりそうだったので、おむすびを買ってリュックに入れた。
知和駅から乗り込んだ列車は1両編成のディーゼル車、運転士が一人だけのワンマン列車だった。扉はボタンを押して開ける方式、後方の扉から入り整理券を取り、運転士のいる前方で料金箱に料金を入れる、路線バスと同じ方式だった。いや、バスは自分でボタンを押してドアを開けたりしないか。けれど、一駅ではあったが、窓の外に映る沿線風景ののどかさと移り変わる山の風景がとても心癒されるものだった。そして列車を下りた美作河井(みまさかかわい)駅では、駅舎の中に入ることなくホームの端まで行き、そのまま線路を渡って駅舎と反対側に遺された転車台の脇を通り、谷筋の斜面沿いに付けられた登山道へ入って行った。
山行の様子は写真とそのコメント、そして動画を見てください。
ドローンで撮影した山頂付近の風景(3分25秒)
もううかなり散っているかと思っていた紅葉がかなり見頃で、特に上空からドローンで撮影した南斜面の紅葉は予想もしていなかった美しさだった。山頂から西に伸びる尾根に何段も連なる山城跡の郭も古(いにしえ)の人の営みを思い起こさせるもので、短い山行にも拘らず満ち足りた気持ちになることができた。もしかしたらこの山はこの季節がベストシーズンだったのかもしれない。良い巡り合わせだった。
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