【水引作戦】水引入道〜屏風岳〜不忘山【丙31.1】

2021年11月20日(土) [日帰り]

• GPS: 04:58
• 距離: 13.4km
• 登り: 1,219m
• 下り: 1,228m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:35
• 合計: 5:15

10:25 白石スキー場駐車場
10:28 10:28 白石スキー場登山口
12:12 12:12 大日向
12:21 12:28 水引入道
13:02 13:02 水引入道コース分岐
13:10 13:14 屏風岳
13:20 13:20 水引入道コース分岐
13:38 13:47 南屏風岳
13:55 13:55 アイハギの峰
14:12 14:19 不忘山
14:25 14:30 不忘の碑・カエル岩
14:51 14:54 弘法清水
15:27 15:27 白石女子高校山小屋跡
15:38 15:38 白石スキー場登山口
15:40 白石スキー場駐車場

天候

登り始め稜線を覆っていた雲がだんだんと晴れて最後に快晴。天の恩寵に感謝。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

みやぎ蔵王白石スキー場

コース状況／危険箇所等

この周回コースは反時計回りに歩くが吉。
水引入道までは沢沿いの道のあと、急登。滑りやすい箇所あり。特に今の時期は雪が降り、氷がはっては融けを繰り返す時期なので、日が昇ると道はグッチョグチョになる。寒ければ寒いで凍結すると思われ、その場合もまた危ない。
稜線上も泥濘。
不忘山からの下りは崩壊気味の箇所もあるが、道が水引入道側よりも整備されているので、こちらを登りに使った方が安全。

その他周辺情報

不忘の湯が16：00までとのことだったので、小原温泉岩の湯（200円）

写真

11/20 10:23

今回は、蔵王白石スキー場から南蔵王を周回する。他に車は6，7台といったところ。スキー場はまだ営業していないので、完全に山行者だろう。

11/20 10:24

駐車場から見える青麻山が興味をそそられる。来年の候補に挙げておこう。

11/20 10:26

今回は、蔵王白石スキー場から南蔵王を周回する。

11/20 10:28

ゲレンデ内は立入禁止だが、登山道は通行可とのこと。もしかして、新潟・飯士山の通行禁止表示もそういう趣旨だったか？

11/20 10:41

ゲレンデから森の中に入る。完全に落葉して歩く人も無く静かなものだ。

11/20 10:53

音だけだった沢が近づいてきた。

11/20 10:55

沢コース入口。登山ブームで東京近郊の山には新しい標柱がバンバンできているが、地方では百名山でもないと厳しいか。

11/20 11:19

道が険しくなってきた。

11/20 11:24

おお、空が晴れた。

11/20 11:27

ゴンゲ沢ノ左？分県登山ガイドだと、「コガ沢」となっている。

11/20 11:27

雲が取れて沢にも日光が入るようになった。

11/20 11:32

お、何だか物凄い岩のピークが現れたぞ。あれが入道の正体か。

11/20 11:32

沢へともう一段降りていく。

11/20 11:34

落葉が淵に溢れている。

11/20 11:35

沢沿いを昇り降りしながら進む。

11/20 11:36

滑りやすい斜面を下ってからの、

11/20 11:36

結構な沢の渡渉。

11/20 11:37

何度か沢を渡るが、この箇所は対岸が濡れている。この時期、早朝は凍結して登るのが相当危険になると思われる。

11/20 11:39

沢が何段もの滝状になって流れ落ちている。このコースは紅葉はもちろん、青葉が繁る時期に来ても良さそうだ。

11/20 11:53

空が近づいてきた。稜線に出るまで最後の急登を耐え忍ぶ。

11/20 12:05

もう完全に快晴の青空。

11/20 12:11

大日向は名前の通り、大きな日向になる広場だ。

11/20 12:13

何だろう、何度見ても、どこで見ても、東北の稜線は美しい。

11/20 12:14

稜線に乗ったところで、2，3人の山行者と出会う。あとは緩やか〜に歩いていく。

11/20 12:19

水引入道到着。

11/20 12:20

水引入道から後烏帽子岳

11/20 12:20

屏風岳。あそこを訪れるのは東日本大震災直後に東北3県最高峰を巡った第一次三鎮作戦以来、10年ぶりとなる。

11/20 12:20

南屏風岳

11/20 12:20

白石市西側、七ヶ宿の中山間地

11/20 12:21

青麻山

11/20 12:29

穏やかな日だったので氷がバッキバキにはっているということは無かったが、日陰には霜がびっしりついていた。

11/20 12:32

水引入道との鞍部から屛風岳の稜線に上っていく。

11/20 12:36

メチャクチャ滑りやすそうな急斜面が続く。

11/20 12:38

途中に池塘があった。ということは、

11/20 12:39

周囲の登山道はグッチョグチョの泥濘。明け方辺りはカチコチなんだろうが、その時間帯は沢が凍結で危ないことになる。

11/20 13:00

雪が現れて季節が冬だということを改めて認識させる。

11/20 13:08

10年ぶりの屏風岳登頂。前回は夏、曇天強風の中を刈田峠から。今回は初冬の小春日和に下の方から。

11/20 13:09

屛風岳から後烏帽子岳

11/20 13:09

水引入道、馬ノ神岳の稜線と、その奥に青麻山

11/20 13:19

今度は南屛風岳へ。

11/20 13:23

日がよく当たるので、暫くは雪も泥濘も無い。

11/20 13:23

烏帽子岳方面の青空

11/20 13:26

蔵王本峰、お釜の周辺か。白いものが一面についている。

11/20 13:26

西側は山形県だと思っていたが、まだ宮城県七ヶ宿町だった。

11/20 13:36

南屏風岳。10年前はここまで来た。

11/20 13:37

南屛風岳から蔵王と屛風岳

11/20 13:37

遠目にはたおやかに見えるが、実際に歩いてみると棘のある東北の山々は私のお気に入り。10年前は最高峰登頂を優先して蔵王本峰には行っていないので来年あたりに。

11/20 13:40

山頂の東側はハイマツ帯になっており、展望を得るには、それをかき分けて行く必要がある。

11/20 13:46

最後に不忘山へ。

11/20 13:52

灌木帯を抜けた先で急に崖が現れて肝を冷やす。

11/20 13:54

アイハギの峰

11/20 13:55

道に鎖が付き始めた。

11/20 13:55

それもそのはず、道がやや崩壊気味なのだ。

11/20 13:58

ここで滑って転んだら、そのままロープの先の下の方まで滑落することは請け合いだ。

11/20 14:00

遠目で見た印象とは裏腹に、結構尖っている不忘山（の手前部分）。

11/20 14:05

B29墜落箇所

11/20 14:09

不忘山はちょっとした双耳峰のようだ。真ん中には立派な鳥居の祠がある。

11/20 14:11

最後の一峰、不忘山に到着。日没の2時間前といったところか。

11/20 14:11

不忘山から屛風岳の稜線。

11/20 14:12

屛風岳と水引入道の稜線、その奥に後烏帽子岳。

11/20 14:12

青麻山

11/20 14:12

七ヶ宿の山々

11/20 14:22

下山段階に入る。

11/20 14:24

不忘の碑。やや上を向いているので、下からは頗る読みにくい。読み取った文章は【感想】にて。

11/20 14:28

カエル岩

11/20 14:29

こちらのコースも所々ぬかるんでいる。これは慎重に下らないと。

11/20 14:34

しかし、水引入道コースよりは整備されている。これなら難無く歩けるだろう。

11/20 14:43

何故バツ印が岩についているのか不明。上の方にあったのが転がってきたのか？

11/20 14:44

ガレガレの道を一直線に下る。

11/20 14:49

おお、弘法清水。水場だ〜！

11/20 14:51

と喜んだのもつかの間。ただ水たまりがあるだけで、ぬか喜びしてしまった。

11/20 14:53

水は飲めなかったが、代わりに道が水浸しになっている。

11/20 15:05

道が平坦になってきた。下山も近いな。

11/20 15:13

雨が降るたびにガンガン道が削れるのだろうか。

11/20 15:16

気がつくと辺りの植生も、登り始めの頃と同じ感じになってきた。

11/20 15:25

白石女子高校山小屋跡。一つの高校が山小屋を持っているって凄いな。今の時代は難しいのかな。

11/20 15:27

戻ってきたスキー場ではリフトの稼働点検をしているようだった。冬支度が着々と進められている。

11/20 15:38

駐車場に帰還。今年最後の東北山行は天候にも恵まれ、充実した今年の東北山行の締めくくりに相応しい最高の山行となった。まことにありがたし。

11/20 16:24

帰りに小原渓谷内にある岩風呂で汗を流す。

11/20 18:21

福島駅に戻る。

11/20 18:37

帰りは「牛肉どまん中」（米沢駅弁）と「いい日旅立ち」（軽井沢ブルワリー）。

撮影機器：

PowerShot SX740 HS CANON

感想

narodniki

給料日の週。ようやくお金が入って、今後の見通しが立った。
だからといって、お金が入った先からザッパザッパと使うのは愚の骨頂である。
さはさりながら、今年は何度も何度も東北を訪れておきながら、宮城だけ訪れていないのが、どうも心残りだ。
東北ではもう雪が降ったり積もったりし始めている。ここで自重したら、いよいよ今年の宮城山行の機会は失われるであろう。
天気予報を見ても、この機会を逃すと暫くは天気がイマイチのようなので、ついに山行を決断。南蔵王を目的地として東北に向かった。

【不忘の碑】
1945年3月10日　太平洋戦争で日本に襲来したアメリカ空軍B29が
3機　この山中に墜落し　その乗組員34名全員が死亡しました　ひどい吹雪の
夜のことでありました　今この碑を建てて　戦争のため異境の山中に果てた
アメリカ空軍将兵の霊を慰め　あわせて人類永遠の平和を祈ります
わが父の家には住み家多し　ヨハネ伝第14章第2節
1961年9月　不忘会建立